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更新日:2012年2月22日

平成19年3月定例会(第1日目)議事録

本日の会議に付した事件

日程

内容

日程第1

会議録署名議員の指名

日程第2

会期の決定

日程第3

諸報告
諸般の報告
議員派遣の報告
平成18年度第4回奈良県市議会議長会の報告
宇陀衛生一部事務組合議会の報告
東宇陀環境衛生組合議会の報告

日程第4

委員長報告(議会運営委員会)

日程第5

発議第1号

宇陀市議会会議規則の一部改正について

日程第6

発議第2号

宇陀市議会委員会条例の一部改正について

日程第7

承認第1号

専決処分の承認を求めることについて(平成18年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について)

日程第8

議案第1号

宇陀市行政組織条例の一部改正について

日程第9

議案第2号

宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正について

日程第10

議案第3号

宇陀市職員定数条例の一部改正について

日程第11

議案第4号

宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について

日程第12

議案第5号

宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について

日程第13

議案第6号

宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び宇陀市教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部改正について

日程第14

議案第7号

宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について

日程第15

議案第8号

宇陀市技能労務職員の給与に関する条例及び宇陀市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について

日程第16

議案第9号

宇陀市特別会計条例の一部改正について

日程第17

議案第10号

宇陀市特定農山村地域活動推進基金条例の廃止について

日程第18

議案第11号

宇陀市立学校設置条例の一部改正について

日程第19

議案第12号

奈良県立大宇陀高等学校宇陀市立菟田野分校授業料等に関する条例の廃止について

日程第20

議案第13号

宇陀市公民館条例の一部改正について

日程第21

議案第14号

宇陀市長寿祝金等に関する条例の一部改正について

日程第22

議案第15号

宇陀市簡易水道事業給水条例の一部改正について

日程第23

議案第16号

宇陀市榛原ふれあいギャラリー条例の一部改正について

日程第24

議案第17号

宇陀市公園条例の一部改正について

日程第25

議案第18号

宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について

日程第26

議案第19号

宇陀市看護師等修学資金貸与条例の制定について

日程第27

議案第20号

平成18年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について

日程第28

議案第21号

平成18年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について

日程第29

議案第22号

平成18年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について

日程第30

議案第23号

平成18年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)について

日程第31

議案第24号

平成18年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第2号)について

日程第32

議案第25号

平成19年度宇陀市一般会計予算について

日程第33

議案第26号

平成19年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について

日程第34

議案第27号

平成19年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について

日程第35

議案第28号

平成19年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について

日程第36

議案第29号

平成19年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について

日程第37

議案第30号

平成19年度宇陀市老人保健事業特別会計予算について

日程第38

議案第31号

平成19年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について

日程第39

議案第32号

平成19年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計予算について

日程第40

議案第33号

平成19年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について

日程第41

議案第34号

平成19年度宇陀市下水道事業特別会計予算について

日程第42

議案第35号

平成19年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について

日程第43

議案第36号

平成19年度宇陀市立病院事業特別会計予算について

日程第44

議案第37号

平成19年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について

日程第45

議案第38号

平成19年度宇陀市水道事業特別会計予算について

日程第46

議案第39号

損害賠償の額を定め和解することについて(公用車による家屋接触事故に係るもの)

日程第47

議案第40号

宇陀市道路線の廃止について(宇陀市道89号線ほか4線)

日程第48

議案第41号

宇陀市道路線の認定について(宇陀市道ヒムロダイ線ほか16線)

日程第49

議案第42号

宇陀市道路線の変更について(宇陀市道78号線ほか9線)

日程第50

同意第3号

宇陀市財産区管理委員の選任同意について(任期満了に伴うもの)

日程第51

同意第4号

宇陀市財産区管理委員の選任同意について(任期満了に伴うもの)

日程第52

同意第5号

宇陀市財産区管理委員の選任同意について(任期満了に伴うもの)

日程第53

諮問第1号

人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(任期満了に伴うもの)

日程第54

諮問第2号

人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(任期満了に伴うもの)

日程第55

請願第1号

請願について(65歳以上の高齢者の無料入浴サービスの継続を求める請願)

出席議員(22名)

議員番号

氏名

議員番号

氏名

1番

井谷 憲司

2番

上田 德

3番

山本 良治

4番

峠谷 安寛

5番

田村 幹夫

6番

大澤 正昭

7番

井戸本 進

8番

中山 一夫

9番

多田 與四朗

10番

山本 繁博

11番

森下 裕次

12番

坂本 徹矢

13番

山本 新悟

14番

辻谷 禎夫

15番

髙橋 重明

16番

土井 英治

17番

竹内 幹郎

18番

泉岡 正昭

19番

大西 進

20番

玉岡 武

21番

小林 一三

22番

広沢 和夫

欠席議員(なし)

欠員(なし)

説明のため出席した者の職氏名

役職

氏名

役職

氏名

市長

前田 禎郎

助役

森田 博

大宇陀地域自治区長

植田八三郎

菟田野地域自治区長

大畑 俊彦

榛原地域自治区長

桐久保隆久

室生地域自治区長

勝田 榮次

教育長

岸岡 寛式

総務部長

奥田 信雄

財務部長

山本 高司

企画調整部長

菊岡 千秋

市民環境部長

高橋 博和

健康福祉部長

松村 光哲

農林商工部長

山本普志雄

都市整備部長

樋口 保行

土木部長

南 幸男

教育委員会事務局長

中田 進

水道局長

森塚 昇

市立病院事務局長

新子 恵映

保養センター美榛苑所長

中尾 辰彦

介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長

上田 順啓

大宇陀地域事務所区次長

向田 博

菟田野地域事務所区次長

辻本 文昭

榛原地域事務所区次長

米田 実

室生地域事務所区次長

石本 直近

財務部次長財政課長事務取扱

中尾 忠

人事課長

桝田 守弘

開会時間(午前10時01分)

開会あいさつ

議長(小林 一三君)

連絡を申し上げます。
事前にお配りした本日の議事日程のうち、教育委員会委員の選任同意案件2件を最終日提案に変更しましたので、本日の議事日程は、机上に再度配布しております日程により進めますのでご了解願います。
開会にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。
本日、平成19年第1回宇陀市議会定例会が招集されましたところ、議員並びに理事者各位には、公私何かとご多忙のところ、ご出席を賜り、ここに開会の運びとなりましたことを、心から厚く御礼申し上げます。
本定例会に提出されました議案は、平成19年度予算案をはじめ、条例の制定及び一部改正、18年度一般会計ほか補正予算等々、多くの重要案件が提出されております。
議員各位には慎重にご審議賜りますとともに、会期中の本会議をはじめ一般質問、あるいは各委員会を通じまして議会がスムーズに進行できますよう、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
また、理事者各位には簡潔にできるだけわかりやすく説明及び答弁くださいますようお願い申し上げ、開会の挨拶といたします。
開会に先立ちまして、議員各位にご連絡を申し上げます。
本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により、市長ほか関係者の出席を求めました。
また、議場内において、今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため、事務局及び関係職員並びに報道関係者による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承おき願います。
只今の出席議員は22名であります。
定足数に達しております。
よって、平成19年第1回宇陀市議会定例会を開会いたします。
前田市長から招集のごあいさつがございます。

市長(前田 禎郎君)

平成19年第一回定例議会を招集いたしましたところ、議員各位にはご多用の中、ご参集を賜り厚くお礼申し上げます。
本日の開会初日の主な提出案件といたしましては、条例案件及び予算案件等を含む議案42件と、人事案件等が7件、専決処分の報告が1件などでありますが、ご承知の通り今期定例会には、平成19年度宇陀市一般会計予算並びに特別会計13会計の当初予算案を上程することとしております。
つきましては、この場をお借りして、私の市政運営にかかる所信の一端と施策の概要を申し上げ、議員各位を始め市民皆様の一層のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。
さて、今や日本の経済は、いざなぎ景気を超える戦後最長の好景気といわれているものの、国民の個人消費が伸び悩むなど、経済成長を実感するに至っていないのが現状であります。
また、地方自治体を取り巻く環境も依然として厳しいものがあり、わが宇陀市におきましても、合併後2年目を迎えましたが、今まで以上に行政運営に決断と選択が強く求められるようになってまいりました。
そうした中で、本市におきましては、平成19年度予算を財政運営の安定を目指した、いわゆる緊縮安定型予算とし、限られた財源の中で、新市まちづくり計画を重んじた諸事業に取り組んでまいります。
昨年の9月議会におきまして、議員から「本市も第二の夕張市になるのでは」との危惧する発言もありましたが、今後財政再建団体に陥らないためにも今年度を行政改革元年と位置づけ、更なる行財政改革を推進し、市民の信託に応えるべく施策を厳選しながら、宇陀市としてふさわしい財政規模に変革してまいります。
特に、地方債残高を減少させるために長期的な見地に立って事業を抑制し、起債発行額をその年度の元金償還額の2分の1にとどめるなど、経常収支比率並びに実質公債比率の改善を図ってまいる所存であります。
しかし、国においては、市町村に対する新しい財政指標や新型交付税を検討するなど、これからも地方を取り巻く環境は厳しく、地方交付税の削減傾向と共に、団塊世代の退職が税源移譲の恩恵を希薄なものとし、市民税の減少によって標準財政規模の縮小が続くものと考えられるため、合併特例債を始めとする地方債の取り扱いには慎重を期さなければなりません。
こうしたことに加えて、昨年12月には、議会行政改革特別委員会の意見具申もあって、宇陀市の一般会計予算額を大きく圧縮しなければならないと、強く認識いたすとともに、今後行政改革大綱に基づく集中改革プランの完全実施を図っていくことを最重要課題としております。
その基本は、四つを二つにし、一つにすることを目標に、4月からの給食センターの統合による効率的な運営に併せて、食物アレルギー対策を講じるなど新たなサービスの充実に努めていることからも、私の決意の一端をご理解いただけるもと存じます。
また、田原小学校及び守道小学校は複式学級で運営していることから、少子化の時代に対応した健全な学校運営に努めなければなりません。
さらに、本庁各部・各課と地域事務所間の業務内容の点検を行い、簡素で効率的な行政システムを確立するために、行政組織の強化充実に努めます。
人件費に関しましては、合併協議の中で、旧町村間の均衡を図るため、職員給与を一元化し、平準化を図ってまいりましたが、歳出に占める職員給与費の増加が指摘されているところであります。
しかも、合併直後の本市は職員の絶対数が多いという構造的な問題も抱えており、これが民間企業であれば早急なリストラ策を講じなければ、企業存亡の危機に直面するところであります。
このため、行政改革推進の重要な項目である人件費総額を抑えるために、市長報酬の15%カットを始めとして職員給5%カットや管理職手当の30%カットを行うことといたしました。
さらに、集中改革プランにおいて職員削減の数値目標を設定し、団塊世代の退職と共に、120人の削減を図る計画であります。
次に、受益と負担の適正化であります。
いま、本市の地域自治区には同種の公共施設が複数あり、これらを維持するために多額の経費を必要としています。
このため市民生活に密着した地域集会所などは、指定管理者制度の導入を図りながら受益者に応分の負担を求めてまいりました。
今後、市が直接管理する施設についても、施設利用に伴う電気料金相当分程度は利用者にも負担をお願いしていきたいと考えています。
また、簡易水道に関しては料金体系が10体系もあり、多くの給水区において、水道料金で維持管理経費が賄えない状況にあります。
そもそも水道事業は、料金収入をもって維持管理経費を賄うのが準公営企業としての原則であり、しかも当該会計に対する一般会計からの繰出金が3億円を超えることから、原点に立ち返った料金体系を検討しなければなりません。
料金体系が10体系に分かれていることから、目指すところは料金体系の一元化でありますが、料金格差が最大で2倍と大きく開いているため、期間をかけて調整を図る第一歩を踏み出したいと考えているところであります。
宇陀市においては、財政厳しい中、市民生活の向上のために、様々な施策を行っております。
その原資となるのが市税であり、善良な納税者の意志に応えるためにも、数ある行政サービスのうち個人給付的サービスを利用する場合の条件の一つに、市税の完納を義務づけたいと考えております。
また、国民健康保険税の滞納者には、年間を通した被保険者証、健康保険証の交付を見送る予定であります。
市税の完納は、義務を果たし権利を行使することと、言わば表裏一体の関係にあると考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
2番目が、新規事業の凍結であります。
本市の財政事情の厳しさは、かねてから、事あるごとに申し上げて参りました。
また、議員各位からも、一般質問などで色々とご心配をいただいておりました。
このため、19年度においては、新規事業を見送り、投資的経費の財源となる起債発行額を元金の償還額31億300万円の約半分、15億9,350万円に抑えて、経常収支比率や実質公債比率の改善を図り、本市の財政基盤の安定に努める所存であります。
しかし、厳しい中にあっても、合併2年目を迎え、夢ある合併に期待する多くの市民の要望に応えるのが市長としての私の努めであります。
従いまして、公約に掲げた重要施策は、既に18年度予算において、それぞれ準備経費を計上しているところであり、19年度においては、これらを形作っていくために所要の予算措置を行ったところであります。
まず、最初が、病院建設であります。
合併の最重点項目であると同時に、昨年実施した総合計画策定に伴う市民アンケートの1次集計においても、病院建設を求める声が59・3%に達していることから、推進に向けて粛々と準備を進める所存であります。
すでに、病院建設懇話会においても、新しい病院のベッド数を200床にする事など、概ねの計画に賛同をいただき、さらには、懇話会の委員からは、「新しい病院建設は、市民の健康と福祉を守るうえで、是非とも必要であり、併設するさんとぴあ榛原と併せて高齢化社会を迎えるこれからの時代に市民に安心を与えるとともに、病院建設に伴う地方債の増加は、認められるものであり、市民の一人として支持する。」などの暖かい言葉もいただき、心強く思うと同時に、責任の重大さを強く感じているところであります。
また、財源の問題についても、議員各位には種々ご心配をいただいているところであり、先月には、議会におかれましては、財源確保を図るために国への要望活動をいただき、厚くお礼申し上げる次第であり、平成21年度の工事着手に向けて万全の体制で望む所存であります。
次に、CATVの早期着手であります。当該経費については国の予算配分の都合により、県当局のご理解を得て18年度補正予算に計上する運びとなりました。
しかし、実質的には19年度事業そのものであり、平成20年度半ばまでには市内全域にCATV網を完備し、地上デジタル放送に対応するとともに情報格差の解消を図る所存であり、市民の加入促進のために平成20年度において所要の予算措置を行う考えであります。
3番目が地域振興と生活関連施設、ライフ・ラインの整備であります。
宇陀市は、近鉄榛原駅周辺を中心とする駅前商店街や、天満台、あかね台に代表される住宅街、あるいは農業振興地域や山村振興地域など都市型行政から農林行政、本市の地場産業であり全国有数の毛皮革産業まで、幅広い行政政策が求められております。
そして、これらの地域をつなぐのが道路行政であります。
財政事情の厳しさから新規事業は見送っているものの、平成18年度までに着工または、準備経費を投入したものは早期完成を目指して鋭意努力する所存であり、平成14年度に着工した榛原区と室生区をつなぐ全長4,140メートルの林道カトラ線は、平成22年度の全線の新設・舗装完了を目指して鋭意工事を進めているところであり、加えて当該林道に接続する市道山田・西出線並びに市道高井・室生線の改良工事の推進に努力を傾注する所存であります。
今年の秋には宮奥トンネルが開通いたします。これら道路網の整備によって、明日香から多武峰を経て阿騎野・仏隆寺、山上公園、室生寺までの一大観光道路として機能するものと、期待する次第であります。
次に、観光振興でありますが、本市は全国的に有名な室生寺を始めとする数多くの文化財に恵まれております。
ここ数年来、又兵衛桜、仏隆寺の桜、大野寺の桜をセットにした大手旅行会社の「桜めぐり」のツアーが販売されるようになりました。
遠来のお客様をもてなし、リピーターとなっていただくためには、行政が主体となる道路網の整備を始めとして、バス事業者による交通手段の確保、地域の皆さんによる宇陀市ならではの特産品の開発、観光ボランティアなど、多角的な受け入れ態勢の充実が求められます。
今後とも道路行政はもとより、商工観光行政の組織充実に努めます。
また、懸案となっている都市計画道路東町西峠線、並びに萩原12号線は、沿線に建築物があり工事着工までに期間を要すると想定されますので、土地開発公社で用地先行をお願いしたいと考えております。
土地開発公社への債務保証額は、18年度予算では25億円でありましたが、18年度で松山城址、心の森総合福祉公園、並びにバ池公園の3件で、それぞれ国庫補助制度を導入して9億280万円に相当する公社所有地を一般会計で買い戻しており、現時点で必要な債務保証額は約16億円であります。
しかし、これら2路線の用地先行にそなえて、債務保証額は25億円と、前年度と同額といたしております。
地域産業の振興策といたしましては、旧内牧小学校の跡地活用について内閣総理大臣から地域再生計画の認定を受けて、森林組合が林産物加工施設を設置するために貸与し、あわせて助成措置を講じることといたしております。
毛皮革産業につきましては、大型共同作業場を含む産業振興センター、毛皮革振興公社の運営費、ナシガ谷前処理施設の運営費には受益と負担の適正化を図ると共に、全国有数の技術力を誇るシカ皮なめしについて、ジャパンブランドによるより一層の技術力の向上と、新商品の開発に大いに期待を寄せるところであります。
ライフ・ラインに関しては、今宇陀市の簡易水道普及率は73.3%であります。
しかし、大宇陀区では67.5%、菟田野区では47.5%と普及率は低く、宇陀市の普及率を向上させるために、両区の水道整備の必要に迫られております。
このため、未普及地の解消を目指して上水道事業の高井、小鹿野地域と併せてこれら地域の整備を進めているところであります。
下水道整備に関しましては、市街化区域の整備をほぼ完了し、今後は周辺地域及び特定環境保全地域の整備を進めることとなります。
平成19年度の下水道特別会計の予算額は10億2,890万円でありますが、このうち起債の元利償還金が予算額の55%、5億7,200万円を占め、一般会計からの繰出金も3億7,800万円と多額であり、今後とも増加する傾向にあります。
当該会計を企業会計として考えるとき料金収入が低迷する中で、大幅な事業投資は元利償還金を増加させ、引いては一般会計に大きな影響を及ぼすことになりますので、慎重にならざるを得ないのが現状であります。
なお、下水道処理区域でない室生区を始めとする地域においては、合併処理浄化槽設置補助金交付事業を希望者に行き届くように、予算措置を講じているところであります。
4番目が、少子・高齢化対策であります。
平成17年の国勢調査による本市の人口3万7,183人のうち、65歳以上の人口は9,670人、人口に占める割合は26%、0歳から5歳までの乳幼児は1,434人、人口に占める割合は3.9%であります。
また、現在の小学校在校生は1,719人、中学校在校生は997人であり、少子化と高齢化は宇陀市にとってもさし迫った懸案となっております。
とりわけ、少子化の問題につきましては、即効性のある妙案がなく、今は人それぞれの価値観に合わせた多様な施策展開が求められており、民生費における保育所、子育て支援、学童保育はもちろんのこと、保健衛生費での母子保健事業、教育費の幼稚園や青少年健全育成事業、さらには新生児の出生届に際してブック・スタートの先駆けとなる絵本の贈呈、あるいはチャイルドシートの貸与まで、庁内横断的な施策を実施しているところであります。
さらに、本年8月からは3歳児から小学校入学時までの幼児に対する通院にかかる医療費助成、入院はすでに実施しておりますが、この医療費助成を県と共同で新たに実施することといたしております。
高齢者については、長年社会に貢献してこられた畏敬の念と、いわゆる社会的弱者という観点に立って、従来から各般にわたる福祉施策を実施してまいりました。
こうした趣旨から、高齢者の無料入浴券の配布につきましても、賛否両論のある中、19年度においても一定の見直しを行いながら実施する運びとしております。
しかし、平成12年度の介護保険制度の開始を契機として、福祉から保険、社会保障としての観点に立って高齢者からも応分の負担をいただきながら、社会全体で高齢者を支える施策に大きく方向を転換してまいりました。
また、めまぐるしく変わる介護保険制度や医療保険制度にとまどいながらも、本市においては18年度から始まった包括介護支援センターを社会福祉協議会の中に立ち上げ、一般会計並びに介護保険事業特別会計からの繰出金と合わせて人的支援を行い、在宅高齢者に対する支援はもとより、介護サービスを支えるケアマネージャーへの助言と指導、近年社会問題になっている高齢者への虐待防止等、高齢化社会に対応した体制整備を着々と進めているところであります。
さらに、高齢者の医療費を負担する老人保健制度は、平成20年度から県内市町村のすべてが加わる広域連合によって、後期高齢者医療制度として運営されるために、その準備経費を計上すると共に、必要に応じて当該広域連合への職員の派遣もやぶさかでないと考える次第であります。
第5番目が、地域における安心と安全の確保についてであります。
昨年4月に学校統合し、新たに発足をした菟田野小学校は、周りを自然に囲まれ、静かな恵まれた環境にあります
しかし、通学路に歩道がなく、通学途中の児童の横を自動車がすり抜けて通る大変危険な状況にあります。
このため、18年度で調査費をつけて、市道古市場・稲戸線の拡幅工事を検討してまいりました。
19年度からは道路改良事業として事業実施するための予算措置を行い、当面は、菟田野小学校までの工事を取り急ぎ行い、通学途上の交通安全に配慮することといたしております。
さらに、平成14年に統合した室生区の二つの小学校並びに中学校への通学対策についてでありますが、従来、奈良交通の路線バスの赤字補てんを行い、地域住民の交通手段を確保しつつ、児童・生徒の通学に便宜を図って参りました。
まさに一石二鳥の方法であったわけでありますが、本市の財政事情から路線バスへの多額の赤字補てんが困難であることから、昨年1年をかけて種々検討を進めてまいりました。
この結果、本年4月からは路線バス撤退に伴う市直営の代替バスを運行することで交通弱者の生活の安心を図ると共に、スクールバスの充実によって安全な通学を保証し、合わせて経費節減に大きく寄与するものと確信しているところであります。
なお、地域交通の確保の観点に立って、奈良交通に対する赤字補てんは、室生寺線と内牧線及び三重交通に対する名張・阿部田線の3路線であります。
また、中学校の遠距離通学する生徒に対する助成措置について、各地域自治区で取り扱いが異なっておりましたが、平成19年度からは市独自の基準を設け、通学距離5km以上の生徒について、本市として整合のとれた助成措置を講じることといたしております。
地域防災計画の策定につきましては、行政組織の再編に見合った有識者の方々に検討をいただき、早ければこの秋にも計画を取りまとめる考えであり、計画に基づく防災対策は、今後の市政の大きな柱の一つとする所存であります。
なお、AED、自動体外式除細動器を各地域事務所並びに庁舎に配備し、とっさの心臓疾患に対応できるように職員に訓練を行うことといたしております。
いずれにいたしましても、地域の安全と安心の確保は行政だけでなしえるものではありません。
すでに、ボランティアの皆さんによる青パトや交差点での児童の安全誘導など、多くの市民のご協力で安心と安全が守られていることに深く感謝を申し上げる次第であります。これらが、今後の市政運営に対する市民協働の起爆剤になることに、熱い期待を寄せているところであります。
以上、平成19年度事業における施政方針を申し上げましたが、私は昨年からも申し上げておりますように、今から200年以上前の江戸時代の後期に財政が破綻し、貧窮にあえいでいた東北の米沢藩を再生へと導いた上杉鷹山を皆さんご存知のことと思います。
鷹山翁は、「受け継ぎて国の司の身となれば忘るまじきは民の父母」という和歌を残しております。
私もこの鷹山翁の言葉に思いを馳せながら、本市が直面している行政課題をしっかりとふまえて、厳しい時代に改革を成し遂げた先人の心に学びながら、宇陀市の発展と市民の幸せを願い、住みよい豊かなまちづくりを推し進めていくことを心に受け止め、この度の当初予算を編成いたしました。
今期定例会は、宇陀市の第一歩、財政安定化スタートの予算をご審議いただく重要な議会であります。宇陀市を思う議員各位の心を一つにして、ご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。
私の施政の一端を申し上げ、開会のごあいさつといたします。
ありがとうございました。

議長(小林 一三君)

これより、日程に入ります。
本日の議事日程は、あらかじめ配布のとおりでありますので、朗読を省略いたします。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(小林 一三君)

日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、7番井戸本進議員、9番多田與四朗議員を指名いたします。

日程第2 会期の決定について

議長(小林 一三君)

日程第2「会期の決定について」を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会は、本日から3月20日までの16日間といたします。
これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。
よって、会期は本日より3月20日までの16日間と決定いたしました。

日程第3 諸報告

議長(小林一三君

日程第3「諸報告」を行います。
前期定例会において議決された議員派遣について、去る2月5日・6日に実施しております。
派遣議員は、私を含め18名で東京都千代田区霞ヶ関、衆議院第2議員会館外へ「宇陀市まちづくり計画」の最重点施策であります「市民病院の整備」についての調査研究を行いました。
当日、総務省及び厚生労働省の担当局の職員からそれぞれ説明を受けるとともに、菅総務大臣、柳沢厚生労働大臣宛の市長並びに市議会からそれぞれ要望活動を行いました。
なお、資料、詳細につきましては議会事務局に備えております。
以上で議員派遣の報告を終わります。
次に、2月21日に開催されました平成18年度第4回奈良県市議会議長会の報告を事務局長にさせます。藤田事務局長。

議会事務局長(藤田 静秀君)

命により報告いたします。
平成19年2月21日、午前11時から橿原市において第4回奈良県市議会議長会が開催されました。本市からは小林議長、中山副議長、私の3名が出席いたしました。その報告を行います。
まず、高谷会長から開会のあいさつ、それから先に承認されました五條市、葛城市の正副議長の紹介があり会議に入りました。会議では去る平成18年11月15日から平成19年2月20日までの市議会議長会の事務報告並びに、会議出席報告がされ、審議の結果報告どおり了承されました。
次に、議長会の運営に関する見直しについて、議題となりました。見直し案については第3回の会議におきまして、「事務局長会で検討せよ。」とこのようなことで一任されておりましたので、議長会の会議、慶弔規程、事務局職員の研修などについて素案が提出され審議の結果、これが了承されました。
次に、議長会の慶弔規程の一部改正でございますが、これにつきまして事務局長の慶弔規程を削除するということで、審議の結果了承されました。
次に、議長会の事業計画、それから会計予算、平成19年度でございますが、これについて議題となりまして、事業計画では年4回の議長会、事務局長会の会議の開催、それから議長会の県外研修視察、事務局職員の夏期の研修会県外視察研修が提案されました。これについては了承されました。
また、予算案については歳入歳出総額を920万3,474円と定めることでございます。ともに了承されました。
次に、平成19年度の全国市議会議長会、近畿市議会議長会、奈良県市議会議長会の役員の割り当てがありました。宇陀市につきましては、近畿市議会議長会の理事、全国市議会議長会の評議員にそれぞれ割り当てられております。
なお、平成19年度の市議会議長会の会長市は五條市でございます。当該議長が選任される、副会長には御所市の議長が選任されるということでございます。以上提出されました議案についてはすべて審議を終了して、会議終了後に意見交換を行い午後1時に散会いたしました。
以上でございます。

議長(小林 一三君)

次に、去る1月18日に宇陀衛生一部事務組合議会、2月15日に東宇陀環境衛生組合議会がそれぞれ開催されておりますので、各議会の出席議員の代表から報告を受けます。
15番、髙橋議員。

15番(髙橋 重明君)

おはようございます。15番の髙橋でございます。ただいま議長の許可を得まして、宇陀衛生一部事務組合議会の報告をさせていただきます。
去る1月18日午後2時より、宇陀市農村環境改善センター農林会館において、延会となっておりました平成18年第2回宇陀衛生一部事務組合議会が開催されました。
議事については、副議長に辻谷議員が議長より指名推薦され、全員一致で承認され、続いて6件の案件が提案されました。
議案第1号専決処分の承認を求めることについて(宇陀衛生一部事務組合一般職の職員給与に関する条例の一部を改正する条例)については、宇陀市給料表改定に伴う給料表の改正を主に、当組合一般職の職員給与に関する条例の一部を改正するものです。
二つ目には平成17年度宇陀衛生一部事務組合一般会計歳入歳出決算の認定についてでございますが、歳入総額3億649万2,327円、歳出合計2億9,796万6,905円、差引852万5,422円で、実質収支額は852万5,422円となるものです。
次に、議案第3号専決処分の承認を求めることについて(宇陀衛生一部事務組合一般職の職員給与に関する条例の一部を改正する条例)でございます。宇陀市の給料表改正等による一般職の職員給与に関する条例の一部改正を行いました。
議案第4号職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例については、育児又は介護を行う職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正するものです。
議案第5号奈良県市町村職員退職組合規約の変更については、地方自治法改正による奈良県市町村職員退職組合規約の変更するものでございます。
更に、同意第1号監査委員の選任についてでございますが、不肖私が議長より指名を受けまして、監査委員に指名されました。
以上6件が提案され、審議の結果全て原案どおり全会一致により可決承認され、午後3時25分閉会し散会いたしました。
以上で、1月18日に開催されました宇陀衛生一部事務組合議会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。

議長(小林 一三君)

次に、東宇陀環境衛生組合議会、3番、山本良治議員。

3番(山本 良治君)

おはようございます。3番、山本でございます。
ただいま、議長の方から指名をいただきました。東宇陀環境衛生組合議会の報告をさせていただきます。
去る、2月15日午前10時から、平成19年第1回東宇陀環境衛生組合議会定例会が東宇陀クリーンセンターにおいて開催されました。宇陀市からは組合議員として上田議員、田村議員、大西議員及び私山本の4名が出席をいたしました。
組合議会定例会につきましては、10名全員出席で議会は成立いたしました。その後日程に基づき、会議録署名議員の指名、会期の決定を行い、宇山管理者の挨拶後議事に入りました。
議事においては、4件の案件が付議されました。
「議決第1号東宇陀環境衛生組合特別職の職員で常勤のものの旅費に関する条例の一部を改正することについて」は、地方自治法改正に基づき、収入役を廃止する規約改正に伴う所定の改正を行うものです。
「議決第2号東宇陀環境衛生組合職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正することについて」であります。これにつきましては、構成市村の特殊勤務手当に準じ、年末年始勤務手当を廃止する条例改正を行うものであります。
「議決第3号平成18年度東宇陀環境衛生組合一般会計補正予算(第2回)について」であります。これにつきましては、条例改正に伴う人件費の減額及び経費節減に伴う施設稼働維持費等の減額による歳入歳出、それぞれ441万円の減額補正であります。補正後の予算総額は1億8,972万9,000円となります。
また、議決第4号といたしまして、「平成19年度東宇陀環境衛生組合一般会計予算について」これにつきましては、平成19年度歳入歳出それぞれ2億1,148万3,000円の予算案についてであります。
以上4件が提案されました。
審議の結果全て原案どおり全会一致により可決承認され、午前11時37分議会を閉会いたしました。
以上で、2月15日に開催されました東宇陀環境衛生組合議会の報告とさせていただきます。

日程第4 委員長報告

議長(小林 一三君)

以上で、諸報告を終わります。
日程第4「委員長報告」を議題といたします。
閉会中の委員会開催につきましては、1月22日及び2月23日に議会運営委員会が開催され、付託事件について審査いただいておりますので、委員長から報告を受けます。
なお、委員長報告に対する質疑は委員長報告終了後受け付けます。
それでは、議会運営委員長の報告を受けます。森下委員長。

11番(森下 裕次君)

おはようございます。議会運営委員会、森下でございます。
ただいま議長の許可をいただきましたので、1月22日に開催いたしました当委員会の報告をいたします。
去る1月22日午後1時30分から宇陀市議会第1委員会室において、去る12月4日の市議会全員協議会でご審議いただきました議会制度に関わる地方自治法の改正に伴い、宇陀市議会も会議規則並びに委員会条例について、一部改正の必要が生じたことや3月定例会の運営などについての調査のため、全委員と正副議長の出席により議会運営委員会を開催いたしましたので、その報告をいたします。
会議の経過については、私の挨拶の後議会事務局長から今回の地方自治法の議会制度の関わる改正項目の趣旨、要点と改正案の説明があり質疑に入りました。
宇陀市議会としては概ね全国市議会議長会の標準市議会会議規則案や委員会条例案に準じた改正を行う必要があると決っし、3月定例会、本日でございますが改正案について議員発議で提案することとなりました。
なお、地方自治法の改正にあります常任委員会への所属制限の撤廃については議員数が少ない場合の対策でありますので、宇陀市議会は現行どおりとし、今後議員定数と併せて検討していくことと決しました。
次に、議長から、12月定例会で議会運営委員会に諮問された議員定数、報酬及び政治倫理特別委員会の設置について審議し、宇陀市議会としての姿勢を示すために3月に新たに2つの特別委員会を設置するこということで一致し、5月から選任して議論してもらうことと決しました。
次に、3月定例会の運営について審議を行い、一般質問の締め切り日については議会事務局から、幼稚園や小中学校の卒業式、統一地方選の日程など本年度は諸般の事情から、一般質問の通告締切日を申し合わせに定例会初日とあるのを繰り上げしたい旨の提案に対し、予算案や議案の内容を見てから質問内容を考える議員もいることから、再度協議することとなりました。
平成19年度各会計当初予算の審議は予算審査特別委員会を作らず、3つの常任委員会に分割付託してそれぞれ審議していただくこととなりました。
私の挨拶の後、午後3時23分に終了いたしました。
続きまして、2月23日開催の議会運営委員会の報告をさせていただきます。
平成19年第1回定例会の議会運営委員会は、前田市長、森田助役、植田大宇陀地域自治区長、大畑菟田野地域自治区長、桐久保榛原地域自治区長、勝田室生地域自治区長、岸岡教育長、奥田総務部長、山本財務部長の出席を求め、平成19年2月23日午前10時から市議会第1委員会室で開催しました。
委員会報告につきましては事前に報告書を配布させていただきたいておりますので、本定例会の運営に関する協議の結果につきまして、概要をまとめさせていただき、報告させていただきます。
本定例会における市長提出予定案件につきましては専決処分1件、条例関係19件、平成18年度補正予算関係5件、平成19年度当初予算関係14件、その他の議案9件が本日提案されます。
なお、当初初日提案を予定しておりました教育委員会委員の任命同意2件につきましては市長からの申し出により、本会議3日目の提案に変更させていただきます。
議案の取り扱いにつきましては、専決処分につきましては本日提案即決とします。条例関係につきましては議案第2号宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正についてを総務文教常任委員会へ付託、議案第19号宇陀市看護師等就学資金貸与条例の制定についてを福祉厚生常任委員会に付託します。この2件については、本日提案、本会議2日目に質疑を受けた後、各常任委員会に付託し、本会議3日目に委員長報告、委員長報告に対する質疑の後、討論・採決を行います。また、他の17件は本日提案・即決とします。
平成18年度補正予算は、5件全部委員会付託せず本会議審議とし、本日は提案まで、本会議2日目に質疑を受け、本会議3日目に討論、採決を行います。
平成19年度当初予算案14件については本日は提案まで、本会議2日目に質疑を受けた後、各常任委員会の所管別に分割して付託します。委員会審査後、本会議3日目に委員長報告、委員長報告に対する質疑の後討論、採決を行います。
なお、所属する常任委員会所管の予算項目についての本会議での質疑は控えてくださるようにお願いいたします。
その他の議案につきましては9件は、本日提案即決します。先に申し上げたとおり、当初予定しておりました教育委員会委員の任命同意2件につきましては、本会議3日目に提案、即決とします。
議会関係につきましては、地方自治法改正に伴う宇陀市議会会議規則の一部改正案及び宇陀市議会委員会条例の一部改正案について、本日議員提案し、即決します。
また、議員提案によります意見書4件を本会議3日目に提案、即決を予定しております。
請願につきましては、1件受理しております。内容は配布しております写しのとおりで、福祉厚生常任委員会に付託します。
今期定例会で議員定数検討特別委員会及び政治倫理条例検討特別委員会の設置を予定しており、3日目に日程を追加し議長発議により行います。
以上の内容をもちまして、会期は先程議決いただきましたとおり、本日から3月20日の16日間とし、本会議は本日及び9日と19日に開催します。
常任委員会につきましては、12日及び16日に総務文教常任委員会、13日に産業建設常任委員会、14日及び15日に福祉厚生常任委員会が開催される予定です。
一般質問につきましては、本会議2日目及び本会議3日目に行います。なお、本会議3日目に全部が終了できない時は、引き続き20日に本会議を開催します。発言順は受付順とし、質問及び答弁とも分かりやすく簡潔に行うよう留意願います。
議事進行上、理事者の答弁が重複する場合は議長において答弁を割愛する場合がありますので、御了承願います。
報道機関から要請があった場合、発言議員名と発言要旨の事前公表をするので、ご了解をお願いいたします。発言通告の受付は諸事情により、今回に限り3月1日に締め切らせていただきました。ご協力ありがとうございます。
議会への要望についてですが、榛原テレビ自主放送による宇陀市議会議事の視聴に関する要望書の提案があり、写しを配布しております。今後全員協議会開催時に併せて協議をお願いしたいと思います。
理事者から議会への提案についてですが、最終日の本会議終了後、引き続き国民保護計画策定並びに行政改革実施計画などの報告があります。
市長から定例会前であるが、3月2日に市長の記者会見で今期定例会の提出予定案件の概要について報道発表を行う旨の報告がありました。
最後になりますが、議場への参集は余裕を持って早めに着席すべきとの提案がありました。議員各位のご協力をお願いいたします。以上でございます。
今期定例会には多くの重要案件が提出されております。円滑な議会運営にご協力をお願いし、簡単ですが報告とさせていただきます。

議長(小林 一三君)

これより質疑に入ります。
議会運営委員長の報告に対する質疑を受け付けます。ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

質疑なしと認めます。
以上で、委員長報告を終結いたします。

日程第5 発議第1号から日程第6号発議第2号

議長(小林 一三君)

続いて、日程に従いまして、「日程第5発議第1号宇陀市議会会議規則の一部改正について」及び「日程第6発議第2号宇陀市議会委員会条例の一部改正について」の2議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読をさせます。

事務局長(藤田 静秀君)

命により朗読いたします。
発議第1号平成19年3月5日
宇陀市議会議長小林一三様
提出者宇陀市議会議員森下裕次。
賛成者宇陀市議会議員大西進、同じく井戸本進、同じく多田與四朗、同じく山本繁博、同じく坂本徹矢、同じく山本新悟、同じく竹内幹郎、同じく泉岡正昭。
宇陀市議会会議規則の一部改正について
上記の議案を別紙のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
規則は別紙の裏のページでございます。
次に、発議第2号平成19年3月5日
宇陀市議会議長小林一三様
提出者宇陀市議会議員森下裕次。
賛成者宇陀市議会議員大西進、同じく井戸本進、同じく多田與四朗、同じく山本繁博、同じく坂本徹矢、同じく山本新悟、同じく竹内幹郎、同じく泉岡正昭。
宇陀市議会委員会条例の一部改正について
上記の議案を別紙のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
条例の案は次のページでございます。以上です。

議長(小林 一三君)

本2議案は議員提案につき、提出者であります森下議員から堤案理由の説明を求めます。森下議員。

11番(森下 裕次君)

11番、森下でございます。議長の許可がありましたので、ただいま議題となっております「発議第1号宇陀市議会会議規則の一部改正について」並びに「発議第2号宇陀市議会委員会条例の一部改正について」の提案説明を申し上げます。
本案につきましては、昨年6月の地方自治法改正により議会制度の見直しが図られ、これに伴いまして当市議会においても全国標準会議規則並びに委員会条例に準じて、会議規則並びに委員会条例につきまして所要の改正を行うものでございます。
宇陀市議会会議規則の一部改正につきましては、改正地方自治法で長または議員に限られている議案提出権を委員会にも認めたこと及び議会の会議録を電磁的記録により作成することができることとされたことに伴いこれに準じて所要の改正を行うため議案として提出するものであります。
宇陀市議会委員会条例の一部改正につきましては、改正地方自治法で委員会の委員につき、委員会条例の定めるところにより、議長が指名することによって選任等ができることとされたことと、並びに会議録を電磁的記録により作成することができることになったことに伴い、これに準じて所要の改正を行うため議案として提出するものであります。いずれも施行期日は平成19年4月1日としております。
なお、改正地方自治法による議会制度の改正については、昨年12月に全員協議会で協議を行い、同じく12月の定例会で当市議会規則、条例の改正について議会運営委員会が付託を受け、本年1月22日に議会運営委員会を開催し審議をいたしました。
なお、改正地方自治法では、議員の複数常任委員会への所属制限が撤廃され、複数常任委員会の所属が可能となりましたが、議会運営委員会での審議の結果、現議員数、現常任委員会定数は適切であり、現行どおりの一人一委員会所属とすることに決定し、常任委員会への複数所属の根拠となる各常任委員会の定数の改正は行っておりません。
以上簡単でありますが、提案とさせていただきます。
ついては、以上の発議2件につき議員各位にはご審議の上ご賛同賜りますようよろしくお願いいたします。

議長(小林 一三君)

提案理由の説明が終りました。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
はじめに、「発議第1号宇陀市議会会議規則の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

これをもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「発議第1号宇陀市議会会議規則の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「発議第2号宇陀市議会委員会条例の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

これをもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「発議第2号宇陀市議会委員会条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。

日程第7 承認第1号専決処分の承認を求めることについて

議長(小林 一三君)

続いて、「日程第7承認第1号専決処分の承認を求めることについて、平成18年度宇陀市一般会計補正予算、第4号について」を議題といたします。
事務局長に議案を朗読をさせます。

議会事務局長(藤田 静秀君)

命により朗読をさせていただきます。議案書の1ページでございます。
承認第1号専決処分の承認を求めることについて
平成18年度宇陀市一般会計補正予算、第4号について、地方自治法、昭和22年法律第67号、第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分をしたので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求める。
平成19年3月5日報告宇陀市長前田禎郎
専決処分書
平成18年度宇陀市一般会計補正予算、第4号について、地方自治法、昭和22年法律第67号、第179条第1項の規定により、別冊のとおり専決処分する。
平成19年2月14日宇陀市長前田禎郎。

議長(小林 一三君)

理事者から提案理由の説明をお願いいたします。山本財務部長。

財務部長(山本高司君)

それでは、平成18年度宇陀市一般会計補正予算、第4号の専決処分書第4号につきましては奈良県知事が5月2日に辞職するのに伴いまして、4月8日の県議会議員選挙の投票日と同じ日に知事選挙の投票日が設定されました。つきましては、知事が辞表提出をいたしました2月14日付けで知事選挙経費の補正予算、第4号を専決処分したものでございます。
予算書の1ページを朗読申し上げたいと思います。
平成18年度宇陀市一般会計補正予算、第4号
平成18年度宇陀市一般会計補正予算、第4号は次に、定めるところによる
歳入歳出予算の補正、第1条規定の歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ877万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ240億6,451万3,000円とする。
第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表、歳入歳出予算補正による。
平成19年2月14日専決。
奈良県宇陀市長前田禎郎。
補正予算の内容でございますけれども、歳入では県支出金877万4,000円でございます。歳出では歳入と同額でございます。知事選挙経費でございますが、3月22日告示にかかりますポスターの掲示場等平成18年度分の執行経費を計上したところでございまして、補正予算額といたしまして877万4,000円を増額し、補正後の予算額は240億6,451万3,000円であります。よろしくご理解賜りますよう、お願いを申し上げたいと思います。

議長(小林 一三君)

提案理由の説明が終りました。
これより質疑を行います。
質疑は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

質疑がないようです。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり承認することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成18年度宇陀市一般会計補正予算、第4号について)」は、原案のとおり承認されました。
10分間休憩をいたします。17分まで。

休憩午前11時06分
再開午前11時18分

日程第8議案第1号から日程第26議案第19号

議長(小林 一三君)

再開いたします。
続きまして、日程に従い、日程第8、議案第1号から日程第26、議案第19号までの条例関係19議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読をさせます。藤田事務局長。

議会事務局長(藤田 静秀君)

命により朗読を致します。議案書3ページでございます。議案第1号宇陀市行政組織条例の一部改正について
宇陀市行政組織条例、平成18年宇陀市条例第6号の一部改正について、地方自治法昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、5ページでございます。
議案第2号宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正について
宇陀市代替バス事業に関する条例、平成18年宇陀市条例第244号の一部改正について、地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、8ページでございます。
議案第3号宇陀市職員定数条例の一部改正について
宇陀市職員定数条例、平成18年宇陀市条例第32号の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、10ページでございます。
議案第4号宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について
宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例、平成18年宇陀市条例第39号の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、12ページでございます。
議案第5号宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例、平成18年宇陀市条例第44号の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、14ページでございます。
議案第6号宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び宇陀市教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部改正について
宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例、平成18年宇陀市条例第46号及び宇陀市教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例、平成18年宇陀市条例第48号宇陀市の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、16ページでございます。
議案第7号宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について
宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例、平成18年宇陀市条例第49号の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、18ページでございます。
議案第8号宇陀市技能労務職員の給与に関する条例及び宇陀市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について
宇陀市技能労務職員の給与に関する条例、平成18年宇陀市条例第50号及び宇陀市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例、平成18年宇陀市条例第185号の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、20ページでございます。
議案第9号宇陀市特別会計条例の一部改正について
宇陀市特別会計条例、平成18年宇陀市条例第55号の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、22ページでございます。
議案第10号宇陀市特定農山村地域活動推進基金条例の廃止について
宇陀市特定農山村地域活動推進基金条例、平成18年宇陀市条例第70号の廃止について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、24ページでございます。
議案第11号宇陀市立学校設置条例の一部改正について
宇陀市立学校設置条例、平成18年宇陀市条例第75号の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、26ページでございます。
議案第12号奈良県立大宇陀高等学校宇陀市立菟田野分校授業料等に関する条例の廃止について
奈良県立大宇陀高等学校宇陀市立菟田野分校授業料等に関する条例、平成18年宇陀市条例第76号の廃止ついて
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、28ページでございます。
議案第13号宇陀市公民館条例の一部改正について
宇陀市公民館条例、平成18年宇陀市条例第81号の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、30ページでございます。
議案第14号宇陀市長寿祝金等に関する条例の一部改正について
宇陀市長寿祝金等に関する条例、平成18年宇陀市条例第121号の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、32ページでございます。
議案第15号宇陀市簡易水道事業給水条例の一部改正について
宇陀市簡易水道事業給水条例、平成18年宇陀市条例第140号の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出。
宇陀市長前田禎郎。
次に、34ページでございます。
議案第16号宇陀市榛原ふれあいギャラリー条例の一部改正について
宇陀市榛原ふれあいギャラリー条例、平成18年宇陀市条例第171号の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、36ページでございます。
議案第17号宇陀市公園条例の一部改正について
宇陀市公園条例、平成18年宇陀市条例第176号の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、38ページでございます。
議案第18号宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について
宇陀市病院事業の設置等に関する条例、平成18年宇陀市条例第188号の一部改正について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
次に、40ページでございます。
議案第19号宇陀市看護師等修学資金貸与条例の制定について
宇陀市看護師等修学資金貸与条例の制定について
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出
宇陀市長前田禎郎
以上でございます。

議長(小林 一三君)

理事者から提案理由の説明を求めます。

助役(森田 博君)

ただいま一括上程いただきました議案第1号から議案第19号までの条例19議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第1号宇陀市行政組織の一部改正についてであります。
行政改革に伴う組織機構の見直しとして効率的かつ市民ニーズに対応するため、主要諸事務を8部制から7部制とし、企画調整部を廃止し、今までの企画調整部の事務分掌を総務部と財務部の事務分掌とするものであります。
内容的には、総務部の事務分掌と致しまして、市政の総合企画及び調整並びに市土地利用に関すること、地域振興理事会及び国際交流に関すること、広報公聴に関すること、まちづくりに関すること、統計総務に関することを追加し、財務部の事務分掌として情報管理に関することを追加するものであります。
なお、この条例は平成19年5月1日から施行するものであります。
次に、議案第2号宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正についてであります。公共交通事業者が、現在運行している室生線室生寺系統を除く毛原橋、辰尾橋、上田口弁天系統と毛原線の2線が今月末を以って撤退するため今回、室生寺系統を除く室生線を室生南部線に、毛原線を室生北部線として市営有償バスの運行区間の追加によります条例の一部改正であります。
なお、平成18年、第3回定例会におきまして議決いただき既に運行しております市役所室生地域事務所間の路線を榛原大野線とし、また、現在大宇陀区で運行しております循環バスにつきましても、代替バスである関係上、大宇陀南部線として、宇陀市市営循環バス条例を廃止し、条例の一本化を行うものであります。
同時に各路線の市営有償バス使用料の改正も行い、室生南部線、室生北部線は新規として大人350円、小人180円。榛原大野線は改正し、大人250円から350円へ、小人100円から180円に。大宇陀南部線は地元負担の関係上現行のままの追加とし、大人250円、小人100円とするものであります。
この条例は、平成19年4月1日からの施行であります。
次に、「議案第3号宇陀市職員定数条例の一部改正について」であります。
行政改革に伴う組織の見直し等により、市長部局の一般事務部局の職員定数を435人から385人とし、教育委員会の事務部局の職員定数を165人から185人とするほか、市営水道の事務部局の職員の人事異動により、その定数を25人から31人とするものであります。
従いまして、現在の全職員の定数が999人から25人減数の974人の定数となるわけでございます。
なおこの条例は、平成19年4月1日から施行するものです。
次に、「議案第4号宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について」であります。
国において、休息時間の廃止及び休憩時間を1時間とする人事院規則が改正され、平成18年7月1日から施行されています。このことにより国家公務員の休息時間の廃止に準じて、宇陀市においても休息時間の改正を行うものであります。
つまり、今までの8時30分から17時15分までの勤務時間には変りはないわけでございますが、12時45分から13時までの15分間、また15時から15時15分までの休息時間が廃止となり、休憩時間は12時から12時45分までで、午後の勤務時間開始は12時45分からとなります。なお附則の経過措置については、公務の運営上の事情により、交替制勤務のため、宇陀市立病院、さんとぴあ榛原、保養センター美榛苑においては、従前の例によります。
この条例は、平成19年4月1日から施行するものであります。
次に、「議案第5号宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について」であります。
本市の厳しい財政事情に鑑み、宇陀市行政改革大綱に基づき、特別職の職員で非常勤のものの報酬の見直しを行うものであります。
報酬を月額で支給している教育委員会委員、選挙管理委員会委員、監査委員、農業委員会委員、教育指導員及び社会教育指導員の報酬を、当分の間5%減額するものであります。
また、報酬を日額で支給している委員報酬につきましても、当分の間、選挙における投票立会人及び期日前投票立会人を除き、1日に開催する会議の時間が4時間以内である場合、その2分の1とするものであります。
なお、主な月額報酬の改正と致しましては、教育委員会委員現行の3万6,000円から3万4,200円、監査委員の有識者でございますが4万5,000円から4万2,700円、農業委員会委員現行の2万4,000円から2万2,800円となるわけでございます。
この条例は、平成19年4月1日から施行するものであります。
次に、「議案第6号宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び宇陀市教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部改正について」であります。
本条例案も、本市の厳しい財政事情に鑑み、宇陀市行政改革大綱に基づきかつ宇陀市特別職報酬等審議会の答申を受け、特別職の報酬を減額するものであります。
市長は給料月額から100分の15を減じた額として、現行の82万円から69万7,000円に、副市長は給料月額から100分の10を減じた額として、現行の68万円から61万2,000円に、地域自治区長は給料月額から100分の5を減じた額として、現行の49万5,000円から47万250円に、教育長は給料月額から100分の10を減じた額として、現行の57万円から51万3,000円にするものであります。
なお、期末手当及び退職手当の算定基礎となる給料月額は、減額前の額とするものであります。
この条例は、平成19年4月1日から施行するものであります。
次に、「議案第7号宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」であります。
これも本市の厳しい財政事情に鑑み、宇陀市行政改革大綱に基づきかつ最終合併協議会で議論され、一般職の給与を1年以内に見直すとの約束のもとに職員の給与を減額するとともに、扶養手当、管理職手当を国家公務員の基準に準じた改正を行うものであります。
扶養手当につきましては、3人目以降の扶養親族についても、5,000円を6,000円に引き上げるものであります。
管理職手当については、管理職手当の上限を、その者の属する職務の級における最高の号給の給料月額とし、管理職手当の額を定率制から管理職の職階に応じて額を定める定額制に改めるものであります。なお管理職手当の定額制に伴い、管理職手当の算定の基礎となる給料月額に減額した差額を加える経過措置を廃止しております。
職員、医師職を除く、の給料月額措置につきましても、当分の間それぞれの給料月額から100分の5を減じた額とするものです。なお、地域手当、時間外勤務手当、休日勤務手当、夜間勤務手当、期末手当、勤勉手当及び退職手当の基礎となる給料月額は、減額前の給料月額とするものであります。
この条例は、平成19年4月1日から施行するものであります。
次に、「議案第8号宇陀市技能労務職員の給与に関する条例及び宇陀市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について」であります。
技能労務職員と水道事業に従事する企業職員も議案第7号での一般職の職員と同様に減額措置を行うもので、当分の間それぞれの給料月額から100分の5を減じた額とするものであります。なお、地域手当、時間外勤務手当、休日勤務手当、夜間勤務手当、期末手当、勤勉手当及び退職手当の基礎となる給料月額は、減額前の給料月額とするものです。
この条例も、平成19年4月1日から施行するものであります。
次に、「議案第9号宇陀市特別会計条例の一部改正について」であります。
これは、宇陀市生活資金貸付事業特別会計の廃止に伴うもので、この貸付制度は、同和地区の低所得者対策として、経済的自立と生活意欲の助長を図るため、昭和48年度から貸付けを行ってきましたが、平成10年度で廃止となったものです。
この特別会計は、償還事務などに係る経費について予算計上していましたが、借入金の償還も昭和63年度で終了しており、特別会計を廃止しても償還事務に支障をきたさず、一般会計と区分して経理する必要性も薄れている中、今後一般会計に統合して会計処理を行うため、廃止するものであります。
この条例の施行は、平成19年4月1日からであります。
次に、「議案第10号宇陀市特定農山村地域活動推進基金条例の廃止について」であります。
この基金は、市町村の実施計画により5年以内の期間で特定農山村地域市町村活動支援事業を実施するために基金を造成したものであります。
合併前の室生村において、平成14年度に事業採択がされ、鳥獣害防止対策などの高収益、高付加価値型農業の展開のための事業や栽培技術研修などの多様な担い手の育成のための事業のほか、地域間交流の促進のための事業や環境、景観、伝統文化維持保全のための事業を行ってまいりましたが、平成18年度に計画が終了するため、この基金を廃止するためのものです。
この条例の施行は、平成19年4月1日からであります。
次に、「議案第11号宇陀市立学校設置条例の一部改正について」、「議案第12号奈良県立大宇陀高等学校宇陀市立菟田野分校授業料等に関する条例の廃止について」、「議案第13号宇陀市公民館条例の一部改正について」であります。これら3議案はそれぞれ関係しておりますので、一括説明をさせていただきます。
奈良県立大宇陀高等学校宇陀市立菟田野分校は、昭和23年12月に奈良県立大宇陀高等学校宇賀志村立宇賀志分校として設立され、経済的な条件や家庭環境などの事情を持つ生徒に対する教育の機会を保障するものとして位置づけてまいりましたが、生徒の多様化や少子化などの社会情勢の変化に鑑み、本年3月31日付けで菟田野分校を閉校とするものであります。
なお、菟田野分校の一室を宇賀志地区公民館として位置づけておりましたが、公民館の利用状況等を考慮し、分校の閉校とともに廃止するものであります。
次に、「議案第14号宇陀市長寿祝金等に関する条例の一部改正について」であります。
合併前の大宇陀町、菟田野町、榛原町、室生村において実施していた関係上、宇陀市においても引き続き実施してまいりましたが、現行制度に基づく支給状況、効果等に検討を加えまして、対象を毎年9月1日現在年齢満88歳で引き続き1年以上市内に住所を有する者とし、支給については3,000円相当の金品とするものであります。
なお、この条例施行は、平成19年4月1日からであります。
次に、「議案第15号宇陀市簡易水道事業給水条例の一部改正について」であります。
平成16年度より事業着手しております大宇陀区田原簡易水道給水区、計画人口が520人給水区域が田原、栗野、牧の3大字、事業完了予定年度平成21年度の一部地域の栗野、牧地区で平成18年度で事業完了見込みとなったため、平成19年度より共用開始し、使用料徴収を行うため給水条例の一部改正を行うものであります。簡易水道料金につきましては、大宇陀中央給水区、東部給水区と同額であります。
この条例の施行は、平成19年4月1日からであります。
次に、「議案第16号宇陀市榛原ふれあいギャラリー条例の一部改正について」であります。
市民及び本市を訪れる観光客の観覧と利便に供し、文化の向上及び観光産業の振興に資するとする当該施設の従来の目的に加えまして、地域情報及び行政情報の提供を行うことにより地域の情報化の推進を目的とするための条例の改正であります。
具体的には平成19年度から事業着手するCATV事業に伴い、市の自主放送番組の制作基地、いわゆるスタジオの設営と共にCATVの運営主体であるこまどりケーブル株式会社の事務所も兼ねた複合施設として運営していく考えであります。
なお、この条例も、平成19年4月1日から施行するものであります。
次に、「議案第17号宇陀市公園条例の一部改正について」であります。
合併前の榛原町におきまして、緑化重点地区整備事業として榛原区西峠地区内にあるため池、通称バ池公園及び地下式防火水槽として整備し、名称を「天の森公園」として、平成19年4月から供用開始するものであります。
この公園は街区公園として面積1,065平方メートルで、園内には遊具、休憩施設及び多目的広場を設置し、地域住民の憩いの場として利用いただくとともに、災害時の一時集合場所として、また集会等の行事の際の駐車場として利用できるようになっております。
次に、「議案第18号宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について」であります。
現在、市立病院において標榜しております診療科目は13の診療科目でありますが、今後地域住民の医療ニーズに対応するため、また内科診療の専門化を図り、地域医療の充実のために、現行の診療科目に新たに循環器科と消化器科を設置するものであります。
なお、この条例も、平成19年4月1日から施行するものであります。
次に、「議案第19号宇陀市看護師等修学資金貸与条例の制定について」であります。
近年宇陀市立病院における看護師等の確保が困難なことから、専門学校等の養成施設において修学し、免許を習得後、宇陀市立病院に従事しようとする者に対し、毎年度予算の範囲内において修学資金を貸与し、以って病院における看護師及び助産師の計画的な確保と充足を図るためのものであります。
内容的には看護師等の養成施設への入学許可手続を行うための入学支度金として50万円を無利子で貸与するもので、看護師免許を取得し養成施設を卒業してから引き続き3年間以上、市立病院において看護業務に従事する意思を有することなどを対象とするものであります。
また、養成施設の在学者が修学するために必要な修学資金として月額5万円を無利子で貸与するもので、看護師免許を取得し養成施設を卒業してから引き続いて、市立病院において看護業務に従事する意思を有することなどを対象とするものであります。
なお、この条例は、平成19年4月1日から施行するものであります。
以上条例19議案、審議の程よろしくお願いいたします。

議長(小林 一三君)

提案理由の説明が終りました。
これより質疑に入ります。なお、各議案ごとに行います。
始めに「議案第1号宇陀市行政組織条例の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

質疑がないようです。
これをもって質疑を終結いたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立多数と認めます。
よって、「議案第1号宇陀市行政組織条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第2号宇陀市代替バス事業に関する条例の一部改正について」は、総務文教常任委員会へ付託の予定でありますので本日は提案説明までとし、3月9日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
次に、「議案第3号宇陀市職員定数条例の一部改正について」の質疑を行います。5番、田村議員。

5番(田村 幹夫君)

ここで定数が一般では50名ぐらい減らされておりますが、教育委員会の方でかえって20名増えております。教育委員会の方のこの20名、それから水道の方で6名、合計合わせるとマイナス24ということになります。市長さんが最初の方針でおっしゃった時には大幅な人員削減ていう形で目指すとおっしゃいましたが、この教育委員会の20名プラスというのが具体的にどういうところで20名増やすのでしょうか。お願いいたします。

議長(小林 一三君)

森田助役。

助役(森田 博君)

お答えいたします。
教育委員会の20名の増員につきましては、今まで本庁で保育所の事務をやっておった関係上、それを幼保一元化の中で教育委員会にそれを移管するという、そういう措置で20名の増員になっております。

議長(小林 一三君)

他にございませんか。無いようです。
これをもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第3号宇陀市職員定数条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第4号宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

ないようです。
これをもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第4号宇陀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第5号宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について」の質疑を行います。5番、田村議員。

5番(田村 幹夫君)

ここの委員の中身ですけど、一番下の農業委員までは大体議会の中で認定されますけど、一番下の教育指導員と社会教育指導員につきまして、私達不勉強かどうか知りませんが、いったい何人おられてどういうメンバーでいったい何をなさっているか、はっきりつかんでおりません。
もしよかったら、また資料を提供していただきたいと思いますが、ただ私の方で疑問に思うのはこの予算書の中に社会教育指導員の報酬という項目がないのです。社会教育委員の報酬はあるのですが、この社会教育指導員の報酬という項目はないんですが、どこに当たるんでしょうか。
そして、これほど月10万円も報酬を渡すほどの仕事が本当にあるんでしょうか。その点疑問に思いましたので、答弁をお願いいたします。

議長(小林 一三君)

中田教育委員会事務局長。資料については後で、配布。それ以外の答弁をお願いいたします。

教育委員会事務局長(中田 進君)

ただいま質問がございました社会教育指導員、教育指導員の報酬関係なんですけれども、資料の方はまた、後程提出いたします。
なお、社会教育指導員の仕事というんですか、そういったことにつきましては社会教育法に基づく社会教育指導員として社会教育の分野に渡る仕事全般をしていただいております。以上です。

議長(小林 一三君)

5番、田村議員。

5番(田村 幹夫君)

そんなことを言われたって、何をしてるかっていうことを聞いたのに、基づいて行われているとおっしゃいました。私は一番気になるのは、社会教育委員と社会教育指導員の違いですね。
それから、もう一つはこの指導員はどこでどうやって選ばれているのか、この議会では出されておりません。特別職という位置付けでしょ。非常勤であっても、なのになんで議会でそういう僕らはメンバーは知らなくて、一体何をしいるのかわからなくて、そしてこの金額でいったら教育委員長よりも倍の金額をもらっています。このことについてもう少し詳しくいってもらわなとちょっと納得は中田さん出来ません。

議長(小林 一三君)

中田教育委員会事務局長。

教育委員会事務局長(中田 進君)

失礼しました。
今おっしゃるとおり、社会教育指導員というのは従来から現在1名なんですけれども、区の方でおられます。これにつきましても各区の対応の中でやられてきたものでございますので、平成19年からにつきましては社会教育指導員というのは一切置きませんので、そういったことでご了承願いたいと思います。
それと社会教育委員と社会教育指導員との違いなんですけれども、社会教育委員につきましては先程も申し上げましたように、社会教育法に基づきます社会教育委員としての要綱に基づきまして、それぞれ各代表なり学識経験者なりを指名させていただきまして、社会教育事業等についての審議等を行っていただいております。
また社会教育指導員につきましてはそういった社会教育関係の職員として、事務に従事しているわけでございますので、その点の違いがございます。

議長(小林 一三君)

5番、田村議員。田村議員に申し上げます。同一質問今、3回目でございますので、もう1回、許可します。

5番(田村 幹夫君)

聞き間違いか知れませんが、平成19年度で置かない方針とおっしゃったと思うんですけれど、それじゃ改正案を出す必要がないんじゃないかと、すごく単純に思います。それから、教育指導委員の方もちょっとご説明お願いしたいと思います。

議長(小林 一三君)

中田教育委員会事務局長。

教育委員会事務局長(中田 進君)

失礼します。先程言いましたように、社会教育指導員、社会教育委員の詳細につきましては再度資料として提供いたしますが、先程申し上げましたように社会教育指導員につきましては、教育指導員も同じなんですけれども、非常勤という形になるわけなんです。ですから教育委員会として必要であれば採用いたしますし、必要でない場合は採用していかないという方針もございますので、平成19年度につきましては社会教育指導員としては設置をしていかないと言う方針でございます。そういったことです。

議長(小林 一三君)

他にございませんか。20番、玉岡議員。

20番(玉岡 武君)

ここに説明の中で当分の間ということになっておりますが、これはちょっとあいまいな表現で説明されておりますが、仮に1年間、平成19年度の中でアバウトで結構でございますが、この数値でいきますと改正案の中でどのくらいの削減がされるのか、お示しいただきたいと思います。

議長(小林 一三君)

森田助役。

助役(森田 博君)

非常勤さんの5%並びに2分の1の削減で試算を持ちますと約720万円程度の削減効果になるかと思います。

議長(小林 一三君)

他にございませんか。他にないようです。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第5号宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第6号宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び宇陀市教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。20番、玉岡議員。

20番(玉岡 武君)

同じく同じ質問になるのでございますけれども、平成19年度この数値で削減された場合の数値の削減のアバウトで結構でございますので、概算予算を教えていただきたいと。

助役(森田 博君)

ただいまの質問にお答えいたします。
年間的には416万4,000円の減額効果でございます。

議長(小林 一三君)

他にございませんか。ないようです。
これをもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第6号宇陀市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び宇陀市教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第7号宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。15番、髙橋議員。

15番(髙橋 重明君)

7号議案で質問させていただきますが、当然8号議案とも関連いたしますが、職員の給与カットに10分の5ということでこれも当分の間という言葉を使っておりますし、一つは私もかつて人事院勧告が12月議会で4月に遡ってカットするということで、おかしいということで労働組合との協議はどうなっているのかということを質問させていただきましたが、今回再度労働組合との協議はどうなっているのかその点についてご質問いたします。

議長(小林 一三君)

森田助役。

助役(森田 博君)

ただいまのご質問にお答えいたします。
労働組合との協議につきましては、非常に大きな問題でございますので、昨年の12月から先月の2月まで5回の交渉をしております。その中で交渉する中で、職員組合の意見といたしましては、この本題に入ってくれと言うのをやかましく言うのですけれども、本題に入ろうとしないで枝葉的な案件につきましていろいろどういうのか交渉をされたわけでございます。
我々としましても、非常に大きな問題でございますので、この5%カットにつきましてはいろいろそれなりの意見を言ってくれということを言っておったわけでございますけれども、特にどういうのか深く審議されるようなこともございませんし、それと5回の交渉という中で、市の方針としたら行革論議の中での話、それと合併協議で協議されまして一律アップの問題につきまして合併後1年以内に見直しというような話もございました。
そういう関係上その説明もする中で、行政改革論議、そして合併協議、そういうことの中で5%の理解協力をいただきたいということをお願いしたわけでございますけれども、結局交渉が打ち切りというような形になったわけでございます。

議長(小林 一三君)

15番、髙橋議員。

15番(髙橋 重明君)

今朝ほどレターケースの中に要望書が労働組合から入っておりました。この中で今回の給与削減案は未だ労使が合意に至っていません。
市当局に対し、十分に労使協議を尽くし、早急に労使合意を得る旨の意見を述べていただくようということですが、私も今朝見たばかりですが基本的にはやはり住民サービスの一番大事な一線に携わるのは職員であります。そういう意味ではそこらあたりの十分なモラルアップを図る中でこういう賃金削減の協議をやっていただかないと、その跳ね返りは住民サービスの低下にも繋がると思うんです。
私は財政的にも大変厳しいというのは皆さん常識ですし、その中でも住民サービスを下げないという中での合併を進めてきたと思うんですけれども、こういう形で未だ労使が十分協議が整っていない段階で議会へ提案されるということは我々も不十分でございますので、もう一度この協議をどこまで今後、このまま打ち切るのか、引き続いて協議を進めてから我々議会に上程されるのか、その点をもう一度お伺いしたいと思います。

議長(小林 一三君)

森田助役。

助役(森田 博君)

先程、経過を申し上げましたように5回のそういう交渉を持っておるわけでございます。他の市町村の状況を見ますと3回位の中で打ち切りとかいうような形になっているところもあるわけでございます。
いろいろ議論する中で、本当に先程言いましたようにその本題に入ってこようとするような意思がないわけです。意図的に案件につきまして、それを交渉の案件にするようなそんな事態でございますので、我々としても打ち切る以外に方法がないという判断に立っております。

議長(小林 一三君)

15番、髙橋議員。

15番(髙橋 重明君)

3回目ですから慎重に発言いたしますが。
回数が問題ではないと思いますよ。他所は3回やって我々は5回やったんだと。その中身の問題だと思うんですが、我々はまったく中身については知りえませんが、組合の主張はどういうところを主張されておられるのか、どこが大きな問題点なのか、その点、私3回目ですので、お聞きしたいと思います。

議長(小林 一三君)

森田助役。

助役(森田 博君)

組合の方とすれば、どうして5%のその根拠、その根拠を教えてくれという。そしてその中でその財政シュミレーションも提示してくれ、というようなことでございました。
我々としても、あくまでも5%という根拠につきましては先程も申し上げました合併協議の4.7%程度のアップ。それと非常に生活給の問題もある中で何とか一部まあ10%という話もあったわけでございますけれども、合併協議の中での5%程度が一番妥当じゃないかなというようなことであったわけです。

議長(小林 一三君)

19番、大西議員。

19番(大西 進君)

先程来から5%の議論がされておるわけでございますけれども、実質、先程助役の説明の中で前年度の手当て等またボーナス等については、前年どおりの給与の水準で支給しますということでございますので、私はこの議論につきましては5%だけではなしにやはり住民から見たら勿論、5%が減額されているということではなしに、本来ならばこの手当て等も含めますとそのような水準にはならないと思うんです。
それはやはり先程来から共産党の髙橋議員が申されますように、それならば先程来の6号の特別職の給与、この中で区長、選挙の公約で区長廃止と言われておるのに何の意見も言わなくて、この職員の5%削減をということは私はおかしいんじゃないかと思います。
但し、先程来から労働組合との交渉の中で、勿論回数が問題ではございませんけれども、やはりこの理事者の方が勇気を持った決断というものもやはりこの財政難においては、当然必要かと思うんです。
そういうことも考えますと私は何ら不思議ではないなと、まだまだ猶予されているなという気持ちでございます。

議長(小林 一三君)

20番、玉岡議員。

20番(玉岡 武君)

何回も同じ質問になりますが、住民の皆さんが評価しやすいためにお尋ねしているわけでございますが、これも当分の間ということでございますし、まあ交渉も今段階中ということであるようでございますが、仮に先程と同じように平成19年度この数値で試算された場合、1、2、3項目の数字の効果を示していただきたい。

議長(小林 一三君)

森田助役。

助役(森田 博君)

5%の減額措置をとりますと約1億1,863万5,000円程度の削減になるかと思います。それと1月から管理職手当の30%カットもしておりますので、この条例とは直接関係がないと思うんですけれども、その分につきましては5,218万3,000円の減額になります。
いずれにいたしましても、一般職のそういう形で行政改革における定年制の58歳定年制とかそういうような要素も入れまして、一般職で年間約2億8,354万6,000円の減額措置、そのような数字になるかと思います。

議長(小林 一三君)

2番、上田議員。

2番(上田 德君)

2番、上田でございます。
先程来から労働組合との部分もございましたけれども、5%の根拠につきまして求められておるということでございまして、その中でどのような回答をされておるのか、5%の根拠です。まだ述べておられないように思いますので、もしあるのであれば5%はどういう根拠なのですか。
それと後、近いところでは1月程前かな、半月程前ですかね。大和高田市の方で3%の給与引き下げの中でいろいろ論議がございました。結果として3%で収まっておるわけなんですけれども、私の知る範囲の中では傾斜角度等つけられまして一律3%ではなかったようにお聞きしております。
従いまして、5・3・1なのか、4・3・2なのかそこらちょっとよくわかりませんけれども、そういった形で先程合併協議の中で4.7%程の実質賃金の値上げで、その当時1億8,000万円程人件費が値上げされましたよという報告もきいておりまして、その時の給与表に及ぼした影響、そういったものが今度一律になった時に果たして公平にそれがまた作用しておるのかどうか、そこら一つお聞きしたいということで、傾斜角度も含めて、傾斜措置も含めまして平成18年1月1日付けの給与表によって変化があった部分との考え方の相違点等も含めてお考えをお聞きしたいと思います。

議長(小林 一三君)

森田助役。

助役(森田 博君)

今、上田議員さんからの5%の根拠ということで、先程ちょっと説明させてもらって、と思いますけれども基本的にはやはり合併協議で協議した中でいろいろ4.7%若しくは4.8%ぐらいのアップであったかと思います。それを1年以内でやはり減額せよというような約束事でございました。
我々としてもそれを基本にいろいろ検討した結果、そして行政改革の中でもそういうことの議論でまあ5%という形をとらせていただきました。そして傾斜配分とかボーナスにつきましては、人事課長に答弁させます。

議長(小林 一三君)

桝田人事課長。

人事課長(桝田 守弘君)

人事課の方からお答えさせていただきます。
この5%のカット分につきましては、合併協議の中で助役の方から説明がありましたと思いますけれども、過去にもその4.7%という全体的な金額の引き上げの中で4.7%にこだわりまして5%ということで行政改革の中で出ましたわけでございますけれども、この手法につきましては人事課といたしましては部長とか課長とかのその職階でいくべきか、あるいはその級、過去は9級制ですが、今は7級制を敷いております。
それで平均のアップ率を出してやるという手法等いろいろ考えたわけでございますが、減給補償を一旦はしておりますので、例えば5級の中でも給料が少し上がった者、上がらなかった者、あるいは6級、7級それぞれにばらばらな、まあ職員が860人程おるわけでございますけれども、その中で調整をして一人ずつ吟味をして給料を決定したものでございますので、これを一旦白紙にしてそれぞれ見直すという事務もさることながら、かえって上がった分についての傾斜をつけることが不公平ではないかという議論に達しまして、当初説明もありましたとおり10%とか7%とか合併の中でも話がありましたけれども、いろんな手法も考えましたが、最終5%で落ち着いたわけでございます。
それから、大和高田市の方についても多少は傾斜をつけたということでございますが、高田市の場合は、昨年に地域手当の6%全廃ということもありまして、今回3%に留めたということで最終的に折り合いはつかなかったけれども、提案するということで聞いております。以上です。

議長(小林 一三君)

18番、泉岡議員。

18番(泉岡 正昭君)

ただいまいろいろ話を聞いておりますけれども、ここに市長さんおられますが、合併協議の席におきましてこの月給、報酬についていろいろもめたわけです。それで2番議員から厳しく財政の建て直しの話が出たときに芳岡会長がこれでは前向きに合併の基準額が決まらへんから、一応一番高水準のところでやってみて、新しい新市長ができた時に直ちにこれを5%か10%に切り下げますという話で進みましたので、上がった時には職員は黙っておるわ、下げたらごたごた言うということはこれは一つ考えてもらわないと、やはり議会議員もそれ相応に協力、得心もしとんねさかいにね、やはりこれは助役さんの言うとおりにですな、何べん話し合いをしてもいっしょやさかい、これはこのようにやるべきもんやと思います。市民もそう思ってますんで。やはり痛みはみんなよってわかってもらいましょう。

議長(小林 一三君)

16番、土井議員。

16番(土井 英治君)

5%の削減ということでございますが、奈良県におきましては12の市があるわけでございますけれども、宇陀市に類似したところと言いますと葛城市、御所市、五條市あたりになると思います。その辺とどのくらい程の差がありますか。

議長(小林 一三君)

桝田人事課長。

人事課長(桝田 守弘君)

人事課の方からお答えさせていただきます。
特に皆さんにお分かりいただくのが、一番わかりやすいかと思うんですが、ラスパイレス指数というのがございまして、平成18年度の4月1日現在の方がもうホームページにも載っておりますので、ご存知の方は全国の市町村なり奈良県のを見ていただいておると思いますが、恥ずかしいと申しますか、まあ合併協議の中で決められたことでございますけれども、その12市の中では宇陀市が一番でございます。ちなみに99.3%まで上昇しておりまして、これを今の5%削減をしますと12市の平均が95.4%でございます。
それで5%カットをしますと恐らくこの平均を下回る94%台になるのではないかというようなことで検討しております。以上です。

議長(小林 一三君)

市長。

市長(前田 禎郎君)

大変この給料カットという問題はお互いに痛みを感じるものでございます。私も自分の痛みを感じながら、自分で身を切ってこの行政改革をやっていかなければならないという強い意思を持って今日までやってまいりました。
市民の皆さん方の意見というのは、私のところにどんどん入ってまいります。職員の給料をもう少し考えたらどうだというのが市民の意見だと思います。
というのはそれぞれと先程からお話がありましたように、いろんなラスパイレス指数から高いじゃないかという話ばかりなんです。ですから私は今の給料カットというのは行政改革を一つの主観にしておいた給料カットでありますので、市民の皆さん方に行政改革によって痛みを感じてもらうんだから、我々職員も痛みを感じて行政サービスをしようじゃないかという意味でこういう決断をさせていただいたところでございますので、ご理解をいただきたいなとこのように思います。

議長(小林 一三君)

これをもって質疑を終結いたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立多数と認めます。
よって、「議案第7号宇陀市の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第8号宇陀市技能労務職員の給与に関する条例及び宇陀市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。15番、髙橋議員。

15番(髙橋 重明君)

同じ理由なんですが、あえて申し上げますが、私は給与カットに賛成か反対かと言っているのではありません。組合が申しております5%の根拠とそれから財政シミュレーションを示してくれというのなら、なぜ理事者側がそれを具体的に説明しないのですか。
組合の労使の協議を整ってから議会へ上程してほしいというのが私の議員としての要望ですし、市民もその跳ね返りが市民サービスに跳ね返ってきたら困ると、今の財政事情の中で人件費もカット、特別職の報酬もカット、議員報酬もカット、そういう全国的な流れの中で、そういう理解をした上でカットを進めて欲しいというのが私の基本でございますので、この今の8号議案につきましても同じ考え方でございますので、その点もう一度よく財政職員の疑問に答えるような行政をやってほしい、その点どうですか。

議長(小林 一三君)

森田助役。

助役(森田 博君)

髙橋議員から、その財政シミュレーションを説明して納得させよというご意見でございます。
我々は昨年から毎日のように行政改革という形で取り組んできたわけでございます。それで10何億円の財源不足ということも分かっておりました。そういう中で平成19年度予算を編成する中で職員の皆さん方に今の財政状況を理解してもらうために、財政サイドで財政状況の説明会もしておるわけでございます。そういうことも含めまして、今さらというのか、そういう手続きを踏む中でやっておりますので、組合が言うようなことはちょっとあまり表現的に的確な表現はできないんですけれども、そういう今まで財政状況を職員の皆さん方に説明をしていた関係上、このような処置をしたわけでございます。

議長(小林 一三君)

12番、坂本議員。

12番(坂本 徹矢君)

ちょっと市長にお聞きしたいんですけども、給料が下がったから市民サービスに影響するような職員を雇ってますのか。それをちょっとお願いいたします。

議長(小林 一三君)

市長。

市長(前田 禎郎君)

私はそんな職員はおらないと思いますよ。給料が高くなったからサービスが良いとか、給料が下がったからサービスが悪くなるとかそういうことは職員の資質の問題だと、だからそういう職員はおらないと思っております。

議長(小林 一三君)

11番、森下議員。

11番(森下 裕次君)

合併協議の中で新年度から、新市が発足してから一律の給与表、給与体系でというような形で審議されたわけです。そして昨年1月から月額1,500万円、年額で1億8,000万円程度の一般職員の給与が上がったわけなんですよね。
それでそのこと対する行財政改革で削減していくというその意欲はそれでよろしいかと思います。
一つ髙橋議員さんのおっしゃるように労使の交渉ができていないということが残念でならないというようなことですね。
それと行財政改革に力点を置くならばもっと工夫ができるんではないかと。昨年1億8,000万円の増額をみたわけなんですけれども、それについても上厚下薄ではないかというような意見も述べさせていただきました。それに対する何らかの工夫がなされているのか。
ですので、本当に行財政改革でもっと減額しようとするのならば、先程上田さんがおっしゃったような傾斜配分というようなことも考えられる。例えば市長は15%、助役は10%、自治区長は5%というように実際、特別職の方は傾斜配分されているではないか。ところが、一般職につきましては実質的には4級以下の人達は実質減額っていう部分もあったかに聞きます。
それに比して、部長であるとか7級、8級が9級になったんですかそこの部分でかなり上厚下薄であるという意見あったはずです。現実にあったはずです。
それを一律5%ということではあまりにも工夫がなされてないのではないかと、本当に行財政改革でもっと大きな削減を目指すならば、はっきりとした減額の工夫をすべきじゃないのかと考えます。

議長(小林 一三君)

桝田人事課長。

人事課長(桝田 守弘君)

人事課の方からお答えします。
先ほども述べさせていただきましたが、当然、特別職については職責に応じて段階の削減を報酬審議会の方に出されておるわけですけれども、当然一般職につきましてはその給料自身がさまざまな行政職1から医療職2、3、それから現業職というような給料表を持っとる中で、少なくとも下がったという職員はおらないと思います。
確かに前歴とか見直しておりますので、各旧町村の入り込みの状態をさらに遡ってということまではできませんでしたが、合併した時点については全員の給料を見直しまして、その中で位置付けをして減給補償をしたわけでございますので、基本的には大幅に小幅も含めて下がったということはございませんが、その中でさまざまな給料が例えば4級、5級につきましても、5,000円上がった者、1,000円しか上がらなかった者っていうのは経歴を加算し、それから正しい一定の水準を保つということを協議する中で、給料を設定したものでございますので、いろんな角度から見ますとこれが100%、120%正しい方法かどうかもわかりませんが、選択肢としては一番やるべき5%一律というのは手法としては間違っていないというふうに確認しております。以上です。

議長(小林 一三君)

これをもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立多数と認めます。
よって、「議案第8号宇陀市技能労務職員の給与に関する条例及び宇陀市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
休憩いたします。午後1時30分から再開いたします。

休憩午後12時30分
再開午後1時30分

議長(小林 一三君)

再開いたします。休憩前に引き続き、「議案第9号宇陀市特別会計条例の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。5番、田村議員。

5番(田村 幹夫君)

この生活資金貸し付けの会計につきまして、確かに借金の返しの償還は63年に終りました。
しかしながら、去年の決算書を見ましてもまだ滞納金40何万円かな、残っておりました。この滞納金の回収につきまして、予算書を見ましていったいどこにあるねやろと思って見たんですけどちょっと見つけられません。
それでこの回収の責任の部門といったいこの回収のお金は予算書のどこに入るか、教えていただきたいと思います。

議長(小林 一三君)

髙橋市民環境部長。

市民環境部長(高橋 博和君)

特別会計につきましては朝からの助役の提案のとおり生活資金は特別会計から一般会計で処理することとなりますが、予算書の歳入では35ページをご覧いただきたいと思います。一般会計の35ページの諸収入の欄に入っております。以上です。

議長(小林 一三君)

分かりましたか。5番、田村議員。

5番(田村 幹夫君)

雑入というところですか。それとこれを担当なさるのはやはり高橋さんの管轄する市民環境部でしょうか。

議長(小林 一三君)

髙橋市民環境部長。

市民環境部長(高橋 博和君)

予算科目については、先程の諸収入であります。所管としてはうちの部で行います。以上です。

議長(小林 一三君)

5番、田村議員。

5番(田村 幹夫君)

昭和63年に償還が終っているということですけど、それからもう20年近く経っております。なのにまだ40万円近くの滞納があるということなんですけど、この見通しにつきまして、所管が高橋部長さんに移るということですから、その辺の決意なり、方法など考えてらっしゃることを少しお願いしたいと思います。

議長(小林 一三君)

高橋市民環境部長。

市民環境部長(高橋 博和君)

今月現在で17件の方があります。17件のうちにやはり昭和48年度からの貸付の行っている中で、やはり生活の困窮しておる方で当時者が生活保護世帯であったり、また亡くなった方、そういった形の中で保証人もついておりますので、保証人の方への督促も行っております。
先般も17件のうちそういった方につきまして催促状も送ってできるだけ早く納付していただくように要請しているところであります。以上です。

議長(小林 一三君)

他にございませんか。
これをもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第9号宇陀市特別会計条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第10号宇陀市特定農山村地域活動推進基金条例の廃止について」の質疑を行います。20番、玉岡議員。

20番(玉岡 武君)

これにつきましては恐らく基金運用ではなくて、取り崩しによる事業をされてきたんだと思うのですが、一応これ了承しますと4月1日で閉めて精算という形になると思うんですが、その概要と大きな事業種目について説明を求めたいと思います。

議長(小林 一三君)

山本農林商工部長。

農林商工部長(山本 普志雄君)

ただいまのご質問にお答えさせていただきます。
先程、助役の方から説明があったようにこの条例は合併前の室生村が、平成14年度に特定農山村総合支援事業を実施するため、事業費を年度当初に基金造成し、平成14年から平成18年の5カ年間の事業を実績に応じて、基金を取り崩す事業となっております。
平成18年度をもってこの事業が終了するために基金の廃止をお願いしたものでありまして、この事業に伴います基金造成額は国が3分の1の462万3,000円、県が3分の1の462万3,000円、当時の村として3分の1の462万3,000円で合計で1,386万9,000円となっております。
それとその運用益、利子で実施したわけでございます。特にこの事業につきましては助役の方からもご説明があったと思いますが、高収益、高付加価値の農業展開のための事業として、鳥獣害防止対策あるいは研修会、駆除体制の確立、頭数調査等実施しております。
また、その他にも多様な担い手育成のための事業として、栽培技術の研修や経営戦略研修あるいは地域間交流の促進のための事業として、秋の収穫祭等を実施されております。その他にも環境、景観、伝統文化維持保全のための事業として景観作物の育成などが実施されております。以上でございます。

議長(小林 一三君)

20番、玉岡議員。

20番(玉岡 武君)

それで精算すると精算金の剰余金と言いますか、そういう関係はどういうふうな状態になるのですか。あるとすればどこへ繰り入れるのですか。

議長(小林 一三君)

山本農林商工部長。

農林商工部長(山本 普志雄君)

ただいまの運用益のこと、利子のことだと思いますが、この分につきましても全部この基金の方に繰り入れをいたしまして、1円も残さないということで実施をさせていただいております。以上でございます。

議長(小林 一三君)

他にございませんか。
これをもって質疑を終結いたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第10号宇陀市特定農山村地域活動推進基金条例の廃止について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第11号宇陀市立学校設置条例の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

これをもって質疑を終結いたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第11号宇陀市立学校設置条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第12号奈良県立大宇陀高等学校宇陀市立菟田野分校授業料等に関する条例の廃止について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

質疑がないようです。
これをもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第12号奈良県立大宇陀高等学校宇陀市立菟田野分校授業料等に関する条例の廃止について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第13号宇陀市公民館条例の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

質疑がないようです。
これをもって質疑を終結します。
お諮りいたします。本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第13号宇陀市公民館条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第14号宇陀市長寿祝金等に関する条例の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。15番、髙橋議員。

15番(髙橋 重明君)

高齢者が長生きして良かったと思えるまちづくり、そういう意味ではこの提案で見ますと一例を申し上げますと100歳以上のもので現行10万円いただけるのが、88歳以上で3,000円と大幅な減額でございます。従いまして、財政状況で総額いくらの削減になるのかね。
先程市長が冒頭提案でも65歳以上の高齢者の無料入浴制度を見直すということですが、私は合併協議の中ではサービスは低下させない、負担は低い方へということだったと思うんですが、これを見ますと住民の側からしますと、何か高齢者に対して非常に冷たいのではないかということになるのではないんでしょうか。まずカット額がいくらになるのか教えていただきたいと思います。

議長(小林 一三君)

松村健康福祉部長。

健康福祉部長(松村 光哲君)

ただいまのご質問にお答えいたします。平成18年度で約300万円でございます。

議長(小林 一三君)

市長。高齢者福祉のサービス低下に繋がるんじゃないかという市長の見解。

市長(前田 禎郎君)

いろいろと、この長寿の祝金等についての議論は確かにございます。
私は高齢者のサービス低下に繋がるとかいう話ではないと思いまして、100歳がいいのか88歳がいいのか、その辺のところはいろいろ議論が分かれたところでございまして、今100歳の人が10人程度だと思います。そういうことからもとにかく今まで旧4か町村いろいろと差がございました。支給してないところも支給してあるところもございました。
そういうようなところで、88歳からとして一律にそれを支給していこうじゃないかということに決めさせていただいたところでございまして、髙橋議員の言われるように冷たいのではないかというそれはまあ言われれば、そういう意味ではそうかもしれませんけれども、私のこれからの施策としても決してそういう思いではないということだけ申し上げておきたい。

議長(小林 一三君)

15番、髙橋議員。

15番(髙橋 重明君)

私は、細かく検討じゃなくて基本としてね、市長の将来高齢化社会に向けて、福祉充実のまちづくりをするというその基本方針でいくのならば、こういう細かい規定でカットしていくのではなくて、もっと基本的な暖かい行政をやっていただきたい。合併して住民にとって何がメリットだったのか。一つも今のところ見えてこないというのが、市民の声でございます。
予算書を見ますと、いずれまた各常任委員会での検討に入ると思いますが、部落解放同盟を奈良市は300万円を0にしました。宇陀市は依然として300万円計上しております。なぜそれをカットして、この老齢福祉に回さないのですか。
私はそういう意味では、こういう施策は非常に住民にとって冷たい施策に映って仕方ないと思います。私の意見を終ります。

議長(小林 一三君)

これをもって質疑を終結いたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立多数と認めます。
よって、「議案第14号宇陀市長寿祝金等に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第15号宇陀市簡易水道事業給水条例の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。5番、田村議員。

5番(田村 幹夫君)

この大宇陀区の水道の料金につきまして、この田原地区の料金につきまして中央と東部と合わすということは私は異論はありませんが、当初市長さんのおっしゃってた料金体系の一元化につきまして、ちょっと質疑したいと思います。
というのは、大宇陀区でも前から問題になっておりましたが、ひとつこの小附給水区がこの基本料金と比べると約半分になっております。これを大宇陀区の時からほとんど手をつけず、また合併して2年目になりますがこれについてもまだ手をつけておらない。
この半分という、この2倍というこの格差について今後どうしていくつもりなのかお伺いしたいと思います。

議長(小林 一三君)

森塚水道局長。

水道局長(森塚 昇君)

当初の市長さんのお話にもありましたように、おっしゃるように格差がたくさんありますので、これは一度に一回でこれを無くしてすべて同額にするということはまず不可能だろうと思いますけれども、これは何年か年数をかけまして徐々にできるだけ格差のないように、また適正な価格であるように検討しながら詰めていきたいというふうに思っております。

議長(小林 一三君)

18番、泉岡議員。

18番(泉岡 正昭君)

今、田村議員から小附給水区の運営の料金について、また水道局長から年々にかけてまた検討というお話もまた出てきましたけれども、この給水区につきまして我が地元とまた当時の植村町長の時だと思いますので、非常に地域の協力もありまして、行政側と協力してもらった事業でございますので、他の水道組合との関わりはちょっとよく検討してやっていただきたいと思います。多分それだけよろしく後お願いしたいと思います。

議長(小林 一三君)

答弁よろしいですか。

18番(泉岡 正昭君)

はいよろしいです

議長(小林 一三君)

5番、田村議員。

5番(田村 幹夫君)

それでは、水道の方の担当にお聞きしたいんですけど、そういうふうな大宇陀区の小附区の協定のもとで、これをずっと残されるつもりですか。
私は今後どうするつもりかということでお伺いしただけです。

議長(小林 一三君)

森塚水道局長。

水道局長(森塚 昇君)

今、協定とおっしゃいましたが、その辺の内容はそこまで調査はしておりません。それで内容により残すのか残さないのかっていうような判断が出ると思います。今後の検討課題だと思います。
今の返事は即答はできかねます。

議長(小林 一三君)

5番、田村議員。

5番(田村 幹夫君)

合併して1年足らずになります。ここで新しい田原の所も同じ料金体系になりました。小附の方は五貫山という財産区がありますので特別な事情もあると思います。
しかしながら、このことについて合併して1年以上が経つ。こういう協定があるかどうかもご存知ないということですから、これを早急に方針化していただきたいと思っております。これは答弁無くても結構ですけど、目途としてこの結論はいつ頃出すつもりでしょうか。

議長(小林 一三君)

森塚水道局長。

水道局長(森塚 昇君)

最終的にどれぐらいになるかという結論は今どの時点でというのは申し上げられませんけれども、それらに対する資料の調査とか現状の状況の把握とかっていうのは徐々に進めております。
ですから、何年間かの計画で持っていきたいと、またその辺の計画ができましたらまた議会の方にもお示しできると思いますが、現時点ではいつの日というのは答えられかねます。以上です。

議長(小林 一三君)

19番、大西議員。

19番(大西 進君)

1点だけお聞きしたいんですけれども、一般給水区の場合は分担金というのは、まあ13ミリ、20ミリで値段が違うわけですけれども、この簡易水道につきましてはどのようになっているのかお聞きしたいですけれども。

議長(小林 一三君)

森塚水道局長。

水道局長(森塚 昇君)

簡易水道事業につきましてもそれぞれメーターの口径によって、給水分担金というのはそれぞれ変っております。
それで、各給水区がいくらかありますけれども、それぞれ13ミリですと12万円とか20ミリで18万円とかいうことで、上水事業と同じような形でそれぞれ分けられております。

議長(小林 一三君)

19番、大西議員。

19番(大西 進君)

水道料金についても先程から皆さん方が議論されておるわけでございますけれども、この分担金についてもあくまでも行政が水道事業の中で水を必ず1年間供給しますよということが、大前提の話でありますものですからやはりメーターについても、一元化をなるべく早く図る必要があると思います。

議長(小林 一三君)

3番、山本良治議員。

3番(山本 良治君)

先程、市長の話にもありましたし、皆さん方の質問等々ございます。口幅ったいことでございますけれども、水道事業の中に非常に多くの、多くと言いますか、上水道、あるいは簡易水道、飲料水供給施設等々その時の設置によって、国の補助金等も変るわけでございます。それによって事業費の算出の仕方も変ってこようかと思うわけでございまして、今、水道局長が述べたような状況であろう、そこには決定できないということはそれでいいのではないかなと。
料金体制につきましては、一律ということでおられますけれども、これとて地域の状況、それから分担金につきましても、その時は時間がかかりますけれども旧室生村につきましては、工事負担金につきましては一軒当たり100万円という形で頭を決めて、普及に努めてきて現在98%ですが叶ってきております。
従いまして、そのあたりから論議を重ねていきながら、未普及地域を解消していかなければならんのと違うのかな。一律ということはいろんな条件を踏まえながら考えていかなければ、その当時に負担をしてきたその状況によって、ある面では他の事業に関わって進めてきたこともございますし、地元負担、工事負担の問題も出てきますので、このあたりは慎重にさらにはもっと言えば、委員会を設置しながらやっていくぐらいのことでなければ、なかなか統一化は難しいのではないかなというように思います。
これにつきましては回答を得ようとしておりませんけれども、施設によって違うんだということをお互いに認識していかないと普及に非常に時間がかかるのではないかなとこんなように思います。

議長(小林 一三君)

19番、大西議員。

19番(大西 進君)

先程来、山本議員の方から見直し、私の見直しは違います。
現在、お住まいの方の分担金は変らないわけです。これ以上徴収出来ません。新しく宇陀市にお住まいする方の分担金のことを言ってるわけで、ただ値段をタダにしてもいいんですよ住んでいただけるならば、そういう議論もしながらこれから進めていかなければならないん違うかという、私はそういう裏の発想でございます。

議長(小林 一三君)

答弁よろしいね。2番、上田議員。

2番(上田 德君)

上田です。今回議案第15号で提案されておりますのはあくまでも使用水量に対する料金体系の話かなとこのように思いまして、この分につきましても先程の市長の方針の中で10体系程あるとこのようにお聞きしております。
これは先程山本議員が、おっしゃったようにそれぞれの事業会計の中で設置をされてきたものであろうかなとこのように理解を示すわけでございますけれども、私も昨年市の水道の料金体系というのはどんなものかなというように思いまして、関係者の方にお尋ねをさせていただきまして自分なりに資料をまとめましたけども、本当に不揃いというか不統一というか。同じ宇陀市で住んでおって使っている水源とか施設は違っておりましても飲む水は同じ水ではないかなというように思うわけです。
従いまして、先程統一までの年次につきましては具体的なお答えはなかったわけなんですけれども、やはり宇陀市が一つになっていって、一つのものの中で一定のこういった使用水量に対するものは一定の基準を設けてもいいのではないかな。
ただ、先程から論議しております建設に対するそれぞれの地域の負担金、分担金といったものにつきましては事業規模に応じて受益者の負担というものの中で考えなければならない部分はあるかと思いますけれども、あくまでもその後の使っていく中での料金というものにつきましては早く統一していって、宇陀市の水道水はこういうレベルで水準を持って請求していくということで、市民の皆さんに説明していく必要があるのではないかなとこのように思いますけれども、いかがでしょうか。

議長(小林 一三君)

森塚水道局長。

水道局長(森塚 昇君)

今、先程から議員さん方の意見の中に統一するのが好ましいやないかという話もありますし、いやいやその地域の建設当時の事情もありましょうし、その辺のこともかみ合わせてということもあります。
その辺の話は議員さんの中でも今この場だけでもそういう議論が出てまいりました。
ですから、こちらの方としましてもどこまで各ご意見にお応えできるか分かりませんけれども、そういうふうな両方の相反する意見もかみ合わせながらの検討になろうかと思いますので、その辺のご理解をいただきたいと思います。

議長(小林 一三君)

これをもって質疑を終結いたします。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第15号宇陀市簡易水道事業給水条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第16号宇陀市榛原ふれあいギャラリー条例の一部改正について」の質疑を行います。5番、田村議員。

5番(田村 幹夫君)

ここの説明のところに地域情報化の推進のための見直しとあります。
詳しい改正案との比較で特に目立つのがケーブルテレビ設置のためと思いますが、自主放送スタジオに関するということが入ってきております。これも私は歓迎すべきだと思いますが、ただ、今ある榛原ケーブルテレビとの関係とはどういうようになっていくんでしょうか。
こまどりケーブルさんが自主的に持つか、宇陀市独自で持つのか。それとも現在ある榛原ケーブルテレビさんと連携するのか。その辺の見通しにつきましてお願いいたします。

議長(小林 一三君)

菊岡企画調整部長。

企画調整部長(菊岡 千秋君)

今回提案しました榛原のふれあいギャラリーの一部を今度は情報発信の基地として、今までの機能にプラスしていくということになっています。そこには自主放送のスタジオを設置をいたします。それと今までのギャラリーの特に外部から来られる方に宇陀市の観光や物産やそういったご紹介を行っていくという形になります。
当然、ギャラリー機能がなくなっていくということで、その代替機能としてはこの市役所の1階にあるところのふるさとテラス等を活用して、ギャラリーに変えていこうとこのように考えております。
そこでご質問の榛原共聴との関係でございますけれども、これについては今後ケーブルテレビが実現いたしますと当然その一つの狙いとして、自主放送をかなえていくということになりますけれども、我々としてはまだ直営でやるのかあるいは委託でやるのかというようなところで模索中でございます。
また、こちらの考えとしましても榛原共聴さんが今まで培ってこられたノウハウを活用するという形もあります。いずれにしてもその方向については検討中でございますので、答えは差し控えさせていただきたいとこう思います。

議長(小林 一三君)

19番、大西議員。

19番(大西 進君)

市の行政情報の提供というのが、一番大きな問題になろうかと思います。といいますのは、組織編制についても当然広報とのかかわりというのが、非常に大きくなると思うんですね。
例えば今、現在ホームページを秘書広報課の方で作っていただいておると、それと連携しながら、それと広報との連携をしながらやはり運用していただくということも私は以前からこのことは申しておりまして、例えば今現在私どもの榛原にあります大和富士というのがあるんですけれども、そこに大勢の山登りのお客さんが来られておるんですね。そういうこともホームページを通じて今現在旬ですよとか、室生寺がこうですよとかそういうことも情報と一体化になった広報もしくはホームページを発信しなければ、何かしらバラバラになってるなという感じがありますので、そこらもひとつ市長、それと関係各位の皆さん方、ひとつそこらも簡略化しながら100%の情報が提供できるということも考えていただきと思います。

議長(小林 一三君)

菊岡企画調整部長。

企画調整部長(菊岡 千秋君)

自主放送の関係で我々が考えていますのは、広報機能を強化していこうと。広報が月1回しか発行されない状況の中でやはりリアルタイムでお知らせするいろんな情報を流していこう、それと広報の紙面で通じないような生きた画面で宇陀市のいろんなところの魅力を探りながら、その四季とりどりの状況やあるいは市内のいろんな行事をそこに交えた内容を作っていこうと考えていますので、この活用はかなり期待できるものがあろうと思いますので、どうぞご期待していただいたらとこう思います。

議長(小林 一三君)

2番、上田議員。

2番(上田 德君)

このふれあいギャラリーというのは榛原駅の北側のマンションの1階にあるというふうに認識をしておるわけですけれども、そこに新たに、こまどりケーブルの事務所も同様に設置するというような先程のお話かなと思います。
従いまして、私達のこの宇陀市を訪れる時に果たして電車を利用して、あの駅に来られる方が多いのか、それとも地元の人がこういったところの事務所に立ち寄られる場合、車で来られるのが多いのか、そこらへんも含めましてCATVの地域放送の拠点にあの地が果たしてふさわしいのかどうかということを私は一計があるのではないかなとこのように思います。
従いまして、この榛原ふれあいギャラリーそのものの条例はそれでいいとしまして、この中にCATVの事業を付加するということはやはりもう少しCATVの事業を充実、強化せなならんのではないかなというふうに考えますと、やはりスペース的にもあるいは周りの環境におきましても、市民の方々が日常そこを利用するという立場から非常に交通の利便性一つも考えましても不自由になるんではないかなと考えますけれども、そこら辺はどういうようなお考えであの地をCATVの拠点に含めておられるのか、ちょっとお願いいたします。

議長(小林 一三君)

菊岡企画調整部長。

企画調整部長(菊岡 千秋君)

上田議員のご質問でございますけれども、まずふれあいギャラリーの今までの活用状況とかいろんな機能性とかいうことでございます。
これにつきましては、かなり以前からもこの活用についてのもっともっとというところの議論もございました。
今回事業主体をこまどりケーブルに任せていくということで、この内容についてはお伝えしているところでございますけれども、自主放送に関しましては一つはスタジオということでスペース的には応接セット程度のものがあれば十分スタジオ機能を果たせる。そこへ収録機械等の機材を置きながらということで、コンパクトに活用する。
自主放送のほとんどの内容は外部取材ということになりますので、その市民が来て行こうとか見学するとかそういった部分がございませんので、十分あの場所で機能が果たせる、こういう考えでございます。
それからもちろん、市の所有のものでございますので、民間のこまどりケーブルがはいってくるという状況でございますので、そこらについては家賃でお貸しするということで、こまどりケーブルの占有する部分は全部家賃計算をしてお貸しするということになっております。

議長(小林 一三君)

2番、上田議員。

2番(上田 德君)

私は自主放送の部分で、去年の7月でしたかね。山県市でしたか。あそこのCATVのスタジオを見学しに行かせていただいて、そして設備などCATVの拠点としての機能あり方の部分について、あそこでしか私は研修をしておりませんけれども、そういうような部分も含めて果たしてうちで利用が十分なのかどうか。
それと別にこまどりケーブルのこれから加入を促進され、事業を展開される中で市民がこまどりケーブルに直接いろんなことでご相談に上がる機会が多いのではないかなとこのように思うわけです。そのときにあの位置で車の停める所もない。あるいはまたこまどりケーブル自身も自社の駐車場が事務所から離れていくとなると、いろんな障害の対応とかそういった時の機動力にも影響するのではないかなというふうなことを私は危惧するわけです。
従いまして、こまどりケーブルの分は別にしましても本当にスタジオとして、CATVの市民放送の拠点としての位置取りとしてもう少し地域はあっても、例えば市役所からコンパスで500mくらいあるいは600mくらいのコンパスを引かれた中にまだまだ市の色んな建物があろうかと思うんですけれども、そういった部分の活用も含めてやはりCATVは宇陀市に取りましては大変大切な事業やし、またこれからのいろんな福祉部門でも活躍をしてもらいたいなとこういうふうな事業でございますので、一つの観光の目玉にするんではなしに、あくまでも市の行政の一端を担っていけるようなそういった事業に展開をしてもらいたいと思いますので、一つ車も停められないような地域をどうやって選ばれたのかなと私は思いますけれども、その辺はどうですか。

議長(小林 一三君)

菊岡企画調整部長。

企画調整部長(菊岡 千秋君)

平成19年度から本格的なケーブルテレビ事業に展開をしていくとこういうことになっております。
我々としましても早くに住民の方々への的確な質問に答えられる体制等を作っていただきたいと。こういう中で事業主体のこまどりケーブルさんとも十分相談をしてまいりました。
それとあのふれあいギャラリーの一部を使用するということで、既にこまどりケーブルにもう相談をかけながら、場所的なもの、位置的なものということで現地を見ていただいております。こまどりケーブルの意向としてもこの地で十分でございますと、このスペースで十分業務が出来ます。
我々にとって、宇陀市にとってやはり早くにケーブルテレビのお尋ね等があった時に市民に的確に答えられる体制を作りたいし、情報システム課とも十分な連携を密にできる内容を作りたいということでこの改正がなりましたら、早速こまどりケーブルとの契約を取り付けてあそこの事務所賃貸ということで、こまどりケーブルの早い時期の事務所の設置ということを考えております。
駐車場につきましては、現在駅そばに土地開発公社が所有する用地がございます。これについては、市民向けに駐車場の提供を行っているわけですけれども、埋まっていない部分もございますので、そこをこまどりケーブルが何台分かを活用していただくということで徒歩1分の距離でございまして、十分駐車スペースとしてはかなえられるとこのように考えております。

議長(小林 一三君)

6番、大澤議員。

6番(大澤 正昭君)

このふれあいギャラリーのこまどりケーブルさんということなんですけれども、今、企画調整部長がおっしゃいました住民の皆さん方がたくさん質問、問い合わせ等に来られるということであれば、この庁舎の中のどこか一角をそのケーブルテレビがきっちりと発信されて、受信をされる方の比率の最低レベルは90%ということですけど、それは今おいときますけども、もっともっとハードの部分がどんどん走って、そういった財政的なこと、これからのお金が絡むことに関しては何か私達に説明がまだまだ不十分やと思うんですよ。その間にどんどんハードが進んでいっとると。
そして、ふれあいギャラリーの場所につきましては、先程上田議員さん、また、大西議員さんからありましたように、住民の皆さん方にいろんな情報を発信していく時にあの場所は非常に私は行きにくい場所ではないかなと。また、下のふるさとテラス、これにしましても役所に用があるというのか、委託業者さんであるとかいった方はたくさん来られると思うんですけれども、宇陀市民の皆さん方がふるさとテラスへ1年間に何回位来られるか。もっともっと大西議員さんがありましたような大和富士ホール、また、室生区、大宇陀区、菟田野区にしましても、住民の皆さんが手軽に見ようと、もちろん出前していくわけにはいきませんので、見てもらうという気持ちが大事ですけれども、そういった場所は考えればあるんではないかなと。
何もこの下のふるさとテラスですか。このテラスに持ってこなくても、もっともっと狭隘な場所だとこの下は思うんですよ。有効活用する部分はもっとあろうかと思いますし、他にも考えればあるんではないかなと。
もう少し多くの皆さんに見てもらうにはどうしたらいいかなということを考えてもらう必要があると。
それとメディアで報道するわけですけれども、やっぱり若い子にしましてもそうですし、特に高齢者の方で「インターネット、パソコンは家に子どもなり孫なりが使ってるやつがあるんやけど、わしはちょっとなあ。」という方もまだまだいらっしゃいます。そういった方々に情報を発信するにはどうしたらいいのかなということももう少し慎重に考えていただく部分があるのではないかなと私は考えるんですけれども、その辺はどうですやろか。

議長(小林 一三君)

菊岡企画調整部長。

企画調整部長(菊岡 千秋君)

ケーブルテレビ事業の説明がなかなか行き届いてないというご指摘がございました。
これにつきましては、いろんな予算関係も含めて議会からのご了解を得なければ、走れないという状況もございますので、本議会が終了し無事いろんな案件がご了承いただけましたら、早速市民に十分な説明ができるようにという体制を組んで各地域を走っていこうと考えております。
今回ふれあいギャラリーの中にこまどりケーブルを早く設置したいという状況の中ではやはり住民の方々からの電話問い合わせについてもすぐさま技術的なこととか細かい内容までございますので、それらをいかに市の情報システム課がその技術にたけているといっても、答え切れない部分もございます。そういった部分では早くにこまどりケーブルとのタイアップをできるような体制を作りたいとこう考えていますので、今回のご提案になったところです。
それから、ギャラリーの機能につきましては、今後その行う行事的なギャラリーの規模によっても、また、やる場所を考えていかなければならないとこういうふうに思いますので、やはりどういった市民がそのギャラリーを期待するのかというところもございます。そこらはまた今後実施の段階に応じて、市にもたくさんの施設がございます。そういった移動のギャラリーということでも考えを入れながら、実施していきたいとこう考えております。

議長(小林 一三君)

6番、大澤議員。

6番(大澤 正昭君)

私、今言ってくれました広報という部分については今おっしゃってくれましたようにしっかりと多くの皆さん方にどういった方法で分かってもらうのがいいのかと、また、分かってもらいやすいやろかということをしっかりお願いしたいと思います。
それと私、勘違いしておったのかなと思うんですけれども、このふれあいギャラリーをこまどりケーブルが出発するときにあそこを基地として使おうとしておられるのか、今住民の皆さん方に問い合わせがあるから何人かにお座りいただいて、情報を市役所の担当者とまたこまどりケーブルさんがそこに常駐してたまたまその住民の皆さん方の質問に答える場所やと言われたのか、そこのところ私はっきりしないんですけれど、基地とすれば先程、上田議員さんがおっしゃられたとおりもう少し大きなものが必要になるのではないかなと思うんですけれども。

議長(小林 一三君)

菊岡企画調整部長。

企画調整部長(菊岡 千秋君)

現在考えていますギャラリーの活用、ご提案の中にも申し上げましたように、複合施設ということで一つは市のいろんな情報、観光情報や物産の情報等を提供する今までの内容、それと今後行っていこうとする自主放送のスタジオ、それからこまどりケーブルの営業的なところという3つの内容をかなえていきたいとこう考えています。
今後、将来についてはまだそういった部分は持ち得ていませんけれども、やはり運営そのものが市が行って事業としてハード面の整備をしていくわけですけれども、今後、受信者に対するそういった内容はずっと続くということで、そこにこまどりケーブルを事業運営主体として置いておくとこういう状況でございます。

議長(小林 一三君)

17番、竹内議員。

17番(竹内 幹郎君)

ちょっとこんがらがってるように思うんですけれども、駅前の北のふれあいギャラリーを活用するについては、単に放送をスタジオでするということだけで、こまどりケーブルどうのこうのには関係ないと思うんですけれども、こまどりケーブルの一般事務、集金とかそういう広報事務等につきましてはもうちょっと別の場所に行かんと、とても場所的なものがないかと思うんですけれども。
今回提案されているふれあいギャラリーの活用方法としては、とりあえず駅の北でやっていこう。また実際言えば皆さんおっしゃるようなもっと他の場所があるのではないかなあ。まあ駅の南なんかでしたら、しきりに駅前再開発等言われておりますので、もし、かなえられるものならば、再開発ビルなどを建てて、その1階なり2階なりを公開スタジオとして活用するとそういうふうな活用方法ではないかなと思うんですけれども。
こまどりケーブルがこの駅前スタジオを活用するということではなしに、1チャンネルが宇陀市にあてがわれる、その1チャンネルの放送設備としてふれあいギャラリーを活用するという話の筋立てではないかなと考えているんですけれども。
それでおっしゃるようにどういうふうに活用するかという方法もいろいろあろうかと思うんですけれども、やはり庁舎ということになれば日曜、祭日の開放というのはいろいろ問題があろうかと思いますので、私は一応ある一定の賛成をしなければいけないなあと。
駅の北にたまたま市で保管している財産があるもんですから、活用しなければいけないなあと。しかし将来的には、駅の南なり人が集まるところに持ってきて、放送をしながらまた通信をしながら、最大限に活用することが宇陀市の情報発信に繋がるのではないかなと考えるんですけれども、この基本的な考え方と、それともし、仮に将来的に光ファイバーを敷設しようとした時に簡単にできるかどうかも含めて、ちょっと聞かせていただきたいなあと思いますけれども。

議長(小林 一三君)

菊岡企画調整部長。

企画調整部長(菊岡 千秋君)

この内容につきましては複合的な施設として、使用したいということで従前にこまどりケーブルと、この事業主体を任せていくというお話の中でこまどりケーブルもそういった営業所的な拠点を設けたいとこういう話で、適地を探しておられた。ただその営業所が、事業所そのものが見つからなかったし、期間的に立地のいいところに建ててしていくということはかなわなかったという状況もございます。
それから、自主放送というところについて今度宇陀市としても初めて取り掛かっていくという内容の中で、こまどりケーブルのいろんな機材の貸借をかなえていかなければならないとか、ノウハウをいただかなければならないとかというところでのお互いの共存、お互いに知恵を出し合いながらという協力体制も取りたい。
こういうことでお互いに一つは、利益のかなう所での探し出しということで、ふれあいギャラリーのところにそういった複合機能を持たせていく、活用していくということで提案をさせていただいてるところでございます。

議長(小林 一三君)

17番、竹内議員。

17番(竹内 幹郎君)

それをしようと思ったら、ケーブルはどれくらいで移設できますか。スタジオを移設しようとした時に、機器の移転をしますね。後はファイバーだけの問題ですね。容量だけの問題ですね。それはどの程度で。

議長(小林 一三君)

菊岡企画調整部長。

企画調整部長(菊岡 千秋君)

現在のふれあいギャラリーのところに入っていくわけですけれども、その後についての議論が深まっておりませんので、答えられないということでご容赦申し上げたいと思います。

議長(小林 一三君)

これをもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思います。ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立多数と認めます。
よって、「議案第16号宇陀市榛原ふれあいギャラリー条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第17号宇陀市公園条例の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

これをもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認め、よって直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第17号宇陀市公園条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第18号宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。13番、山本新悟議員。

13番(山本 新悟君)

これ2科目増やしてもらうのは結構ですございますけれども、13科目でも病院の医師、看護師を確保できへんて言うてんのにこれ、また2科目も増やして確保できんのかいな。

議長(小林 一三君)

新子市立病院事務局長。

市立病院事務局長(新子 恵映君)

今回の内科の診療科目の専門家ですけれども、ただいまご質問の診療科目を増やしても確保出来るかということですけども、それにつきましては、だんだんと最近では医療の専門家、各分野に細かく分けて専門家を図って、患者さんに対する治療をするということでありますので、内科の方を条例のように今9名居られるわけですが、それらを循環器、消化器という形に分けまして、充実を図っていきたいということであります。

議長(小林 一三君)

13番、山本議員。

13番(山本 新悟君)

それは分かっていますが、13科目で看護師も少ないと言っているのに、それ以上を増やして看護師、医師も確保出来ないのと違うかと聞いています。

議長(小林 一三君)

新子市立病院事務局長。

市立病院事務局長(新子 恵映君)

今、内科の方を1、2、3と3科に分けていますが、それを条例のように細かく分けて診療をするということですので、ご理解をいただきたいと思います。

議長(小林 一三君)

20番、玉岡議員。

20番(玉岡 武君)

これ局長、今月の市広報に載っていた医療機器の紹介なった分と違いますのかな。ちょっと僕勘違いしてるか分かりませんけど、その点確認したい。

議長(小林 一三君)

新子病院事務局長。

市立病院事務局長(新子 恵映君)

広報の件につきましては、4月の方の広報に紹介をさせていただいて、広報紙或いはホームページの方で紹介をさせていただきながら、PRをしていきたいという風に思っております。

議長(小林 一三君)

20番、玉岡議員。

20番(玉岡 武君)

構いませんけどね、今おっしゃる様に条例これから制定するのに、先にもう市広報はいわゆる1日以降に配布されて、その点これは止むを得ないタイムスケジュール的なものだと思いますけど、それとこれは常駐の内科医でやられるんですか。派遣医9名という事ですが、全部常駐の内科医で治めていただけるんですか。
それと、19年度だいたい診療科目増やして人数の把握どのようにされておられるのか、ちょっとその点確認しときたいと思います。

議長(小林 一三君)

新子病院事務局長。

20番(玉岡 武君)

先の広報紙の方は、今の内科の診療科目のPRではなしに、眼科の方のですね診療科目、今、18年度で導入しました眼科医療機器の紹介であったと思います。
それからドクターの方ですけども、現行どこの病院の方もかなり常勤医の確保が難しい中で、今の時点では第一内科の出身の先生ばかりでなしに、消化器すなわち第三内科の出身の先生も入れまして、異動を含めて常勤医を確保し対応していきたいという風に考えております。以上でございます。

議長(小林 一三君)

19番、大西議員。

19番(大西 進君)

この内科が第一、第二、第三という内科があって、もちろん昨今は細分化で診療科目も特殊技術がいるという事で、色々と細分化されているわけですが、まずそれならばお聞きしたいのは、この内科、循環器科、また消化器科、どこまでの範囲がどこなのか、それとどういう特徴を持った新しい循環器科になるのか。
例えばカテーテルを中心にするそういう診療科目もやっていきますよとか、そういう事もしっかりと分別した中でしなければ患者さんは内科だろうと思って行った所がこれは肝臓で内科第一ですよと。そうしたら私の所は循環器だと。循環器は心臓またはその他の臓器ですよと。消化器はと言いますと喉の喉頭から大腸までですよと、色んな分割が昨今はなされております。
もちろん受付にお聞きして症状を言いますと、この科に行ったらどうですかと、まずは初診料を取られる訳ですね。全ての科に対しましてこれも併用して受ける、これも併用して受けるという事は初診料がいる訳ですね。初診料がいらない場合はその担当医の先生から紹介状を書いていただいて、仮に内科を受けていたら循環器科に行かないといけないというような事も私はあろうかと思います。これは確かに私患者長年やっておりますから、合ってると思うんですよ。だからそういう事もしっかりと、何もこれを批判してるのでは違いますよ。しっかりと広報で説明して下さいよ。
そうしなければやはり患者さんが、良い科が出来たと、これは立派な事だと、ところが行ってみたらまあ言うところのぎりぎりの科だったと。そしたらいい加減な見方だったという事では、やはり病院の信用というのも逆に科を作りながら批判を受ける場合がありますので、そこは事務局長しっかりと広報でもお知らせして「こういう事ですよ」という事をやっていただけるかどうか、その点を一つお聞きしたいと思います。

議長(小林 一三君)

新子病院事務局長。

市立病院事務局長(新子 恵映君)

今の質問につきましては、今後の対応につきましては、まず内科の方、患者さんの方が自分の症状とかが全く分からない中で来られた場合には、まず内科の方で受診していただきます。そこで、内科の方で受診してこれは循環器科或いは消化器科というような形で先生の方が判断した場合ですね、中の方で振り分けていくと。
それから開業医さん等通じまして紹介状が来た場合は、直接循環器科或いは消化器科の方に振り分けてですね、受診していただくというような対応を考えております。
議員が申されましたように、今後病院のこの診療科の専門家を図った事につきましては、広報等或いはホームページを通じまして十分にPRをしていきたいという風に考えております。

議長(小林 一三君)

他にございませんか。以上をもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第18号宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第19号宇陀市看護師等修学資金貸与条例の制定について」は、福祉厚生常任委員会へ付託の予定でありますので本日は提案説明までとし、3月9日に予定しております本会議2日目に質疑を行います。
10分間休憩をいたします。45分から再開をいたします。

休憩午後2時33分
再開午後2時46分

日程第27、議案第20号から日程第31、議案第24号

議長(小林 一三君)

再開いたします。
続いて、日程に従いまして、日程第27、議案第20号から日程第31、議案第24号までの平成18年度補正予算関係5議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読をさせます。事務局長。

議会事務局長(藤田 静秀君)

議案書の46ページでございます。
議案第20号平成18年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について。
平成18年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について、別冊の通り地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に47ページでございます。
議案第21号平成18年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成18年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊の通り地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
議案第22号平成18年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について。
平成18年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について、別冊の通り地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に49ページでございます。
議案第23号平成18年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)について。
平成18年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)について、別冊の通り地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
議案第24号平成18年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第2号)について。
平成18年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第2号)について、別冊の通り地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
以上です。

議長(小林 一三君)

理事者から提案理由の説明を求めます。市長。

市長(前田 禎郎君)

平成18年度の宇陀市一般会計、並びに特別会計三会計の補正予算(案)をご提案申し上げるに当たり、提案理由のご説明を申し上げます。
すでにご承知の通り、平成18年度の当初予算は市長不在の中で、骨格予算として編成されました。
その後、6月になって本市の本格的な予算組みを行いましたが、厳しい財政事情を受けて、全庁的な経費節減を強く申し渡すと共に、行政改革の素案検討を通して職員自らが費用対効果を意識した事で、経費節減の成果として今回の補正予算に反映できたと思うところでございます。
議案第20号平成18年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)についてであります。
平成18年度宇陀市の一般会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。
第1条既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,314万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ242億765万9千円とする。
2、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
繰越明許費、第2条地方自治法第213条第1項の規定により翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表繰越明許費」による。
地方債の補正、第3条地方債の追加及び変更は、「第3表地方債補正」による。
平成19年3月5日提出。
今回の補正予算で特筆すべ事項は3点申し上げます。
1点は、先ほどから申し上げましたように、節減効果による現計予算額の減額であります。
2点目が、合併に伴う国からの合併支援交付金の受け入れであります。
合併支援交付金は本市の人口規模においては総額が3億9千万円であり、これを10年間に分割して交付されることになっていたため、当初予算においては3,900万円を計上いたしました。
しかし、国においては昨年12月の補正予算においてこれを増額し、本市の場合、総額3億9千万円の6割に相当する2億3,400万円を18年度予算に計上することとされました。
何分にも突然の対応が必要となったため、計上済みの予算の中から合併支援交付金の対象となる事業費7,782万6千円を選定いたしました。
さらに、本市の行政体制を整えるために、平成19年度予算に計上する予定であった事業費1億5,617万4千円を抜き出し、今回の補正予算に計上すると共に、これに関しては全額翌年度へ繰り越すものとしております。
3点目が、大宇陀区、榛原区のCATV整備事業についてであります。この事業費は本来平成19年度当初予算に計上する予定でありましたが、先にも申し上げましたように、地域情報網を充実するために昨年12月の国の補正予算に盛り込まれたため、今回6億5,253万円を計上すると共に、これを翌年度へ繰り越した後、菟田野区並びに室生区と合わせて一体的な事業実施を予定しております。
なお、これら翌年度へ繰り越しする事業内容は予算書7ページの繰越明許費に記載の通りであります。
次に、人件費に関してでありますが、職員の退職による退職手当組合への特別負担金として7,260万3千円を計上しております。
これに伴い、本年度中の一般会計に属する職員の退職は21名の見込みとなっております。
さらに、本年1月からの管理職手当30パーセントカット分、473万円及び職員の退職等に伴う人件費で総額2,646万6千円を減額しているところであります。
歳入に関しましては、合併支援交付金の受け入れに伴う一般財源との振り替えが主なものでありますが、振り替えによって生じた一般財源は、地域づくり推進基金へ戻し入れすることにいたしております。
また今回、公的介護施設整備推進補助金として1千万円を新たに計上しております。
これは菟田野区にあります老人介護施設「四つ葉のクローバー」が、認知症の高齢者を対象として、デイサービスを行うための施設整備に対する補助金であり、県補助金を本市の予算を経由して交付するものであります。
以上が一般会計補正予算の主な概要であり、補正予算額といたしましては1億4,314万6千円を追加し、補正後の予算額は、242億765万9千円であります。
議案第21号平成18年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。
朗読いたします。
平成18年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正、第1条歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成19年3月5日提出。
当該会計における貸付金の回収業務は、平成17年1月から県内21市町村で組織する貸付金回収管理組合において実施しておりますが、このほど貸付金1件、未償還残高で17万6,975円が借受人の破産によって回収不能と判定されました。
貸付金の種類は住宅改修資金、貸付年度は昭和49年度、当初貸付金額は110万円でありました。
ついては、回収不能額の4分の3に相当する13万2千円を県補助金として受け入れし、残り4分の1、4万5千円を一般会計からの繰り入れ措置を行うと共に、回収管理組合からの返戻金を減額するものであり、歳出については、歳入の受け入れに伴う財源更正であり、予算額に変動はありません。
次に、議案第22号平成18年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)であります。
平成18年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正、第1条既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ6,537万5千円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ25億4,268万6千円とする。
2、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
平成19年3月5日提出。
今回の補正予算は介護保険における各種サービス給付費の減少に伴うものであり、歳出においては保険給付費が6,961万5千円、地域支援事業費では152万5千円の減額が主なものとなっています。
また、歳入では、国・県支出金、支払基金交付金など保険給付費の減額に伴って、それぞれの負担割合に応じた減額、並びに負担割合の変更に伴う財源更正を行っております。
補正予算額といたしまして6,537万5千円を減額し、補正後の予算額は25億4,268万6千円であります。
議案第23号平成18年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)であります。
平成18年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正、第1条既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ238万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ11億1,074万2千円とする。
2、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
繰越明許費、第2条地方自治法第213条第一項の規定により翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表繰越明許費」による。
平成19年3月5日提出。
今回の補正予算は、昨年夏の落雷による水道施設の機器及び計装装置等の被害に対して、損害保険金の給付があったため本復旧を行うもので、補正予算額といたしましては238万円を追加し、補正後の予算額は11億1,074万2千円であります。
なお、水道局舎の増築に関しては、昨年12月22日に着工し、鋭意工事を進めておりますが、水道施設を稼働した状態での工事のため期間を要し、年度内完了が困難と考えられることから、繰越明許費を設定いたしております。
以上が一般会計並びに特別会計三会計の補正予算の主な概要であります。
ご審議のほどを、よろしくお願い申し上げます。
なお、第24号につきましては水道局長から説明をさせていただきます。
よろしくご審議を賜りますようにお願いいたします。

議長(小林 一三君)

森塚水道局長。

水道局長(森塚 昇君)

失礼します。それでは水道事業特別会計の補正予算のご説明をいたします。
平成18年度宇陀市水道事業特別会計補正予算(第2号)。
第1条、平成18年度宇陀市水道事業特別会計の補正予算(第2号)は次に定めるところによる。
第2条、平成18年度宇陀市水道事業特別会計予算第3条に定めた収益的支出の予定額を次の通り補正する。
支出、科目第1款水道事業費用、既決予定額5億3,570万円、補正予定額0円、計5億3,570万円。
第1項営業費用、4億8,522万7千円、支出マイナス110万円、計4億8,412万7千円。
第3項特別損失、既決予定額20万円、補正予定額110万円、計130万円。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
以上今回の補正につきましては、過年度からの滞納者1名が自己破産し、このことにより料金回収が不可能となりました。このため不能欠損として処理するためのもので、補正予算書2ページの説明書の営業費用の委託料を110万円減額し、特別損失の過年度損益修正損を110万円増額するものでございます。
この内容につきましては、平成18年の4月奈良地方裁判所葛城支部から当事者の破産廃止決定を同日付で行ったという旨の通知がございました。その内容を確認すべく裁判所書記官に連絡をいたしました結果、債務者には財産を処分し債権者に配当するだけの財産がないことから同時廃止の決定を行ったという事でありました。
当事者がこのような法的手段をとったため不能欠損として処理せざるをえず、今回ご審議をお願いするものでございます。
なお、これによる過年度欠損処理額は100万4,065円となります。
以上補正後の収益的収支の予算総額は5億3,570万円と変わりございません。簡単でございますがよろしくご審議お願いいたします。

議長(小林 一三君)

提案理由の説明が終りました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております、議案第20号から議案第24号までの補正予算案5議案については、宇陀市議会会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略し、議案調査期間を設け本会議審議とします。
本日は提案説明までとし、質疑を3月9日に予定しております本会議2日目、討論、採決は3月19日に予定しております本会議3日目に行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。
よって、議案第20号から議案第24号までの補正予算案5議案については本会議審議とし、本日は提案説明までといたします。

日程第32 議案第25号から日程第45 議案第38号

議長(小林 一三君)

続いて、日程に従いまして、日程第32議案第25号から日程第45議案第38号までの平成19年度各会計当初予算関係14議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読をさせます。

議会事務局長(藤田 静秀君)

議案書の51ページでございます。
議案第25号、平成19年度宇陀市一般会計予算について。
平成19年度宇陀市一般会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
議案第26号平成19年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について。
平成19年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
議案第27号、平成19年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について。
平成19年度宇陀市営霊苑事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
議案第28号、平成19年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について。
平成19年度宇陀市歯科診療所事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
議案第29号、平成19年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について。
平成19年度宇陀市国民健康保険事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
議案第30号、平成19年度宇陀市老人保健事業特別会計予算について。
平成19年度宇陀市老人保健事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に57ページでございます。
議案第31号、平成19年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について。
平成19年度宇陀市介護保険事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
議案第32号、平成19年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計予算について。
平成19年度宇陀市榛原特定土地区画整理事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に59ページでございます。
議案第33号、平成19年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について。
平成19年度宇陀市簡易水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
議案第34号、平成19年度宇陀市下水道事業特別会計予算について。
平成19年度宇陀市下水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に61ページでございます。
議案第35号、平成19年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について。
平成19年度宇陀市保養センター事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
議案第36号、平成19年度宇陀市立病院事業特別会計予算について。
平成19年度宇陀市立病院事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
議案第37号、平成19年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について。
次に63ページでございます。
平成19年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
議案第38号、平成19年度宇陀市水道事業特別会計予算について。
平成19年度宇陀市水道事業特別会計予算について、別冊のとおり地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
以上でございます。

議長(小林 一三君)

新年度の各会計予算案の提案にあたり、市長から予算概要、施政方針が示されます。市長。

市長(前田 禎郎君)

平成19年度の一般会計をはじめ特別会計・企業会計併せて14件の当初予算案をご提出申し上げ、議会のご審議をお願いするにあたり、新年度における重点施策を中心に予算概要について、ご説明申し上げます。
さて、政府の新年度予算案は、平成23年度に国と地方の基礎的財政収支を確実に黒字化するとともに、簡素で効率的な政府を実現するため、これまでの財政健全化の努力を継続し、歳出改革路線を強化するという基本的な考え方に基づいて編成された結果、一般会計予算総額は、対前年度比4%増の82兆9,088億円となっています。
また、地方財政計画については、対前年度249億円減の83兆1,300億円程度となっております。
地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入が大幅に増加するものの、公債費が高い水準で推移すること、及び社会保障関係費の自然増等によって、依然として大幅な財源不足が生じるものと見込まれております。
このため、大幅に地方歳出を見直すものとされ、定員の純減や給与構造改革等による給与関係経費、地方単独事業費の抑制を図り、地方財政計画の規模の圧縮に努めることで地方の財源不足額に対処しようとする考えであります。
要するに国は、地方財政の健全化を図るために、地方の財源不足を歳出の抑制でまかなう一方、節減後の歳出に充てる歳入については安定的に確保できるよう、地方交付税の現行法定率を堅持しつつ、地方交付税や税源移譲に伴う地方税など、地方における一般財源の総額を確保することを基本とした地方財政対策を講じることとしております。
このため、地方公共団体においては、国の地方財政計画に沿って厳しい歳出抑制策を講じなければ、大幅な財源不足に陥ってしまう危険性を抱えて行政運営を行わなければならない、前途多難な平成19年度のスタートを切ることになりました。
このような極めて厳しい状況下での宇陀市14会計の新年度予算案総額は、372億6,596万9千円となりました。
行政改革については、昨年12月に市議会行政改革特別委員会からの提言、さらには宇陀市行政改革推進懇話会からの答申を真摯に受けとめ、合併によって広域的な宇陀市となった現在、地方分権の時代にふさわしい自主的かつ自立的な行政運営、簡素で効率的な行政システムの構築を目ざして、組織・人員体制の見直し、人件費の抑制及び経常経費の徹底した節減によって、市民の立場に立った施策の遂行が求められております。
私は多様化する市民ニーズに対応するため、平成19年度を行政改革元年と位置づけ、行政改革なくして宇陀市の発展はあり得ないとの信念のもとに、宇陀市の体力に見合った体制づくりに努める所存でありますので、冒頭ではございますが皆様のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。
それでは、先ず一般会計予算案につきましてご説明させていただきますが、各会計予算書の条項の朗読は、省略させていただきますのでご了承をお願いします。
一般会計の予算規模は、前年度の当初予算と比較しますと3.2%増の176億2千万円であります。
昨年度の当初予算は骨格予算であり、政策的な事業費を計上した6月の第1号補正予算後の予算額203億1,117万7千円と比較しますと、13.2%減となり、宇陀市財政運営の安定した将来像の礎となる緊縮安定型予算となっております。
目的別に主な事業を申し上げますと、総務費関係では新市まちづくり計画で重点的に取り組む事業となっていたCAT5.整備事業費に3億1,730万4千円を計上しました。
本年度は、菟田野区、室生区の伝送路工事等を計画しているところであり、平成20年度には市内全域で完了予定であります。
ワールドメイプルパークにつきましても、基本設計業務150万円を計上し具体的な整備計画を策定するとともに、かえでの育成管理のために、415万9千円を計上致しました。
また、宇陀市が誕生して一年が経過し、全国に合併後の宇陀市をPRするためNHKの公開番組の誘致を計画いたしました。
その結果、4月29日の日曜日に「NHKのど自慢」が、総合テレビ、BS2、ラジオ第一放送での公開生放送で行われることになりましたので、会場設営業務等の経費として、491万5千円を計上致しました。
宇陀市の名を全国に知っていただくと共に、市民に合併の喜びと明るさを与える絶好の機会であると大いに期待しているところであります。
市民の公共交通機関を確保する観点から本年度より新たに、室生南部線及び毛原線の2路線の運行を計画しております。
これは、奈良交通の廃止代替措置として運行するために所要の予算措置を講じたものであり、昨年度から運行しております、榛原大野線の運行経費と合わせて607万8千円を計上致しました。
今後とも、これが継続できますよう、市民各位が大いに利用されますことを期待するものであります。
さらに、昨年度から実施しております、宇陀市総合計画策定業務につきましては、本年度で完了する運びとなり、新しい宇陀市の進むべき指針の策定経費として661万5千円、また、平成21年度の固定資産税評価替えに伴う準備経費として、今期定例会にご提案申し上げております一般会計補正予算第5号にも計上しておりますが、引き続き本年度におきましても固定資産標準地鑑定業務に1,572万2千円などを計上致しました。
今、日本の国は少子高齢化が進み、様々な課題が大きな社会問題となっております。
民生費では少子化対策としまして、放課後児童健全育成事業費に2,547万5千円、児童福祉施設費に5億4,589万6千円、児童館費に2,306万9千円を計上して、学童保育の拡充とともに保育所・子育て支援センターの充実等を図ってまいります。
また、各種福祉サービス等につきましても、障害者福祉に、3億8,251万円、老人福祉に、1億2,480万8千円、児童福祉に、4,750万7千円などを計上致しました。
今後は、福祉施策の更なる向上と充実をめざす考えであります。
さらに、昨年度から実施しております、男女共同参画実施計画策定業務につきましては、本年度で完了する運びとなり、男女が社会の対等な構成員として家庭や学校、地域や職場などあらゆる分野で互いの人権を尊重し、共に考え、共に行動できる社会の実現のための計画策定業務に所要の予算措置を行い、老人保健、国民健康保険、介護保険、住宅新築資金等貸付事業等の各会計への繰出金9億2,072万6千円等を計上致しました。
衛生費関係では、新市まちづくり計画で宇陀市が重点的に取り組むべき事業の第一番に掲げられている市民病院の整備について、病院建設費の2分の1相当額、2,600万円を病院会計への繰出金として計上しています。
病院事業特別会計においても基本設計等の準備経費として5,286万4千円を計上しているところであり、私の大きな公約でありました病院建設については、市議会市立病院建設特別委員会及び病院建設懇話会等のご意見を拝聴しながら本年度から目に見える業務に取り掛かる方針であり、平成21年度からの工事着手に向けて、安心できる医療環境の整備を進める所存であります。
また、市民の健康管理や疾病予防には、早期発見、早期治療が第一であり、高齢者のインフルエンザ予防接種や総合健康診査などの各種検診等委託料として、8,101万3千円等を計上致しました。
さらに、生活をする上で欠くことのできない、じん芥処理費に4億7,797万7千円、合併処理浄化槽整備事業費には、78基分の設置補助として3,670万8千円、宇陀衛生一部事務組合及び東宇陀環境衛生組合負担金に1億8,212万円、上水道事業会計出資金及び簡易水道事業会計繰出金に3億3,953万4千円等を計上致しました。
農林水産業費関係では、榛原区と室生区を結ぶ林道カトラ線の開設事業に1億4,912万2千円を計上しました。
また、県営農道負担金として、針道・宮奥線及び大野・向渕地区の2路線に3,696万円を計上しているところであり、本年秋には針道・宮奥線の開通式が挙行される運びとなりました。
これまでの、県を初めとした関係各位のご尽力に敬意を表しますとともに、明日香方面との観光ルートとして多くの方が利用されるものと期待をしているところでございます。
さらに、昨年末に認定を受けました、地域再生計画については、旧内牧小学校を活用して間伐材を製品化する産地直売システムの構築を図るもので、山村振興費に4,282万6千円を計上しました。間伐材の加工・販売に加え人材育成も行い本市の林業・木材産業の中核的な拠点となることを目指しています。
地籍調査については、平成18年度末の進捗率が21.1%の見込みであり、本年度も引き続き榛原区上井足地区及び室生区大野地区で実施するものとし、4,835万2千円を計上しました。
今後も事業進捗に鋭意努力する次第であります。
そのほか、農地保全のための中山間地域等直接支払補助金に4,793万6千円、森林整備地域活動支援事業補助金に4,260万円、間伐材安定供給促進事業補助金に3,620万4千円等を計上致しました。
商工費関係では、地場産業である毛皮革製品のブランド化を支援する施策として、新製品の開発とともに情報発信し、新市のイメージアップと地域の活性化を図るため、ジャパン・ブランド育成支援事業補助金に400万円を計上しました。
また、市内に2か所ある道の駅管理経費として6,814万4千円を計上いたしておりますが、今後、収支状況等を勘案のうえ、経営方針について検討を加える必要があると考えるところであります。
観光資源の活用については、近鉄榛原駅及び道の駅を拠点としたネットワーク化を図り、滞在型の観光ルート設定などにより多くの観光客の受け入れ態勢を整備し地域活性化にもつなげたいと考えています。
土木費関係では、先ず道路網の整備についてでありますが、懸案となっています県営アニマルパーク関連道路として岩室・小附線、春日・小附線の二路線とともに、菟田野383号線、古市場稲戸線、高井室生線、赤瀬4号線、室生山田西出線等の整備に7億248万9千円を計上いたしました。
生活道路の整備は日常生活には欠くことのできない主要な施策の一つでありますが、宇陀市の財政状況を考慮すると早急な整備は困難であり、原材料の支給など市民協働による整備も視野にいれながら、今後とも年次的に実施したいと考えています。
なお、県事業で施工いただいておりました、国道166号線・女寄峠トンネルの開通式が本年秋に挙行される運びとなりました。
降雪時の交通困難の解消等に大いに貢献するもので、宇陀市西部の主要な道路網が整備されたことは誠に喜ばしいことと考えております。
次に、面的整備についてですが、近鉄榛原駅周辺の中心市街地活性化基本計画策定業務委託料に598万5千円を計上しまして、宇陀市の中心市街地として活力ある街づくりを推進したいと考えています。
また、心の森総合福祉公園整備事業等に8,997万円、榛原フレンドパーク整備事業に9,403万円を計上しましたが、市民の皆様の憩いとやすらぎスペースの拡充をめざして年次計画的に整備を進めたいと考えております。
次に、消防法の改正によって、平成21年5月までに市営住宅に火災警報機の設置が義務付けされたことに伴う779万5千円、下水道事業会計繰出金に3億7,851万2千円等を計上致しました。
消防費関係では、宇陀広域消防組合負担金に8億8,440万3千円、室生区の防火水槽の設置に550万円、各消防施設整備に所要の予算措置を講じ年次的に整備を図って参りたいと考えています。
また、災害対策として食糧や飲料水などの災害用備蓄用品の購入とAED(自動体外式除細動器)を本庁、菟田野地域事務所、室生地域事務所の3か所へ配置して緊急時の初期対応の強化を図り、他の公共施設等についても年次計画的に整備を行いたいと考えています。
なお、現在の宇陀市消防団の組織につきましては、当分の間旧町村消防団組織のままの状態でしたが、団内部で協議頂いた結果、平成20年1月より組織の一本化を行い現在の24分団から16分団に再編される予定であります。
教育費関係では、宇陀市の将来を担って立つ子供たちへの教育の充実は、必要不可欠であり厳しい財政状況の中ではありますが、スクールバス運行の充実を図る措置として運行委託料に、5,573万円を計上致しました。
また、集会所等の施設整備につきましては、菟田野区平井地区の集会所建設に2,263万5千円を計上するとともに、天満台東公民館改築の調査・設計等の準備経費として250万円を予算措置し、円滑な施設整備を進める所存であります。
今後とも、旧町村から引き継いだ地域集会所の充実のために、年次的に整備を行って参りたいと考えています。
指定管理者制度に移行した自治公民館の改修につきましても、修繕要望に係る緊急度調査を行いまして、緊急度の高い施設から修繕を行うために、所要の予算措置を行い今後、計画的に実施したいと考えています。
昨年5月に宇陀松山城跡が史跡指定を、宇陀松山地区が重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けたところでありますが、本年度も引き続き街なみ環境整備事業を実施し、「酒蔵通り」道路美装化工事に5,273万4千円、重要伝統的建造物群保存事業に1,753万8千円、宇陀松山城跡整備事業に403万4千円を計上し、今後もこれら文化遺産の整備と保存を行う考えであります。
次に、学校給食センターにつきましては、現在4か所で給食調理及び配送を行っておりますが、合併効果の一つとして効率化を図るため、本年4月から2か所で行う予定をしております。今回の統合に伴いアレルギー対策の充実を図り、児童、生徒の皆さんには今まで以上に心のこもった給食を提供できると確信しておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
災害復旧費関係では、菟田野区及び室生区の治山施設災害復旧費として3千万円を計上しました。
公債費については、昨年度公債費の平準化措置を行いましたので、対前年度比2.5%減の37億9,821万6千円を計上しました。
以上が、一般会計歳出の概要でございまして、目的別ということで、予算書の款別に説明させていただきましたが、特に本年度の重要施策としましては、市立病院建設、CAT5.整備事業、道路網整備、地域産業の振興を主要施策として推進したいと考えております。
続いて、歳入の概要について説明させていただきます。
市税につきましては、33億4,173万3千円で対前年度比11.4%増を計上したところであります。
個人市民税につきましては、国から地方への税源移譲等による伸びを考慮して対前年度比26.5%増の3億3,839万7千円の増加となりました。
地方譲与税につきましては、所得譲与税の廃止により対前年度比45.0%減の2億7,170万円の計上となりました。
一方、地方交付税については、地方財政計画では対前年度比4.4%の減少見通しでありますが、本市においては合併関連経費の算入による増収が見込まれますので、前年度と同額の80億円を計上しました。
なお、本年度は当初から本格予算を組むことができたことから、骨格予算であった前年度と比較して国庫支出金で13.1%増の11億6,726万3千円、県支出金で、41.1%増の10億2,609万3千円、市債については、56.4%増の15億9,350万円を計上いたしました。
歳入に関しましては、厳しい財政事情を受けまして、国・県等からの補助金確保とともに、応分の受益者負担につきましても検討を加え努力いたしました。
しかし、なお不足する財源は地域づくり推進基金から5億6千万円を繰入れすると共に、市有財産のうち、不要不急となっている普通財産の売り払い収入として、1億3,510万円計上しておりますことに、ご理解を賜りたいと存じます。
次に、各特別会計の概要について説明させていただきます。
先ず、住宅新築資金等貸付事業特別会計につきまして、本会計の貸付制度は平成13年度で終了し、平成17年1月に設立されました、奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合に加入して債権回収は管理組合が行っておりまして、本年度予算収支総額は1億3,673万円を計上いたしました。
市営霊苑事業特別会計につきまして、市営赤人霊苑は、全体で1,103区画の4128.7聖地の永代使用の公募を行っておりまして、使用率は予約を含めて約77%であり、今後も使用率の向上及び周囲の環境と調和した公園墓地としての維持管理に努めて行きたいと考えています。
本年度予算収支総額は1,200万円を計上いたしました。
歯科診療所事業特別会計につきましては、過疎地域の歯科診療所として訪問歯科指導・訪問歯科治療・歯周病検診等を行っておりまして、本年度予算収支総額は3,130万円を計上いたしました。
国民健康保険事業特別会計の事業勘定につきまして説明させて頂きます。
医療保険制度をとりまく状況は、少子高齢化の急速な進展や医療費の増加等により事業運営に厳しさを増しており、特に国民健康保険制度は、他の医療保険制度に比べて高齢者や低所得者の加入割合が高いことによる構造的な問題を抱えており、さらに、増加が見込まれる老人医療費の負担等により、運営は非常に厳しいものとなっております。
このような状況の中、老人保健を除く一般被保険者8,900人、退職被保険者2,800人と見込んだ結果、本年度予算収支総額は39億6,430万円を計上いたしました。
次に、診療施設勘定につきましては、宇陀市国民健康保険直営診療所を2か所設置しており、中核的な診療を行う市立病院に比べ、過疎化が進む地域にあっては高齢化は深刻な悩みであり、地域内での診療所は疾病の早期発見、早期治療に大きな役割を担っています。
薬価改正、あるいは診療報酬の改正等により運営は厳しい状況となっていますが、両診療所とも患者数等は少数ではありますが上昇傾向にある中、本年度予算収支総額は1億5,990万円を計上いたしました。
老人保健事業特別会計につきましては、老人医療受給対象となる75歳以上の方に加え、平成14年10月の老人保健制度改正による経過措置として、改正前に70歳以上であった方及び65歳以上の障害認定を受けていた方を含め、本年度受給対象者を約5,500名、医療費の一人あたり年額を約72万円程度と見込み、本年度予算収支総額は41億3,850万円を計上いたしました。
介護保険事業特別会計につきましては、平成18年度から平成20年度までの3か年計画として策定しました介護保険事業計画に基づいて、保険給付は要介護あるいは要支援の認定を受けた方を対象とし、本年度は約2,100名を対象者と見込み、本年度予算収支総額は26億6,710万円を計上いたしました。
榛原特定土地区画整理事業特別会計につきましては、平成4年度末を持って終了した榛原駅北特定土地区画整理事業において、保留地の処分事務を継続しておりまして、本年度予算収支総額は643万円を計上いたしました。
簡易水道事業特別会計につきましては、合併により広範囲に及ぶ施設管理が必要となり、一般会計からの繰出金も3億263万4千円と多額になっております。
しかし、施政方針の中でも申し上げましたように、ライフラインを整備する方針のもと、施設整備としましては、昨年度に引き続き大宇陀区の田原給水区、菟田野区の松井給水区の整備を進める事にいたしております。
今後、給水区域が拡大するに従い各施設の合理的な管理運営が必要であることから、現在増築中の水道局舎に集中監視システムを導入することにしております。
本年度の収支予算総額は10億9,810万円を計上いたしました。
下水道事業特別会計につきましては、昭和56年度より面整備を年次計画で実施してから27年目に入り、また、昭和62年度より一部供用を開始し21年目となります。
本年度におきましても、榛原区篠楽地区、大宇陀区迫間地区、菟田野区東郷地区の汚水管渠整備工事の推進とともに、下水道施設の維持管理、下水処理区域内の水洗化促進を進めることとし、本年度予算収支総額は10億2,890万円を計上いたしました。
以上が一般会計及び特別会計9会計当初予算案の概要ですが、4企業会計当初予算案の概要につきましては、議案ごとに各担当部長から説明させていただきますので、ご了承賜りたいと存じます。
私が、市長に就任して、1年あまりが経過いたしました。
この間、市民各位が宇陀市に対して大きな期待と信頼を寄せていることを痛感しているところであり、厳しい財政状況ではございますが、今後も行財政改革を推し進めながら「水と緑・歴史と文化が共生するふれあい豊かなまち」をつくるために市政運営に取り組んでまいる所存でありますので、議員の皆さんを始め市民の皆様のご理解とご協力を賜らんことを切にお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。ありがとうございました。

議長(小林 一三君)

ありがとうございました。
議員各位には、ただいまの予算概要を、今後の予算審議の参考にしていただきたいと存じます。
続いて、4企業会計予算案について、担当部長から順次説明を求めます。
保養センター美榛苑所長。

保養センター美榛苑所長(中尾 辰彦君)

それでは保養センター美榛苑、保養センター事業特別会計予算についてご説明を申し上げたいと思います。
特別会計予算書の145ページをご覧いただきたいと思います。
平成19年度宇陀市保養センター事業特別会計予算、総則、第1条、平成19年度宇陀市保養センター事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
業務の予定量、第2条、業務の予定量は、次のとおりとする。
第1号、宿泊利用者数26,400人、第2号、休憩及び会議利用者数32,000人。
収益的収入及び支出、第3条、収益的収入及び支出の予定額は、次のとおりと定める。
収入、第1款美榛苑事業収益6億9,800万円、第1項営業収益6億8,875万円、第2項営業外収益925万円。
支出、第1款美榛苑事業費用6億9,800万円、第1項営業費用6億4,372万8千円、第2項営業外費用5,326万2千円、第3項特別損失1万円、第4項予備費100万円。
資本的収入及び支出、第4条、資本的収入及び支出の予定額は、次のとおりと定める。
資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億495万6千円は当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額4万7千円、過年度分損益勘定留保資金5,454万5千円及び、当年度分損益勘定留保資金5,036万4千円で補てんするものとする。
収入、第1款資本的収入はございません。
支出、第1款資本的支出1億495万6千円、第1項建設改良費100万円、第2項企業債償還金1億395万6千円。
一時借入金、第5条、一時借入金の限度額は、13億円と定める。
予定支出の各項の経費の金額の流用、第6条、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおりと定める。
第1号、営業費用、第2号、営業外費用。
議会の議決を経なければ流用することができない経費、第7条、次に掲げる経費については、その経費の金額を、それ以外の経費の金額に流用し、又はそれ以外の経費をその経費の金額に流用する場合は、議会の議決を経なければならない。
第1号、職員給与費2億5,483万3千円、第2号、交際費10万円。
たな卸資産購入限度額、第8条、たな卸資産の購入限度額は、6,010万円と定める。
平成19年3月5日提出、奈良県宇陀市長、前田禎郎。
保養センター美榛苑の運営事業にかかる第3条の収益的収支予算額は、昨年度の7億1千万円に対しまして6億9,800万円という事でございまして、対前年度1,200万円、率にいたしまして1.7%の減額とさせていただいております。
これは、お食事の減少、あるいは宿泊のお客様の減少に加えまして、今年度高齢者入浴事業の縮小という事もございまして、収益については大変厳しい状況で編成をしております。
一方、費用面におきましては、職員の削減で、人件費を若干でも抑えるとともに、食材費や備消耗品等での更なるコストの削減に経費の抑制を図ることとしております。
ご承知のように当保養センター美榛苑は、企業債の元利償還費用や減価償却等にかかる経費が多大でございます。集客力においては横ばいから若干の減少傾向が続いております。そういった大変厳しい状況下ではありますが、一人でも多くのお客様がお越しいただけますようにサービスの向上に努めて参りたいと考えております。
また、第4条の資本的支出につきましては、企業債元金償還金1億395万6千円を合わせ合計1億495万6千円の計上でございます。収入額はございません。
以上でございまして、次に、予算に関する説明資料、財務諸表をといたしまして147ページから161ページにかけましては、予算実施計画或いは資金計画、予定貸借対照表、損益計算書或いは給与費の明細書を添付してございます。
次に、162ページから169ページかけましては、第3条の収益的収入及び支出の内訳、説明をさせていただいております。
最後の169ページには資本的収入及び支出の説明書をそれぞれ記載しております。
以上、大変簡単ではございますが、保養センター事業特別会計予算の説明とさせていただきます。
どうぞご審議の程、よろしくお願いいたします。

議長(小林 一三君)

市立病院新子事務局長。

市立病院事務局長(新子 恵映君)

次に病院事業の特別会計の予算のご説明させていただきたいと思います。171ページをご覧いただきたいと思います。
平成19年度宇陀市立病院事業特別会計予算、総則、第1条、平成19年度宇陀市立病院事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
業務の予定量、第2条、業務の予定量は、次のとおりとする。
第1号、病床数300床、第2号、年間患者数入院62,415人、外来171,632人、第3号、一日平均患者数、入院171人、外来631人、第4号、主要な建設改良事業、器械及び備品購入事業1億4,700万円、病院建設事業5,400万円。
収益的収入及び支出、第3条、収益的収入及び支出の予定額は、次のとおりと定める。
収入、第1款病院事業収益38億4千万円、第1項医薬収益37億7,700万円、第2項医業外収益6,300万円、支出、第1款病院事業費用38億4千万円、第1項医業費用37億9,100万円、第2項医業外費用4,300万円、第3項特別損失100万円、第4項予備費500万円。
資本的収入及び支出、第4条、資本的収入及び支出の予定額は、次のとおりと定める。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億9,044万3千円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額951万7千円及び過年度分損益勘定留保資金1億8,092万6千円で補てんするものとする。
収入、第1款資本的収入1億2,600万円、第1項企業債1億円、第2項負担金2,600万円。
支出、第1款資本的支出3億1,644万3千円、第1項建設改良費2億100万円、第2項企業債償還金1億1,214万3千円、第3項長期貸付金330万円。
企業債、第5条、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還方法は、次のとおりと定める。
起債の目的、医療機器等購入、限度額1億円、起債の方法、利率及び償還の方法につきましては、記載させていただいている通りでございます。
一時借入金、第6条、一時借入金の限度額は、3億円と定める。
予定支出の各項の経費の金額の流用、第7条、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおりと定める。
第1号、医業費用、第2号、医案外費用。
議会の議決を経なければ流用することのできない経費、第8条、次に掲げる経費については、その経費の金額を、それ以外の経費の金額に流用し、又はそれ以外の経費をその経費の金額に流用する場合は、議会の議決を経なければならない。
第1号、職員給与費19億9,760万円、第2号、交際費70万円。
たな卸資産購入限度額、第9条、たな卸資産の購入限度額は、10億円と定める。
重要な資産の取得及び処分、第10条、重要な資産の取得及び処分は、次のとおりとする。
取得する資産、種類、器械及び備品、名称、血管撮影装置システム数量一式。
平成19年3月5日提出、奈良県宇陀市長、前田禎郎。
ご承知のように、医療を取り巻く環境は大変厳しい状況にある中で昨年4月にはマイナス3.16%という近年にない大幅な引き下げとなる診療報酬の改定が行われた所でございます。
また宇陀市立病院におきましては、近隣の競合する医療機関の施設整備や、医療機器の充実等が図られた事、さらに施設の老朽化による医療関係の悪化等が患者の流出を招き、収益の減少につながっており、さらに厳しい状況を増している所でございます。
このような状況におきまして、本年は4月から内科診療の専門家を図り、また血管撮影装置等を導入しまして、地域医療の充実及び患者の増を図っていきたいと考えております。
また現在策定中の経営改善計画を基に、全職員の意識改革を図りながら経営の健全化に取り組んでいきたいと考えております。
なお、本年度の予算につきましては、第3条の収益的収入及び支出につきましては、それぞれ対前年度比約2.8%の減額を計上しております。
また4条の資本的支出につきましては、血管撮影装置の医療機器の購入費、病院整備の建設改良費、そして起債の償還或いは看護師等の確保のための就学資金の対応資金を計上しております。
次に、予算に関する説明資料でありますが、次のページの174ページから176ページまでは、予算の実施計画書であります。
次の177ページは、資金計画書であります。
178ページから179ページまでは、予定貸借対照表であります。
180ページから181ページまでは、前年度分の予定損益計算書であります。
182ページから183ページまでは、前年度分の予定貸借対照表であります。
184ページから188ページまでは、給与費明細書であります。
189ページから196ページまでは、予算説明書であります。
以上、大変簡単でございますが、病院事業会計予算のご説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

議長(小林 一三君)

続いて、介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長。

介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長事務長(上田 順啓君)

それでは説明いたします。197ページをご覧下さい。
平成19年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計、総則、第1条、平成19年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
業務の予定量、第2条、業務の予定量は、次のとおりとする。
第1号、施設の定員、入所、短期入所を含む、100人、通所、20人、第2号、年間利用者数、入所、短期入所を含む、35,330人、通所、3,880人。
収益的収入及び支出、第3条、収益的収入及び支出の予定額は、次のとおりと定める。
収入、第1款介護老人保健施設事業収益4億7,100万円、第1項施設運営事業収益4億6,453万円、第2項施設運営事業外収益646万円、第3項特別利益1万円。
支出、第1款介護老人保健施設事業費用4億7,100万円、第1項施設運営事業費用4億5,107万円、第2項施設運営事業外費用1,792万円、第3項特別損失1万円、第4項予備費200万円。
資本的収入及び支出、第4条、資本的収入及び支出の予定額は、次のとおりと定める。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額4,836万円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額17万円及び過年度分損益勘定留保資金4,819万円で補てんするものとする。
収入、第1款資本的収入はございません。
支出、第1款資本的支出4,836万円、第1項建設改良費360万円、第2項企業債償還金4,476万円。
一時借入金、第5条、一時借入金の限度額は、1億円と定める。
予定支出の各項の経費の金額の流用、第6条、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおりと定める。
第1号、施設運営事業費用、第2号、施設運営事業外費用。
議会の議決を経なければ流用することのできない経費、第7条、次に掲げる経費については、その経費の金額を、それ以外の経費の金額に流用し、又はそれ以外の経費をその経費の金額に流用する場合は、議会の議決を経なければならない。
第1号、職員給与費2億7,600万円、第2号、交際費5万円。
たな卸資産購入限度額、第8条、たな卸資産の購入限度額は、4,400万円と定める。
平成19年3月5日提出、奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今回の予算、平成19年度予算につきましては、介護保険法の改正による17年10月と18年4月の介護報酬の引き下げが経営を直撃したことや、退職に伴う看護師等の人材確保が医療機関を含め非常に難しい状況下での厳しい予算編成となっております。
まず、収益的収入及び支出では、4億7,100万円を見込んでおります。
収入の事業収益では、主に介護報酬で3億9,100万円、施設利用料で7,300万円をまた、事業外収益では646万円を見込んでおります。
一方、支出の事業費用では、主に給与費で2億7,600万円、材料費で4,100万円、経費で7,800万円、減価償却費で5,516万円を、事業外費用では、企業債支払利息等で1,792万円を見込んでおります。
また、4条の資本的収入及び支出では収入はございませんが、支出で建設改良費の備品購入費で360万円、また、企業債償還金は4,476万円でございます。
なお、予算の説明資料としまして、199ページから220ページまでは、予算の実施計画、財務諸表でございます。
以上が本年度の予算概要でございます。よろしくご審議をお願い致します。

議長(小林 一三君)

森塚水道局長。

水道局長(森塚 昇君)

それでは222ページをご覧いただきたいと思います。
平成19年度宇陀市水道事業特別会計予算。
総則、第1条、平成19年度宇陀市水道事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
業務の予定量、第2条、業務の予定量は、次のとおりとする。
第1号、給水戸数5,550戸、第2号、年間総給水量189万9,000立方メートル、第3号、1日平均給水量5,202立方メートル、第4号、主要な建設改良事業、第2次拡張事業、第3次拡張事業、配水管整備事業1億3,950万円。
収益的収入及び支出、第3条、収益的収入及び支出の予定額は、次のとおりと定める。
収入、第1款水道事業収益5億5,126万円、第1項営業収益4億2,279万2千円、第2項営業外収益1億2,845万8千円、第3項特別利益1万円。
支出、第1款水道事業費用5億5,126万円、第1項営業費用4億9,757万2千円、第2項営業外費用5,108万8千円、第3項特別損失60万円、第4項予備費200万円。
資本的収入及び支出、第4条、資本的収入及び支出の予定額は、次のとおりと定める。
資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額2億1,548万円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,274万9千円、及び過年度分損益勘定留保資金2億273万1千円で補てんするものとする。
収入、第1款資本的収入1億5,721万円、第1項企業債4,890万円、第2項分担金840万円、第3項工事負担金1,931万円、第4項出資金3,690万円、第5項国庫補助金4,370万円。
支出、第1款資本的支出3億7,269万円、第1項建設改良費3億2,044万6千円、第2項企業債償還金5,224万4千円。
企業債、第5条、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、次のとおりと定める。以下に記載のとおりでございます。
一時借入金、第6条、一時借入金の限度額は、5千万円と定める。
予定支出の各項の経費の金額の流用、第7条、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおりと定める。
第1号、営業費用、第2号、営業外費用。
議会の議決を経なければ流用することのできない経費、第8条、次に掲げる経費については、その経費の金額をそれ以外の経費の金額に流用し、又はそれ以外の経費をその経費の金額に流用する場合は、議会の議決を経なければならない。
第1号、職員給与費2億3,403万1千円、第2号、交際費3万2千円。
他会計からの補助金、第9条、他会計から補助金を受ける金額は、次のとおりと定める。第1号、簡易水道施設管理に係る簡易水道事業特別会計からの補助金1億1,700万円。
たな卸資産購入限度額、第10条、たな卸資産の購入限度額は、800万円と定める。
平成19年3月5日提出、奈良県宇陀市長、前田禎郎。
今年度の水道事業の予算でございますけども、昨年に続きまして人口の減少傾向、あるいは少子高齢化等の人口構成の変化に伴いまして、1人当りの水道使用量が減少傾向になっております。結果としまして、給水収益の伸びも鈍化となる中での予算編成となっております。
しかし、経常経費の削減を図る一方、社会基盤施設としての未普及地域の整備推進にも努力していきたいと考えています。
収益的収入5億5,126万円、対前年度6.1%の増でございます。これの主なものは、給水収益で水道使用料金の4億2,217万1千円、また他会計補助金で簡易水道施設管理に係る簡易水道会計からの補助金1億1,700万円でございます。
一方、支出の主なものは配水及び給水費の県水受水費1億2,712万9千円、減価償却費1億698万2千円でございます。
次に、資本的収入でございますが、財源としまして企業債4,890万円、一般会計出資金3,690万円、国庫補助金4,370万円等で総額1億5,721万円でございます。
資本的支出でございますが、昨年度に引続きまして国庫補助事業として榛原区赤埴甲・乙地区の給配水管整備工事、それから篠楽、雨師地区の同じく給配水管整備工事、そしてまた小鹿野地区の電気設備等の工事を予定しております。企業債償還金を合せまして総額3億7,269万円でございます。
次に、224ページ以下249ページまでは収益的収支の実施計画と、それぞれの附属資料を添付しております。
以上簡単ですが、予算説明といたします。よろしくご審議お願いいたします。

議長(小林 一三君)

提案理由の説明が終りました。
ただいま議題となっております当初予算案14議案については本日は提案までとし、3月9日に予定しております本会議2日目に質疑を行い、各常任委員会の所管別に分割して付託いたしたいと存じます。
10分間休憩をいたします。4時22分から再開をいたします。

休憩午後4時14分
再開午後4時25分

日程第46 議案第39号損害賠償の額を定め和解することについて(公用車による家屋接触事故に係るもの)

議長(小林 一三君)

再開いたします。
「日程第46議案第39号損害賠償の額を定め和解することについて(公用車による家屋接触事故に係るもの)」を議題といたします。
事務局長に議案を朗読をさせます。

議会事務局長(藤田 静秀君)

議案書65ページでございます。
議案第39号損害賠償の額を定め和解することについて。
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
1、損害賠償の額11,340円。
2、損害賠償の相手方奈良県宇陀市●●、●●。
3、和解の概要。
1、本件和解金として、11,340円を相手方に支払う。
2、当事者は、本件に関し、本和解条項に定めるほか、なんら債権債務のないことを相互に確認する。以上です。

議長(小林 一三君)

理事者から提案理由の説明を求めます。森田助役。

助役(森田 博君)

ただ今提案いただきました、日程第46、議案第39号、損害賠償の額を定め和解することについての提案理由を申し上げます。
地方自治法、昭和22年法律第67号、第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償の額を定め、和解することについて議会の議決を求めるものであります。内容的には事務局長の朗読の通りであります。
説明といたしましては、昨年11月2日午後1時30分頃、宇陀市榛原区山辺三2410番地の相手方宅において、宇陀市ごみセンターのごみ収集車によりごみを収集中後退により方向転換したところ、ごみ収集車のサイドミラーが相手方の樋に接触したことについて、相手方と和解し損害賠償金として11,340円を支払うものであります。
なお、全国町村会総合賠償保障保険の適用によりまして、市の持ち出しはありません。
以上よろしくご審議の方お願いいたします。

議長(小林 一三君)

提案理由の説明が終わりました。質疑を受け付けます。
質疑は、ございませんか。
これをもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第39号、損害賠償の額を定め和解することについて(公用車による家屋接触事故に係るもの)」は、原案のとおり可決されました。

日程第47、議案第40号から日程第49、議案第42号

議長(小林 一三君)

続いて、日程に従いまして、日程第47、議案第40号から日程第49、議案第42号までの道路認定関係3議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読をさせます。

議会事務局長(藤田 静秀君)

議案書66ページでございます。
議案第40号、宇陀市道路線の廃止について。
宇陀市道路線の廃止について、下記のとおり宇陀市道路線を廃止するため、道路法、昭和27年法律第180号、第10条第3項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
記、整理番号、路線名、起点、終点の順に朗読いたします。
89、89号線、宇陀市菟田野区岩﨑736番地の1地先から宇陀市菟田野区岩﨑740番地の1地先まで。
92、92号線、宇陀市菟田野区岩﨑417番地先から宇陀市菟田野区岩﨑374番地の1地先まで。
93、93号線、宇陀市菟田野区岩﨑423番地の1地先から宇陀市菟田野区岩﨑336番地の1地先まで。
507、507号線、宇陀市菟田野区49号線分岐から宇陀市菟田野区242号線接続まで。
510、510号線、宇陀市菟田野区1-2号線分岐から宇陀市菟田野区507号線接続まで。
次に、66ページでございます。
議案第41号、宇陀市道路線の認定について。
宇陀市道路線の認定について、下記のとおり宇陀市道路線を認定するため、道路法、昭和27年法律第180号、第8条第2項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
記、整理番号、路線名、起点、終点の順に朗読いたします。
248ヒムロダイ線、宇陀市室生区大野2035番地の2地先から宇陀市室生区大野2035番地の2地先まで。
507、507号線、宇陀市菟田野区古市場844番地の3地先から宇陀市菟田野区古市場756番地先まで。
510、510号線、宇陀市菟田野区古市場812番地先から宇陀市菟田野区古市場810番地の1地先まで。
707、707号線、宇陀市菟田野区駒帰91番地の3地先から宇陀市菟田野区駒帰91番地の4地先まで。
708、708号線、宇陀市菟田野区岩﨑22番地の4地先から宇陀市菟田野区岩﨑22番地の3地先まで。
709、709号線、宇陀市菟田野区古市場1386番地の1地先から宇陀市菟田野区古市場1386番地の4地先まで。
710、710号線、宇陀市菟田野区古市場809番地の7地先から宇陀市菟田野区古市場672番地先まで。
711、711号線、宇陀市菟田野区古市場835番地先から宇陀市菟田野区古市場672番地先まで。
712、712号線、宇陀市菟田野区古市場911番地の1地先から宇陀市菟田野区駒帰64番地の2地先まで。
713、713号線、宇陀市菟田野区岩﨑337番地の22地先から宇陀市菟田野区岩﨑354番地の4地先まで。
714、714号線、宇陀市菟田野区岩﨑337番地の16地先から宇陀市菟田野区岩﨑739番地の1地先まで。
715、715号線、宇陀市菟田野区岩﨑736番地の7地先から宇陀市菟田野区岩﨑337番地の25地先まで。
716、716号線、宇陀市菟田野区岩﨑408番地の10地先から宇陀市菟田野区岩﨑403番地の3地先まで。
717、717号線、宇陀市菟田野区岩﨑491番地の4地先から宇陀市菟田野区岩﨑408番地の6地先まで。
718、718号線、宇陀市菟田野区岩﨑408番地の7地先から宇陀市菟田野区岩﨑395番地の4地先まで。
719、上りハシ奥谷線、宇陀市菟田野区岩﨑306番地の1地先から宇陀市菟田野区古市場1791番地の1地先まで。
720、720号線、宇陀市菟田野区岩﨑40番地先から宇陀市菟田野区岩﨑39番地の1地先まで。
次に、69ページでございます。
議案第42号、宇陀市道路線の変更について。
宇陀市道路線の変更について、下記のとおり宇陀市道路線を変更するため、道路法、昭和27年法律第180号、第10条第3項の規定により、議会の議決を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
記、整理番号、路線名、起点、終点の順に朗読いたします。
78、78号線、宇陀市菟田野区岩﨑199番地の1地先から宇陀市菟田野区岩﨑188番地の1地先まで。
79、79号線、宇陀市菟田野区岩﨑201番地の3地先から宇陀市菟田野区岩﨑221番地の1地先まで。
94、94号線、宇陀市菟田野区岩﨑393番地の1地先から宇陀市菟田野区岩﨑354番地の19地先まで。
95、95号線、宇陀市菟田野区岩﨑847番地先から宇陀市菟田野区岩﨑448番地の10地先まで。
96、96号線、宇陀市菟田野区岩﨑507番地の1地先から宇陀市菟田野区岩﨑337番地の32地先線まで。
99、99号線、宇陀市菟田野区岩﨑541番地先から宇陀市菟田野区岩﨑504番地の4地先まで。
102、102号線、宇陀市菟田野区岩﨑589番地の25地先から宇陀市菟田野区岩﨑582番地の1地先まで。
405、405号線、宇陀市菟田野区岩﨑403番地の1地先から宇陀市菟田野区岩﨑354番地の12地先まで。
706、706号線、宇陀市菟田野区古市場1323番地の68地先から宇陀市菟田野区古市場1323番地の72地先まで。
2-10、古市場上ノ山線、宇陀市菟田野区松井715番地の3地先から宇陀市菟田野区大沢80番地の3地先まで。
以上でございます。

議長(小林 一三君)

理事者から提案理由の説明を求めます。森田助役。

助役(森田 博君)

ただ今一括上程いただきました、議案第40号、宇陀市道路線の廃止について、他2議案の提案理由の説明を申し上げます。
なお、審議資料の宇陀市道路線の廃止、認定、変更の一覧表を見ていただければ結構かと思うわけでございます。
まず、議案第40号、宇陀市道路線の廃止についてであります。整理番号、路線名、起点、終点については事務局長の朗読の通りであります。
今回の市道507号線他4線の道路線の廃止につきましては、菟田野区内におけます市道の廃止であります。
89号線延長37.5m、92号線延長73.5m、並びに93号線延長284.6mは、岩﨑小集落地区改良事業の事業地内に含まれ、道路の配置に伴い、既設路線の廃止が必要となるものであります。
なお、一旦、この市道3路線の全線を廃止し、次の議案第41号におきまして道路線の認定についてで、新たな路線として認定の提案をさせていただくものであります。
次に、507号線延長887.5m、並びに510号線延長212.5mは古市場、稲戸線を起点とする道路で、菟田野小学校建設事業に伴い既存の道路が事業用地内に含まれることとなり、道路線の廃止をする必要が生じたものであります。
一旦、この市道2路線の全線を廃止し、507号線、並びに510号線の残存路線につきましても、次の議案第41号におきまして道路線の認定についてで、再認定の提案をさせていただくものであります。
次に、議案第41号、宇陀市道路線の認定についてであります。整理番号、路線名、起点、終点については事務局長の朗読の通りであります。
今回の市道ヒムロダイ線他16線の道路線の認定につきましては、菟田野区及び室生区内におけます市道の認定であります。
ヒムロダイ線延長276.9mは、県道吉野、室生寺、針線を起点とする道路で、室生中学校西側において旧室生村地域開発要綱に基づき開発された区画道路で、道路幅員は6.2から6.5m、一般の用に供され市道としての機能を有し、また、土地所有者から道路部分の分筆登記及び寄付行為の手続きが完了しており、道路認定基準に適合いたしますので、道路線の認定を提案させていただくものであります。
次に、507号線延長130.0m、510号線延長58.2m並びに、712号線延長545.5mの3路線は、先ほど議案第40号の「道路線の廃止について」で提案いたしました、菟田野小学校建設事業に伴う道路線の廃止する2路線507号線、510号線の残存路線を再認定の提案をさせていただくものであります。
続いて、710号線192.3m並びに、711号線延長203.9mの2路線は、菟田野小学校の進入路として建設された道路で、今回、新規路線として認定の提案をさせていただくものであります。
次に、707号線延長47.3m、708号線延長48.0m及び709号線延長41.4mは、一般の用に供しており市道としての機能を有し、市道認定基準に適合いたしますので、道路線の認定を提案させていただくものであります。
次に、713号線延長138.2m、714号線延長111.5m、715号線延長189.7m、716号線延長67.2m、717号線延長126.3m、718号線延長52.5m並びに720号線延長47.5mの7路線につきましては、岩崎小集落地区改良事業等により区画道路として建設されました道路で、今回、新たに新規路線として認定の提案をさせていただくものであります。
また、上りハシ奥谷線延長736.7mも、緊急地方道路整備事業において建設された新規路線であります。
次に、議案第42号宇陀市道路線の変更についてであります。整理番号、路線名、起点、終点については事務局長の朗読の通りであります。
今回の市道78号線他9線の道路線の変更につきましては、菟田野区内における既認定路線の起点、終点の位置の変更であります。
78号線及び79号線は、緊急地方道路整備事業、上りハシ奥谷線道路改良工事に伴い、既設路線の起点、終点が短縮され94号線及び95号線は、市町村環境改善事業で実施された道路改良工事に伴い、既設路線の起点位置の変更による短縮となります。
次に、96号線、99号線、102号線、405号線及び706号線の変更は、岩崎小集落地区改良事業で実施された道路改良工事に伴う変更であります。
次に、古市場・上ノ山線は、菟田野木材協同組合事務所から県道内牧・菟田野線へ連絡する道路で、緊急地方道路整備事業、古市場・上ノ山線道路改良工事の施行に伴い、既設路線の起点位置の変更及び一部路線変更による短縮となるものであります。
以上によりまして、今回の道路線の廃止5路線、認定17路線、変更10路線によりまして差し引き12路線の増加、延長で1,440.7mの増加となり、宇陀市道の認定路線は1,671路線、延長は73万8,082m、738.082kmとなります。
以上、3議案の審議よろしくお願いいたします。

議長(小林 一三君)

提案理由の説明が終りました。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
はじめに、「議案第40号宇陀市道路線の廃止について(宇陀市道89号線ほか4線)」の質疑を行います。質疑は、ございませんか。
質疑がないようです。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第40号宇陀市道路線の廃止について(宇陀市道89号線ほか4線)」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第41号宇陀市道路線の認定について(宇陀市道ヒムロダイ線ほか16線)」の質疑を行います。
5番、田村議員。

5番(田村 幹夫君)

3点についてちょっとお伺いします。
これ大変菟田野の方に、菟田野区に集中しております。先程の廃止路線につきましても賛成いたしましたが、ここの地区改良の工事はもうとうに終わっているはずです。なのに何故今頃こうこれだけたくさん出てこなあかんかってんやろうという疑問が一つ。
それからもう一つは、708から9、10はこれほとんど袋小路です。寄付行為という形で、それと市道の既定に入っているからという事です。市道に認定で今出されておりますけど、この袋小路の道路を果たして市道にする事が本当に意義あるのかどうか。
3つ目、認定道路の路線のとこの5番の所に、上りハシ奥谷線があります。この次のページの変更路線の所に78号の変更路線があります。これよく見ると微妙にちょっとずれているんですけど、これ2本あるという事でしょうか。
この3点についてお願いいたします。

議長(小林 一三君)

南土木部長。

土木部長(南 幸男君)

お答えします。小集落地区改良事業につきましては、菟田野区、昭和56年から平成15年度で完了しております。それらに合わせまして開発行為等の調整作業等が遅れまして、一括で市道認定をするという事で平成15年の3月に小集落終わっておりますが、その後若干の遅れが生じております。
それから、708号線他の袋小路ですが、これらにつきましても寄付行為等いただいておりますので、市道としての機能を満たしておりますので、認定をしていただきたいと考えております。
それから、基本的には田村議員おっしゃっていますように、隣接して引っ付いております。以上でございます。

議長(小林 一三君)

田村議員、よろしいですか。他にありませんか。
これをもって質疑を終結します。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第41号宇陀市道路線の認定について(宇陀市道ヒムロダイ線ほか16線)」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第42号宇陀市道路線の変更について(宇陀市道78号線ほか9線)」の質疑を行います。質疑は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

質疑がないようです。
本件については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます
よって、直ちに採決を行います。
本案について、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「議案第42号宇陀市道路線の変更について(宇陀市道78号線ほか9線)」は、原案のとおり可決されました。

日程第50、同意第3号から日程第52、同意第5号

議長(小林 一三君)

続いて、日程に従いまして、日程第50、同意第3号から日程第52、同意第5号までの宇陀市財産区管理委員の選任同意3議案を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。藤田事務局長。

議会事務局長(藤田 静秀君)

議案書73ページでございます。
同意第3号、宇陀市財産区管理委員の選任同意について。
宇陀市財産区管理委員の選任同意について、宇陀市財産区管理委員に次の者を選任したいので、宇陀市財産区管理会設置条例、平成18年宇陀市条例第205号、第4条の規定により、議会の同意を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に74ページでございます。
同意第4号、宇陀市財産区管理委員の選任同意について。
宇陀市財産区管理委員の選任同意について、宇陀市財産区管理委員に次の者を選任したいので、宇陀市財産区管理会設置条例、平成18年宇陀市条例第205号、第4条の規定により、議会の同意を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
次に75ページでございます。
同意第5号、宇陀市財産区管理委員の選任同意について。
宇陀市財産区管理委員の選任同意について、宇陀市財産区管理委員に次の者を選任したいので、宇陀市財産区管理会設置条例、平成18年宇陀市条例第205号、第4条の規定により、議会の同意を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
以上です。

議長(小林 一三君)

理事者から提案理由の説明を求めます。市長。

市長(前田 禎郎君)

同意第3号について、申し上げます。住所は宇陀市菟田野区●●●●●●●、氏名稲田昌植、●●●年●月●日●●●●生まれ。
この財産区の管理委員の選任につきまして、菟田野区には第一と第二の財産区があるんですけど、菟田野の第一の財産区は菟田野区古市場、岩﨑、別所、平井、見田、大沢、大神、松井の区域。
それから菟田野第二財産区は、稲戸、駒帰、佐倉、宇賀志、東郷、入谷、下芳野、上芳野、岩端、この2区域からなっておりまして、稲田昌植は任期満了に伴う第二財産区管理委員会として平成3年の1月より4期16年の間在任をしていただいておりまして、今回5期目の留任という事にいたしております。
それから、同意第4号につきましては、これも同じ財産区なんですけども、住所を申し上げます。宇陀市菟田野区●●●●●●●、名前は安田宗一です。生年月日は●●●年●月●日生まれ。この方も平成7年1月より3期12年間の間第二財産区管理委員として在任をされておりますので、今回留任をお願いしたいという事でございます。
それからもう一人、同意第5号の分でありますけれども、住所は宇陀市菟田野区下芳野937番地、氏名は梅田隆博、生年月日は昭和26年3月24日生まれ。この方も平成11年1月より2期8年の間第二財産区の委員として在任をされておりして、今回留任でございます。
以上3名の方の選任同意についてよろしくお願いを申し上げます。

議長(小林 一三君)

会議時間を30分間延長いたします。
ただ今提案理由の説明が終りました。これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。はじめに、「同意第3号宇陀市財産区管理委員の選任同意について」の質疑を行います。質疑は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

質疑がないようです。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、ご了承願います。
それでは、採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「同意第3号宇陀市財産区管理委員の選任同意について」は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、「同意第4号宇陀市財産区管理委員の選任同意について」の質疑を行います。質疑は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

質疑がないようです。
お諮りいたします。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、ご了承願います。
それでは、採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます。
よって、「同意第4号宇陀市財産区管理委員の選任同意について」は、原案のとおり同意することに決しました。
次に、「同意第5号宇陀市財産区管理委員の選任同意について」の質疑を行います。
質疑は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

質疑がないようです。
本件に関しましては、人事案件でございますので、討論は省略いたしますので、ご了承願います。
それでは、採決を行います。
本件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(小林 一三君)

起立全員と認めます
よって、「同意第5号宇陀市財産区管理委員の選任同意について」は、原案のとおり同意することに決しました。

日程第53、諮問第1号並びに日程第54諮問第2号の「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」

議長(小林 一三君)

次に、日程第53、諮問第1号並びに日程第54諮問第2号の「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」2件を一括して議題といたします。
事務局長に議案を朗読させます。藤田事務局長。

議会事務局長(藤田 静秀君)

議案書76ページでございます。
諮問第1号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、人権擁護委員に次の者を推薦したいので、人権擁護委員法、昭和24年法律第139号、第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長、前田禎郎。
議案書77ページでございます。
諮問第2号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、人権擁護委員に次の者を推薦したいので、人権擁護委員法、昭和24年法律第139号、第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。
平成19年3月5日提出、宇陀市長前田禎郎。
以上です。

議長(小林 一三君)

理事者から提案理由の説明を求めます。市長。

市長(前田 禎郎君)

諮問第1号について申し上げます。
まず住所は宇陀市大宇陀区●●●●●●番地、安達暉夫、生年月日●●●年●月●日、●歳です。
人権擁護委員の推薦につきましては、人権擁護委員法6条の第3項の規定によって、市長が法務大臣に対して推薦をするという事になりますが、その市の議会の意見を聞いて候補者を推薦するという事になっておりますので、先程申しました安達さんを推薦をしたい。
実はこの人権擁護委員の前の方は閑上信男さんという方で、平成19年6月30日をもって任期満了という事になります。この方閑上信男さんの後、この安達暉夫さんという方を推薦したいという事でありまして、この方は教職員でございまして、昭和54年辺りからずっと桜井中とか大宇陀中学校の校長を歴任されていたという方でございまして、16年に退職をされたという事で、皆さんのご同意をいただきたいなとこのように思います。
それから諮問の第2号、この方も住所申し上げます。宇陀市大宇陀区●●●●番地の●、泉岡三治、生年月日●●●年●月●生まれ、●歳です。
この方も同じように法務大臣に対して推薦をするという事でありますが、先に人権擁護委員長をされておりました佐々岡奈良石さん、この方も平成19年6月30日をもって任期満了になります。この方の後泉岡さんを推薦したい。
泉岡さんは、平成13年の12月1日から民生児童委員をしていただいている所でございます。
以上二人について法務大臣に対して推薦をいただきたい、推薦をしたいと考えておりますので議員の皆さん方の同意をお願いをいたしたいと思います。

議長(小林 一三君)

提案理由の説明が終りました。
これより、諮問第1号並びに諮問第2号について、意見を受け付けます。
意見は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

意見がないようです。
お諮りいたします。
ただ今、議題となっております諮問第1号並びに諮問第2号について、適任と答申することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(小林 一三君)

異議なしと認めます。
よって、諮問第1号並びに諮問第2号は、適任と答申することに決しました。

日程第55 請願第1号請願について(65歳以上の高齢者の無料入浴サービスの継続を求める請願)

議長(小林 一三君)

「日程第55請願第1号請願について(65歳以上の高齢者の無料入浴サービスの継続を求める請願)」を議題とします。
今期定例会において、本日までに受理した請願は、請願文書表のとおりであります。
なお、請願書の写しは、配布しておりますので、朗読は省略いたします。
本請願につきましては、会議規則第133条の規定に基き、福祉厚生常任委員会へ審査を付託いたします。

散会

議長(小林 一三君)

以上で本日の日程は全部終了いたしました。
次の本会議は、9日午前10時から行います。
なお、12日から各常任委員会が開催されます。議員各位には各委員会の付託案件につきまして、慎重審議をよろしくお願いをいたします。
また、9日及び19日は、一般質問の日程となっておりますので、格段のご協力をお願いをいたします。
それでは、本日はこれにて散会いたします。ご苦労様でした。ありがとうございました。

閉会(午後5時06分)

お問い合わせ

議会事務局総務課 

宇陀市榛原下井足17番地の3

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