ホーム > 市政情報 > 宇陀市議会 > 会議録(本会議) > 平成21年 > 平成21年12月定例会(第1日目)議事録

ここから本文です。

更新日:2012年2月22日

平成21年12月定例会(第1日目)議事録

本日の会議に付した事件

日程

内容

日程第1

会議録署名議員の指名

日程第2

会期の決定

日程第3

諸報告

諸般の報告

奈良県市議会議長会県外都市視察研修会の報告

第3回奈良県市議会議長会の報告

宇陀衛生一部事務組合議会の報告

東宇陀環境衛生組合議会の報告

宇陀広域消防組合議会の報告

奈良県後期高齢者医療広域連合議会の報告

桜井宇陀広域連合議会の報告

議員派遣の報告(福祉厚生常任委員会)

議員派遣の報告(産業建設常任委員会)

日程第4

委員長報告(議会運営委員会)
委員長報告(市立病院建設特別委員会)
委員長報告(総務文教委員会)
委員長報告(行政改革特別委員会)

日程第5

議案第92号

宇陀市行政組織条例の一部改正について

日程第6

議案第93号

宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正について

日程第7

議案第94号

宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について

日程第8

議案第95号

宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について

日程第9

議案第96号

宇陀市立学校設置条例の一部改正について

日程第10

議案第97号

宇陀市室生高齢者等ふれあい館設置及び管理に関する条例の一部改正について

日程第11

議案第98号

宇陀市営住宅条例等の一部を改正する条例の制定について

日程第12

議案第99号

平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)ついて

日程第13

議案第100号

平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について

日程第14

議案第101号

平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について

日程第15

議案第102号

平成21年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)について

日程第16

議案第103号

平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)について

日程第17

議案第104号

損害賠償の額を定め和解することについて

日程第18

議案第105号

損害賠償の額を定め和解することについて

日程第19

議案第106号

損害賠償の額を定め和解することについて

日程第20

議案第107号

損害賠償の額を定め和解することについて

日程第21

議案第108号

財産を取得することについて

日程第22

議案第109号

宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について

日程第23

議案第110号

宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について

日程第24

議案第111号

桜井宇陀広域連合規約の変更について

日程第25

議案第112号

公の施設の区域外設置及び利用に関する協議について

日程第26

選挙第1号

奥山組合議会議員の補欠選挙について

出席議員(18名)

議員番号

氏名

議員番号

氏名

1番

井谷 憲司

2番

上田 德

3番

山本 良治

4番

峠谷 安寛

6番

大澤 正昭

7番

井戸本 進

8番

中山 一夫

9番

多田 與四朗

10番

山本 繁博

11番

森下 裕次

12番

坂本 徹矢

13番

山本 新悟

14番

辻谷 禎夫

15番

髙橋 重明

16番

土井 英治

18番

泉岡 正昭

20番

玉岡 武

21番

小林 一三

欠席議員(1名)19番大西進

欠員(3名)5番、17番、22番

説明のため出席した者の職氏名

役職

氏名

役職

氏名

市長

前田 禎郎

副市長

森田 博

教育長

喜多 俊幸

総務部長

樋口 保行

総務部参事

菊岡 千秋

財務部長

中尾 辰彦

財務部参事

辻本 文昭

市民環境部長

石本 淳應

健康福祉部長

上田 順啓

農林商工部長

廣長 俊夫

都市整備部長

太田 政幸

土木部長

西田 茂

教育委員会事務局参事

吉村 泰和

水道局長

山下 勝史

市立病院事務局長

松村 光哲

市立病院事務局参事

竹内 均

保養センター美榛苑所長

臺所 直幸

会計管理者心得

尾崎 康二

介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長

大西 茂

財務部財政課長

井上 裕博

市民環境部保険年金課長

坂本 憲清

総務部人事課長

桝田 守弘

開会時間(午前10時03分)

開会あいさつ

議長(玉岡 武君)

おはようございます。
開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、平成21年第4回宇陀市議会定例会が招集されましたところ、議員並びに理事者各位には公私何かとご多忙のところ、ご出席を賜り、ここに開会の運びとなりましたことを心から厚くお礼を申し上げます。
本定例会に提出されました議案は、条例の一部改正、平成21年度補正予算等々、多くの重要案件が提出されております。
議員各位には慎重にご審議を賜りますとともに、会期中の本会議を初め、一般質問あるいは各委員会を通じまして、スムーズに進行できますよう、ご協力をよろしくお願いいたします。
また、理事者各位には、簡潔にできるだけわかりやすく説明及び答弁をくださいますようお願い申し上げ、開会のごあいさつとさせていただきます。

午前10時03分開会

議長(玉岡 武君)

それでは開会に先立ちまして、議員各位にご連絡を申し上げます。
本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により、市長ほか関係者の出席を求めました。
なお、議場内において、今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため、事務局及び関係職員並びに報道関係者による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承ください。
また、現在、うだチャン11において、この議会を放送しており、後日の一般質問も放送いたしますので、議会の進行上、休憩後の再開などの時間を厳守されますようよろしくお願いをいたします。
ただいまの出席議員は18名であります。
19番、大西進議員の欠席届を受理いたしております。
定足数に達しております。よって、平成21年第4回宇陀市議会定例会を開会いたします。
前田市長から招集のごあいさつがございます。
前田市長。

市長(前田 禎郎君)

おはようございます。
本日、平成21年第4回の宇陀市議会定例会が開会をされるに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員各位には、年末何かとご多用の中をご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
さて、このたびの総選挙によりまして、民主党が政権を担うことになりましてから、ちょうど9月16日、鳩山新内閣が発足をいたしまして、3カ月になろうとしておりますけれども、新政権では、地域主権の考え方のもとで公共事業から生活者優先の方向で議論をされておりますが、国と地方の役割分担を積極的に見直して地方への大幅な権限移譲、地方税財源の拡充、地方交付税の復元、増額を実現をされ、真の地方分権を確立されるとともに、国民のための経済対策を積極的に講じられますことを強く期待をしているところでございます。
さて、今議会にご提案を申し上げますご審議をお願いをいたします案件は、宇陀市行政組織条例の一部改正条例を初めとする条例案7件、平成21年度一般会計補正予算案を初めとする各会計補正予算案5件、人事案件5件、その他事件議決をお願いをするもの9件、合わせて26件について提案をし、ご審議をお願いするものであります。
それぞれの内容につきましては、後刻、副市長及び担当者から説明をさせていただきますので、よろしくご審議をいただきまして、ご議決、ご同意賜りますようお願いを申し上げ、開会に当たってのごあいさつといたします。よろしくお願いをいたします。

議長(玉岡 武君)

日程に入ります前に、広く一般公募しておりました宇陀市のマスコットキャラクター及びシンボルマークの愛称等が決定したようでございますので、前田市長よりご報告をいただきます。
前田市長。

市長(前田 禎郎君)

それでは、ご報告をいたします。
市キャラクター等選考委員会からの答申を受けまして、お手元にお届けをさせていただいております市のマスコットキャラクターと愛称、市のシンボルマークが決定をいたしましたので、ご報告をいたします。
選考委員会でマスコットキャラクター、シンボルマークのデザインを募集をいたしましたところ、全国から多数の応募をいただきました。マスコットキャラクターについては261点、シンボルマークについては161点の応募をいただき、選考委員会で1次選考された作品を市役所、地域事務所で展示して、来庁者の投票にてご意見をいただき、それを参考に委員会で2次審査で各5点に絞り、商標類似調査の上、最終選考により選ばれた最優秀作品を宇陀市のマスコットキャラクターとシンボルマークに決定をいたしました。このようでございます。
マスコットキャラクターにつきましては、愛称を募集し、407点の応募の中から「ウッピー」と名づけられました。マスコットキャラクターは、宇陀市の花、スズランの妖精で、頭には宇陀市の鳥、ウグイスを乗せ、市章の入った服を着ております。シンボルマークは、全国的に有名な室生寺をモチーフに、清流と緑豊かな自然環境に恵まれ、歴史文化遺産が多く残る宇陀市をブルーとグリーンでシンボライズをしています。また、キャラクターの愛称「ウッピー」は、宇陀市の「う」とハッピーとを合わせたものでございます。市では、PRやイメージアップを図るために、いろいろな印刷物やイベントなどで活用をしていきたいと考えております。市民の皆さんに広く活用していただきますように周知をしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(玉岡 武君)

それでは、これより日程に入ります。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(玉岡 武君)

日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、議長において6番大澤正昭議員、7番井戸本進議員を指名いたします。

日程第2 会期の決定について

議長(玉岡 武君)

日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会は、本日から12月21日までの14日間といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、会期は本日より12月21日までの14日間と決定いたしました。

日程第3 諸報告

議長(玉岡 武君)

日程第3、諸報告を行います。
初めに、去る10月15日から16日にかけて開催されました奈良県市議会議長会県外都市視察研修会並びに11月24日に開催されました第3回奈良県市議会議長会の報告を議会事務局長にさせます。
事務局長。

議会事務局長(山本 栄次君)

おはようございます。
それでは初めに、平成21年度奈良県市議会議長会県外都市視察研修についてご報告をさせていただきます。
去る10月15日から16日の2日間におきまして、奈良県市議会議長会の県外都市視察が開催され、宇陀市からは玉岡議長、多田副議長、私、山本の3名が参加いたしました。
今回の視察地につきましては、岡山県岡山市でございました。15日午前10時10分、新大阪駅に天理市、葛城市の欠席によりまして10市の議会の議長、副議長、事務局長ら32名が集合し、岡山市議会に向かいました。
岡山市議会では午後1時15分から研修が始まり、伏見副議長の歓迎のあいさつがあり、奈良県市議会議長会、中谷会長から訪問のあいさつの後、岡山市議会事務局から説明を受けました。
岡山市は岡山県の県庁所在地であり、平成17年3月22日に御津町、灘崎町を、また平成19年1月22日に建部町、瀬戸町を編入し、温暖な気候と多様な自然環境に恵まれる広島市に次ぐ中四国地方の第2の都市であります。平成21年4月に政令指定都市に移行をしました。
岡山市の面積は789.91平方キロメートルで、人口につきましては70万2512人、世帯数につきましては29万382世帯でございます。広域高速交通の結節点という地の利、恵まれた自然や住環境、福祉、医療、教育分野での蓄積などを生かしたまちづくりが進展し、水と緑が見せる心豊かな庭園都市、中四国をつなぐ総合福祉の拠点都市の実現に向けて、持続的・安定的発展を目指されています。
岡山市の平成21年度の一般会計予算は2282億円で、特別会計は15会計で2162億円、企業会計では病院事業、水道事業、工業用水事業、市場事業の4会計で343億円、総合計として4787億円の状況でございます。一般会計総額の2282億円のうち、市税は1086億円で、構成比として47.6%でございます。地方交付税は326億円で、構成比は14.3%の都市でございます。
岡山市の主な取り組みとしては、岡山市もったいない運動、環境家計簿活動の普及、推進による各家庭におけるCO2削減、岡山市環境パートナーシップ事業を通じた市民、事業者、行政の連携による地球温暖化防止対策等の環境保全活動の推進を行っております。
岡山市議会は、53名の議員定数により、議会運営委員会と常任委員会は総務、保健福祉、環境消防水道、経済、建設、市民文教の6常任委員会、そして4特別会計で構成されています。
また、議会放映は本庁舎、分庁舎へのモニター放映はもちろんのこと、平成13年2月定例会から、ケーブルテレビによる録画放送が当日午後6時から行われております。視聴のできない市民に対しては、本会議終了後のおおむね2週間後から録画ビデオの貸出サービスもされております。
研修の最後に質疑に入りまして、議員各位から活発な質問があり、議会事務局長、総務課長などからの答弁により理解され、当初の目的が達成されたことで、中谷会長から視察訪問のお礼あいさつにより、午後2時45分、視察研修を終えました。
当日は、香川県琴平町で宿泊し、各市議会正副議長と意見交換など懇談を行い、翌16日の午前9時に宿舎にて解散、午後5時30分、帰庁しました。
以上、大変簡単ですが、奈良県市議会議長会県外都市視察研修の報告とさせていただきます。
続きまして、去る11月24日午後2時から、橿原市の橿原ロイヤルホテルで平成21年度第3回奈良県市議会議長会が開催され、玉岡議長と多田副議長と私、山本の3名が出席をいたしましたので、その報告をいたします。
まず、開会に生駒市議会議長、中谷会長の招集あいさつの後、新正副議長の紹介といたしまして、葛城市議会の下村議長、吉村副議長の紹介があり、会議に入りました。
諸報告では、事務報告といたしまして、本年8月25日から11月23日までの市議会議長会の活動報告並びに会議出席報告があり、協議の結果、承認されました。
続いて、協議事項として、1点目は平成21年度奈良県市議会議長会会計決算見込みについて、2点目は平成22年度奈良県市議会議長会会計予算の見通しについてを審議し、審議の結果、すべて原案どおり可決されました。
本会の会議日程については以上のとおりでございますが、終わりに今期で退任する北山五條市議会議長のあいさつがあり、最後に中谷会長の閉会あいさつにより会議を終了し、午後2時38分、散会いたしました。
以上のとおり、平成21年度第3回奈良県市議会議長会の報告とさせていただきます。

議長(玉岡 武君)

次に、去る11月5日に宇陀衛生一部事務組合議会、11月12日に東宇陀環境衛生組合議会、11月13日に宇陀広域消防組合議会、11月24日に奈良県後期高齢者医療広域連合議会、11月27日に桜井宇陀広域連合議会がそれぞれ開催されておりますので、各議会の出席議員の代表から報告をお受けいたします。
まず初めに、宇陀衛生一部事務組合議会の報告をお受けいたします。
14番、辻谷禎夫議員。

14番(辻谷 禎夫君)

おはようございます。14番、辻谷禎夫でございます。宇陀衛生一部事務組合の報告をさせていただきます。ただいま議長の許可をいただきましたので、宇陀衛生一部事務組合議会の報告をさせていただきます。
去る11月5日午前10時より、平成21年度第2回宇陀衛生一部事務組合議会が宇陀市役所4階大会議室において開催されました。宇陀市からは、組合議員として峠谷議員、多田議員、髙橋議員、井戸本議員、泉岡議員、玉岡議員及び私、辻谷の7名が出席いたしました。
審議に入る前に管理者であります前田市長のあいさつを受け、続いて新議員4名の紹介の後、会議録署名議員の指名及び会期の決定がなされました。
また、議長不在のため、新議長等の選出について協議が行われ、協議の結果、新議長等の選出につきましては、来年の市議会議員選挙終了後に選出することとし、その間、地方自治法第106条の規定に基づき議長には副議長であります私が、副議長につきましては曽爾村の萩原議員がそれぞれ代行させていただくことに決定いたしました。
議案につきましては、議案第1号、平成20年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出決算の認定について、議案第2号、専決処分の承認を求めることについて、議案第3号、平成21年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出補正予算(第1号)についてでありまして、議案第1号、平成20年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出決算の認定につきましては、歳入総額が1億6245万671円、歳出総額が1億5654万9761円となっており、差し引き590万910円を平成21年度に繰り越すものとして理事者側からの報告並びに説明を受けました。
その後、監査委員であります髙橋議員の監査報告を受け、審議に移りました。各議員より質問等はなく、平成20年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出決算の認定については、原案どおり全会一致で承認されました。
次に、議案第2号、専決処分の承認を求めることにつきましては、宇陀衛生一部事務組合一般職の職員の給与に関する条例の一部改正で、理事者側より宇陀市に準じた改正内容である説明を受け、審議に移り、原案どおり全会一致で承認されました。
次に、議案第3号、平成21年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ920万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億4274万1000円とするものであります。
補正内容につきましては、抑制盤取りかえ工事に伴う組合費の減額分を補正するものとして理事者側から説明を受け、審議に移り、原案どおり全員一致で可決されました。
以上3議案の審議を行い、午前10時49分に閉会いたしました。
以上で、11月5日に開催されました宇陀衛生一部事務組合議会の報告とさせていただきます。
以上です。

議長(玉岡 武君)

次に、東宇陀環境衛生組合議会の報告をお受けいたします。
2番、上田德議員。

2番(上田 德君)

おはようございます。議席番号2番、上田德でございます。
去る11月12日午後2時より、平成21年第3回東宇陀環境衛生組合定例会が東宇陀グリーンセンターにおいて開催されました。宇陀市からは、組合議員として私と山本新悟議員、山本良治議員が出席を行いました。大西進議員につきましては、病気療養のため欠席でございました。
組合議会定例会につきましては、議員定数10名のうち8名出席で会議は成立し、その後、日程に基づき、会議録署名議員の指名、会期の決定を行い、岡田管理者のあいさつの後、議事に入りました。
冒頭、岡田管理者のあいさつの中で、本年4月1日より宇陀市榛原区の一部のごみの搬入処理を開始しましたが、現在のところ、特に大きな問題もなく順調に業務が遂行できており、処理区域の拡大により施設の稼働率も向上し、合理的な施設運営が図られてきたのではないかとのあいさつを受け、その後、議事に入りました。
今回、付議された案件は、認定第1号、平成20年度東宇陀環境衛生組合一般会計歳入歳出決算についての1件のみでございました。
平成20年度東宇陀環境衛生組合一般会計歳入歳出決算につきましては、歳入総額2億252万5233円、歳出総額1億9805万6415円の決算についてであります。事務局より決算内容の説明があり、その後、監査委員より監査報告を受けましたが、質疑はなく、その後、討論におきまして賛成討論として、決算書の中から施設に対しいろいろな面で努力がうかがえる。今後より一層の努力をいただき、施設の維持管理に努めていただきたいとの意見があり、原案どおり全会一致により承認され、午後2時32分、閉会をいたしました。
以上、平成21年第3回東宇陀環境衛生組合議会定例会の報告といたします。
以上でございます。

議長(玉岡 武君)

次に、宇陀広域消防組合議会の報告をお受けいたします。
7番、井戸本進議員。

7番(井戸本 進君)

7番、井戸本進でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、宇陀広域消防組合議会の報告をさせていただきます。
去る11月13日金曜日午後2時より、平成21年第2回宇陀広域消防組合議会定例会が消防本部庁舎2階研修室において開催されました。宇陀市からは、組合議員として玉岡議長、坂本議員、森下議員、中山議員、山本議員、大澤議員、泉岡議員と私の8名が出席いたしました。
議員定数12名で、宇陀市組合議員8名、曽爾村2議員、御杖村2議員の12名の全議員の出席により、議会は成立し、前田管理者のあいさつの後、今回より組合議員につかれた泉岡議員の紹介とあいさつが行われた後、日程に基づき、議席の指定、会議録署名議員の指名、会期の決定、会期は本日、議事終了までが行われました。
議案については、2件の提案がありました。
初めの議案は、平成20年度宇陀広域消防組合一般会計歳入歳出決算書の認定についてでありますが、このことにつきましては、歳入総額10億6431万9336円、歳出総額10億4649万7947円、実質収支額1562万1429円となり、事故繰越金で219万9960円を含めた1782万1389円が平成21年度への繰越額となるものです。
繰越額の内訳については、1、予備費、平成19年度からの繰越余剰分を含む864万4000円。2、人件費、休職者の給料、時間外、休日等の職員手当分572万円。3、その他の余剰額、物件費等125万7000円。4、事故繰越額220万円となっています。
この後、質疑に入り、一つは、休日勤務手当の支給額が多額であることによる説明と職員数との関係はどのようになっているのか。二つ目には、出動手当等特殊勤務手当について、法的根拠等ご教示願いたい。以上2件について質疑が行われました。
事務局よりの答弁につきましては、一つ目に対しましては、休日勤務手当については祝日法に定める国民の休日及び年末年始における休日に勤務を命じられた職員、隔日勤務者に対して支給される手当であり、職員が不足していることに伴う補充等からではなく、消防職員の場合、年間365日すべてにわたり勤務していることから、休日に勤務した場合、手当として支給しているものです。また、勤務時間については1週間40時間となるようサイクルを組んでおり、決して勤務時間がオーバーすることはないとのことでございました。
二つ目の質問につきましては、特殊勤務手当については条例、宇陀広域消防組合一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例に基づき支給されており、危険手当、夜間特殊勤務手当、出動手当、通信手当の5手当があります。平成20年3月4日の議会定例会において支給額等の改正を行った結果、職員1人当たり年間14万円から15万円の支給額が9万円程度に減額となったものですとのことでした。
次の議案は、平成21年度宇陀広域消防組合一般会計補正予算書第2号案についてでありますが、歳入歳出それぞれ1609万6000円の増額となったものです。
なお、歳入予算の詳細につきましては、前年度予算からの繰越余剰分が697万7000円。このことにつきましては、繰越額1782万1000円から当初予算計上分864万4000円、事故繰り越し220万1000円を除いた額になります。2、消防学校派遣職員人件費が861万9000円。3、消防手数料の減額が10万円。4、財団法人日本防火協会助成事業交付金が60万円となっています。
歳出予算の詳細につきましては、1、人事院勧告による減額分が1833万4000円。2、共済費負担金増額分が1020万1000円。このことにつきましては、予算編成後の負担率アップに伴う増額確定のためであります。3、休日勤務手当削減分が667万円。予備費増額分が3089万9000円。このことにつきましては、歳入増額分1609万6000円及び歳出減額分1480万3000円、歳出詳細1から3の差し引き額の合計3089万9000円を予備費として計上したものです。
補正予算第2号における節の内容につきましては、人件費関係として、人事異動に伴い、給料、職員手当等について、消防費から総務費への増減異動、休日勤務手当の減額、共済費の増額。物件費関係として、パソコン及びインターネットの環境の更新、NTT回線のうち1回線について、こまどりケーブルIP電話に変更したことに伴う増額。備品購入関係、デジタルカメラ、火災調査等に活用するため等であるとのことでした。
それぞれ審議の結果、すべて原案どおり認定、可決され、午後3時に閉会し、散会いたしました。
以上、11月13日に開催されました宇陀広域消防組合議会の報告とさせていただきます。

議長(玉岡 武君)

次に、奈良県後期高齢者医療広域連合議会の報告をお受けいたします。
15番、髙橋重明議員。

15番(髙橋 重明君)

おはようございます。議席番号15番、髙橋重明です。ただいま議長の許可を得ましたので、平成21年第2回奈良県後期高齢者医療広域連合議会の定例会の報告をさせていただきます。
去る11月24日午後2時から、奈良県後期高齢者医療広域連合議会第2回定例会が奈良県市町村会館で開催されました。本定例会の目的は、人事同意案件3件、承認案件9件、決算認定案件2件及び補正予算案件1件の計15件の審議でございました。
議案審議に先立ちまして開かれました全員協議会では、今回、執行側、議会側ともに人事の交代があり、協議、決定されました。執行側として、前副連合長として吉田大和高田市長及び福西上北山村長が就任し、議会側として、山本奈良市会議員を議長に選出し、辻本大和郡山市議、南天理市長、森下橿原市長、上田川西町長、今中上牧町長及び辻村黒滝村長が就任しました。
出席者は、執行側の上田広域連合長とそれから副連合長2名、議会側は、山本議長以下17名、欠員1名、欠席2名で事務局担当者が出席をいたしました。
本議会での審議すべき主な議案は、平成20年度の広域連合一般会計と特別会計の決算の認定でございます。平成20年4月から始まった最初の決算です。
一般会計の歳入決算額は18億5638万5000円、歳出決算額は18億3514万1000円となり、2124万4000円の黒字。特別会計の歳入決算額は1069億2701万4000円、歳出決算額は1037億4016万1000円となり、31億8685万3000円の黒字となりました。
特別会計において、各市町村が徴収した後期高齢者の保険料の収納率は98.42%となっています。
採決の結果は、人事同意案件3件、承認案件9件、補正予算案件1件については全員賛成で、一般会計及び特別会計の決算については、1名のみ質問と討論がありましたが、賛成多数で承認され、午後3時12分に全部の審議を終えました。
以上で、平成21年第2回奈良県後期高齢者医療広域連合定例会の報告を終わります。ありがとうございました。

議長(玉岡 武君)

次に、桜井宇陀広域連合議会の報告をお受けいたします。
1番、井谷憲司議員。

1番(井谷 憲司君)

おはようございます。1番、井谷憲司でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、桜井宇陀広域連合における議会活動報告をさせていただきます。
まず1件目は、桜井宇陀広域連合議会全員協議会の報告です。
会議は、去る平成21年11月20日、桜井市役所議会第1委員会室において、午後1時30分から開会され、宇陀市議会から泉岡議員、土井議員、山本繁博議員と私、井谷の4名が出席いたしました。大西議員は病気療養のため欠席されました。
札辻議長の招集あいさつの後、当日の案件であります桜井宇陀広域連合規約の一部変更についての概要について事務局から説明を受けました。
今回の規約変更の主な内容は、国と県からありました通知に対応する改正でありまして、1、広域行政圏計画策定要綱とふるさと市町村圏推進要綱が本年3月31日で廃止されたことによる桜井宇陀広域連合の処理事務の見直し。2、ふるさと市町村圏基金の取り扱いについての通知文書により、構成している2市2村や県と協議した結果により、広域連合や構成市村の事務事業に元金を取り崩して充てることが可能となったことから、基金元金財源の関係市村出資金総額と県補助金は原則として処分することができませんが、ただし書きを追加して、いつでも基金を取り崩せるよう整備しておくとのことでありました。
議員からは、ふるさと市町村圏基金の状況、県などとの調整状況、広域行政の今後のあり方などの質問がありましたが、事務局からの説明で了解いたしました。
なお、この規約変更は、構成2市2村の今回の12月定例会に統一して提案される予定とのことです。
当日の会議は午後2時25分に閉会いたしました。
次に、11月27日、御杖村開発センターにおいて、午前10時5分から平成21年桜井宇陀広域連合議会第2回定例会が開会され、宇陀市議会から、泉岡議員、土井議員、山本繁博議員と私、井谷の4名が出席いたしました。なお、大西議員は病気療養のため欠席でございました。
札辻議長の開会宣言、前田広域連合長の招集あいさつの後、会議に入り、議事日程により、新たに御杖村から選出された篠田議員の議席の指定、会議録署名議員の指名、会期の決定、広域連合長の提出議案の説明がありました。
当日、付議された議案は、平成20年度桜井宇陀広域連合各会計決算認定の3件で、監査委員の審査意見や関係資料をつけて認定に付され、採決の結果、3会計の決算は全員賛成で原案どおり認定されました。
なお、平成20年度予算により執行された各会計の決算につきましては、認第1号の一般会計決算は、歳入総額が1472万9143円、歳出総額が1335万8160円、差し引き額及び実質収支額ともに137万983円となりました。この会計の主な執行経費は、広域連合の事務局職員3人分の給与費、一般事務経費並びに障害者自立支援法に基づく障害認定区分認定審査会運営経費等であります。
認第2号のふるさと市町村圏基金特別会計決算は、歳入総額が3845万1870円、歳出総額が1183万3198円、差し引き額及び実質収支額ともに2661万8672円となり、当初計画に基づき、ふるさと市町村圏基金運用益を活用した観光、歴史文化、スポーツ活動などの地域振興のためのソフト事業費に執行されました。
また、認第3号の介護保険特別会計決算は、歳入総額が6584万7740円、歳出総額が5329万3745円、差し引き額及び実質収支額ともに1255万3995円となっており、この会計の主な執行経費は、広域連合の事務局職員3人分の給与費、市村からの派遣職員の給与費負担金並びに介護保険法に基づく介護認定審査会運営経費等であります。
定例会閉会に当たり、前田広域連合長は、審議に対するお礼に加え、宇陀市長の任期満了に伴い広域連合長も来年2月11日をもって退任されることとなり、これまでの議員各位のご支持、ご協力に対するお礼並びに今後の広域連合の発展など、熱い願いを込められたごあいさつを受けました。
当日、提出されたすべての議案の審議を終え、午前10時30分に散会いたしました。
なお、定例会に先立ち、午前9時25分から全員協議会が開催され、札辻議長の招集あいさつの後、定例会提出予定案件である平成20年度の桜井宇陀広域連合各会計歳入歳出決算及び事務事業概要などについて議案説明がありました。
議員からは、ふるさと事業会計決算における事業実績などの質問が出ましたが、事務局などからの答弁で了解し、午前10時3分に閉会いたしました。
以上、大変簡単ですが、平成21年桜井宇陀広域連合議会第2回定例会並びに関係する会議の報告とさせていただきます。

議長(玉岡 武君)

最後に、前期定例会でご承認いただきました議員派遣につきましては、福祉厚生常任委員会並びに産業建設常任委員会の2常任委員会合同で、去る9月30日から10月2日の3日間、群馬県の嬬恋村、前橋市、伊勢崎市、高崎市において、行政視察をしていただきました。
福祉厚生常任委員会では10月1日、群馬県前橋市の老年病研究所附属病院において、老年病の現状と対応並びに病院の運営について、同日の午後、伊勢崎市の介護老人保健施設アルボースにおいて、介護老人保健並びに福祉の現状について。産業建設常任委員会では9月30日、群馬県嬬恋村のJA嬬恋において、高原野菜に係る営農、流通について、10月2日には前橋市の市立前橋公園において、公園の管理運営について、10月3日には高崎市のJAはぐくみにおいて、地元産農産物の流通、販売について、それぞれ行政視察をしていただきましたので、ここで、福祉厚生常任委員長並びに産業建設常任委員長より報告をお受けいたします。
まず初めに、福祉厚生常任委員長より報告をお受けいたします。
福祉厚生常任委員長、山本良治議員。

3番(山本 良治君)

おはようございます。議席番号3番、福祉厚生常任委員長、山本良治でございます。議長の許可をいただきましたので、当委員会の行政視察についての報告をさせていただきます。
去る平成21年9月30日から平成21年10月2日にかけて、産業建設常任委員会と当委員会の合同による行政視察を行いました。
現在、宇陀市の高齢化率は29%を超え、高齢者福祉の充実が求められておるところでございます。当委員会は、これらの課題に関する施策を研究するために、民間の施設を中心に群馬県の医療施設及び老人福祉施設の視察を行いました。
まず、高齢者医療に伴う病院運営についてをテーマとして、10月1日午前10時より、群馬県前橋市にあります財団法人老年病研究所附属病院へ視察に伺いました。
まず最初に、高玉院長から病院の理念、病院の使命、医療の質に関する方針についての説明を受け、さらに副院長、事務局長より詳細な説明の後、質疑応答を行い、血管内治療設備やケア療養病棟などを見学いたしました。
この病院は前橋市30万都市の医療を担う病院として、昭和25年から、脳卒中など高齢者に多く見られる病気を中心に治療等を行い、年間250名の救急患者の受け入れを行っているということでございます。
また、当院は、脳神経外科を主とした250床を有した都市中央型中核医療病院として運営をいたしておるところでございます。現在では、脳神経外科の全国総合ランキング17位に位置づけられており、脳神経、血管内治療など、注目される病院となっておるところでございます。
その中でも、特に現在、当市にも求められている地域医療連携や急性期から回復期、療養から在宅医療までサポートできる体制づくりについて、どのような病院運営が適しているか、重点的に研修を行ったところでございます。
次に、老人福祉施設として、在宅介護支援施設についてをテーマとし、10月1日午後1時から、伊勢崎市にあります財団法人脳血管研究所、介護老人保健施設アルボースへ視察に入りました。
この施設においては、脳血管研究所の美原記念病院の併設施設として運営しており、脳血管疾病による患者の医療から介護までを一連の連携でサポートできる施設でありました。
まず、美原施設長より概要説明を受けて、事業面について事務室長より、介護事業について介護相談室長より詳細な説明を受けた後に質疑応答を行い、施設介護、通所介護施設を見学いたしました。
この施設は、医療施設との連携はもとより、患者と家族との信頼確立を忠実に目指しておるところでございます。特徴としては、介護福祉士、支援相談員など、全国の老人福祉施設の平均配置数より1名以上多く職員を配置し、在宅への復帰、在宅生活支援に力を入れ信頼確立をして、利用者へのアンケート調査の実施とか在宅復帰後の情報交換を密に行うなどを推奨しております。利用者やその家族に信頼され、的確な在宅ケア支援を行う施設でありました。
その後に、産業建設常任委員会と農林産業、公園に関する視察を行い、10月2日午後8時に宇陀市に帰ってきました。
当市としても、今後の高齢者福祉、医療は大変重要な課題であります。医療も介護も特色ある体制づくりが重要であることを認識したところであります。今後も当委員会で、この課題について積極的に協議をしていきたいと考えておるところでございます。
それではこれで、福祉厚生常任委員会の行政視察の報告を終わらせていただきます。

議長(玉岡 武君)

次に、産業建設常任委員長より報告をお受けいたします。
産業建設常任委員会、山本繁博委員長。

10番(山本 繁博君)

皆さん、おはようございます。産業建設常任委員長の山本繁博でございます。議長より許可をいただきましたので、当委員会の行政視察においての報告をさせていただきます。
去る平成21年9月30日から平成21年10月2日にかけて、福祉厚生常任委員会と当委員会の合同による行政視察を行いました。
今回は、現在の宇陀市の課題であります宇陀の特産物を主に考え、私事ですが、9月定例会でこの特産物に関する一般質問をさせていただきましたが、宇陀市の特産物をつくり、農林業のさらなる振興を図りたいという思いから、先進地であります群馬県に入り、研修を行いました。
まず、9月30日、テレビCMで高原キャベツで有名であります群馬県嬬恋村農協にて、高原野菜の生産、流通についてを課題に研修を行いました。
JA嬬恋村農協、丸山常務から概要説明を受け、営農課長より詳細な説明を受けた後、キャベツ栽培の現場、貯蔵施設、フレッシュセンターなど現地視察をさせていただきました。
嬬恋村農協は、地元の産物で振興を図るため、数年かけて当地の研究を重ね、雨が多く、毎朝、霧がおり、夏でも30度以上の気温にならない気候を生かし、地域の方々の協力と農協の連携をとり、キャベツだけで生計が成り立ち特産物として流通できるよう、確立していきました。現在、耕作面積は3000ヘクタールになり、流通に関して農協が全面的にバックアップを行い、また独自に価格補償制度を設け、特産物運営を安定させておりました。
次は、宇陀市にもたくさん点在する公立公園について、10月1日、前橋市立公園にて公園施設の運営についてを課題にして研修を行いました。
前橋市長のあいさつの後、公園課長から説明を受けた後、前橋公園内に存在する重要文化財、臨江閣、児童公園のルナパーク及び日本庭園の現地視察を行いました。
前橋市では、公園管理について、昭和46年にボランティア団体まちを緑にする会を発足し、市民の協力を得て350カ所ある公園の緑化普及の啓発活動を行っており、また地元自治会を中心とした公園愛護会を設立して、地元300公園の管理運営の清掃・除草活動を委託しておりました。市民に親しまれる公園運営を行っておりました。
最後に、10月2日、特産物に付加価値をつけて活用をしている群馬県はぐくみ農協の梅の生産、流通について、地域に応じた特産物の生産についてを課題に研修を行いました。
梅干しの貯蔵現場で農協経済部長より詳細なる説明を受けました。
梅干しの販売価格は安定せず、梅の加工工場の運営も大変ではあるが、さらなるはぐくみ梅干しの全国へのPR活動及び地元直売所との販売連携をとり、販売、流通の拡大、農家の育成など農業振興を進めていく計画でありました。
はぐくみ農協での視察の後、午後8時に宇陀市へ帰庁してまいりました。
この視察では、特産物の確立は大変な苦労と努力が必要に感じましたが、宇陀市においても特産物が確立すると、農林振興に明るい展望があることがはっきりとわかりました。また、公園の管理についても、市民参加の公園づくり、公園の緑化を促し、また公園の活発化を意味することを感じました。
今回の視察において、群馬経済連合会及び群馬経済連の奥木専務理事の全面協力により、有意義な視察が行えました。
最後になりましたが、当委員会として、宇陀市のPR活動の一環として宇陀市の概要パンフ、宇陀市の観光パンフ、農林業振興の資料、宇陀特産物のパンフ、宇陀市の地場産業のパンフ、宇陀市の公園のパンフ1000部を群馬県へ持参し、各農協、訪問した各施設に配布し、宇陀市のPRを依頼してまいりました。
当委員会では、この視察で得た知識を生かし、宇陀市の課題を今後もより一層協議してまいりたいとこのように思っているところでございます。
それではこれで、産業建設常任委員会の行政報告を終わらせていただきます。

議長(玉岡 武君)

以上で、諸報告を終わります。
休憩いたします。
再開は11時15分といたします。

午前11時05分休憩
午前11時15分再開

日程第4 委員長報告

議長(玉岡 武君)

これより休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第4、委員長報告を議題といたします。
閉会中の委員会開催につきましては、11月30日に議会運営委員会、9月29日及び11月20日に市立病院建設特別委員会、10月30日に総務文教常任委員会、11月17日に行政改革特別委員会が開催され、それぞれ所管事項について審査をいただいておりますので、各委員長から報告をお受けいたします。
なお、委員長報告に対する質疑は、すべての委員長報告終了後、受け付けます。
初めに、議会運営委員長の報告をお受けいたします。
6番、大澤正昭委員長。

6番(大澤 正昭君)

おはようございます。6番、大澤正昭でございます。議会運営委員会の報告をさせていただきます。
去る平成21年11月30日開催の議会運営委員会につきましては、平成21年第4回定例会の運営について、前田市長、森田副市長、喜多教育長、樋口総務部長、中尾財務部長の出席により、午後1時30分から市議会第1委員会室で開催をいたしました。
なお、このことにつきましては、事前に報告書及び資料等を配付させていただいておりますので、本定例会運営等に関する協議の結果につきまして、概要をまとめさせていただき報告をさせていただきます。
本定例会における市長提出予定案件につきましては、条例の制定、一部改正が7件、補正予算関係が5件、その他の議案では、損害賠償が4件、財産の取得が1件、指定管理者の指定が2件、桜井宇陀広域連合規約の変更が1件、公の施設に関する協議が1件、合計9件が本日提案され、人事案件の5件につきましては、最終日に提案をされます。
議案の取り扱いにつきまして、条例関係議案の7件のうち3件を本日提案、即決、4件を委員会付託といたします。
議案第92号、宇陀市行政組織条例の一部改正について、議案第96号、宇陀市立学校設置条例の一部改正について、議案第98号、宇陀市営住宅条例等の一部を改正する条例の制定についての3件は、本日提案、即決といたします。
議案第93号、宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正について、議案第94号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第95号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第97号、宇陀市室生高齢者等ふれあい館設置及び管理に関する条例の一部改正についての4件は、総務文教常任委員会に付託いたします。
なお、付託案件の審議日程は、本日は提案、質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て、本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
補正予算関係議案は、5件のうち2件を本日提案、即決とし、3件を委員会付託といたします。
議案第100号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、議案第102号、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)についての2件は、本日提案、即決といたします。
議案第99号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について、議案第101号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第103号、平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)についての3件は、予算審査特別委員会に付託をいたします。
なお、付託案件の審議日程は、本日は提案、質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て、本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
その他の議案につきましては、損害賠償が4件、財産の取得が1件、指定管理者の指定が2件、桜井宇陀広域連合規約の変更が1件、公の施設に関する協議が1件、合計9件のうち、7件を本日提案、即決とし、2件を委員会付託といたします。
議案第110号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について、議案第111号、桜井宇陀広域連合規約の変更についての2件は、総務文教常任委員会に付託をいたします。
議案第104号、議案第105号、議案第106号、議案第107号の損害賠償の額を定め和解することについての4件、議案第108号、財産を取得することについて、議案第109号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について、議案第112号、公の施設の区域外設置及び利用に関する協議についての7件は、本日提案、即決といたします。
なお、付託案件の審議日程は、本日は提案、質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て、本会議最終日に委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
人事案件の5件につきましては、全部を最終日提案、即決といたします。
次に、議会関係議案についてでございますが、選挙第1号、奥山組合議会議員の補欠選挙については、本日提案、即決といたします。
宇陀市選挙管理委員会委員選挙及び宇陀市選挙管理委員会補充員選挙につきましては、本会議最終日に提案、即決といたします。
意見書発議、議員から1件提出されており、本会議最終日に提案、即決といたします。なお、内容につきましては、事前に配付させていただきました資料のとおりですので、ご了解をいただきたいと思います。
各団体等から議長または議会あてに提出されました要望、陳情等は、事前に配付いたしました資料のとおりであります。
なお、意見書採択の要望につきましては、要望趣旨に賛同して提出者、賛成者となる方がおられましたら、最終日に発議として取り扱わせていただきますので、申し出ていただきますようお願いいたします。
議案以外の諸報告につきましては、諸般の報告として、閉会中の議会関係報告並びに閉会中の委員会開催報告を本日、行っていただきます。
その他全般につきましては、関係する議案はなるべく一括提案し、説明の後、個別に質疑、討論、採決を行いますが、議案の内容によっては、討論を省略し、採決を行います。なお、議案書の朗読は、議長の指名により議会事務局長が行います。
議案などの取り扱いにつきましては以上のとおりですが、今期定例会の会期は、先ほど議決をいただきましたとおり、本日から21日までの14日間とし、本会議は本日及び15日、17日、18日に開催をいたします。
なお、18日に終了しない場合は21日に本議会を開催いたしますが、それまでにすべての議事が議了した場合は、会議規則第7条の規定により、議了したその日に閉会をいたします。
会期中に開催を予定される委員会は、12月10日午前10時から総務文教常任委員会、12月14日午前10時から予算審査特別委員会、以上の委員会が開催される予定であります。
次に、一般質問についてでありますが、一般質問は、本会議2日目、15日及び3日目、17日を予定をいたしておりますが、発言通告数により日程を変更する場合がございますことをご承知おきください。
発言通告書の受け付けは、本日午後1時に締め切ります。
発言順は受け付け順とし、同種の質問につきましては、受け付け終了後、正副議長により調整をしていただきますので、通告書には質問内容を詳細にご記入ください。調整に当たりましては、該当議員に連絡する場合がございますので、ご承知おき願います。
議事進行上、理事者の答弁が重複する場合は、議長において答弁を割愛する場合がございますので、ご了承願います。
一般質問に関して報道機関から要請があった場合、発言議員名と発言要旨を事前公表いたしますので、ご了解をお願いいたします。
一般質問は、質問並びに答弁とも、わかりやすく簡潔に行われますようお願いをいたします。
一般質問の方法でありますが、質問数3問以内、質問時間30分以内、質問回数については制限なしに変更はございませんが、最初に行う一般質問台においての質問は、通告されました質問事項すべてを質問することとなりましたので、よろしくお願いいたします。
本定例会は、うだチャン11で本日と一般質問の生放送が行われますので、休憩などの際には時間の厳守をお願いをいたしたいと思います。
事後報告になりましたが、市長より12月4日に市長の記者会見で、今期定例会の提出予定案件の概要について報道発表を行うという旨の報告がありましたので、申し添えさせていただきます。
そのほかに、理事者から5件にわたり報告したいとの申し出がありました。
一つ目、マスコットキャラクター及びシンボルマークの愛称につきましては、先ほど市長から報告があったとおりでございます。
二つ目、井之谷特定土地区画整理事業(榛見が丘)について、三つ目、地域公共交通体系について、四つ目、第2次宇陀市行政改革大綱について、五つ目、合併検証報告について、以上、二つ目から五つ目の4件につきましては、定例会最終日が終了した後に全員協議会を開催いたし、報告を受けたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
なお、市長から選挙公営関係条例の制定及びそれに関連する補正予算案が提出されます。その議案書につきましては、本会議2日目に配付され、今期定例会の最終日に提案されますので、よろしくお願いをいたします。
以上、協議をし、午後4時19分に閉会をいたしました。
今期定例会には多くの重要案件が予定をされております。円滑な議会運営にご協力のお願いとあわせ、会議開始などの時間厳守をお願いをいたし、議会運営委員会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。

議長(玉岡 武君)

次に、市立病院建設特別委員長の報告をお受けいたします。
市立病院建設特別委員長、11番、森下裕次委員長。

11番(森下 裕次君)

おはようございます。市立病院建設特別委員会委員長、森下でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、市立病院建設特別委員会の委員長報告を行います。
当委員会は、9月定例会の後、2回の委員会を開催しています。まず、9月29日に開催した委員会について報告します。
去る9月29日午前10時より、市議会第1委員会室において、議長と10名の委員のうち8名の出席、2名の欠席のもと、説明員として市長、副市長、総務部長、総務部参事、財務部長、健康福祉部長、都市整備部長、市立病院事務局長、市立病院事務局参事、介護老人施設さんとぴあ榛原事務長及び関係職員の出席を求め、開会しました。
案件は、1、建設工事実施設計について、2、奈良県地域保健医療計画について、3、今後のスケジュールについて、4、その他の4件を協議しました。
まず案件1、建設工事実施設計については、病院建設準備室長から、宇陀市立病院建設事業実施計画、概要でございますが、それと完成時の模型により、設計についての最終的な報告が行われました。
説明内容は、土地利用計画図では、駐車場を最大限に確保し、歩行者と車両が極力交差しないような配置設計を行っていくこと。正面玄関にはひさしを設け、雨天、荒天に備えること。建てかえ工事と1期工事から3期工事について、限られた敷地での事業でさまざまな支障が予想されるが、来院者、患者、現場スタッフに負担のないように配慮すること。1期工事18カ月、2期工事12カ月、3期工事4カ月、全体工期として34カ月を細心の注意を払いながら行う計画をしていくこと。今後は入札執行、工事着工となるが、病院運営との同時進行であり、工事の進捗に合わせた医療機器の導入、情報システムなどのIT化にタイムリーな対応をしていくことなどの報告を受けました。
これに対しての主な質疑、意見でございますけれども、地域医療連携室の設置場所について、地域医療連携室の機能について、カンファレンスの実施場所についての質問がありました。
案件2、奈良県地域保健医療計画については、健康福祉部長から説明がありました。
内容は、奈良県では昨年5月に、県下における健康、医療、福祉の現場と課題を踏まえ、県民が安心して生活できる医療の実現に向け、奈良県地域医療対策協議会を設立し、取り組みを行ってきたこと。市立病院建設については、県の医療計画との整合性を図るために着工を待つようにとの県からの意向を受け、現在に至っていること。医療計画は8月末に一定の方針が出て、9月には、未公表ではあるが、内容がほぼまとまり、市立病院においては急性期医療を中心とした地域医療の拠点として、また、東和医療圏の一員として医大を中心とした連携を保ちながら、医師の派遣はもちろんのこと、15診療科、176床を持って奈良県東部の地域医療を担っていくことについて、県関係部署と共通項確認できたとのこと。6月末に、国の緊急経済対策として医療施設の耐震化整備事業の補助金が出ることがわかり、現在、補助金交付申請を行っており、間もなく交付金の決定があることなどの説明を受けました。
案件3、今後のスケジュールについてでございますけれども、病院建設準備室長から、6月に、国の経済対策関係の第1次補正予算の一環として医療施設耐震化臨時特例交付金が創設され、交付申請をし、国からも内示を得たこと。県との共通項確認を受け、10月中ごろに入札手続をすれば、来年1月には業者が決定し、着工後、約34カ月を経て平成24年9月ごろには完成するのではないかとの説明がありました。
これに対しての主な質疑でございますけれども、医療施設耐震化臨時特例交付金の総額と奈良県への割り当て金額は幾らか。市民から病院建設の進捗を聞かれるが、明確な説明ができない。これは、政権交代による来年度以降の予算への懸念や勤務医師の確保に対する不安がある一方、建設というハード面では着々と設計業務が進んでいるためで、どの議員にも不安があると思う。県との確認はどこまでできているのかといった質問。
医療行政を取り巻く情勢は非常に流動的で、今後のスケジュールは説明どおりでいいのか疑問があるが、複雑な施工条件であることから、早期の着工がよいといった意見。
医療計画において東和医療圏の一員、地域医療の拠点として重要な位置づけがなされると確認されたが、従前の診療科目についての医師確保は担保されたものなのか、自助努力を要するものなのかといった質問。
医師確保について、県との約束はできているのかといった質問。
県の健康局長に直接話をお聞きした際、医療計画は年内には完成したい。医療派遣は県内の医療需要の高い地域から配置したい。建設については勇み足のないようにお願いしたいと聞いてきた。重要な病院であるが、県は重要性をどこまで考慮してくれるのか。宇陀市で病院は建設しても、医師と患者は県は確保してくれない。都合のいいところだけ報告しても了解できない。病院の経営、運営は宇陀市の存続にかかわるといった意見。
将来的な医療環境の変化に病床の使用方法も対応できる計画と説明されたが、将来的な医療環境の変化とは、竣工と同時に変わるような部分ではないと確約していただきたいといった意見。
今回、工事で電子カルテの導入は見送る方針だが、将来的に設備の対応はできるのかといった意見。
市立病院医療圏の人口推移、年齢構成の変化や医師派遣などソフト面での不安要素は大きく、現在の財政状況下で病院建設を進めるべきなのか。社会環境を総合的に考慮した上での基本計画の変更はできないのかといった意見。
それに対しまして、病院建設の基本計画や176床のベッド数は既に議会の承認を得たもので、協議を積み重ねてきた。後戻りせず、市民にも明確な説明をしなければならないといった意見。
従来型の公立病院運営では、経営に行き詰まることは明らかで、全国で破綻の事例を多数聞く。新市立病院においても、運営、経営については従来どおりで、在宅看護のケアカンファレンスや地元医師会、診療所との共存と共栄を図るための病診連携が行われていないのではないかといった意見。
市が発注する工事契約は、1億5000万円以上については議会議決が必要ですけれども、病院建設は企業会計であることから、議会議決を必要としないと聞く。ルールであっても納得しがたいといった意見。
以上、多くの質疑、意見が出ましたが、理事者側の答弁、説明を聞き、午前11時54分に終了いたしました。
引き続き、11月20日に開催した委員会の報告をします。
去る11月20日午前10時より、市議会第1委員会室において、議長と10名の委員のうち9名の出席、1名の欠席のもと、説明員として市長並びに関係職員の出席を求め、開会しました。
案件としては、奈良県地域医療再生計画について、今後のスケジュールについて、その他について協議しました。
案件の一つ目です。奈良県地域医療再生計画については、健康福祉部長から計画の概要について説明を受けました。
それに対する質疑、意見は、病院運営に関する市民アンケートについての質問。計画の中での基金の設置についての質問。また、救急患者の適切な医療機関への搬送のための管制塔の設置についての質問。市立病院の建設後、安定運営を図れるような医師配置を確保できるのかといった質問。
資料の中で人口10万人当たりの医師数について、東和及び中和医療圏が全国平均を上回り、他の医療圏が下回っている状況で、医師の確保は担保されるのか。計画を分析し、県に対し、医師派遣について質問しているのかといった質問。
医師確保は、新病院建設後も継続される問題。まず新病院を建設し、その後、議論すべきであるといった意見。
市長が病院建設の意思を明確にしなければならないといった意見。
例えば、産科について、医師、助産師、看護師が確保できないため、当面は設置せず、分娩室は医師確保後、設置が可能な状態にするという課題が残されていますけれども、新病院建設のみに主眼を置くのではなく、地域再生医療計画から将来的な展望や視点を見出さなければならない。この計画の受け入れにより、市立病院の将来が担保されているのか。産科の医師派遣の道筋が見出せるのかといった意見も出ました。
そのほか、重要疾患の役割分担は。また、地域医療総合支援センターはいつ設立されるのか。新病院ができてもセンターが設立されず、医師の派遣ができないという事態は起こらないのかという質問。
総額65億円の病院建設費ですけれども、福祉医療だからよいという理由で無尽蔵に使うことは許されない。美榛苑と病院の経営不振は、たちまち市の赤字団体化へとつながる。償還計画に不備はないのか、病院運営は成り立つのかといった意見。
地域医療総合支援センターは、不確定な要素が多い。協定による縛りや公的負担などの説明はあったのか。地域医療を担うことへの貢献度は考慮されるのかといった質問。
以上のように質疑、意見が多数出ました。
案件2、今後のスケジュールについては、市立病院準備室長から、医療施設耐震化臨時特例交付金が決定し、工事着工の許可を得たので、早速、入札手続に入り、12月早々に入札公告を行う。請負業者が決定するまで約3カ月かかる予定で、年度内には工事請負契約の締結を行いたいとの説明がされました。入札方法は、総合評価一般競争入札を採用し、資本力、信用、実績、技術力と地域性も勘案した共同企業体(JV)方式での入札参加方式にしたいとの説明がありました。
案件に対する質疑ですけれども、過日の新聞で総合評価指名競争入札と報道されましたが、一般競争入札なのか。郵便入札、最低制限価格の公表、くじ引きによる落札業者の決定など、宇陀市の最近の入札例はどうなっているのかなどの質問がありました。
案件の3ですけれども、その他については、財務部長より、(仮称)宇陀市立病院応援債を発行しますについての説明がありました。
これについては、申込者が殺到した場合の措置について、利息の財源についてと、応援債のビラに工夫を凝らすようになどの質疑と意見がありました。
多くの質疑、意見が出ましたが、理事者側の答弁、説明を聞き、午後0時1分に終了しました。
また、12月4日には、市立病院建設室から総合評価一般競争入札の公告を同日付で行ったとの報告を受けております。
以上をもって、市立病院建設特別委員会の報告を終わらせていただきます。

議長(玉岡 武君)

次に、総務文教常任委員長の報告をお受けいたします。
総務文教常任委員長、2番、上田德委員長。

2番(上田 德君)

失礼します。
議席番号2番、総務文教常任委員会の上田德でございます。ただいま議長から許可をいただきましたので、10月30日に開催いたしました総務文教常任委員会の報告をいたします。
委員会は、午後2時30分から宇陀市役所4階第1委員会室において、全委員、玉岡議長、大澤副委員長、森下委員、坂本委員、山本新悟委員、辻谷委員と私の7名と、理事者からは前田市長、森田副市長、喜多教育長を初めとして関係所管職員の出席のもとに開催をいたしました。
事案につきましては、総務部の地域公共交通の整備について、二つ目にキャラクターの愛称募集について、3番目に災害時の対策について、そして教育委員会からは、室生保育所建てかえによる幼保一元化についての4事案について、所管箇所から取り組み状況を含め、進捗状況について調査を行いました。
私と前田市長のあいさつの後、最初に地域公共交通の整備について、担当の総務部企画課、増田課長から、地域公共交通活性化再生協議会において本年度に策定する市の公共交通体系の基本方針と連携計画案の説明がございました。内容につきましては、既に議員各位に資料の配付が行われておりますので、ご存じと拝察をいたしますが、簡単に連携の事業の計画を説明いたします。
前回の委員会において明らかになりました、宇陀市において新たな公共交通体系の組み立て検討をしており、公共交通対策会議を構成し、広く意見をいただきながら市民アンケート結果を組み入れ、最初に交通困難地である室生区で平成22年度から実車運行を行いとあり、9月中旬に室生区内の各自治会代表者との意見交換の場を持ち、市民のニーズにこたえるような運営を目指す観点で運行事業計画を見直し、事業者からのご意見を取り入れ、フルデマンドによる連携を計画する。しかし、要望の強い室生区を越えた榛原区内の市の公共施設や商業施設等への乗り入れについては、来年度中に乗り入れできる連携計画に拡充する旨の答弁を受けました。
自治会代表から要望の運行方法、料金の関係、便数の関係、予約の方法、障害者などへの対応の関係につきましては、要求内容の大筋を組み入れた計画となる見通しでありました。
最終の計画を地域公共交通活性化協議会で承認後、近畿運輸局へ計画の認定申請を提出し、22年2月中旬には利用者への説明会を各地域で実施される計画で、目標の4月から新交通システムによる地域公共交通の実証運行がされる予定でございます。
以上が主な内容であります。
その後、各委員からの質疑を行いました。
次に、同じく企画課、増田課長から、キャラクターの愛称募集について説明を受けました。
会議に先立ち、先ほど前田市長から、マスコットキャラクターの愛称について407件の応募があり、ウッピーと報告があったところでございますが、合併協議会の中にありました市のマスコットキャラクターとシンボルマークを制定するに当たり、選考までの経過と、キャラクターの募集で全国から、先ほどもございましたが、261点、シンボルマークにつきましては161点の応募があり、市民の皆さんからの意見を聞き、選考委員会で選考され、マスコットキャラクターの紹介とマスコットに愛称を11月1日から公募するに当たり、説明を受け、その質疑を行いました。
次に、総務部危機管理課、中上課長から、さきの10月8日襲来の18号台風被害を省みて、災害時の対策についてを事案とし、説明を受け、災害時に警報が発令された場合の配備体制についてと災害の被災情報等の収集と伝達について説明を受け、その後、質疑を行いました。
最後に、教育委員会、喜多教育長から、室生保育所、幼稚園の整備について、室生保育所の建物が築30年以上が経過しており、老朽化しており、そのため大規模改修が必要なことから、保育園児と幼稚園児の合同保育を実施して効率的な保育環境を実現するために保育所の建設をする。そのための近隣地を取得し、建築する計画の概要説明を受けました。
東学校教育課長から、財源の考え方、規模、幼稚園との連携方法等を中心に、幼保一元化について建設計画と今後の方針について説明を受け、質疑を行いました。
各事案での主な質疑内容は次のとおりでございます。
まず、1点目の地域公共交通の整備について、主な内容をご報告いたします。
まず、運行方法についてでございます。
室生区外の榛原区内の公共施設や商業施設等への経路設定に関すること。2番目に、デマンドバス運行の区域設定に対する運輸局奈良支局の認可基準の考え方に関すること。3番目に、奈良運輸支局への運行区域変更の許可手続に関すること。4番目に、宇陀市がデマンドバスの導入により、奈良市を通過する際の奈良市との協議の必要性に関すること。デマンドバスと有償バス、榛原大野線との乗り継ぎ等の運行上での利便性の向上に関すること。室生区外の榛原区内の公共施設や商業施設等への乗り入れのための経路の変更の時期に関すること。
次に、料金設定に関する質問につきましては、室生区外へ路線が延長できない場合は、利用料金の考え方を現行料金と遜色のない水準となるよう強い要望がございました。
調査時間を費やした経路の変更の時期について副市長から、1年を待っていただきましたら、榛原区を含めたフルデマンドを考えているので、この問題が解消すると考えられます。よって、1年間だけお待ちをいただけませんかと答弁があり、理事者から、1年を目途に路線を地域の利用者が望んでいる施設まで運行できるよう、運行計画の再構築を実施する答弁をいただき、提案内容をおおむね了解いたしました。
次に、キャラクターの愛称募集につきましては、選考したマスコットキャラクターの意匠はどのようなイメージを表現されているのか説明が求められ、先ほど市長のほうからも説明があったところでございますが、増田課長から、公募いただいた方のイメージを朗読され、宇陀市の花、スズランの妖精です。頭にはウグイスを乗せ、市章の入った服をまとい、宇陀市を全国に元気よくアピールしていますとご報告がございました。
次に、災害時の対策についての質問は、最初に災害対策本部の設置と被害状況の情報処理と報告体制に関すること。2番目に、被災状況と家屋及び市道、農地、山林への被害状況の報告処理体制に関すること。3番目に、被災者から救助連絡体制と救出体制のあり方に関すること。4番目に、災害時の緊急救出体制と仮復旧のための建設組合との連携・協働体制に関すること。災害時の対策については以上のようなことでございました。
最後に、室生保育所建てかえによる幼保一元化につきましては、基本計画図面による幼稚園と保育所の配置に関すること。2番目に、保育所の各使用用途の配置に関すること。3番目に、既存の大宇陀幼児園から学び得た改善点に関すること。4番目、既存の室生幼稚園は木材を基調に建設されているが、併設される保育所の建築素材やイメージ等、様式仕様に関すること。最後に、幼保一元化による入所条件や料金等のソフト面に関すること。以上であります。
以上で質疑内容の報告とさせていただきますが、類似質疑等、幾つかありましたが、内容を要約し、まとめさせていただき、以上でございます。
質疑内容につきましても、いずれの事案にも理事者側の答弁、説明により、各委員おおむねご了解をいただきましたとともに、一部は次回への課題として繰り延べいたしました。途中休憩を挟み、午後5時14分、散会をいたしました。
以上をもちまして、10月30日に開催をいたしました総務文教常任委員会の報告を終わります。ありがとうございました。

議長(玉岡 武君)

次に、行政改革特別委員長の報告をお受けいたします。
行政改革特別委員長、4番、峠谷安寛委員長。

4番(峠谷 安寛君)

失礼します。
議席番号4番、峠谷です。ただいま議長の許可をいただきましたので、閉会中に開催しました行政改革特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、去る11月17日午前10時から第1委員会室にて、議長並びに6名の委員の出席を得て、市長並びに関係理事者の出席を求め開会をいたしました。
私のあいさつの後、審議に入りました。
今回の委員会は、第1次行政改革の進捗状況についてと第2次行政改革大綱案について、担当部長、担当課長より資料に基づき説明を受けました。
委員からの主な質問や意見の内容については次のとおりです。
まず、第1次行政改革の進捗状況については、市有財産の売却について、その価格設定はどのように決定しているのか。職員削減に職員の人事配置及び職場環境、職員の事務分担の見直しについて。退職職員の再雇用による有利な人件費の削減について。職員削減により業務の委託などがふえ、委託料はふえているが、このことをどう考えているのか。市内イベント等による職員協力時の職員の待遇について、市民ボランティアと職員職務での均衡は図れないかなど、さまざまな質疑、意見がありました。
次に、第2次行政改革大綱案については、第2次大綱では10億円の効果額を目標にして計画をしているが、平成23年度以降、実質公債費比率が増加すると思うが、この10億円の計画で財政は大丈夫なのか。宇陀市の勧奨退職年齢が58歳とされているが、市の状況を考え、この年齢を検討することを考えているのか。企業誘致が進まない宇陀市にとって、企業としての美榛苑の存在は理解できるが、資金不足比率が高いこの企業の今後の運営をどのように考えているのか。現在のような経営状況の中、市税などの自主財源確保の強化など、どのような対応を考えているのか。行政改革の中で施設の統廃合が多くあるが、地域の振興、施設の有効利用などを考えた統廃合はできないのか。5年計画による下水道事業の拡大、縮小についてどう考えているのか。今後は合併浄化槽の推進のほうが有利ではないのか。
以上のような質疑、意見で慎重審議を行い、最後に、市は厳しい財政状況ではあるが、行政改革を執行しながら、市民ニーズに合った住みよいまちづくりの推進を市民との協働で行えるようしてほしいと意見をしまして、午後0時8分に閉会いたしました。
以上をもちまして、行政改革特別委員会の委員長報告とさせていただきます。ありがとうございました。

議長(玉岡 武君)

各委員長の報告は以上であります。
これより休憩をいたします。
再開は1時といたします。

午後0時02分休憩
午後1時00分再開

議長(玉岡 武君)

休憩前に引き続きまして、会議を開きます。
これより質疑に入ります。
初めに、議会運営委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようでございます。
質疑なしと認めます。
次に、市立病院建設特別委員長に対する質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようでございます。
質疑なしと認めます。
次に、総務文教常任委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようでございます。
質疑なしと認めます。
次に、行政改革特別委員長の報告に対する質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

質疑なしと認めます。
以上で委員長報告を終結いたします。

日程第5議案第92号から日程第11議案第98号

議長(玉岡 武君)

次に、日程に従いまして日程第5、議案第92号から日程第11、議案第98号の条例関係7議案を一括して議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。

議会事務局長(山本 栄次君)

失礼いたします。
それでは命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の1ページでございます。
議案第92号、宇陀市行政組織条例の一部改正について。
宇陀市行政組織条例(平成18年宇陀市条例第6号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
なお、改正条文の朗読は省略させていただきます。
次に、3ページでございます。
議案第93号、宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正について。
宇陀市代替バス事業に関する条例(平成18年宇陀市条例第244号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、6ページでございます。
議案第94号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について。
宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例(平成18年宇陀市条例第44号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、8ページでございます。
議案第95号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について。
宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、23ページでございます。
議案第96号、宇陀市立学校設置条例の一部改正について。
宇陀市立学校設置条例(平成18年宇陀市条例第75号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、25ページでございます。
議案第97号、宇陀市室生高齢者等ふれあい館設置及び管理に関する条例の一部改正について。
宇陀市室生高齢者等ふれあい館設置及び管理に関する条例(平成18年宇陀市条例第119号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、29ページでございます。
議案第98号、宇陀市営住宅条例等の一部を改正する条例の制定について。
宇陀市営住宅条例等の一部を改正する条例の制定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。

議長(玉岡 武君)

理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。

副市長(森田 博君)

失礼いたします。
ただいま一括上程いただきました議案第92号から議案第98号までの7議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第92号、宇陀市行政組織条例の一部改正についてであります。
宇陀市における組織につきまして、効率的かつ的確な行政運営を図るため、見直しを行うものであります。
今回の改正では、現在、都市整備部において所掌している下水道課を平成22年4月1日から水道局において所管することとするものであります。これにより、下水道料金の徴収事務等、水道局において一体的かつ機能的な組織運営を図るものであります。
なお、この下水道事業の水道局への移管につきましては、事務の権限が異なることから、必要な手続を行うものであります。
また、このことに伴い、下水道課を除く都市計画課及び公園課と建設課、営繕課及び管理課を所管している土木部を統合し、その名称を建設部とするものであります。
この条例は、平成22年4月1日から施行するものであります。
次に、議案第93号、宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正についてであります。
宇陀市が運行する代替バスは、公共交通事業者がバス路線を休止したことに対する代替輸送として、大宇陀南部線、榛原大野線、室生南部線及び室生北部線の4路線を実施しているものであります。このうち室生南部線及び室生北部線において、平成22年4月から1年間、地域公共交通活性化再生協議会によるデマンド型乗り合いタクシーが試行運行されることに伴い、この条例の附則において、平成22年度は、この2路線において市営有償バスを運行しないことを規定する改正を行うものであります。
このデマンド型バスを運行する地域公共交通活性化再生協議会は、道路運送法の規定により、地域における需要に応じた住民の生活に必要なバス等の旅客運送の確保、その他旅客の利便の増進を図り、地域の実情に即した輸送サービスの実現に必要となる事項を協議するため、関係行政機関、公共交通事業者、その他の団体などで組織されております。
また、デマンド型バスによる2路線の試行運行につきましては、室生区は路線バスが少なく、山間部に集落が点在しており、市営有償バスの停留所までも距離がある地域であることなどから、その利用が低い状況となっております。このことから、市営有償バスよりも利便性と運行効果を高めるため、新しい交通システムとして、利用者のニーズに合ったデマンド型による運行を試験的に実施するものであります。
なお、このデマンド型乗り合いタクシーの運行は事前登録制とし、室生区に居住する市民と通勤する者を対象とすること。休日と年末年始を除く月曜日から金曜日まで運行で、1日に7本とすること。運行時間は午前6時台から午後7時台までとすること。定められた利用エリア内は、大人1回200円、上限を400円とすることなどとなっております。
この条例は、平成22年4月1日から施行するものであります。
次に、議案第94号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてであります。
宇陀市の厳しい財政事情にかんがみ、宇陀市行政改革大綱に基づき、平成19年4月から、一般職の職員の給与月額の5%を減額する措置を講じております。このことに伴い、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬のうち、月額で支給している特別職の非常勤職員の報酬についても、同様に5%に相当する額を減額する措置を講じております。
今回の改正では、平成22年4月から、一般職の職員の給与月額について講じていた減額措置を5%から2.5%とすることに伴い、第2次行政改革を実施するに当たり、これまで一定の成果があったものと判断し、一たん、特別職の非常勤職員に講じていた減額措置を削るものであります。
なお、月額で支給している特別職の非常勤職員の報酬について講じられている1日の会議時間が4時間以内の場合に当該報酬の額を2分の1とする措置は、そのままとします。
この条例は、平成22年4月1日から施行するものであります。
次に、議案第95号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてであります。
ご承知のとおり、人事院は8月に公務員給与と民間給与との比較の結果を踏まえ、月例給について、公務と民間との間の格差を解消するため、月例給の中心である俸給の引き下げを行うなどとした勧告を行っており、これに伴うことなどにより改正を行うものであります。
まず、この条例の第1条では、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正を行うものであります。
時間外労働の割り増し賃金率等に関する労働基準法の改正を踏まえ、特に長い超過勤務を強力に抑制し、また、こうした超過勤務を命ぜられた職員に休息の機会を与えるため、月60時間を超える時間外勤務を行った職員に対して、時間外勤務手当の支給割合の引き下げ部分の支給にかえて、勤務することを要しない日、または時間を指定する仕組みを導入することについて、所要の改正を行うものであります。
次に、第2条では、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正を行うものであります。
今、ご説明申し上げた時間外労働の割り増し賃金率等に関する労働基準法の改正を踏まえ、月60時間を超える時間外勤務を行った職員に対して、月60時間を超える時間外勤務に係る時間外勤務手当の支給割合を100分の125または100分の135を100分の150に引き上げること。人事院が0.22%の官民格差の解消を図るため、格差の大きさ等を考慮し、月例給の引き下げ改定を実施することが適切と判断されたことを踏まえ、基本的には俸給月額を平均0.2%引き下げとし、初任給など若年層の給与については引き下げを行わず、管理職相当の7級以上の職員については平均0.3%の引き下げとしました。
このことを踏まえ、宇陀市においても同様の措置を講ずるため、行政職給料表、医療職給料表2及び同表3の改正を行うこと。宇陀市の厳しい財政事情にかんがみ、宇陀市行政改革大綱に基づき、平成19年4月から講じている一般職の職員の給与月額の減額措置について、5%から2.5%とすること。幼稚園及び保育所に園長級として副園長と副所長を設置し、また従来の副園長は、課長補佐級として園長補佐と所長補佐に名称変更することなどとする改正を行うものであります。
次に、第3条では、宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部改正を行うものであります。
平成18年3月における宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例において、平成18年3月31日から引き続き同一の給料表の適用を受ける職員で、その者の受ける給与月額が同日において受けていた給与月額に達しないこととなる者に、現給保障として差額に相当する額を給料として支給しておりますが、今ご説明申し上げました人事院の勧告に伴う給料月額を引き下げる改正を踏まえ、これについても同様に引き下げるために所要の改正を行うものであります。
次に、第4条では、宇陀市技能労務職の職員の給与に関する条例の一部改正を、第5条では、宇陀市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正を行うものであります。
さきの宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正でご説明申し上げたとおり、一般職の職員の給与月額の減額措置と同様に講じている技能労務職及び水道事業に従事する企業職員の給与月額の減額措置について、5%から2.5%とすることについて、所要の改正を行うものであります。
この条例は、平成22年4月1日から施行するものでありますが、第2条の宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正のうち、給料表の改正と第3条の宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部改正については、平成22年1月1日から施行するものであります。
次に、議案第96号、宇陀市立学校設置条例の一部改正についてであります。
児童に行き届いた学校教育を保障するために教育条件を整備することは、教育行政の責務であり、また、少子化の進行により、小学校の再編統合が現実的課題となっている中、再編は当事者である小学生やその保護者を初め、地域住民の声を反映させ、住民理解を得た上で丁寧に進めることが求められております。
こうしたことを踏まえ、昨年、宇陀市大宇陀区小学校再編検討懇話会から宇陀市大宇陀区小学校教育の再編検討についての提言を受け、宇陀市教育委員会は宇陀市大宇陀区小学校再編計画を定めました。この計画により、大宇陀区内の小学校4校については1校とするものでありますが、まず、守道小学校及び田原小学校の複式学級の解消を行うため、大宇陀小学校、守道小学校及び田原小学校の3校を再編統合することについて、所要の改正を行うものであります。
この条例は、平成22年4月1日から施行するものであります。
次に、議案第97号、宇陀市室生高齢者等ふれあい館設置及び管理に関する条例の一部改正についてであります。
宇陀市室生高齢者等ふれあい館は、平成17年に旧室生村において廃止した室生保育所を活用し、主に音楽活動を通じて世代間、地域間の触れ合いと交流を図ることなどを目的として設置されたものであります。こうした目的で、これまでに地域のボランティアの協力を得るなどして施設の管理を行い、活動を展開しております。
今回の改正は、これまで行ってきた活動実績を活用することにより、さらなる住民サービスの向上と地域コミュニティの強化を図るとともに、地域の活性化を促進する施設として効率的な管理を行うため、指定管理者制度を導入するものであります。
この条例は、平成22年4月1日から施行するものであります。
最後に、議案第98号、宇陀市営住宅条例等の一部を改正する条例の制定についてであります。
平成19年4月に東京都町田市の都営住宅で、暴力団員等の立てこもり発砲事件が発生したことを契機として、国は、公営住宅における暴力団排除についての基本方針を示しました。また、全国的に暴力団員等による公営住宅に係る不法行為が多発しており、市営住宅等に暴力団の入居を認めることは、市民感情からも社会通念上も許されないものであります。
このような状況から、宇陀市においても市営住宅、市営改良住宅及び特定公共賃貸住宅について、暴力団員が入居しないような措置を講じ、既存入居者を含め、暴力団排除を徹底し、入居者の安全で安心な生活の確保と周辺住民の生活と平穏の確保を図るため、所要の改正を行うものであります。
この条例は、公布の日から施行するものであります。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

議長(玉岡 武君)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入りますが、議案ごとに行います。
初めに、日程第5、議案第92号、宇陀市行政組織条例の一部改正についての質疑をお受けいたします。
9番、多田與四朗議員。

9番(多田與四朗君)

ただいま副市長のほうから提案説明がございましたけれども、その中で、都市整備部と土木部ですか、これの統合ということですけれども、これは機構改革の一環ということで、この改正そのものには理解はしておるわけでございますけれども、特に都市整備部のほうで事業課題の東町西峠線ですね。進捗状況のほうも、なかなか遅々として進んでいないようでございますけれども、この人材配置のほうはどのように考えておられるのでしょうか。
特に土木、建設関係におきましては、道路の補修を初めとして、この18号台風でも非常に多々、市内全域におきましていろんな台風による被害も出ておりましたので、そのあたりを踏まえての人材配置と、機構改革と人材配置といった面でご質問をさせていただきたいと思います。

議長(玉岡 武君)

建設部の組織改変ということで関連のような質疑ですが、どなたが答弁いただけますか。
樋口総務部長。

総務部長(樋口 保行君)

ただいまの多田議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
下水道課が水道局に移転することに伴いまして、都市整備部が都市計画課と公園課の2課になるわけでございます。一つに統合することによりまして、土木、建設、都市計画などの事業関係を一つの部で行い、事務の効率化や各課の連携等が合理的にできるということで統合をしたわけでございます。
ただいまご質問もありましたように、人材の配置につきましては、現在、土木部では部長を含む27名という体制で臨んでいただいているわけでございます。また、都市整備部におきましては部長を含む21名の体制でございますが、今回、下水道課が水道局のほうに統合するということになりますので、人数的には減ってくるということでございます。ただいまご指摘いただきました人員配置につきましては、今後の課題として検討していきたいと思っております。
以上でございます。

議長(玉岡 武君)

いいですか。

9番(多田與四朗君)

はい、結構です。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようでございます。
質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]

議長(玉岡 武君)

起立全員と認めます。
よって、議案第92号、宇陀市行政組織条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、日程第6、議案第93号、宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正についての質疑をお受けいたします。
なお、本案は総務文教常任委員会付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮お願いをいたしたいと思います。
18番、泉岡正昭議員。

18番(泉岡 正昭君)

このデマンドタクシーについて、一つお聞きをいたします。
私が総務文教常任委員会の委員長のときに、大宇陀区におきましても路線バスの巡回に要望がございまして、総務文教常任委員会、また全協にもお諮りいたしまして、宇陀市全体の高齢化社会に入った場合に、このバス云々につきまして前向きに検討するというお話で終結いたしたわけでございますが、室生は地域も広く、また不便なところも多いとはわかっておりますが、このバスの路線につきましての先ほど来の委員長報告、また、ただいま副市長からの説明をいただきますと、料金については市内は200円の400円と、そして1日7回の運行等、報告を受けましたが、市外のときの料金はこれはどうするのか。また、1年間試験的に運行して、利用客の少ない場合はどのように考えておられるのか。また、今まで走っておりました巡回バスにつきましての利用者に対しまして、しっかりとデマンド型乗り合いバスに対しての説明を十分なされておるのか。また、このバスにつきまして、電話予約等々を聞いておりますが、どこへ連絡して、どのような運行計画を立てておられるのか。また、これに対する予算的な面につきましてもひとつお聞きしたいと思いますので、ご答弁のほどお願いいたします。

議長(玉岡 武君)

答弁を求めます。
菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

ただいま泉岡議員からご質問がございましたので、お答えいたします。
一つは、デマンドで市外への乗り入れとこういうことでございますけれども、来年度、実施を予定していますこのデマンドバスは、一たんは室生域内ということで、室生区内だけの限定にしながら試験運行を行っていきたいとこう考えています。
それから、周知、説明でございますけれども、この連携計画を立てます前に、実際、来年度から試験的に運行を予定している室生地域に、それぞれ自治会長のご協力を得まして3会場を設置をして、それぞれの利用をされる方々からの実際のご要望やご意見を聞いてきました。そういった形で今回、来年度から試行運行する室生区におけるデマンド型の公共交通の構築をしていきたいということで、実施計画も決まってきている状況でございます。
その中で、周知、説明につきましては、この議会の会期中、9日も、室生の自治連合会の会合がございました。そこに、各種要望を挙げていただきましたので、それらの協力のお礼を含めて、デマンドの説明に入りたいとこう思います。それとあわせて、来年2月になりますけれども、これも実証運行をします室生におきまして、今のところ、自治連合会との打ち合わせでは8地域に分けて8会場を設定して、細かく住民の方々にわかるように説明してくれとこういうご要請でございますので、それにこたえていきたいと考えています。
それから、デマンドの予約等あるいは運行計画の関係でございますけれども、今現在は、市内のタクシー業者にその運行を委託するとこういうことで考えております。デマンドの予約につきましては、タクシー会社が指定いたします連絡先に電話を個々に希望者が入れていただきまして、そこでタクシーの業者が運行の計画をつくりまして、何時ごろにお迎えに行きますというような形で、もちろん乗り合いになりますので、予定時刻を利用者にお知らせして乗り合っていただく、そして利用していただくとこういうことでございます。
予算につきましては、今、タクシー業者に見積もりを現在取り寄せているところでございますので、詳しい額ということはお答えできませんけれども、一応、このデマンドの実証につきましては国の支援が受けられるとこういうことでございますので、事業費のおよそ半分を国の補助金という形で実施をしていきたいとこう思いますので、今現行の有償バスを実施しておるわけでございますけれども、おおよそはそれを超えない範囲ぐらいで市の持ち出しとしてはいけるのではないかなと、これぐらいの計画で考えております。
以上です。
1点抜けておりましたけれども、利用者が少なかった場合の再度のデマンドバスのありようの検証、それから今後ということでご質問がございました。
先ほど申し上げておりましたように、22年度はあくまでもテスト運行、実証運行ということで考えております。その利用の方々に適宜、タクシー業者と連絡をとり合いながら、それぞれどこまで行かれたかとか、どういうご用向きで行かれたかということで的確なそういう利用の実績をもとに、来年度、次の年度以降の状況も考えていくと。需要実績をもとに、22年度からは試験運行をするわけですけれども、23年度以降はその実績をもとにまた協議をしていくという考えでおります。
以上でございます。

議長(玉岡 武君)

答弁漏れを答弁していただきました。
18番、泉岡正昭議員。

18番(泉岡 正昭君)

ただいま担当部長から説明を受けましたけれども、私、これは行政側も少し地域の住民と話、説明をしてもらわなければと思います。
ということは、市内のタクシー会社に委託して、これから料金云々について精査するという説明でございました。また、室生区だけの実施と、運行をするのはね。
しかし、これははっきり言うと、住民側にしたら、そのように行政側の運行状況をすんなり受けとめてくれるか、くれないかもわからないと思いますので、やはりこれは発議、発案が出たときに、先、住民側といろいろ説明していただくのが私は道ではないかと思います。
また、来年2月に8会場での説明ということですが、これでもし住民からいろいろなクレームがついて、行政側はここで可決すれば、そういうようになった場合はどうしますか。その点について、少しお尋ねいたします。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

お答えを申し上げたいと思います。
本年度、地域公共交通の連携計画を樹立するということで、今、策定業務にかかっております。これにつきましては、専ら室生区のみを限定したそういった連携計画ではございませんで、宇陀市のやはり公共交通のあり方、将来展望も含めて宇陀市全域の公共交通を考えていこうとこういうことで、計画づくりを現在行っています。
ただ、既に議員もご存じのように、室生におきましては、奈良交通がその役割を行っておりました地域公共交通でありますけれども、赤字により撤退をしてきたとこういうことでございます。それにかえて補完するために、市の有償バスを直営で実施をしてきましたけれども、なかなかそれにおいても利用者の便が満たされないというような状況の中で、利用の率が上がってこないという現状の中で、やはり室生には特別な交通困難地でありますし、やはり谷あいで停留所まで出る距離が長いとこういうことで、なかなかその利用の率が上がらないという現状がございました。ですので、何においても、やはり実証試験運転をするについては室生区から入れて、その結果検証をしながら宇陀市全域まで広げていくかどうかということを確認しようと、こういうことでの来年度の実証と考えております。
そこで、来年度、8会場の実施に向けた説明会は、室生区が22年度から実施をいたしますので、それらの方々を対象にということで考えていますし、今後、市内へこうした施策を拡大していくときは十分それらの状況を持ちながら、地域の人たちにも十分活用できるような状況も含めて説明に参りたいとこう考えています。

議長(玉岡 武君)

18番、泉岡正昭議員。

18番(泉岡 正昭君)

ただいま担当部長より詳細にわたりまして説明を受けさせてもらいまして、室生地域区の不便さ、また、これからの高齢化社会に入っておる状況から見てみますと、市のこの事業に対しまして、私は前進したなと思いますけれども、大宇陀区におきましても、巡回バスにおきまして、各地域区におきましていろいろの話もありましたけれども、協力金という名目で年間1戸当たり1000円というお金を徴収させていただいておるわけでございますので、これから、ただいま部長が説明されましたとおり、大宇陀、榛原、室生、菟田野と早急にこのような計画を立てて前向きに進めるようお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。

議長(玉岡 武君)

答弁はよろしいか。

18番(泉岡 正昭君)

結構です。

議長(玉岡 武君)

9番、多田與四朗議員。

9番(多田與四朗君)

泉岡議員の質問に関しても若干重なる部分があろうかと思うんですけれども、3点ほどお尋ねしたいと思うんですが、まず1点は、地域公共交通の協議会というのが昨年の3月ですか、ことしの3月ですか、設置されておりますよね。その中で、このテスト運行についてどのような意見があったかということが1点。
それと、先ほど、このテスト運行に関して国の補助がいただけるというようなことでございますけれども、国の補助と市の持ち出しも含めまして、どの程度の概算予算なのかということが2点。
そしてもう1点は、私たちも宇陀市になって2年目ぐらいからですか、有志によりまして、このデマンド交通のシステムそのものについて先進地の視察を続けてまいりました。そして、その結果報告、レポートを2回に分けて行政のほうに提出はさせていただいたところでございます。
今のところは、デマンドシステムというのが、それよりいいものが、いい体系のものがあるやなしやというような状況でございますけれども、いかんせん、この宇陀市は本当に高齢化とそれと過疎化、これがもう加速をしておるような状況であるというのを踏まえた上で、もっと今のこのテスト運行そのものがデマンドのシステムですね、根本的な運行システムというのが、今の部長のお話を聞きますと、我々が研修してきたような形ではないと。タクシー業者と登録をされる希望者との連絡を相互にやると。その実績を試験的に見ていくというような格好に受け取れたんですけれども、その3点についてお尋ねしたいと思います。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

この問題につきましては、ここ宇陀市だけの課題というような状況ではなく、全国的にこういった公共交通、定時定路線のバスから、その利用者がどんどん減っていったと。そういった状況の中で、背景としては、やはり自家用自動車の普及というのが一番大きな状況だとこう思います。そういった状況の中で、全国でたくさんのこういった課題を主体的な行政の課題だという受けとめのもとに、独自的にそれぞれの自治体が先行的にやってきたということで事例が報告されています。
議員の方々も積極的に宇陀市の交通状況の改善をしなきゃならんということで、議員みずからが研修をなさっていただきまして、それらの結果を我々の部局のほうにもアドバイスいただきましたし、そういった資料もたくさんいただきました。我々もそういった状況を各地に問い合わせをしながら、宇陀市にとって、どの交通体系が一番いいのかということの検討を加えてきましたし、それらをテーブルに乗せながら地域交通の活性化協議会のほうに現状課題としてお示ししながら、やはり全国でもそういった宇陀市と同じような状況の中で成功をおさめているデマンド型の乗り合いタクシーが今、宇陀市の交通事情を解決するには一番いいだろうと。
といいますのは、やはりこれまで公共交通、特に奈良交通なんですけれども、奈良交通からお客が離れていったという状況の中で、それを維持、存続させるために、市として赤字補てんということで奈良交通のほうに補助を出していました。
また、それに代替する有償バスを回しているわけですけれども、それとて、やはり直営でやるわけですけれども、利用の率がないというようなことで、批判的には、空気を運んでいるだけやないかというような状況もございました。
そういった状況をこれまでの反省として課題として考えたときに、やはり市民の方々の要望、デマンドに基づいてその運行を行くということになれば、空で回すということはまず考えられませんので、やはりそういったところに実効・合理性があるとこういうように考えますので、それらを各地の成功事例を取り寄せながら宇陀市に合わせたような形で皆さんにご提案もしましたし、皆さんもそういった向きで、何としてでも住民の立場からこの問題を解決していこうという立場でご意見をいただきました。
今、この交通活性会議の集約、終結をもって報告書としておさめられる状況まで来ています。そういった状況の中で、その計画に基づきながら今後、宇陀市全域にもそういった状況を広げていくということでまた報告もいたしますので、それらに対して議会からもご意見をいただけたらと考えています。
以上です。
予算の概要でございますけれども、今、想定しておりますのは千四、五百万円ぐらいのデマンドバス1年間の運行で費用額としては想定をしています。
財源の内訳は、先ほど申し上げましたように、全事業費のそこから利用者の利用料金を引きまして、残る額の半分を国の補助、あとの半分を市の単独の費用とこういう考え方でいます。
それから高齢化、過疎化というところで、この現在考えていますデマンドの運行システムを入れていこうという考え方でございますけれども、初めての取り組みで、なかなか皆さんに理解の届かないという状況もあろうかと思いますけれども、やはりこの実態、状況については先月、室生区に入らせていただきまして、それぞれの自治会の役員の方々からご意見をいただきました。やはり自分たちの問題あるいは過疎化、高齢化というのは、どこの地区へ入るよりも室生区というのは非常に深刻な状況であると私は感じています。
そういった状況の中で、やはり参加していただきました自治会の役員さんの方々は真剣にこのシステムを希望されていますし、要望もされています。ですので、それらの方々と十分状況をすり合わせをしながら、その人たちにもご協力をいただきながら、地域の方々への周知徹底あるいは利用のシステムの周知というようなところも図っていきたいとこう考えていますので、そういった打ち合わせを十分念入りにやって、この来年4月からの運行につなげていきたいと考えています。
以上でございます。

議長(玉岡 武君)

9番、多田與四朗議員。

9番(多田與四朗君)

一通りはご説明いただいたと思いますけれども、よくわからないのは、利用者と業者との連絡ですね。これ、コントロールするのはコントロールセンターというのはどこなんですか、どこにあるんですか。
そして、そのために例えば市職員がその部署に配置されるとか、そういうような部分についてはよくわからないんですけれども、ただ利用者と業者にお任せするというのは、余りにも何というか、何かトラブルが発生する可能性があるのではないかなと。そして、その責任はだれが持つのかというのも私は今ぱっと思ったんですけれども、そういう部分があるのではないかなと思います。
それともう1点、一応、テスト運行ということで予算の財源の内訳等々についてはご説明いただいたわけですけれども、いかんせん、それまでに何回か地元室生区におかれましてご説明会をされていると。そんな中で、例えば利用しようじゃないかというような見通し、見込みというのは、やっぱりやる以上は、これを室生区でテストケースとしてやられて、そしてそれを先ほど泉岡議員もおっしゃったように、大宇陀も菟田野も榛原も全部、交通の空白地帯というのがあるわけですから、やはり、そのテストケースをただ単にテストケースでやるだけではなくて、やはり成功につなげていくようなテストケースでなかったらあきません。
それと、我々が見てきた中にも、デマンドで最初やったと。やったにもかかわらず、財政がもう持たないというようなことでやめちゃったという話もあるんですよ。だから、例えば富山市でしたら、独自の公共交通はデマンドをやることによって幹線運行をされているような公共交通、例えば奈良県におかれましたら奈良交通、こういったものがだんだん利益が薄くなってくるから廃止していこうというようなことになっていくと。それを何とか阻止しようということで、富山市なんかは公共交通をあえて行政と一体化して生かせると、それも生かせると。それと、その空白地帯については空白地帯のそういうデマンド型の分とジョイントさせるというようなことを考えておられるわけですから、やはり、やる以上は成功させてください。そのために、もっとやっぱりそのシステムをきちっと構築しないと、私は危険性があるのではないかなと思います。
今の予算の見通しは1千四、五百万円というようなことですけど、これもしかし、国庫補助が2分の1あるとはいえ、やっぱり大きなお金ですから、そのあたりもう少し慎重に利用者、利用希望者の意見を十二分に踏まえていただきたい、このように思っております。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

まず、運行システムの予約の関係で申し上げますけれども、今のところは、業者が予約電話を持ちまして、そこへご利用者が電話をかけていただくということで、そこでタクシー事業者が運行計画を立てるとこういうことを考えております。
よその事例でございましたら、予約センターをタクシー会社とお客さんとの間に挟んで運行計画を立てているとこういうケースがございますけれども、宇陀市の場合、現行やろうとしている内容につきましては、十分タクシー業者ともすり合わせをしたんですけれども、宇陀市の全体的なパイの中では十分タクシー業界だけでやれますとこういうことでございますので、ほかの車も配車をするというようなそういう、デマンドだけではなしに、ほかのタクシーも運行させているという業者ですので、そういったタクシーとあわせながらの計画もできるとこういうことで、十分業界のほうで仲介を入れずともできますよと。そういうことにするほうが、かえってお客との直接やりとりでございますので、乗り忘れとかそういったところのトラブルが中継を挟む以上に少なくなるというように我々は考えています。
それから、テストケースということで、今後、宇陀市全域に広めるについても十分慎重に行えとこういうご意見でございます。
実証運行と申し上げました。試験運行と申し上げました。これのやり方については、例えば、来年は室生区をやろうとしているわけですけれども、テストで宇陀市全域を一挙にテストで持っていこうとこういう方法も考えられるわけでございますけれども、これについては、室生だけでなく、議員おっしゃいましたように、交通空白地は菟田野にもありますし、大宇陀にもありますし、榛原にもあるとこういう了解はしているところでございますけれども、宇陀市全域を一挙にテストというような試験運行に持っていったときに、それこそではないけれども、想定される条件がたくさんありますので、やはり地域を限定していくほうが結果の検証がやりやすい。しかも危険が少ないという考え方で、十分、室生で、その求められる声が一番市内でも大きいという状況でございますので、来年は室生からやらせていただきまして、その結果をもとに、今後適宜拡大をしていくという方向も十分議論していけたらとこう思います。
以上です。

議長(玉岡 武君)

多田與四朗議員、もうよろしいですね。
10番、山本繁博議員。

10番(山本 繁博君)

そうしたならば、済みません。泉岡議員、多田議員に関連した質問でございますけれども、今、部長から高額な財源を使ってやる。そしてまた、その次に室生を試験でやると言われましたけれども、そしたら宇陀市全体の構想は練っていないんですか、案は練っていないんですか。
そして、このデマンド交通という趣旨は何を目的でやられたか。これ、全然わかってないじゃないですか。1回それを教えてください。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

ことし策定いたしております宇陀市の地域交通連携計画につきましては、もちろん室生区のみではありません。宇陀市全域を今の課題を十分掘り下げながら、宇陀市の公共交通を考えるとこういうことでございます。
現状といたしましては、室生区において、奈良交通の撤退がもうほとんど路線がないというところまで撤退しました。菟田野におきましても、松井橋から岩端までの線は廃線となったというような状況でございます。今現状の中で、奈良交通の状況でございますけれども、やはり全線において赤字が出ているような状況になってきているということで、宇陀市としても、奈良交通に頼っていた公共交通を市の責任として構築していかなければならないという立場で連携計画を現在、立てています。
これらにつきましては、もちろん住民の方々の交通不安をなくしていくということはもちろんでございますけれども、やはりこういった状況の中では、住民の方々の社会参加やそういった日々の条件整備というようなことで、これらの問題について、ただ単にその人たちの交通の条件を整えようということではなしに、宇陀市全域のやはり地域づくりというようなところにも観点を置きながら、この問題については十分議論をしてまいりました。
そういった状況の中では、今、連携計画については、その成果としてお見せできるようなところまで来ていますので、また議会最終日のところでは連携計画ということで皆さんにお示しをしていきたいと考えています。
以上です。

議長(玉岡 武君)

10番、山本繁博議員。

10番(山本 繁博君)

そもそもデマンド交通というのは、宇陀市でやるならば宇陀市を活性化に導くようなことを考えてやらねばならない。この趣旨は、デマンド、交通弱者ですね、その交通弱者が買い物とかへ行けない。そうしたならば、市の中の市場までドア・アンド・ドアで連れていこう、そしてまた市場の中で、我が市の中で買い物をしていただこうというのが、これは趣旨なんですよね。
それを今じっと話を聞いていると、交通弱者を公共交通と連携をとってやっていきます。この連携をとって、そしたらどういうようにやっていくんですか。室生区から宇陀市の中心、榛原区ですね、榛原区へそのタクシーが来なければ、何の価値もないじゃないですか。違いますか。近鉄室生駅ですか、大野駅ですか、そこまで連携をとって連れていきますと、近鉄電車との連携ですね。それだったら、近鉄電車へ乗ったらどこへ連れていかれる。そしたら今度は、帰りはどうするんですか。電車で帰って、そこでお年寄りは待ってるんですか。これは、市場へちゃんと連れていって、帰りは何時ですよ、そのコントロールをつけて家までまた送っていくと。そういう中で、そのコントロール局というのは大変大事なことですよね。そういうことも何も考えないで、デマンド、デマンド。わかってるんですか。しかし、私たちは3回、4回とこの視察に行ったわけです。本当に難しい。人口密度が多ければ多いほど、高額な財源が要ります。お金が要るんですね。
そして、室生を試験でやる。これで十分賄えるではないかと、この今の財源で賄えるではないかという話ですわ。しかし、あとの3個を踏まえたら、とてもやないけど財源が持ちませんわ。もう高額、高額、言われますけど、本当にすごいお金が要ります。これはわかってはるんですか。これを把握して、今、宇陀市全体の構想を練った案を示しておりますと言われましたけれども、こういう財源の内訳はわかっているんですか。ちょっとそれ、お答え願いたいです。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

宇陀市全域の交通連携計画を立てるという状況の中に、やはり宇陀市の現状を十分認識として持たなければならないということで、市内の方々に今の公共交通に対する考え方をアンケート調査とこういうことで、65歳以上の方々を含む世帯を対象にしながらアンケートをいただきました。これらのアンケート結果のおよそ公共交通なりを望む一番の大きな声は、やはり病院に通院したいし、あるいは買い物にも出かけたいとこういったところに、その要望は集中しています。そういった状況の中で、この公共交通の存在というのはぜひ必要だという認識を持っておりますし、また今後、宇陀市全域に拡大していくというところで、費用額がかなりかさむのではないかとこういうご心配でございます。我々も、そういった宇陀市全域をデマンドで回ったときにかなり厳しいものがあるなという認識はあります。
ですけれども、この公共交通につきましては、全面、公共交通が撤退しているという状況ではございません。ほかの3区におきましては、まだ奈良交通が赤字だといいながらもその活動を生き生きと続けていただけておりますので、それらを軸にしながら、それを補完するというような形のデマンドなり、やりようがあろうかと思いますので、それらは十分室生の結果検証を踏まえながら、宇陀市にほかの区へもどれだけ広げられていくのかということを検討していきたいとこう考えていますので、室生の方式をすべてほかの区にも入れていくとこういう考え方にもならんかもしれませんけれども、そこの区、区の状況も実態も、そういうところに合わせながら新たな交通体系と。あるいは予算の措置も必要でございますので、それらに合わせたような形での交通体系のあり方というものを十分考えていかなければならないと、そう考えています。

議長(玉岡 武君)

10番、山本繁博議員。

10番(山本 繁博君)

そういう方面ではよくわかりました。
しかし、コントロール室がなければ、トラブルが発生しますよ。その会員になられる人とタクシー会社だけの連携じゃないですか。何時何分にどこからタクシーが出ます。その途中、何時何分ごろどこへ寄りますというような、全然時間体制がとれてないじゃないですか、それだったら。だから、これはコントロールタワーが絶対に必要なんですよ、これは。私たちが三、四回、この視察へ行ったならば、これがちゃんとありましたわ。安曇野にもありました。
そんな中で、私は今、菊岡参事がいろいろ答弁していただきましたけれども、やるならば、宇陀市の中心部、榛原病院、また駅の通り、商店街までタクシーで連れてきていただくように、そうしたってほしいんです。交通弱者。でないと、電車の駅まで連れていく。そこからどうやって、交通弱者、体が悪いんですよ、どうやって連れていくんですか。そのようなことを全然考えてないじゃないですか。これ、福祉バスと同じような考えでやる、福祉バスの延長です、もうちょっと田舎へ入った話なんですわと、そんなんと違うんですよ。だから、よく把握をして物事を考えて、また着々と進んでいってほしい。わかってくれますか。答弁は結構です。

議長(玉岡 武君)

よろしいですか。
では、3回目ですので、これで山本繁博議員の質疑を終わります。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようですね。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
次に、日程第7、議案第94号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についての質疑をお受けいたします。
なお、本案は総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮願います。
質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようであります。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
次に、日程第8、議案第95号、宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についての質疑をお受けいたします。
なお、本案は総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮お願いいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
次に、日程第9、議案第96号、宇陀市立学校設置条例の一部改正についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]

議長(玉岡 武君)

起立全員であります。
よって、議案第96号、宇陀市立学校設置条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
次に、日程第10、議案第97号、宇陀市室生高齢者等ふれあい館設置及び管理に関する条例の一部改正についての質疑をお受けいたします。
なお、本案については総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮ください。
質疑はございませんか。
9番、多田與四朗議員。

9番(多田與四朗君)

1点だけお尋ねしたいと思うんですが、報酬にかわって、この指定管理者ということで一括した形の市の補助ということになろうかと思うんですが、そのあたり、もう少し詳しくご説明いただけませんか。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

ただいま多田議員からご質問がございました。
この室生高齢者等ふれあい館設置につきましては、来年から指定管理の対象として指定管理にゆだねていきたいという考えのもとに条例改正をするわけでございます。
この費用面的なところでご質問でございますけれども、従前に行っております室生のふるさと元気村等々の扱いとも同じ考え方であります。費用的には、施設の管理に係る基本的な部分を予算計上いたしまして、その基本額を定めまして指定管理の予定されている方々と今後、指定管理の詰めをしていきたいと考えておりますので、今現在は、施設直営の形ではなしに、指定管理のところで管理者が事業運営を行っていただくと。これにつきましては、施設の設置の目的等々を外さないというような前提条件がございますので、やはり直営をやっているような状況と何ら変わらないような状況で、利用者も含めて十分利用、活用ができるという状態をつくるとこういうことでございます。
人件費につきましては、現在、館長というようなところで臨時職員ということで雇い上げということをやっておりますけれども、今後はそういった職員としての扱いはなくなりますので、指導者としてのそういう費用弁償的なところの考え方でやっていきたいと考えています。

議長(玉岡 武君)

9番、多田與四朗議員。

9番(多田與四朗君)

といいますと、従前の40万円プラス施設管理云々、これについては、まだきちっとした当該管理予定者ですか、協議を進めていくと。それと、それに関しては、前例としてあるふるさと元気村と一応たがわないということですね。そういうことですね。

議長(玉岡 武君)

その確認はいかがですか。
菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

この音楽村につきましては、館長を中心にしながら直営の事業を行ってきました。それらに係る費用につきましては、当然、指定管理のもとで行っていただくわけですけれども、やはり、その目的で設置をされたという状況もございますので、それらの費用については、やはり十分見ながらというように思っています。
ただ、人件費というような臨時職員という形での置き方ということではなしに、すべてを含めた指定管理料というようなところで予算化して管理委託、管理業務を任せていくとこういう考え方でおります。

議長(玉岡 武君)

ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようであります。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
次に、日程第11、議案第98号、宇陀市営住宅条例等の一部を改正する条例の制定についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]

議長(玉岡 武君)

起立全員と認めます。
よって、議案第98号、宇陀市営住宅条例等の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決されました。
これをもちまして、休憩といたします。
ただいま2時10分でありますので、2時20分より再開いたします

午後2時10分休憩
午後2時20分再開

日程第12 議案第99号から日程第16 議案第103号

議長(玉岡 武君)

休憩前に引き続きまして、会議を行います。
続いて、日程に従いまして、日程第12、議案第99号から日程第16、議案第103号までの補正予算関係5議案を一括して議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。

議会事務局長(山本 栄次君)

それでは命により、議案書の朗読をいたします。
議案書の32ページをごらんいただきたいと思います。
議案第99号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について。
平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、33ページでございます。
議案第100号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、34ページでございます。
議案第101号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、35ページでございます。
議案第102号、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成21年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
次に、36ページでございます。
議案第103号、平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)について。
平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。

議長(玉岡 武君)

理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。

副市長(森田 博君)

失礼いたします。
ただいま一括上程いただきました議案第99号から議案第101号の補正予算3議案につきまして、私のほうから提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第99号の平成21年度一般会計補正予算(第4号)でありますが、本年6月定例議会でご承認いただきました国の第1次補正関連に含まれておりました地域活性化・経済危機対策臨時交付金、当宇陀市への交付金は5億7700万円でありましたが、その後、事業を進めている中で事業修正や入札差金の発生により、他事業への財源充当が可能となったため、各施設の修繕・改修費を主として実施させていただくこととしています。
二つ目には、通常分といいますか、21年度予算も残すところわずかとなってまいりましたが、各種事業を執行していく中、国・県補助金等の新たな特定財源の確保による事業費の追加、市長、市議会議員の同日選挙に向けた経費の調整、人事院勧告の完全実施を初めとした人件費の増減調整等々、緊急性の高い経費を計上させていただいた内容となっています。
三つ目には、先般の台風18号災害による治山施設災害、農業施設災害、林業施設災害、公共土木施設災害の復旧工事に係る経費を計上させていただいているのが今回の一般会計補正予算の概要であります。
また、特別会計の二つの会計でありますが、国民健康保険事業特別会計補正(第1号)につきましては医療費の増嵩に対応する経費、下水道事業特別会計補正(第2号)につきましては災害対応の経費等を計上させていただいているもので、それぞれ緊急性の高い部分での補正予算となっておりますことにご理解をお願いいたしまして、個々の会計について補正予算の概要を説明申し上げます
議案第99号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)についてであります。
予算書を朗読させていただきます。
平成21年度宇陀市の一般会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億3688万1000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ200億6050万6000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
第2条、地方債の追加及び変更は、「第2表地方債補正」による。
平成21年12月8日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
補正予算の歳出の方から説明をさせていただきます。
まず、議会・総務費関連では、人件費全般において、人事院勧告の完全実施に向けて議会議員、市長、副市長の期末手当並びに市職員の期末・勤勉手当の減額あるいは議員数の減、職員の人事異動による予算計上科目の調整等々を合わせて2380万円の減額であります。また、文化スポーツ振興団費では温水プールのポンプ修繕及びコインロッカーの更新等で350万円等となっており、財源には、今年度中に執行すべき経済危機対策臨時交付金の執行残の財源を振りかえて充当したいと考えております。
選挙費においては、市長及び市議会議員選挙を同一日に行われることから、予算の組み替えを行っております。平成21年度の選挙費の増減分を合わせましては1641万3000円の増額になりますが、平成22年度の市議会議員選挙費が不用となることから、1000万円余しの費用削減効果になると思われます。
民生費、社会福祉費においては、心身障害者医療費扶助の増額で527万円、また当初予算において、榛原区の心境荘苑に対し介護施設整備、いわゆる特養施設の開設費(全額県補助金)を計上させていただいたところでございますが、このたび県補助金の増額(1床当たり200万円を350万円に増額)が認められたことにより、県費受け入れ補助金と同額の3000万円を計上するものであります。
児童福祉費関係では、保護者の勤務先等の都合による市外保育所への委託保育費の増、また入所対象児の増加による市内私立保育所運営費負担金の増額として926万6000円の増額。
生活保護費の中では、生活扶助、教育扶助に比べ、特に医療扶助の増加が大きく、扶助費合計6969万1000円の増額をお願いいたすところでございます。
衛生費では、予防費として新型インフルエンザH1N1型対応の経費でありますが、現在、対象者の優先順位を定め、予防接種が行われております。宇陀市での優先対象者として1万5000人余しの方々がおられますが、うち住民税非課税世帯及び生活保護世帯の方々約5000名余りにつきましては全額公費負担で免除となっています。その関係経費として3282万9000円を計上。
次に、農林水産業費では、南部土地改良区に対する農地有効利用支援補助金が国の補正予算見直しの影響を受けて567万6000円が減額とされたことによるものであります。
また、林業振興費では、室生財産区に対する分収造林育成補助金が独立行政法人緑資源機構より増額が認められましたので、621万円の計上。
商工費関係では、第1号補正においてご承認をいただいた観光客用電動アシスト自転車の購入費でありますが、当初100台分を想定しておりましたが、稼働見込み、管理対応、保管スペース等々の関係で、当面の執行は半減の50台でスタートしようとするもので、350万円を減額。
また、大宇陀道の駅改修工事につきましても、第1号補正で駐車場の整備工事費を含めて計上しておりましたが、交渉の結果、このたび国交省所管の宇陀土木事務所により施工していただくこととなりましたので、足湯施設設置工事のみとなり、840万円の減額と設計監理費を減額させていただいております。
土木費では、緊急雇用創出事業の県費予算枠をいただきましたので、先般の台風18号で被害を受けた東海自然歩道大野室生寺線の整備に充てることとし、400万円を計上。
下水道費においては、続いて提案の下水道事業特別会計補正の経費に対する繰り出し金として372万6000円、住宅管理費関係では、公営住宅の外壁防水工事を主とした修繕工事費に500万円を計上しております。
消防費においては、消防団各分団の車両整備計画の一環で、2台分の購入経費として1235万6000円を計上。財源としては、経済危機対策臨時交付金の充当事業の執行残分を充てることとしています。
また、同じく消防費での新規事業として、防災情報通信設備―ジェイ・アラート(全国瞬時警報システム)整備費関係で1002万円を計上することとしています。これは、宇宙衛星で監視した大規模な自然災害(緊急地震速報、気象警報、洪水予報、土砂災害警戒情報等)、さらには弾道ミサイル攻撃・ゲリラ・テロ攻撃情報等の情報を市町村の防災無線に自動的に伝達、最終的には市民への情報伝達を素早く行おうとするシステムとなっており、ほぼ全額に近い定額の県費補助を受けて実施しようとするものであります。
次に教育費でありますが、まず小学校費関連では、1号補正でご承認いただきましたICT環境整備事業で競争入札の結果、相当安価で完了することができましたことから、かわりまして経済危機対策臨時交付金の充当事業の執行残額を充当いたしまして、各小学校の古くなっているパソコン約80台分の更新をさせていただきたいと考えております。
これらの精算増減合わせまして、小学校費教育振興費で238万9000円の減額。
また、大宇陀区の小学校再編に関しての建設費といたしまして、野依小学校の統合も視野に入れ、平成25年4月開校を目指しております大宇陀小学校の新校舎建てかえ準備期間を見る中、今回、ボーリング調査を初め登記測量、基本設計費及び実施設計費、合わせて6040万円を計上いたしました。
次に、中学校費及び幼稚園費においてもICT環境整備事業で執行残が生じたことにより、その関係経費、合わせまして1428万8000円の減額。
社会教育費公民館費では、急がれておりました室生振興センターのアスベスト除去工事費に3580万円、室生多田地区公民館の指定管理に向けての改修工事費に975万円、文化会館ステージ改修工事で300万円を計上。
学校給食費では、給食センターの統合に向けての機材準備経費に1080万円を計上することといたしました。
歳出として、最後の災害復旧費関係でありますが、先般10月8日に到来いたしました台風18号により、当市では想像以上の災害が発生しております。治山施設災害2カ所、農地農業用施設災害72カ所、林道施設災害8カ所、公共土木施設災害35カ所以外に、子供のもり公園園路災害、榛原総合運動場ののり面災害復旧工事費、合わせまして2億5481万7000円を計上しています。
一方、歳入につきましては、災害復旧関連の国・県補助金1億4418万1000円を含め、国・県支出金合わせて3億2225万3000円、分担金、基金繰入金、諸収入を合わせまして7309万円、地方債で9300万円を計上、残額は交付税4853万8000円をもって充てることとしています。
7ページには、第2表として地方債の借入限度額を明記し、添付しております。
以上が一般会計補正予算(第4号)の概要でございます。
続きまして、議案第100号、国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)であります。
予算書を朗読いたします。
平成21年度宇陀市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、事業勘定の既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3337万8000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ42億2997万8000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成21年12月8日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正につきましては、医療費の増額に対応するもので、医療費負担金で6358万7000円及び高額療養費で6899万1000円となっております。
また、高額療養費に関し、国保と後期高齢者医療双方において生じる自己負担限度額の差額分の救済措置として、高額療養費特別支給金10万円を計上しています。
財源といたしましては、国・県支出金合わせまして7658万2000円、国保財政調整基金繰入金3449万6000円、残額2232万円は前年度繰越金を充てることとしております。
次に、議案第101号、下水道事業特別会計補正予算(第2号)であります。
予算書を朗読させていただきます。
平成21年度宇陀市の下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正。
第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ436万8000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ11億4846万2000円とする。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成21年12月8日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正は、先般の台風18号水害により被害を受けた山辺三中継ポンプ場機器の修繕及び地下ピット、制御機器類の移設工事費として、436万8000円を増額計上するものであります。
財源といたしまして、一般会計繰入金で372万6000円、諸収入として全国町村会の建物災害共済保険64万2000円を充てることとしております。
以上が一般会計並びに特別会計2会計の補正の主な概要でございます。
ご審議のほどよろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。

議長(玉岡 武君)

続きまして、病院会計。
松村市立病院事務局長。

市立病院事務局長(松村 光哲君)

失礼いたします。
続きまして、議案第102号、平成21年度宇陀市立病院事業補正予算(第1号)についてご説明いたします。
まず、補正予算書を朗読させていただきます。
平成21年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)。
第1条、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第2条、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計予算(以下「予算」という。)第4条に定めた資本的収入及び支出の額を次のように補正する。
資本的収入が資本的支出に対し不足する額9584万2000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額8434万2000円及び過年度分損益勘定留保資金1150万円で補てんするものとする。
収入、第1款資本的収入18億6126万1000円、補正予定額432万円、計18億6558万1000円。
第4項補助金、既決予定額ゼロ円、補正予定額432万円、計432万円。
支出、第1款資本的支出、既決予定額19億5710万3000円補正予定額432万円、計19億6142万3000円。
第1項建設改良費、既決予定額18億8782万4000円、補正予定額432万円、計18億9214万4000円。
平成21年12月8日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正予算につきましては、新型インフルエンザの発生時に迅速かつ適切な入院医療の提供を行うため必要な人工呼吸器について、あらかじめ整備し、医療体制の強化を図ることを目的として、奈良県新型インフルエンザ患者入院医療機関人工呼吸器整備事業費補助金交付要綱が本年9月から施行され、これに基づき、補助の内示がありましたので、新型インフルエンザ入院患者さんのための人工呼吸器を購入するため、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計予算第4条に定めた資本的収入及び支出の額を補正するものでございます。
その内容といたしましては、2ページをお開き願います。
収入といたしまして、1款資本的収入、4項補助金、1目県補助金、1節県補助金の科目を新たに設けて補助金受け入れ額432万円を計上し、一方、支出といたしましては、1款資本的支出、1項建設改良費、1目有形固定資産購入費、1節器具及び備品購入費で人工呼吸器購入費として432万円の増額を行うものでございます。つきましては、補正後の資本的収入及び支出の予算額は、収入18億6558万1000円に対しまして支出額19億6142万3000円となり、不足する額9584万2000円につきましては、補正予算書に記載のとおり、それぞれ補てんするものといたします。
以上、簡単な説明ではございますが、ご審議いただき、ご承認賜りますようよろしくお願いいたします。

議長(玉岡 武君)

次に、介護老人施設会計。
大西さんとぴあ榛原事務長。

介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長(大西 茂君)

失礼します。
議案第103号、平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
まず最初に、補正予算書を朗読させていただきます。
平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)。
第1条、平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第2条、平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算(以下「予算」という。)第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正する。
収入、第1款介護老人保健施設事業収益、既決予定額4億8300万円、補正予定額200万円、計4億8500万円。
第2項施設運営事業外収益、既決予定額799万円、補正予定額200万円、計999万円。
支出、第1款介護老人保健施設事業費用、既決予定額4億8300万円、補正予定額200万円、計4億8500万円。
第1項施設運営事業費用、既決予定額4億6450万円、補正予定額200万円、計4億6650万円。
第3条、予算第7条に定めた経費の金額を次のように改める。
第1号、職員給与費、既決予定額2億9450万円、補正予定額200万円、計2億9650万円。
平成21年12月8日提出。奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の補正予算は、国の経済危機対策の一環として介護職員の処遇改善を図ることにより補助されることに伴い、今回、収益的収入及び支出について増額補正をお願いするものです。
収入といたしましては補助金200万円、支出といたしまして介護職員の処遇改善補助金の対象となる経費として、定期昇給に係る給料、給料等に係る共済負担金の増加分及び夜勤手当等の改善を行い、給与費で200万円を増額し、収益的収入及び支出の予算総額をそれぞれ4億8500万円とし、予算第7条に定めた職員給与費の総額を2億9650万円に改めるものでございます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いします。

議長(玉岡 武君)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入りますが、議案ごとに行います。
初めに、日程第12、議案第99号、平成21年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)についての質疑をお受けいたします。
なお、本件は予算審査特別委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮お願いいたします。
それでは質疑をお受けいたします。
ございませんか。
1番、井谷憲司議員。

1番(井谷憲司君)

お尋ねいたします。
予算書の20ページなんですけれども、20ページの真ん中、生活保護費の目2で扶助費なんですが、これの6969万1000円ということで、その中の主に医療扶助ということで約6800万円増額になっております。国民健康保険事業の特別会計でも医療費が非常に増額となっております。これだけ急激に増額になっている理由といいますか、それを教えていただければと思いますが。よろしくお願いします。

議長(玉岡 武君)

上田健康福祉部長。

健康福祉部長(上田 順啓君)

ただいまの井谷議員のご質問ですが、主に今回の補正の理由につきましては、ご存じのように、母子加算につきましては本年3月に廃止ということになっておりましたが、政権がかわった関係で、それが12月から復活する部分がまず1点と、あと7月1日から創設されました子どもの健全育成のための支援ということで学習の支援、これは参考書、問題集、辞書、クラブ活動に関する費用が新たに認められますので、そういうような加算。それと、大きな金額につきましての6800万円ですが、生活保護者数はわずかに微増ということで、大都市のほうでしたら職の雇用を切られてという形で生活保護者がふえておりますが、当市の場合は微増ということで、そういう影響はないと思いますが、やっぱり高齢化ということになりまして、今までだと内科だけの受診ということになっておりましたが、やっぱり目とか耳とか整形外科とかいうそういうような関係で生活保護世帯の方が医療を受ける件数がふえたということで、こういう形になりました。
以上です。

議長(玉岡 武君)

よろしいか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本案につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託いたします。
次に、日程第13、議案第100号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
9番、多田與四朗議員。

9番(多田與四朗君)

1点お尋ねしたいんですけれども、この高額医療と療養給付費ですか、これの対象となる人数と年齢的なものをお尋ねしたい。
といいますのは、やはり我々の世代であってもそうですけれども、本当にミドル世代というんですか、これが突然死に襲われたりするケースが非常にあるんですよ。だから、ご高齢者の方はともかくといたしまして、当市におきまして、そういうケースがないほうがありがたいんですけれども、ちょっと参考のためにお尋ねしたいというところでございます。

議長(玉岡 武君)

坂本市民環境部保険年金課長。

市民環境部保険年金課長(坂本 憲清君)

保険年金課のほうからお答えさせていただきます。
ただいまの療養給付費の対象者及び高額の対象者ということでございますけれども、まず昨年から行われました20年4月から後期高齢者ということで、75歳以上につきましては後期高齢者医療に入られたわけですけれども、それまでの世帯、いわゆる74歳までの方が対象でございます。
人数でございますけれども、直近で申しますと、21年11月現在で世帯数が5782世帯、人数にいたしましたら1万1145名でございます。その方々が療養給付費及び高額療養費の対象者でございます。
以上です。
年齢は74歳以下の方でございます。

議長(玉岡 武君)

ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようであります。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]

議長(玉岡 武君)

起立全員と認めます。
よって、議案第100号、平成21年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。
次に、日程第14、議案第101号、平成21年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第2号)についての質疑をお受けいたします。
なお、本件は予算審査特別委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮願います。
質疑はございませんか。お受けいたします。
6番、大澤正昭議員。

6番(大澤 正昭君)

ちょっと1点お尋ねをしたいと思います。
これは、台風水害によるポンプ場機器修繕工事及び地下ピット改修工事ということになっておって436万8000円なんですけれども、もう少し具体的な詳しく、私らこういったことが全然わかりませんので、どこがどうなってこうやねんと。台風がなければする必要がなかったのか、台風のたびにこういうことをせないかんのかといったようなことも含めてお願いしたいなと。少し詳しくお願いしたい。

議長(玉岡 武君)

太田都市整備部長。

都市整備部長(太田 政幸君)

都市整備部のほうからご説明をさせていただきたいと思います。
先般の台風18号によりまして、山辺三の第1中継ポンプ場のほうが冠水をしたということでございます。まず、地下にピットがございまして、そちらのほうに揚水ポンプ、浄化センターのほうに送っております揚水ポンプが設置されております。それが台風の雨水の影響によりまして冠水をしたと。その地下ピットの周囲には操作盤、また電気計装盤等がございました。その辺、今後の対策も含めて移動をさせるということで、隣の部屋のところに高いところ、つまりピット内から外に出すという工事をさせていただくものでございます。
また、もう1点は脱臭槽といいまして、室内にたまります臭気を活性炭によりまして取り除いて室外に排出するというそういう施設でございますが、その部分につきましても一部、高いところに設置をしかえるという計画で今回、計上させていただきました。よろしくお願いします。

議長(玉岡 武君)

6番、大澤正昭議員。

6番(大澤 正昭君)

説明としてはわかりました。
それは今回の台風で冠水したわけですけれども、今までも、台風ではなくても相当な雨量が降ったときもあると思うんですよ。そういったときのそこの場所の水につかる、冠水するといったようなことはどうだったんですか。そのときは工事が要らなかったのか。そしてまた、そういうことがあるとすれば、あの施設の建物の周りを中に水が入らないようにすることは当然、今までにも考えられたのと違うかなと。

議長(玉岡 武君)

太田都市整備部長。

都市整備部長(太田 政幸君)

私、聞いております限りでは、今回がピット内に水が浸入したというのは初めてと聞いております。ですから、以前の災害等につきましては被害は出ていないということでございます。

議長(玉岡 武君)

ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本案につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託いたします。
次に、日程第15、議案第102号、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようであります。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]

議長(玉岡 武君)

起立全員と認めます。
よって、議案第102号、平成21年度宇陀市立病院事業特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。
次に、日程第16、議案第103号、平成21年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑をお受けいたします。
なお、本件は予算審査特別委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮ください。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本案につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託いたします。
それでは、ただいまから10分間、3時10分まで休憩いたします。

午後3時01分休憩
午後3時10分再開

日程第17 議案第104号から日程第20 議案第107号

議長(玉岡 武君)

休憩前に引き続き、会議を開きます。
続いて、日程に従いまして、日程第17、議案第104号から日程第20、議案第107号までの4議案を一括して議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。

議会事務局長(山本 栄次君)

命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の37ページをごらんいただきたいと思います。
議案第104号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額、4万2898円。
2、損害賠償の相手方、記載のとおりでございます。
3、和解の概要。1、本件和解金として、4万2898円を相手方に支払う。2、当事者は、本件に関し、本和解条項に定めるほか、なんら債権債務のないことを相互に確認する。
次に、38ページでございます。
議案第105号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額、2万7200円。
2、損害賠償の相手方、記載のとおりでございます。
3、和解の概要。1、本件和解金として、2万7200円を相手方に支払う。2、当事者は、本件に関し、本和解条項に定めるほか、なんら債権債務のないことを相互に確認する。
次に、39ページでございます。
議案第106号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額、2万4018円。
2、損害賠償の相手方、記載のとおりでございます。
3、和解の概要。1、本件和解金として、2万4018円を相手方に支払う。2、当事者は、本件に関し、本和解条項に定めるほか、なんら債権債務のないことを相互に確認する。
次に、40ページでございます。
議案第107号、損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額、35万7521円。
2、損害賠償の相手方、記載のとおりでございます。
3、和解の概要。1、本件和解金として、35万7521円を相手方に支払う。2、当事者は、本件に関し、本和解条項に定めるほか、なんら債権債務のないことを相互に確認する。
以上でございます。

議長(玉岡 武君)

理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。

副市長(森田 博君)

失礼いたします。
ただいま一括上程いただきました議案第104号から議案第107号までの4議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
なお、審議資料及び議案書を参照にしていただきたいと存じます。
説明に当たりまして、これら4議案は施設管理におけるもの、公用車の運行におけるもの、施設の維持管理に係る業務遂行におけるもの、市道の管理におけるものそれぞれが不十分なために発生した事故でございます。これらにより関係の方々にご迷惑をおかけし、まことに申しわけなく思っておる次第でございます。今後は適切な施設管理等の徹底、公用車の事故防止を図っていく考えでございます。
まず、議案第104号、損害賠償の額を定め和解することについてであります。
本件は、平成21年7月7日午後3時15分ごろ、榛原区の中央公民館榛原分館において、相手方が分館利用の申請に来訪した際、申請窓口上部に設置してあった分館落成式の写真の額縁を固定していたひもが劣化と見られる磨耗により切断されたため、当該額縁が落下し、相手方右腕のひじ部分に接触したものであります。本件で市の過失割合を100%といたしまして相手方と和解し、損害賠償金を支払うものであります。
なお、損害賠償金につきましては、全国町村会総合賠償補償保険が適用されます。
事故後、分館の再点検を行いまして、危険物を除去するとともに、事故防止のため、他の施設についても点検の指示を行っております。
次に、議案第105号、損害賠償の額を定め和解することについてであります。
本件は、平成21年9月14日午前9時ごろ、大宇陀区中庄地内の市道大宇陀音羽線と市道新大宇陀音羽線との合流付近において、運行していた市営有償バス大宇陀南部線が相手方のミニバイクと接触したものであります。この事故で、相手方は転倒による右手と左肩の打撲とミニバイク本体の損傷、市側はバス左側前バンパーを損傷いたしました。
なお、市営有償バス大宇陀南部線の運行は、宇陀観光株式会社に委託しております。
本件は、双方の十分な安全確認を怠ったことが原因と考えられ、市の過失割合を40%とし相手方と和解し、損害賠償金を支払うものであります。
事故後、公用車の運転について、安全運転の徹底の周知を行っているところでございます。
次に、議案第106号、損害賠償の額を定め和解することについてであります。
本件は、平成21年10月5日午前10時30分ごろ、菟田野区古市場62番地の2、菟田野運動場駐車場において、職員による運動場敷地の草刈り作業中、草刈り機の刃がフェンス沿いの植え込みの小石をはね、駐車場内に相手方が設置した電話ボックス東側のガラス1面を破損したものであります。
本件で市の過失割合を100%といたしまして相手方と和解し、損害賠償金を支払うものであります。
なお、損害賠償金につきましては、全国町村会総合賠償補償保険が適用されます。
事故後、草刈り作業について、周辺の状況を十分確認して行うよう指示しておるところでございます。
次に、議案第107号、損害賠償の額を定め和解することについてであります。
本件は、平成21年10月9日午前11時30分ごろ、室生区大野3776番地内、市道長峯大野線において、相手方が運行する霊柩車が走行中、前々日から前日にかけて通過した台風18号の影響と見られる倒木及び落石に接触し、右側前ドア部分とホイールを損傷したものであります。
本件で市の過失割合を100%とし相手方と和解し、損害賠償金を支払うものであります。
なお、損害賠償金につきましては、全国町村会総合賠償補償保険が適用されます。
事故後、現在行っている道路パトロールを強化することによる安全確認の徹底を図っているところでございます。
以上、提案理由の説明とさせていただきまして、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

議長(玉岡 武君)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入りますが、議案ごとに行います。
初めに、日程第17、議案第104号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑をお受けいたします。
18番、泉岡正昭議員。

18番(泉岡 正昭君)

毎回、毎回、損害賠償の和解案が出ておりますが、一つお尋ねいたしますが、この公民館におきましては指定管理者管理と違いますか。それを一つお尋ねいたしたいのと、市のCATVにおきまして、災害対策に対する市民の心構えに対しましていろいろアドバイスをしておられますが、公民館といいますと公の建物でございます。やはり、こういう建物について、建物とまた備品等におきまして点検を十分されておるのか、一つそれをお尋ねいたします。
ただ、全国町村会の賠償責任で済むからいいという問題ではございません。これは大きな事故に伴いますので、この点につきまして、ひとつ明確なご回答をお願いいたします。

議長(玉岡 武君)

吉村教育委員会事務局参事。

教育委員会事務局参事(吉村 泰和君)

この事件が起こりました場所でございますが、中央公民館の榛原分館ということで指定管理施設ではございません。直営の施設でございます。
通常、このような掲示物につきましては、日常的な清掃時に十分確認がついて、事故的なものが防げるものと考えておりましたが、何分にも落下して負傷しました。今回の事故から考えますと、軽く引っ張るだけで十二分に確認がつくものというように考えておりまして、各施設の安全点検につきましては再度指示をいたしましたが、また以前からも注意をしているところでございますが、日常におけます少しの気遣いで十二分に防げる事故もあろうと思いますので、今後、十二分に配慮してまいりたいというように考えております。
以上でございます。

議長(玉岡 武君)

18番、泉岡正昭議員。

18番(泉岡 正昭君)

再度このような補償をするようなことのないように点検を十分お願いいたしまして、質問を終わります。

議長(玉岡 武君)

答弁はよろしいですね。

18番(泉岡 正昭君)

結構です。

議長(玉岡 武君)

ほかにございませんか。
2番、上田德議員。

2番(上田 德君)

この分館ですけれども、分館につきましては地域の集会所も兼ねておるのではないかなとこのように感じております。
したがいまして、こういった際の責任分担ですね、そういった場合、一体どうなっておるのかというような部分も若干論議をする必要があるのではないかなとこのように思うところでございます。
今回の場合は、榛原分館という位置づけの中で処理をされておるわけですけれども、地域も同じように利用されておるといった中で、そういった責任分担だとか、あるいは日常のメンテナンスですね、そういった部分につきましてどのような扱いとなっておるのか、1点お聞きしておきたいと思います。

議長(玉岡 武君)

吉村教育委員会事務局参事。

教育委員会事務局参事(吉村 泰和君)

基本的に榛原分館部分と集会所といいますか、公民館部分、1階と2階でのすみ分けをしております。したがいまして、その辺の責任分担につきましては、おのずとその段階で判断がつこうかというように思います。
ただ、建物自体の所有は宇陀市になっておりますので、その辺につきましては、その事故ごとに対応する部分があろうかと思います。

議長(玉岡 武君)

よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようでございます。
それでは、これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]

議長(玉岡 武君)

起立全員と認めます。
よって、議案第104号、損害賠償の額を定め和解することについては、原案のとおり可決されました。
次に、日程第18、議案第105号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
10番、山本繁博議員。

10番(山本 繁博君)

この105号に対しては、バスとバイクが接触したというようなことですけれども、これ比率はどうなっているんですか。それをちょっと聞かせてください。どっちがいいか悪いかという比率、こういうのありますよね。こっちが損害賠償をしますねんから、比率というのがどうなっておるか、ちゃんと上がっているはずですわ。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

お答えいたします。
当方が4割の過失、相手方が6割の過失、こういうことでございます。

議長(玉岡 武君)

10番、山本繁博議員。

10番(山本 繁博君)

うちが4割、向こうが6ですね。そうしたならば、その比率ならば、これ損害賠償しなくてもいいのではないですか。どう思います。これ、保険使っていますけれどもね。これ、比率にして向こうが悪いじゃないですか。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

当方の過失割合がゼロという場合については、賠償金の支払いの義務は発生しません。4割ということでございますので、この額の示談ということになりました。

議長(玉岡 武君)

10番、山本繁博議員。

10番(山本 繁博君)

それならば、損害賠償保険は掛かっているということで、何でもかんでもそういう比率でも、この賠償保険を使うんですか、我が市は。そうですやろう。これはおかしいじゃないですか、これ。うちが4ですやろう。向こうが6ですやろう。そしたら6対4ですよ。そしたら向こうのほうが、こっちに利があるということと違いますのか。10対4の補償金ですか。なるほどね。では、相手からももらっているんですね。どないなってるんですか、教えてください。比率が向こうが6でこっちが4、そして賠償保険を使って、そうですやろう。それで向こうの保険も使ってるんですね。おかしいわ、これは。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

お互いの過失割合によって双方の賠償を確定して、向こうの保険も使っているとこういう状況でございます。

議長(玉岡 武君)

これでよろしいか。保険規約によるものだと思います。
18番、泉岡正昭議員。

18番(泉岡 正昭君)

これちょっとお尋ねいたしますけど、時間帯が9時ごろと書かれておりますが、これは生徒または園児が乗っておりましたのか、乗車していましたか、それを一つお聞きしたいと思いまして。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

児童・生徒のバスではございませんで、一般乗客でございます。

議長(玉岡 武君)

一般乗客ということであります。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]

議長(玉岡 武君)

起立全員と認めます。
よって、議案第105号、損害賠償の額を定め和解することについては、原案のとおり可決されました。
次に、日程第19、議案第106号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑をお受けいたします。
ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]

議長(玉岡 武君)

起立全員と認めます。
よって、議案第106号、損害賠償の額を定め和解することについては、原案のとおり可決されました。
次に、日程第20、議案第107号、損害賠償の額を定め和解することについての質疑をお受けいたします。
質疑はございませんか。
6番、大澤正昭議員。

6番(大澤 正昭君)

この部分についても少しお尋ねをしてみたいと思うんですけれども、これ、幸いなことに自動車、物に当たっただけで人的なものはなかったというように記載をされておりますので、よかったということなんですけれども、それだけでは済まされない部分があるのではないかなと。
これ、室生ダムの周辺、ダムの工事に係り作業道としてつけられたと私はお聞きをしておるんですけれども、通常の自動車、また市内の皆さん方がジョギング、散歩、そういった部分で利用される部分については何ら問題のない幅員であるのかなと思っておるんですけれども、ことしの5月、6月でしたかな、赤人橋から少し先、50メートルほど先でしたか、あそこで落石ではなくて土砂崩れで相当の期間、通行どめということがあったと思うんですけれども、このダムの周辺の工作道といいますか、市道になっておると思うんですけれども、この部分につきましては相当に構造物が少ないように感じるし、急な切り取り、山手のほうです、ダム側ではなくて山手のほうに相当に勾配が急であると。
そして、あそこは通っておって感じるんですけれども、今回も石と木の枝ということなんですけれども、大きな石がどんと道へふさぐといったことは少ないと思うんですけれども、細かい石がぱらぱらぱらぱらと落ちてくるように私は感じております。そういった箇所をどれぐらい把握されているのか。そして、このダムの周辺の道路、あれ、距離としては何メートルぐらいあるのか。まず、その2点お尋ねしてみたい。

議長(玉岡 武君)

西田土木部長。

土木部長(西田 茂君)

ただいまのご質問にお答えさせていただきます。
今回、この落石のありました箇所につきましては、まず室生ダムの堰堤側の下流のほうから言いますと、赤い橋がございまして、竜鎮橋と言うておりますけれども、それと斎場との入り口のちょうど中間ぐらいのところでございます。今回、約15センチぐらいの石と聞いておりますけれども、落石があったところはちょうど沢のような形になっておりまして、道路の面するところには、それらの水ないし石を受ける小さな堰堤があるんですけれども、ちょうどその3メートルほど上流側のところに岩盤から水が流れていると。例えば、雨の降った後とか、雨の降った明くる日とか、多ければ二、三日どうも続くみたいなんですけれども、岩の面から水が流れるというような形で落石があったということです。
そして、先ほどの堰堤と今のこの間ですけれども、この部分、約10メートルほどの間ですけれども、落石防護さくがちょうど飛んでいるところでございます。
議員の先ほどおっしゃいました安全面に関してでございますけれども、これにつきましては、合併前の室生区ないし合併前の榛原区におきまして、昭和50年代ないし平成に入ってからでございますけれども、右岸側のほうの道路、舗装されておるほうでございますけれども、主にそちらのほうには、落石防護さくをおよそ5年ぐらいだったと思いますけれども、年次的に皆かけていったというような形でございます。そして、ちょうど先ほども言いましたように、この間だけがそういう堰堤もあったような形で、約10メートルほど落石防護さくがちょうど飛んでいたというような状況でございます。
そして、最後のご質問の延長でございますけれども、ちょっと手元に左岸、右岸の延長を持っておりませんので、また後ほど報告させていただきます。

議長(玉岡 武君)

6番、大澤正昭議員。

6番(大澤 正昭君)

私がお尋ねをしている趣旨は、距離が相当にくねくねとダムの周辺を縫って道路ができている。作業道ですから当然です。そして、急な切り取りであると。そして、先ほど部長が言われましたように、あそこは日裏になって、当然この宇陀市全体がそうなんですけれども、これから冬場は特にそういった山のわき水の部分が凍ってしまうと、夜間に。そうしたときに、その石がしっかりしたものであったにしても、凍った中で石が浮いたような格好になってしまって、何年かしたときに落ちてくるということは十分考えられるわけですわ。
ですので、そういった箇所が言われるようにネットを張って十分安全には気をつけておるということなんですけれども、余りにも距離が長い、面積が広いと。高さも相当高低差があると思うんですよ、ネットを張るにしましても。
以前にも、室生ダムの水資源にも協力を請うたらどうかといったような話も出ておったように私は記憶するわけなんですけれども、今回はたまたま物。中にもちろん人が乗っておられたわけですけれども、今回は自動車の物ということなんですけれども、先ほど言いましたように、部長もご存じと思いますが、あそこ夜中は知りませんけど、暗くなってから向こうはわかりませんけれども、朝早くから夕方遅くまで結構な人があの道路を利用して、健康もありましょうし、景色を楽しまれる。特に紅葉の時期なんていうのは多く遠くからも、また魚釣りの方もおられるといったことで、その落石注意なんですけれども、防げない、防げるようで防げない。
よう自動車で走っておって落石注意と書いていますけど、これ、落ちてきたらどないするねん、冗談半分でそんなことを言いながら走っておる部分もあるんですけれども、あの場所ではないですけれどもね。
ですので、危険の予知が役所としましては、やっぱりセキュリティーをどこまで、ここは危険やねと感じる意識。落ちたら弁償したらええねんがなではないと思うんですけれども、そこのところの一遍歩いて見てみようかとか、危機意識ですな。起こった後の管理はもちろん組織ですから、十二分に相手さんにご迷惑のかからないようにアフターケアをするわけですけれども、そうではなくて、その前に、小さなお子さんなり、ご婦人なり、がんと上から落ちてきたときにといったことの事前の危険予知、そういった、ここ危ないねんといったそういう危機管理意識をしっかりと持っていただきたい。
そんなん言うたって防げへんがよという部分もあろうかと思うんですけど、そうではない。そういった意識づけが、例えば3回起こるところを未然に防げたりとか、5回で大きな事故になっても不思議ではない部分を、ふだんのそういった意識づけによって軽く済んだということは私は十分あると思いますので、そういったことを日常しっかりとした意識づけを持っていってもらわないと、こんなんたまたま落ちてんでは大きな事故につながってしまうという危険をはらんでいると思いますので、そこのところをしっかりと取り組んでいただきたい。

議長(玉岡 武君)

前田市長。

市長(前田 禎郎君)

この道路につきましては、私も一番心配している道路です。いつも台風が来たり大雨が来たときに何か事故が起こらないかなとそんな心配ばかりしている道路でして、ちょうど榛原町時代からも、国交省なり水資源なりいろんな形であの道路のいわゆる維持管理、危険箇所について、国交省なりいろんな方に来ていただいて見てもらっている。委員会まで立ち上げて、国を挙げて国交省も来てもらってやっておった。やるんです。
でも、余りにも長くて余りにも広いというところがありまして、できるだけ県なり国に対して、あそこはダムの工事用の道路じゃないかと。それを我々はあれを市道として維持管理をしているんだけれども、あそこに来られる皆さんというのは、おっしゃるようにジョギングをしたり、あそこのダムはきれいだから見に来たり魚釣りに来たり、たくさんの方がいらっしゃるんです。だから、そういう方々に対してどういうように危険だということを知らせていこうかということで、随分いろんな形で防いでいるわけなんですが、例えば大雨注意報が出たりしたときはもう通行どめにするとか、何としても私は、あそこはもう通行どめにしたいんです。といっても霊園がありますし、そういうわけにはいかないということもありますので、大雨が来たときは、職員はあそこの通行どめをしに行って維持管理をしてみたり、危険の防止対策というのは随分やっているんですけれども、私は、あそこ全体をやろうとしたら何百億円という金がかかるということで県にも国も随分言っているんですけれども、なかなかかかってくれない。
だから、災害があったときにそれをうまく利用しておいおいに直していっているというのが現状でありますので、十分な危機管理意識というのは、皆うちの職員も全部持っておりますので、何とかしてそういうことをできるだけ防ぎたいと。榛原側もありますし、室生側もありますので、そういうことを考えております。私も、雨が降ったときはそれが一番頭の中にこびりつきまして何とかしたいという気持ちはあるんですが、なかなか大きな経費がかかりますので、国なり県なりに対してお願いをしているというのが状況でございますので、ご理解いただきたいと思います。

議長(玉岡 武君)

6番、大澤正昭議員。

6番(大澤 正昭君)

市長、今おっしゃっておられるとおりで、この室生ダムを、魚釣りにしましてもフィッシングで若い子から年配の方まで楽しんで、観光といいますか、レジャーといいますか、そういったことにも利用されているダムでありますし、最近は宇陀市を見ましても人工林、杉やヒノキが多くて、あのダムの周辺、そしてダムの中洲にある山、ここらあたりが手がつかずに紅葉の時期には相当にきれいな色づいたものが観賞できるといった、ジョギングだけではなくて、自分のいろんなそういった観光も兼ねた重要な宇陀市にとってはポストのいい観光スポットやと思うんですよ。
そして、宇陀市だけがかんかんになりましても、今おっしゃられるように相当な面積と相当な幅と相当なお金がかかってしまうということで、懲りずにやっぱり国、県にしっかりと働きかけをしていただいて、人の命の大切さと今、室生ダムが抱えております重要な部分、県の水がめといった部分もあるし、そして多くから、ここは大阪からも近い、たくさん来られると思います、この室生ダムへ。そういったこともご理解をいただけるように、途切れたらあかんと思います、役所の中のアクションが。県なり国へなりのアクションがね。しっかりと継続してそこの重要性を理解いただけると。必ずわかっていただける部分があろうかと思います。一遍に全部というわけにはいかんけれども、年次を重ねながら、人様に危険を感じるというか、安心してこの室生ダムで楽しんでもらえるような施設になっていったら私はうれしいなと思っていますので、きょうあすというわけではないですけれども、途切れることなく、根気よくアクションをかけていただきたいなという、答弁は結構ですけれども、そういったことを市長と思いは同じですので、よろしくお願いしたい。

議長(玉岡 武君)

ほかにございませんか。
2番、上田德議員。

2番(上田 德君)

この107条につきまして、議案審議資料の9ページのほうでそうした細かな部分を記載されておるわけなんですけれども、ちょっとわからないのは、台風18号の影響による倒木枝及び落石が市営斎場に向かうための車に当たったとこうなっておるんですけれども、初めから倒木があって、そこを通られたのか、たまたま来たときに同じように木と石が落ちてきたのか。これ、もし最初から木や石があるのであれば、これは運転手の安全運転義務違反がまず先に来るのではないかなと私は思うんですね。
近年、道路管理者のそういった自然災害におけるところの過失責任というのは、下北山の169号線か何かで土砂が落石して車ごと埋まってという事件があって以来、それぞれの管理責任というものが非常に高く求められているというのはわかるわけなんですけれども、今回の場合、18号台風があってから9日ですので2日ぐらいですか、丸1日半以上はたっておると思いますけれども、そういった中で行かれたときに、現場へ行かれる車にどういう状況で当たったのか。走っておる最中に当たってんというこういう話であれば、それはそれで、先ほど大澤議員が心配されているような部分の中で対応せなあかんという部分は感じますけれども、今回のこの事故に対して市がその賠償をするに当たって、まず先にそこへ行かれた車の状況ですね。車があって倒木があってわしの車に当たったんやとこう言われておるわけですけれども、それは走行中にそういう自然災害が起こったのか、自然災害が起こった後に道路上にそういう事象があることを現認しながらそこに入っていかれて当たったのと、これでは賠償の責任、市の責任というのは大きく変わると思いますけれども、そこら辺の検証というのはどのような形でされたのか、わかる範囲でお願いをしたいと思います。

議長(玉岡 武君)

西田土木部長。

土木部長(西田 茂君)

ただいまのご質問にお答えさせていただきます。
台風18号、8日の未明に発生して、明け方ぐらいまで相当な雨が降ったわけでございますけれども、この事故の発生しましたのは9日の11時半ごろということで、室生側のほうから斎場のほうへ行くという、ちょうど9日の日に火葬があったということでございます。
しかし、先ほど議員のお尋ねのように、この件につきましては、斎場へ行くに当たりまして、環境課の職員2名がまずその安全性を確認してくれたということで、室生側から斎場までの間、確認したときには何もなく、台風の後でありましたけれども、何もなく通行できたというような形で霊柩車の方には許可を出したという形です。
しかし、この走行中に、先ほどお話しさせていただきましたちょうど水が流れておるわけでございますけれども、そうしたところから15センチ程度の落石といいますか、それが下に落ちて、そしてはねて、そしてホイール等を傷めたというような形でございます。
以上でございます。

議長(玉岡 武君)

2番、上田德議員。

2番(上田 德君)

皆さん方、今聞かせていただいたら、事前に道路を点検をされておるという中で落石が落ちたという話でございますので、これは非常に大事な問題だと思うんですね。
ですから、先ほど部長のほうから、水量が出ておるから、多分その水量によって霊柩車の通過時に落石と倒木が起こったよというご説明だと思うんですけれども、わからんけれども、もし危険があれば事前にとめるというのが、まずは行政の姿勢ではなかったかなとこう思うわけですね。これは非常に高度な行政の判断が求められますけれども、まずはやっぱり危なかったら通さないというのが原則ではないかなと。
ですから、そうなると今度は現地を現認された職員さんのそういった部分の今後、災害後の二次災害を防止するという防災の観点からも、さらなる高度な教育が求められるのではないかなというようなことも考えられますし、本来、これは通行どめにしておれば起こらなかったかもわからない事故であるわけですから、これは先ほど大澤議員がおっしゃられたように、市役所の中でそういったせっかく事前にその日の近時の間に点検をいただいておるというそのことをもって、やはり我々は安全性は確保されたという一つの事象を決められたんやとこう判断しましたら、これからやっぱりこういう部分の災害後の判断というのは非常に高度な判断を求められますけれども、やはりそれは下していただかなければならないということがあると思いますので、ひとつその部分につきましても、この災害を一つの糧としていただきまして、二次災害を防止するという観点から、ひとつ職員さんのさらなる高度な研修、研さんを積んでいただくことを望んでみたいと思います。

議長(玉岡 武君)

答弁は要りませんか。

2番(上田 德君)

結構です。

議長(玉岡 武君)

ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようであります。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]

議長(玉岡 武君)

起立全員と認めます。
よって、議案第107号、損害賠償の額を定め和解することについては、原案のとおり可決されました。

日程第21 議案第108号

議長(玉岡 武君)

続いて、日程に従いまして、日程第21、議案第108号、財産を取得することについてを議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。

議会事務局長(山本 栄次君)

命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の41ページでございます。
議案第108号、財産を取得することについて。
財産を次のとおり取得したいので、宇陀市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例(平成18年宇陀市条例第53号)第3条の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
1、学校ICT環境整備事業に係る地上デジタルテレビ及びテレビスタンド。地上デジタルテレビ、合計欄でございます。184台。テレビスタンド149台。取得金額3016万4316円。
なお、詳細な台数、取得金額、取得の相手方、対象施設につきましては記載のとおりでございます。
2、学校ICT環境整備事業に係る教育用パソコン、校務用パソコン及び高速同軸通信モデム。教育用パソコン230台。校務用パソコン124台。高速同軸通信モデム96台。取得金額6804万円。
なお、取得の相手方、対象施設につきましては記載のとおりでございます。
以上でございます。

議長(玉岡 武君)

理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。

副市長(森田 博君)

失礼いたします。
ただいま上程いただきました議案第108号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
なお、審議資料及び議案書を参照していただきたいと存じます。
議案第108号、財産を取得することについての提案理由の説明を申し上げます。
世界金融危機に対する追加経済対策の一環として、政府の平成21年度補正予算にスクール・ニューディール構想に関する予算が認められ、この構想において、デジタルテレビ、コンピューターの整備など、学校等のICT環境を整備する事業が盛り込まれました。
また、地方公共団体が地域活性化等に資する事業を実施し、積極的に地域活性化等に取り組むことができるよう、臨時交付金として地域活性化・経済危機対策臨時交付金及び地域活性化・公共投資臨時交付金制度が創設され、学校ICT環境整備事業の負担分として総事業費の2分の1である2000億円がこの臨時交付金で措置されます。
これにより、平成23年7月のテレビ放送の完全デジタル化に対応するため、全国の幼、小・中・高等学校等に設置されているアナログテレビの買いかえ等により、視聴できる環境の整備、IT新改革戦略による政府目標の達成に向けて、全国の小・中・高等学校等における教育用及び校務用パソコン、校内LANの整備など、学校のICT環境の整備を行うものであります。
そして、デジタルテレビとパソコン等々の連携、パソコン校内LANを通じたインターネットの活用等により、わかりやすい授業の実現、子どもたちの情報活用能力の育成を図るというものであります。
なお、スクール・ニューディール構想とは、文部科学省が21世紀の学校にふさわしい教育環境の抜本的充実を図ることとするため、学校耐震化の早期推進、学校への太陽光発電導入を初めとしたエコ改修、ICT環境の整備等を一体的に推進する構想のことであります。
この学校ICT環境整備事業により、市内の幼稚園、小学校、中学校、保育所及び公民館に必要数を配置するため、合計184台の地上デジタルテレビを整備し、また小学校及び中学校用として教育用パソコン230台、校務用パソコン124台及び高速同軸通信モデム96台などを取得することについて、宇陀市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、相手方との契約に際し、議会の議決を求めるものでございます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

議長(玉岡 武君)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑をお受けいたします。
3番、山本良治議員。

3番(山本 良治君)

1点ばかり質問させていただきます。
テレビないしテレビスタンド等々かなりの台数であるわけですけれども、それぞれの物品購入になるだろうと思うわけですけれど、これの選定方法といいますか、どのような形で入札なのか、指名でやっているのか、その方法をお聞かせ願いたいと思います。

議長(玉岡 武君)

吉村教育委員会事務局参事。

教育委員会事務局参事(吉村 泰和君)

今回の執行の方法でございますが、基本的には入札と同じような手続を踏みまして、郵便入札に近いものを行いました。ただ、出してもらった方法が見積書による提出というようなことで、基本的にこのような見積書をいただくというような形になりました。
指名業者につきましては、テレビにつきましては市内の物品等の指名願を上げておられる指名参加資格のある業者23社を指名して、入札、見積もりをいただきました。
なお、パソコンにつきましては、それに加えまして市内、県内の情報機器メーカー、それと市内にあります情報機器のメーカーとして指名願が出されております業者16社を指名して、見積書を徴収いたしました。
以上です。

議長(玉岡 武君)

ほかにございませんか。
2番、上田德議員。

2番(上田 德君)

2番目の学校ICT環境整備事業に係る教育用パソコンと校務用パソコン、それから高速同軸通信モデムということで、取得金額が6804万円となっておりますけれども、それぞれのパソコン、教育用、校務用、それからあと、多分この同軸の通信モデムがかなり高くついておるのかなと思いますけれども、この内訳をお願いしたいと思います。

議長(玉岡 武君)

吉村教育委員会事務局参事。

教育委員会事務局参事(吉村 泰和君)

単体での内訳という形になろうかと思います。
まず、教育用パソコン230台につきましては、おおむねソフトも入りますし、それから設定等も含めまして約15万円程度になっております。校務用パソコンにつきましても、同じくソフト、設定等を含めまして、同じように約14万円程度というようなことでございます。
それから、高速同軸通信モデムでございますが、通常ですと、パソコンの接続につきましてはLANケーブルを使ってやるんですが、今回につきましては、学校内に配線をされておりますテレビ用の同軸ケーブル、その同軸ケーブルを使いまして接続するという方法にさせていただきました。それにつきましての設定が約4万円強というような形で各学校単品の値段となっております。以上を積み上げまして6804万円ということになっております。

議長(玉岡 武君)

2番、上田德議員。

2番(上田 德君)

同じように見積もり提出によるところの随意契約というようになっておるかと思いますけれども、当然、単体当たりは多分細かく計算されておると思いますけれども、結局そしたらあれですか、それぞれの項目ごとの入札総額というものは見ておられないわけなんですか。

議長(玉岡 武君)

吉村教育委員会事務局参事。

教育委員会事務局参事(吉村 泰和君)

基本的に見積書の記載例につきましては総額での見積もりですから、工事で言います内訳書等の提出は求めておりません。

議長(玉岡 武君)

11番、森下裕次議員。

11番(森下 裕次君)

テレビの納入業者で、一番最後で奈良県農業協同組合宇陀経済センターとあるんですけれども、市の納入業者というようなことで指名もされているんでしょうけれども、それまでは全部、電気工事も請け負う業者だと思うんですけれども、指名許可業者となるわけなんですけれども、このJAが許可業者となるということには特段問題はないんですか。

議長(玉岡 武君)

吉村教育委員会事務局参事。

教育委員会事務局参事(吉村 泰和君)

物品に対します指名願の受け付けにつきましては、管財課のほうでやっております。したがいまして、そちらのほうの受け付けの条件に見合った業者というようなことで選定をいたしました。農協でありましても、他の電気業者でありましても、他の残ります10何社につきましても、すべて物品に行いますこのようなテレビ等の納入業者としては適切なものということで判断をさせていただきました。

議長(玉岡 武君)

ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようであります。
それでは、これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]

議長(玉岡 武君)

起立全員と認めます。
よって、議案第108号、財産を取得することについては、原案のとおり可決されました。

日程第22議案第109号並びに日程第23議案第110号

議長(玉岡 武君)

それでは続いて、日程に従いまして、日程第22、議案第109号から日程第23、議案第110号までの2議案を一括して議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。

議会事務局長(山本 栄次君)

命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の42ページでございます。
議案第109号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について。
宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
公の施設名、宇陀市文化芸術活動体験交流施設。公の施設の所在地、宇陀市室生区下田口1112番地。指定管理者、宇陀市室生区下田口1112番地、田口小学校跡活用委員会。指定の期間、平成22年4月1日から平成27年3月31日まで。
次に、43ページでございます。
議案第110号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について。
宇陀市の公の施設の指定管理者の指定について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
公の施設名、宇陀市室生高齢者等ふれあい館。公の施設の所在地、宇陀市室生区上笠間444番地の1。指定管理者、奈良市西大寺小坊町1番12メゾン開宝2号館202号、特定非営利活動法人音楽の森。指定の期間、平成22年4月1日から平成27年3月31日まで。
以上でございます。

議長(玉岡 武君)

理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。

副市長(森田 博君)

失礼いたします。
ただいま上程いただきました議案第109号及び議案第110号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第109号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についてであります。
宇陀市文化芸術活動体験交流施設は、廃校となった室生区の旧田口小学校跡を活用し、文化芸術活動体験を通じて地域間の交流を図るとともに、地域の活性化を目的とする施設として平成19年4月に設置したものであります。
体験交流施設の管理につきましては、こうした目的を効率的に達成するため、田口小学校跡活用委員会を指定管理者に指定し、代行させております。平成22年3月31日に、その指定期間が満了することに伴い、現在、施設の指定管理者である田口小学校跡活用委員会を指定管理者に指定するものであります。
なお、指定管理者として施設の管理運営を行う期間は、平成22年4月1日から平成27年3月31日までの5年間でございます。
次に、議案第110号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についてであります。
先ほどご提案いたしました議案第97号、宇陀市室生高齢者等ふれあい館設置及び管理に関する条例の一部改正により、ふれあい館の管理について、指定管理者として特定非営利活動法人音楽の森を指定し、代行させるものであります。
なお、指定管理者として施設の管理運営を行う期間は、平成22年4月1日から平成27年3月31日までの5年間でございます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

議長(玉岡 武君)

提案理由の説明が終わりました。
初めに、日程第22、議案第109号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についての質疑をお受けいたします。
ございませんか。
2番、上田德議員。

2番(上田 德君)

宇陀市の場合、多くの施設がいろいろなところに管理委託をされておるわけでございます。特に文化体育事業団に指定管理をされておる部分につきましては、職員の派遣というのが非常に高い比率でもってされておるのではないかなというように思います。
今回、この元気村の指定管理につきましても、そういった職員の派遣等の部分での支援が今後も続けられるのかどうか。その点につきまして、平成19年、20年度は職員の派遣をいただいておったように思いますけれども、今年度はどうも派遣がいただけていないような形で運営をされております。
したがいまして、指定管理とそういった部分との兼ね合いですね。文化体育事業団であれば、職員が文化体育事業団に派遣されておるからええんやという部分と、直接こういった形で市の職員の方々が今まで開設当初、何らかの形で支援をいただきながらおったわけですけれども、そういった財政措置が高く水準が上がっておるのであれば、それなりの評価等できる部分があるかと思いますけれども、そういった部分での評価等を加えられて、現在のように職員派遣がなくなってきておるのか。そこら辺、今回もやはり職員さんのどういった考え方になっておるのか、少しお聞きをしたいと思います。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

上田議員のご質問にお答えをしたいとこう思います。
この指定管理の関係につきましては、法改正に基づき、直営か、あるいは指定管理かというような選択制度のもとに、宇陀市としましても平成18年、合併した1期でございますけれども、7月に公の施設の指定管理方針を定めて、この間、各種施設を指定管理という形で定めてまいりました。
状況的に申し上げますと、本来、原則は公募でございます。公募に基づく宇陀市内の指定管理施設は、大宇陀のあきののゆと大宇陀にありますまちなみギャラリー、この2件でございます。あとの公民館とか集会所あるいはふるさと元気村等々の施設については、非公募による形での指定管理とこういうことでございます。これらにつきましては、公募をするにあらずに、やはり十分にそれだけの力量を持った地域の協同の組織があるとか、あるいは、そういった目的を特殊な建物施設であるがゆえに公募になじまないといった状況でございます。
今の上田議員の質問でございますけれども、本来、指定管理という形であれば、民間の力、ノウハウをかりながらやるということでございますので、職員派遣というのは原則ございません。昨年度、地元要望でふるさと元気村に職員を派遣しておりましたけれども、やはり状況としては好ましくないということで、今現在は緊急雇用の国の制度を利用いたしまして、その制度でふるさと元気村に臨時職員を配置しているとこういう状況でございます。
文化体育事業団におきましても、やはりこの間たくさんの議論が出ておりますけれども、本来、市から職員を派遣すると、指定管理で民間の力をかりるというような状況でございますので、本来、職員を送るという制度の趣旨はなじまないとこう考えております。
ただ、文化体育事業団を一定自立した形になるまでというようなことで、経過措置的な、あるいはソフトランディングというようなことで、完全にやはり民間的な手法にできるような形の財団に仕上げるというところまでというような経過措置だと私は考えておりますけれども、まだ今現在は職員を配置しているという現状でございます。

議長(玉岡 武君)

2番、上田德議員。

2番(上田 德君)

臨時職員を配置をしていただいておるということでございますけれども、今後もそうした部分、やはり19年ですね、発足したのは。18年度予算で建てて、19年から元気村として運営されておると。非常に施設としてこれからうまく運営できていくのかどうかという、まさに見きわめのこれからの3年間ではないかなと感じるわけでございます。
したがいまして、宇陀の文化芸術の拠点となり得るような施設として、今後も指定管理を受けられる跡地委員会の方々を中心に、さらなる行政の支援をもう少し要るのではないかなと、自立できるまでにもう少し要るのではないかなとそのように感じるところでございます。
したがいまして、文化体育事業団、今は文化振興事業団ですか、ちょっと名前が変わっておりますけれども、その部分とは非常に趣が違うと思うんですね。同じ指定管理をされておる施設という位置づけであっても。
したがいまして、同じ公の施設を民間への指定管理をされるといった中で、行政のいろんな支援のありようが検討されるかとこのように感じるわけでございますけれども、3年がたって今回、新たな指定管理ということの中で、ひとつもう3年ぐらいのインターバルで、この3年の間に何とか自立ができる指定管理の団体として成長を見ながら、温かい配慮の中で支援をお願いしたいなというように感じるわけでございますけれども、先ほどのご答弁でございましたら、ある程度、市の管理をだんだんと外していくよということでございますけれども、そういった部分、地元はもう少しやはり力をおかりしたいというのが現状ではないかなと感じております。
したがいまして、そのことも含めまして、指定管理をしたから後は皆さん方でやってくださいよと。いきなりそのまま職員という行政からの臨時職員さんの派遣も含めて一気に中止をされるということのないようにだけお願いをしておきたいとこのようにお願いを申し上げまして、終わっておきます。

議長(玉岡 武君)

ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようでございます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]

議長(玉岡 武君)

起立全員と認めます。
よって、議案第109号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定については、原案のとおり可決されました。
もう1件だけ行かせていただきます。
次に、日程第23、議案第110号、宇陀市の公の施設の指定管理者の指定についての質疑をお受けいたします。
なお、本案は総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮お願いいたします。
それでは、質疑をお受けいたします。
16番、土井英治議員。

16番(土井 英治君)

宇陀市室生高齢者ふれあい館というのは、これは音楽の森だと思いますけど、この指定管理者、特定非営利活動法人音楽の森という奈良市西大寺の方でございますけれども、これは元館長ではなかろうかと思いますけれども、笠間小学校の跡地はこの中に入っておるのか入ってないのかを聞きたいのと、その音楽の森はだれであるかということをちょっとお聞きしたいと思います。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

一つ、先ほどの上田議員の質問で誤解があってはいけませんので確認をしておきますけれども、ふるさと元気村への臨時職員の派遣ということでございますけれども、市から臨時職員を派遣しているという状況ではございませんので、ふるさと元気村が直轄で職員を今の制度、国の緊急雇用の制度のもとに雇い上げていただいているとこういう状況でございます。
それから、今、土井議員から音楽の森の関係で、笠間の小学校の跡も含むのかというご質問ですけれども、今現在の音楽の森の部分だけでございます。
以上です。

議長(玉岡 武君)

16番、土井英治議員。

16番(土井 英治君)

農業体験とか、農業体験をするための宿泊に使いたいとかいろいろな声を聞いておりますけど、それはまだ含まれてないと、まだそのように進んでいないということですね。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

申し上げましたけれども、旧の笠間保育所を改築した音楽の森の敷地、建物、その部分だけでございます。

議長(玉岡 武君)

ほかにございませんか。
9番、多田與四朗議員。

9番(多田與四朗君)

指定管理者制度につきまして、さきの分と含めまして2点に関することなんですけれども、この契約のほうなんですけれども、一応、条例のほうは、指定についての採決は1点は終えているわけなんですけれども、契約のほうはいつされる予定なんですか、ともども。

議長(玉岡 武君)

菊岡総務部参事。

総務部参事(菊岡 千秋君)

この指定管理につきましては、施設の名称や指定管理を行う団体の名称、指定の期間等の事項とこういうことで、議会の議決を要するということになっております。契約の期日は来年4月1日から5年間とこういうことで考えております。

議長(玉岡 武君)

よろしいか。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
10分間休憩いたします。4時30分までといたします。

午後4時20分休憩
午後4時30分再開

日程第24 議案第111号

議長(玉岡 武君)

休憩前に引き続きまして、会議を開きます。
続いて、日程第24、議案第111号、桜井宇陀広域連合規約の変更についてを議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。

議会事務局長(山本 栄次君)

命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の44ページをごらんいただきたいと思います。
議案第111号、桜井宇陀広域連合規約の変更について。
桜井宇陀広域連合規約の変更について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第291条の3第1項の規定に基づき桜井宇陀広域連合規約(平成9年3月4日奈良県指令地第1161号)を別紙のとおり変更したいので、同法第291条の11の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
なお、変更条文の朗読は省略させていただきます。
以上でございます。

議長(玉岡 武君)

理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。

副市長(森田 博君)

失礼いたします。
ただいま上程いただきました議案第111号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第111号、桜井宇陀広域連合規約の変更についてであります。
平成20年12月、総務省は、広域行政圏計画策定要綱及びふるさと市町村圏推進要綱を平成21年3月31日で廃止することを決定し、各地方公共団体に通知しました。これにより、広域行政圏の名称は消えることになりますが、既存の連携は実質的に存続できることとなり、広域合併の進展や総務省が新たに定住自立圏構想を開始させることに伴い、今後の連携は地域の自主性にゆだねられることになりました。
広域行政圏は、新全国総合開発計画に基づき、昭和44年度から当時の自治省が開始しました。都道府県が圏域の区割りを決め、圏域を構成する市町村が協議会や一般事務組合、広域連合などを運営主体として設置する制度で、ごみ処理や消防の共同化、地域振興などの連携で用いられております。
しかし、広域合併の推進や当初の枠組みが形骸化したことなどにより、協議会など主体を持たない圏域がふえたこと、また定住自立圏を含め、広域行政圏の枠組みにこだわらない自治体間連携も進んでいることなどから、廃止されることになったものであります。
今回の規約の変更では、事務共同化など既存の取り組みについて、継続するか見直すかの判断や、奈良県が決めた区割りを維持するかどうかについて、構成市町村の協議によることになりました。
また、桜井宇陀広域連合は、ふるさと市町村圏に指定されており、ふるさと市町村圏基金の運用益で広域的な地域振興を進めております。
総務省は、昨今の長期化する低金利を背景に、基金設置に伴う構成市町村が認可を受けた地方債の未償還額を除いて基金を取り崩して事業に充てることができることになりました。今後、桜井宇陀広域連合における基金については、取り崩しするかどうかの方針、取り崩す場合の額や時期については、構成市町村において協議の上、決定していくこととなります。
なお、この規約は奈良県知事の許可のあった日から施行するものであります。
以上、今回の桜井宇陀広域連合の規約の変更について、地方自治法第291条の11の規定により協議を求められたものであります。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

議長(玉岡 武君)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑をお受けいたします。
なお、本案は総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので、当該委員の質疑はご遠慮お願いいたします。
それでは、質疑をお受けいたします。
ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

ないようであります。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
本案につきましては、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。

日程第25 議案第112号

議長(玉岡 武君)

続いて、日程第25、議案第112号、公の施設の区域外設置及び利用に関する協議についてを議題といたします。
議会事務局長に議案を朗読させます。
議会事務局長。

議会事務局長(山本 栄次君)

命によりまして、議案書の朗読をいたします。
議案書の46ページでございます。
議案第112号、公の施設の区域外設置及び利用に関する協議について。
公の施設の区域外設置及び利用に関する協議について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の3第1項及び第2項の規定により別紙のとおり東吉野村から協議があったので、同条第3項の規定により、議会の議決を求める。
平成21年12月8日提出。宇陀市長、前田禎郎。
なお、協議書の朗読は省略させていただきます。
以上でございます。

議長(玉岡 武君)

理事者からの提案理由の説明を求めます。
森田副市長。

副市長(森田 博君)

失礼いたします。
ただいま上程いただきました議案第112号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第112号、公の施設の区域外設置及び利用に関する協議についてであります。
東吉野村は、村民の通勤・通学対策及び定住促進を図るため、昭和58年11月、榛原区萩原2501番地、2502番地に村営榛原駐車場を設置いたしました。このたび、村民の利用が減少傾向となったことから、宇陀市民に対して、その利用に供することについて協議を求められたものであります。
宇陀市におきましても、市民の通勤・通学対策及び定住促進を図ることを目的として、市営下井足第1駐車場、市営下井足第2駐車場及び萩原駐車場を運営しており、こうしたことから、議会の議決を経て協議をするものであります。
なお、村営駐車場を市民の利用に供するに当たっては、利用者、近隣の民間駐車場の経営状況、宇陀市が運営する市営駐車場の状況などを総合的に勘案し、使用料などについて、東吉野村と協議するものであります。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

議長(玉岡 武君)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑をお受けいたします。
16番、土井英治議員。

16番(土井 英治君)

9月議会に私が言いましたように、市がこういう駐車場の経営にまた参画するというようなことでは、こんな東吉野のことみたいなものはほっておいたらよろしいのと違いますか。まだ市が管理とかかんどるあの駐車場は皆やはり返して、売却してせいという声がようけあるんですよ、この榛原のまちの人の中にはね。それにまたこのようなものを市が管理するというようなことは、この駐車場を経営しておる人がまたいろいろなことを言うのではなかろうかと、私はそう思います。

議長(玉岡 武君)

ちょっとご理解の仕方が違うように思いますので、もう一度、説明。
森田副市長、趣旨を説明のよく土井議員にしてあげてください。
それでは、樋口総務部長。

総務部長(樋口 保行君)

再度ご説明となりますが、させていただきたいと思います。
東吉野村のほうから、東吉野村が過疎対策の一環として昭和58年11月に東吉野村民に限り利用してきました東吉野村営榛原駐車場でございますけれども、もう過疎化が進行し、今後の利用者の増加も見込めないということで、現在、20台ほどの空きスペースがあるということでございます。管理運営の見直しということで、宇陀市民を初め多くの方のご利用をいただきたいということで、有効活用を図りたいということでの協議を東吉野から宇陀市のほうにされてきたわけでございます。

議長(玉岡 武君)

ご理解を得ましたか。
宇陀市が運営するということではなく、東吉野村自身の利用方法を条例改正したいと。
樋口総務部長。

総務部長(樋口 保行君)

確かに、駐車場ばかり設けてどうするのかというようなご質問だと思います。宇陀市には、通勤・通学対策、定住促進という目的で榛原区内に3カ所の現在駐車場があるわけでございます。
しかし、この3カ所につきましては、利用率についてはほぼ100%の利用率ということで、この市営駐車場の本来の目的を果たしているということで私は判断しているところでございますので、この東吉野村の村営駐車場が追加となっても十分、駐車場としての機能は果たしていけるということだと思います。

議長(玉岡 武君)

16番、土井英治議員。

16番(土井 英治君)

私が9月に言ったように、満杯やからいいというのと違いますよ。ほかの個人の民営の駐車場の経営をしておる方から、いろいろ文句を言うわけですよ。市があんなところへ何で関与するんやと。市の土地を皆、開放してしまえと、駐車場に使うなと。民間にあれをするなという声が物すごいあるわけや。私は榛原の人間と違っても、そういう声が聞こえてきますよ。ましてや、こんな東吉野の車が入らんやつをまた市が率先して駐車場をしたら、またこれ、やかましく言いますよ、こんなん。東吉野はどうにかしたらよろしいの違いますか。東吉野村のことと違いますか、これは。

議長(玉岡 武君)

森田副市長。

副市長(森田 博君)

土井議員の質問にお答えいたしたいと思います。
確かに、土井議員から先般の一般質問の中で民間のそういう駐車場業者に対する営業妨害になるのではないかというような指摘があったわけでございます。
しかし、東吉野村といたしましても、何とか有効利用したいという村民の意向がある中、地元の宇陀市の市民の方に何とか利用してもらったら、その対応もできるのではないかというそういう申し出でございます。東吉野村としたら、やはり今、その運営につきまして困っておられるというかそんな状況でございまして、我々としても、そういう困っておられる状況の中、民間の駐車場業者の営業妨害にならないような対応として、価格面におきましても、それなりの価格を設定する中で協議をしていきたいと考えておりますので、その点、先方さんの立場も十分理解していただきまして、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。

議長(玉岡 武君)

土井議員のおっしゃる民営圧迫、その指摘についても今後、配慮されるように。
13番、山本新悟議員。

13番(山本 新悟君)

東吉野の運営管理してくれるのは結構ですけど、1台に対して何ぼの駐車料金をいただくのか、それを教えていただきたい。そしてまた、こっちの宇陀市の駐車場との差額は何ぼぐらいあるのか。

議長(玉岡 武君)

樋口総務部長。

総務部長(樋口 保行君)

山本新悟議員のご質問にお答えしたいと思います。
東吉野村の条例に定める規定の料金につきましては4730円ということでございます。宇陀市民の利用料金は5000円ということになっております。270円の差があります。

議長(玉岡 武君)

山本新悟議員、よろしいですか。
10番、山本繁博議員。

10番(山本 繁博君)

この維持管理はどこがするんですか。宇陀市でしょう。違うんですか。東吉野がしてくれるんですか。そして、勝手に宇陀市は使ってくださいよということですか。
それならばよろしいですね。そうですか。わかりました。ありがとうございます。よろしくお願いしておきます。

議長(玉岡 武君)

答弁よろしいですか。

10番(山本 繁博君)

結構です。

議長(玉岡 武君)

ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

質疑なしと認めます。
これをもちまして、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本件を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]

議長(玉岡 武君)

起立全員と認めます。
よって、議案第112号、公の施設の区域外設置及び利用に関する協議については、原案のとおり可決されました。

日程第26 選挙第1号

議長(玉岡 武君)

続きまして、日程第26、選挙第1号を議題といたします。
選挙関係議案は議長提案となっていますので、私から提案理由の説明をさせていただきます。
それでは、日程第26、選挙第1号、奥山組合議会議員の補欠選挙については、奥山組合奥山組合議会議員の樫森猛氏が平成21年10月12日に死亡されたことに伴い、室生区上笠間の川上、滝之尾、上手及び下手区域の奥山組合議会議員に1名欠員が生じましたので、奥山組合規約第7条第1項の規定により、補欠選挙を行うものであります。
以上、ただいま説明をいたしました議案につきましては、これより選挙を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、日程第26、選挙第1号、奥山組合議会議員の補欠選挙を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、お手元に配付しております資料のとおり、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は指名推選で行うことと決定いたしました。
お諮りいたします。
指名の方法については、議長が指名することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、議長が指名することに決定いたしました。
奥山組合議員に、宇陀市室生区上笠間1686番地、奥山重正さんを指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名した方を奥山組合議会議員の補欠選挙の当選人と定めることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(玉岡 武君)

異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました宇陀市室生区上笠間1686番地、奥山重正さんが奥山組合議会議員の補欠選挙に当選されました。

散会

議長(玉岡 武君)

以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
次の本会議は、12月15日火曜日午前10時から行います。
なお、12月15日は一般質問の日程となっておりますので、格段のご協力をお願いいたします。
また、会期中に開催されます委員会におきましても、過密な日程ではございますけれども、慎重審議、よろしくお願いをいたします。
それでは、これにて散会といたします。
大変、本日はご苦労さまでございました。

閉会(散会午後4時49分)

お問い合わせ

議会事務局総務課 

宇陀市榛原下井足17番地の3

電話番号:0745-82-5771/IP電話:0745-88-9082

ファックス:0745-82-0139

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?