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更新日:2012年2月22日

平成23年第2回臨時会(第1日目)議事録

本日の会議に付した事件

日程

内容

日程第1

会議録署名議員の指名

日程第2

会期の決定

日程第3

諸般の報告

奈良県市議会議長会の報告

日程第4

委員長報告(議会運営委員会)

日程第5

承認第4号

専決処分の承認を求めることについて

(平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について)

日程第6

議案第61号 平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について

日程第7

議案第62号

平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について

出席議員(15名)

議員番号

氏名

議員番号

氏名

1番

勝井

2番

高見

3番

堀田

4番

井谷

5番

上田

6番

山本

7番

峠谷

8番

大澤

9番

井戸本

10番

中山

11番

多田四朗

12番

山本

14番

山本

15番

髙橋

16番

小林

 

 

説明のため出席した者の職氏名

役職

氏名

役職

氏名

市長

竹内

副市長

前野

教育長

喜多

   

総務部長

菊岡

企画財政部長

井上

市民環境部長

大西

健康福祉部長

覚地

農林商工部長

仲尾

建設部長

吉岡

教育委員会事務局長

出口

水道局長

藤本

市立病院事務局長

竹内

会計管理者心得

栗野

介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長

笹次

文化スホ゜ーツ振興団事務局長心得

中西

大宇陀地域事務所長 菟田野地域事務所長 徳田
室生地域事務所長 松岡    
建設部建設課長 山本 農林商工部農林課長 森井

午前10時00分

○議長(中山一夫君)

おはようございます。

開会にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。

本日、平成23年第2回宇陀市議会臨時会が招集されました。

議員並びに理事者各位には、公私何かとご多忙のところご出席を賜り、開会の運びとなり、心から厚く御礼申し上げます。

さて、今臨時会には、専決処分による一般会計補正予算、及び一般会計補正予算、簡易水道事業特別会計補正予算議案が提出されております。

議員各位には慎重にご審議賜りますとともに、理事者各位には簡潔にできるだけわかりやすく説明及び答弁くださいますようお願い申し上げ、開会のあいさつといたします。

開会に先立ちまして、議員各位にご連絡を申し上げます。

本日の会議の説明を求めるため、地方自治法第121条の規定により、市長ほか関係者の出席を求めました。

また、後ほど議会運営委員会の委員長報告でもありますが、市自主放送(うだチャン11)での議会放映は、定例会のみとなっていますが、市民に開かれた議会とすることから、今回の臨時会から放映をしています。

また、議場内において、今議会の庶務を事務局書記2名に行わせるとともに、市政広報制作、会議録調製等のため、事務局及び関係職員並びに報道関係者による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、ご承知おき願います。

議員1名が減数となり当市議会の議員数は15名になります。

ただいまの出席議員は、15名であります。

定足数に達しております。

よって、平成23年第2回、宇陀市議会臨時会を開会いたします。

午前10時02分開会

○議長(中山一夫君)

竹内市長から招集のごあいさつがございます。

竹内市長。

○市長(竹内幹郎君)

皆さんおはようございます。臨時議会の開会に当たりまして、一言ごあいさつを申しあげます。

本日ここに臨時市議会を招集いたしましたところ、議員の皆様方にはご参集いただき誠に、ありがとうございます。

今議会で審議いただく案件は、台風12号による災害からの1日でも早い復旧に向けての補正予算、並びに議会閉会中に行ないました専決処分の報告でございます。

8月30日から9月5日までの7日間、台風12号による災害が市内各地で発生いたしました。宇陀市として長きにわたり動員体制などを発令し、その対応にあたりました。市の職員、また、自治会の皆さん、消防団員など多くの方々のご協力により、各所で災害は発生したものの、人身に関わることなく対応できましたことに感謝とお礼を申し上げたいと思います。

今回、提案をさせていただきます案件も台風12号に関する災害に関するものでございます。市内各所での災害の調査、設計、地元や地権者、関係者の協議など多くの事務作業をして参りました。そうした中で専決処分として災害発生時、すなわち道路に土砂が堆積する、または田路が崩落して通行できない状況に対応をした崩土除去、立木除去などその都度対応をした緊急工事に対する予算、また、今後早急に対応をしなければならない工事で、調査設計関わる予算など、市民生活に大きく影響のある事業に対して、早急に対応しなければならないと判断をした事業について専決処分もさせていただいたところです。

また、補正予算第5号では、台風12号による災害でございます。市道等に関わる復旧に対するの予算、農道、農地に関わる復旧事業などでございます。何れにいたしましても、宇陀市の予算確定後、国、県の災害査定を受け、市民の生活や農林業に影響が出ないように、早急に復旧工事に着手したいと考えております。

どうぞ慎重にご審議の上、ご議決、またはご承認いただきますようにお願い申し上げまして開会のあいさつとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○議長(中山一夫君)

これより日程に入ります。

本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布のとおりでありますので、朗読を省略いたします。

日程第1議録署名議員の指名

○議長(中山一夫君)

日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

会議録署名議員は会議規則第80条の規定により、議長において4番井谷憲司議員、5番上田德議員を指名いたします。

日程第2会期の決定

○議長(中山一夫君)

日程第2、会期の決定についてを議題といたします。

お諮りいたします。

後ほど議会運営委員会委員長報告でもありますが、今期臨時会は、本日11月7日、1日といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、会期は本日1日と決定いたしました。

日程第3員長報告

○議長(中山一夫君)

次に、日程第3、委員長報告を議題といたします。

閉会中の委員会開催につきましては、10月31日に、議会運営委員会が開催され、所管事項について審査いただいておりますので、委員長から報告をお受けいたします。

なお、先の定例議会後、各委員会及び、各組合議会が開催されていますが、次回の定例会においてご報告をいただきますので、今回は、10月31日に開催されました、議会運営委員会の委員長報告をお受けします。

なお、委員長報告に対する質疑は、委員長報告終了後、受け付けます。

議会運営委員会の報告をお受けいたします。

5番、上田德委員長。

○5番(上田德君)

皆さんおはようございます。

5番上田德でございます。ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。

平成23年第2回臨時会の議会運営委員会は、正副議長並びに全委員の出席のもと、竹内市長、前野副市長、喜多教育長、菊岡総務部長、井上企画財政部長の出席を求め、平成23年10月31日午前10時から市議会第1委員会室で開催いたしました。

委員会報告につきましては、事前に報告書を配布させていただいておりますので、本定例会運営に関する協議の結果につきまして、概要をまとめさせていただき、報告させていただきます。

今臨時会の会期は、先ほど議決いただきましたとおり、11月7日、本日1日といたします。

今臨時会における市長提出予定議案につきましては、専決処分の承認を求めることについて(平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について)1件、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について及び、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)についての2件、合わせて3件が本日提出されます。

議案の取扱いにつきましては、本日、提案されました3件につきましては、本日提案、即決とします。

次に、議会提出関係につきましては、奈良県市議会議長会の報告をお受けします。なお、先程議長から報告がありましたとおり、先の定例議会後、各委員会及び各組合議会が開催されていますが、次回の定例会においてご報告をお受けしたいと考えております。

次に議会放映についてでありますが、先ほど議長からもありましたが、市自主放送(うだチャン11)での議会放映は、定例会のみとなっていますが、市民の皆様に開かれた議会とすることから、今回の臨時会から放映をしています。

以上、協議し午前11時08分に閉会いたしました。

以上で本臨時会の議会運営委員会の委員長報告といたします。

○議長(中山一夫君)

委員長の報告は以上であります。

これより質疑に入ります。

議会運営委員長の報告に対する質疑を受け付けます。

質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

質疑なしと認めます。

以上で、委員長報告を終結いたします。

日程第4報告

○議長(中山一夫君)

続いて、日程第4、諸報告を行います。

去る10月26日から27日に開催されました、奈良県市議会議長会県外都市視察研修の報告を事務局長にさせます。

増田事務局長。

○議会事務局長(増田忠昭君)

おはようございます。議会事務局の増田でございます。

私から、奈良県市議会議長会県外都市視察研修参加の報告をさせていただきます。

去る、10月26日の水曜日から27日の木曜日の2日間におきまして、奈良県市議会議長会の福岡県北九州市への県外都市視察研修が開催され、中山議長、山本良治副議長と私増田の3名が参加いたしました。

26日の午前9時20分にJR新大阪駅へ、県内12市議会の内、奈良市及び五條市が公務のため欠席され、10市議会の議長・副議長・事務局長ら合計32名が集合し北九州市議会に向かいました。

北九州市議会では、午後2時から研修が始まり、佐々木北九州市議会議長から歓迎のごあいさつがあり、県市議会議長会西川会長の訪問のあいさつのあと、北九州市議会事務局から「北九州市議会基本条例」について説明を受けました。

北九州市議会では、懇話会又は協議会等で議会改革について検討を重ねながら、各種事項について改革を進められていましたが、平成22年3月の代表者会議において議長から議会基本条例に係る協議機関の設置について提案があり、各会派から委員を選出して15名の委員で組織します「議会基本条例検討会」が設置され、同年4月14日に第1回会議を開催して、検討会については述べ10回、小委員会については述べ28回開催し検討を重ねたのち、本年9月定例議会での可決を受けて10月1日から施行されているところでございます。

「議会基本条例」の内容については、全て全会一致を基本とした検討を行い、議会及び議員の役割、市民との関係、議会の政策立案機能及び執行機関に対する監視機能の向上など議会を取り巻く基本的な考え方について明文化することにより、市民との協働による開かれた議会の実現と市議会が市民の負託に応えるための決意として制定されたということでした。また、質疑応答では、自治基本条例との整合性の調整について、また、市総合計画との調整内容について等の質問がありましたが、北九州市議会事務局からの的確な答弁により、議会基本条例制定までの経緯や内容等について理解することができ、概ね当初の目的が達成されたことで、西川会長から視察訪問のお礼のあいさつによりまして閉会後に議場等の視察を行い、午後4時30分視察研修を終えました。

当日は、北九州市で宿泊し、各市議会正副議長と意見交換など懇談を行い、翌27日の午前9時に宿舎にて解散、午後4時帰庁しました。

以上簡単ですが、奈良県市議会議長会県外都市視察研修の報告とさせていただきます。

○議長(中山一夫君)

以上で、諸報告を終わります。

日程第5認第4号から日程第7案第62号

続いて、日程に従いまして、日程第5、承認第4号、専決処分の承認を求めることについて(平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について)から日程7、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの3議案を一括して議題といたします。

事務局長に議案を朗読させます。

○議会事務局長(増田忠昭君)

失礼いたします。

お手元に配布の議案書1ページをご覧いただきたいと思います。

承認第4号、専決処分の承認を求めることについて。

平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分をしたので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求める。

平成23年11月7日報告。宇陀市長、竹内幹郎。

次に、2ページでございます。

専決処分書。

平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別冊のとおり専決処分する。

平成23年10月25日。宇陀市長、竹内幹郎。

次に、3ページでございます。

議案第61号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について。

平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。

平成23年11月7日提出。宇陀市長、竹内幹郎。

次に、4ページでございます。

議案第62号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について。

平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について、別冊のとおり地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。

平成23年11月7日提出。宇陀市長、竹内幹郎。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

理事者から提案理由の説明を求めます。

前野副市長。

○副市長(前野孝久君)

失礼いたします。

ただ今、一括上程いただきました、承認第4号、及び議案第61号と議案第62号の補正予算3議案について、提案理由の説明を申し上げます。

まず、承認第4号の平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)でございます。

今回、専決処分により、補正させて頂きましたのは、本年8月30日から9月5日にかけて発生した、台風12号による市道・河川などの公共土木施設の災害復旧関係経費と、農地及び農林業用施設の災害復旧関係経費であります。

この台風による、災害箇所数が非常に多く、市民の皆さまの安全を第一に早急に復旧工事に着手するため、去る10月25日に専決処分させていただきました。

それでは、専決処分にかかる補正予算書を朗読いたします。1ページをご覧ください。

平成23年度宇陀市の一般会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。

第1条、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ7840万円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ185億5325万2千円とする。

歳入歳出予算の、補正の款、項の区分、及び当該区分ごとの金額、並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。

地方債の変更は、「第2表地方債補正」による。

平成23年10月25日専決。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。

今回の補正予算の内容でございますが、予算書6ページをご覧ください。

歳出は、公共土木施設災害復旧費で、市内98ヶ所の市道、河川で発生した崩土の除去、応急復旧作業の手数料4190万円を計上しました。

委託料については、国の係官によります災害の現場査定が、今月中に予定されており、4ヶ所の災害現場について、工法を含めた査定設計書等を、準備するため2600万円を補正しました。

また、狭隘な迂回路の通行が長期化するため、冬場の危険防止を目的に拡幅整備工事1件、500万円を計上しました。

次に、農林業施設災害復旧費では、農道1ヶ所の応急復旧費30万円、林道4ヶ所の崩土除去等に520万円を計上しました。

歳入につきましては、5ページをご覧ください。

市道の設計委託料に対する国庫負担金2分の1を、1300万円計上し、残額の1300万円は、災害復旧事業債を発行いたします。

残りの事業は、一般財源で対応することとなり、前年度決算繰越金5240万円を充当いたしました。

以上が、一般会計補正予算(第4号)の概要であり、歳入歳出、7840万円を補正後の、予算総額は、185億5325万2千円となります。

次に、議案第61号、宇陀市一般会計補正予算(第5号)であります。予算書1ページを朗読いたします。

平成23年度宇陀市の一般会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。

第1条、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2億7496万円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ188億2821万2000円とする。

第2項、歳入歳出予算の補正の款、項の区分、及び当該区分ごとの金額、並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。

第2条地方債の変更は、「第2表地方債補正」による。

平成23年11月7日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。

今回の補正予算の内容につきましても、同じく、台風12号による災害復旧事業でございます。

緊急、応急事業については、先に、専決処分させていただきましたが、残りの事業、2億7496万円を計上させていただきました。

予算書8ページをご覧ください。

歳出は、全て災害復旧費でございまして、公共土木施設災害復旧費で、市内の市道17ヶ所、河川4ヶ所の、災害復旧工事費と事務費で、1億9014万円を計上いたしました。

農林業施設災害復旧費では、市内6ヶ所の治山施設災害復旧費として1482万円を計上し、農地の災害と農道及び農業用水路19ヶ所の災害復旧費5400万円を計上しました。

また、林道については、2ヶ所の災害復旧費1600万円を計上しております。

一方、歳入でございますが、6ページをご覧ください。

治山事業、農業災害、林道災害について、災害復旧事業の受益者との話し合いが整いましたので、受益者分担金1419万2000円を計上しました。

次に、国、県支出金でございますが、市道、河川の災害復旧事業に対する、国の負担金、1億1742万4000円を、治山事業、農業災害、林道災害に対する県補助金、5066万円を計上いたしました。

市の一般財源につきましては、前年度決算繰越金、1378万4千円を計上し、災害復旧事業債、7890万円を発行いたします。

以上が、一般会計補正予算(第5号)の概要であり、歳入歳出、2億7496万円を補正後の予算総額は、188億2821万2000円となります。

次に、議案第62号、宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。

予算書1ページを朗読いたします。

平成23年度宇陀市の簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。

第1条、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ320万円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ7億5110万円とする。

第2項、歳入歳出予算の補正の款、項の区分、及び当該区分ごとの金額、並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。

第2条、地方債の変更は、「第2表地方債補正」による。

平成23年11月7日提出。奈良県宇陀市長、竹内幹郎。

今回の補正予算の内容につきましても、同じく、台風12号による災害復旧事業でございます。

予算書、5ページから6ページをご覧ください。

室生地域の、市道、向渕上出線の地滑りに伴い、簡易水道の埋設管も破損いたしました。

応急工事により、給水は再開しておりますが、市道の本格復旧工事に合わせて、水道管の復旧工事を行なうものです。事業費320万円に対して、2分の1の国庫補助金があり、残りについては、簡易水道事業債80万円と、過疎対策事業債80万円を発行いたします。

補正後の予算総額は、7億5110万円となります。

以上が、一般会計、並びに簡易水道事業特別会計補正予算の概要であります。

特に、一般会計の専決処分による補正予算は、冒頭に申し上げたとおり、市民の皆さまの安全確保の観点から、特に災害対応の緊急を要するため、執行させていただきました。

また、今回の災害については、去る9月20日に激甚災害に指定され国の高率補助となることが予定されておりますが、国の補助の率自体は、まだ確定していないことから、受益者の分担金や国の補助金、市債発行額は、規定の率で予算編成いたしております。

以上、事業の緊急性をご理解頂きご承認ご審議の程、お願い申し上げまして、提案理由の説明とさせて頂きます。

○議長(中山一夫君)

提案理由の説明が終りました。

これより、3議案を一括して、質疑に入ります。

質疑はございませんか。

高見議員。

○2番(高見省次君)

3議案一括と言うことで、まとめて質問をさせていただきます。

まず専決処分の分ですが、事業別シートをいただいていますのでそれに基づいて行なっていきます。

最初の4690万円の公共土木施設災害復旧費は、全て一般財源と言うことですが、これに対する国、県の補助金は出ないのですか。

補助金が出る事業と出ない事業の基準の違いをご説明いただいたらありがたいです。

それから2ページの国交省の補助金の部分ですが、国費1300万円と残り市債1300万円ということで市道の災害復旧についてですが、これは通常の補助率の説明資料もいただいていますが、66.7%が補助率ということで認識をしていますが、今回半分が補助と言う予算になっていますが3分の2ではないのですか。ご説明をいただきたいと思います。。

全体として市道の災害復旧の手順を、先程提案理由説明でもお触れになっておりましたが、その障害物を取り除くというところから始めて、測量の委託がなど計上されておりますので、手順を簡単にご説明いただきたいです。

それから補正予算の方ですが、事業別シートでチェックさせていただいております。

事務費が1ページのところで、公共土木施設災害復旧事業ということで、1億8000万円に対して1億2000万円弱という国費が3分の2の補助率です。その内訳で道路、河川ということで、11ヶ所と1ヶ所がそれぞれありますが、事務費が600万円ほど出ておりますが、予算書を見ると人件費のところと思いますが、何人、何ヶ月でどのような仕事をされますか。教えてください。

それから補正予算の2ページ目ですが、公共土木施設災害復旧費は単独ということですが、全て一般財源ということで、大宇陀地内市道で6ヶ所、320万円ということですが、単独と補助を使っての事業の使い分けはどのような考え方でされていますか。教えてください。

事業別シートの4ページですが、市町村治山事業は全体の事業費の半分が県の補助、分担金が4分の1、一般財源4分の1と出ておりますが、この説明の中の当初予算計上額4ヶ所、1400万円の2.があります。2.の執行見込み額1292万円―3.は、どのようなことですか。今回の災害以外の見込み額ですか。

次に、事業別シート7ページの簡易水道の補正額ですが、交付要綱に基づいて国庫補助金が半分、残りが市債半分です。また、簡易水道債が市債の半分の80万円ずつです。過疎債と簡易水道債の使い分けについて、交付税の措置などを含めて仕組みを教えてください。

以上ですよろしくお願いします。

○議長(中山一夫君)

山本建設課長。

○建設部建設課長(山本喜次君)

失礼いたします。建設課の山本です。よろしくお願いいたします。

高見議員の1点目からご説明をさせていただきます。

1点目、国の国庫補助金の扱いですが、公共災害に乗るもの乗らないものの基準の違いがございます。

ここの災害工事費が60万円以上にならないと公共施設土木復旧事業にはのりません。それと、道路は2m以上の幅員、河川は護岸高差が1m以上でないとこれものりません。それと、迂回路の工事ですが、狭くても、急峻であっても一応の迂回路があるということなので、これは補助にはのりません。全くの孤立をしたりとか、バス路線であるとかという形であるとのります。

続きまして、工事は66.7%ですが、委託の場合は2分の1補助になりますが、委託の場合、激甚災害にならないと補助が受けられないという規定がございます。

それと災害の手順ですが、災害が起きまして崩土等々で道路が閉鎖されます。緊急的に建設業者に依頼をして崩土等を取ったりします。公共災害にのせる場合は、崩土等は緊急に取れる場合はありますが、しばらくはそのままにしておいて、国の査定というこがございます。国交省と財務局の方から現地、または写真で査定に来られます。その査定がすまない限り工事はできないという形になります。金額も工法等もそこで決められます。

続きまして、事務費ですが、事業費に対しまして2.75%という定率がございます。人件費につきましては、その事務費から70%を超えない範囲で取れるという形になっております。

5番の市道ですが、これにつきましては、災害にはのれません。今回の台風12号によりまして、道路の路面のみが被災を受けたものでございます。この道路ですと、のみ債といわれまして、災害の基準にはのらないという形になりますので、今回単独事業で補正をさせていただきました。

以上でございます。

○農林商工部農林課長(森井清秀君)

おはようございます。

農林課の森井でございます。よろしくお願いいたします。

事業別シートの市町村治山事業の当初予算計上の分でございますが、これにつきましては、平成21年台風18号によりまして、21年度から治山事業に着手しておりますけれども、それの残事業4ヶ所当初計上をさせていただいているものでございます。

以上です。

○企画財政部長(井上裕博君)

財政の方からお答えをさせていただきます。

いま、それぞれの課長から説明がありましたように、災害といいますのは、1件当たり60万円以上が補助対象事業になります。20万円から60万円の間の災害につきましては、単独災害といって起債はできます。20万円未満は災害とはいわないということになっております。

崩土除去であるとかこのようなものは何も補助はないのかということなのですが、今のところ明確に補助金としては対応されておりません。ただ特別交付税というのがありまして、この特別交付税というのはいろんなことの照会が国からきます。例えば予防注射でこういうことがあったかとか、何か事務の上で国が進めようとしている事務の中で、こういう資金需要があったかとかいうような照会が国の方から県を通じまして、毎月のようにきております。その何百件もありますような照会の中で、当然今回の台風12号の災害において、どういう市単独の支出があったかという照会があります。それに我々は回答をさせていただきます。いまありましたような4190万円であるとか、500万円の道路工事とか回答をさせていただきます。この内のどれくらい見られているのかは、我々は明確にはわかりません。とにかく全てのものを集めた結果が、例えば11億円であるというような形の特別交付税になって返ってきております。こちらで要求した額が全体で幾らか分かりますが、それは年度末の決算の結果で、判断をしていこうと思っております。それが1点です。

それから、簡易水道事業債については、過疎債はご存知のとおり全額過疎債を発行できまして、その内の70%が交付税措置とこういうことになっております。簡易水道事業債につきましては、資金の充当率が90%、その内の45%が交付税で措置とこういうことになっております。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

高見議員。

○2番(高見省次君)

起債充当率と交付税充当率と交付税の率は分かりましたが、その半分ずつということですか。有利な過疎債を全部使うということはできないですか。それが1点と、激甚災害の補助率が未定ということで、通常の補助率で検証をされているということですが、9月26日に今回の災害が全国を対象として激甚災害に指定をされておりますので、少しの資料をいただいておりますが、激甚災害の補助率が最終的にどれぐらいになって、いま試算をされていると思いますが、交付税も含めて市の持ち出し分としては、全体の3.5億円中でどれぐらいになるか、それをお示しいただけるでしょうか。

○議長(中山一夫君)

井上企画財政部長。

○企画財政部長(井上裕博君)

簡水線につきましては、国の補助金があります。その残り部分についてですが、簡易水道というのも一応、準公営企業と我々は呼んでいますが、そういう関係上全額簡水線は認められないということで、半分は過疎債、半分は通常の簡易水道事業債というこういうルールになっております。

それから市の負担の件ですが、それはいままだ試算はしておりません。平成21年の例で申し上げますと、10月8日に台風が発生したと思いますが、11月18日に菟田野地域が局地の激甚指定をされました。それから最終的に宇陀市全体が激甚指定をされましたのが、翌年の3月17日でございます。激甚は、いま高見議員がおっしゃいますように効率の補助率になるわけですが、公共土木、市道と河川につきましては、この率のままでございました。ただ農地関係につきましては、最終的に農地の補助率が96.7%、それから農業用施設、農業用施設といいますのは、農業用の水路でありますとか、農道を指すわけでありますが、これの国の補助率が、最終的に99.2%でありました。それから、林道、これにつきましても、最終的に65%が79.0%になっております。その残りを受益者負担としておりますので、市の負担というのは、ほとんど市債も多少発行いたしましたが、低くなっています。もちろん受益者の負担も低くなっています。

今回も台風12号で十津川、五條方面の大きな災害もありますので、このへんの配分等の結果が出てから確定となります。現在は試算をいたしておりません。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

高見議員よろしいですか。

○2番(高見省次君)

はい。

○議長(中山一夫君)

他にございませんか。

山本新悟議員。

○14番(山本新悟君)

この災害の9200万円に対して、設計委託料2600万円は高くありませんか。

○議長(中山一夫君)

山本建設課長。

○建設部建設課長(山本喜次君)

委託の2600万円ですが、室生の方で4ヶ所ございます。その内の2ヶ所が地滑りと我々は捕らえております。それともう2点が道路の路肩がすべて崩壊をしているというようなものです。

その4ヶ所はボーリング等をしなければ、工法の検討ができなということでありまして、この額の見積を事前に聴取しましたところ、これぐらいの額になるということでございます。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

よろしいですか。

他にございませんか。

井谷憲司議員。

○4番(井谷憲司君)

はい。

おはようございます。

災害の復旧ということで、今回予算確定次第に迅速に対応をお願いしたいということを、最初にお願いします。

災害について1点お聞きしたいです。平成22年度の決算のベースで結構ですが、災害の復旧に特質して運用のできる基金が宇陀市はどのようなものがありますか、詳細をお聞きします。宇陀市災害救助基金がありましたが、今回のこのような公共災害等の復旧で使えますか。宇陀市で災害の復旧に使える基金としては、どのようなものがあるのか、ないのか。金額の詳細を教えていただきたいと思います。

○議長(中山一夫君)

井上企画財政部長。

○企画財政部長(井上裕博君)

22年度末で実は災害救助基金というのがあります。これにつきましては、おっしゃるように災害救助の緊急性が発生した時のために基金と所管をして貯めております。これにつきましては、平成23年3月末現在で、1790万円ということになっております。

これは、必要があった時には、この基金で対応はさせていただきますが、現在はやはり他の財源をもって今回の災害の場合等には、充てさせていただいております。

この中でたまに充てさせていただいておりますのは、備蓄用の毛布でありますとか、水とか非常用食料を買う時にこの基金を充てさせていただいていた時期もありますが、そういうのは、宇陀市においては通常の財源で対応ができますので、この災害救助基金の出動というところまで、我々は至っておらないということで、この基金では対応をさせていただいておりません。

以上です。

○議長(中山一夫君)

井谷憲司議員。

○4番(井谷憲司君)

今年100年に一度ということで、大規模な3.11の東日本大震災であったり、また、今回の近畿を直撃しました台風12号等で、対策を考えている予想以上の災害の起きるケースが多くあります。また、今後100年に一度が、100年後にあるのかというよりも、いつなんどき起こってもおかしくない状況が、全国民共通の思いが強いです。そういった中で、国の有利な補助金であるとかを活用するその財源を使わなくてもいけるものというのは十分に利用をしていくことはいいのですが、緊急性等を考えた時に、災害の復旧に一般会計の予算をみても決して十分な災害復旧費の金額ではないと思いますし、計画的に災害復旧を迅速的に柔軟に対応できる基金をつくりながら、万が一の大きな災害に対応できる基金の創設、または、基金を貯めておくことが必要になってくると思います。その点に関して、市長のお考えをお聞きします。

○議長(中山一夫君)

竹内市長。

○市長(竹内幹郎君)

全体的な財政運営のことでございますので、宇陀市につきましても標準的な基金の積立を実施させておりますし、今回、迅速に対応ができたということはやはり内部留保資金といわれるような基金が創設されていたから、国、県に対してはその補助をしていただきたい、単費を支出するということに対して支出をお願いしたいというふうに、先日の奈良県南部の台風12号に関する奈良県との調整会議の中でも、そのような発言が2、3の市町村からございました。

今日も午後2時から災害に関する市町村サミットがありますが、その中でも台風12号に関する協議があります。

宇陀市といたしましては、財政調整基金も含めてそのような基金を弾力的に使用させていただいて、必要なものは、早急にさせていただきたいと、基本的に考えております。ですからトータル的な話の中でお願いしたいなあと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

他にございませんか。

山本新悟議員。

○14番(山本新悟君)

災害復旧費の金額は幾ら使っていますか。

○議長(中山一夫君)

井上企画財政部長。

○企画財政部長(井上裕博君)

災害が8月末から9月であったのにというお尋ねかと思います。

おっしゃるように財政担当者といたしましては、やはり建設課なり、農林課なりが市民の皆様のために直ぐに対応をしていただくことが大事と思っておりましたので、予算のことをうんぬんというようなことは申し上げませんでした。ですから、即座に対応をしてくれていたと思います。

8月末から9月5日にかけて発生をしたわけですが、崩土除去とかは早速行われておりました。これが2500万円ほど予備費を持っておりましたが、その範囲内で収まるものかどうかと様子を見ておりました。そうしますと次に激甚災害が9月20日に出たということで、農林の方も受益者の方々とも話を進めていてくれていましたので、2年前のような受益者との負担割合であとから「うまくいっていなかった。」と言われることのないように、時間をかけて話しと整理をしていただいた結果、7840万円という先行をして対応をしなければならないお金が出てきましたので、専決処分をさせていただいたということでございます。ですので、予備費で治まらないということもわかってきましたので、専決処分をさせていただきましたし、設計のことにつきましては、今月中に国から災害の査定官が来るということも含めて、設計も専決処分をさせていただいて、既にかかっておりますけれども、お金の執行については、現在まだ崩土除去等の一部しか支払いはされておりません。おりませんけれども作業自体の発注は専決処分で許していただいている部分については進めておるということで、ご了解いただきたいと思います。

あと残っている2億7000万円あまりの補正については、今日ご議決をいただきますと、即対応をしていくというこういう形になります。

以上です。

○議長(中山一夫君)

山本新悟議員。

○14番(山本新悟君)

それはわかります。

金額をいくら使っているか言っています。

○議長(中山一夫君)

井上企画財政部長。

○企画財政部長(井上裕博君)

私の方へ回ってきております稟議等は、まだ一切使われておりません。ですけれども崩土除去については、業者に発注したわけですのでこの4190万円でありますとか、農林の専決処分分の崩土除去については、執行をされておるとこのように考えていただいたら結構かと思います。

○議長(中山一夫君)

山本新悟議員。

○14番(山本新悟君)

部課長は知っていますか。

○議長(中山一夫君)

企画財政部長。

○企画財政部長(井上裕博君)

専決処分でありますように、市道の河川の崩土除去4190万円、災害関連の道路整備工事500万円、農林の崩土除去30万円、林道の施設災害復旧崩土除去の520万円のこれらが執行されているとこういうことです。

○議長(中山一夫君)

他にございませんか。

高見議員。

○2番(高見省次君)

今回の臨時会は専決と補正予算ということですが、少し防災、危機管理という視点から一般的な質問をさせていただきたいと思います。

去る10月30日に防災訓練がございまして、私も見学をさせていただきました。例年と同様に消防団、広域消防、県警等と連携をして、災害対策本部の設置から情報収集、ヘリコプターを使っての偵察、道路の障害物の撤去、救助、消火等様々な訓練をされるのを拝見しました。その訓練には自治会、民生児童委員、宇陀市女性の会、赤十字奉仕団、ガス、建設事業者の皆様方等がご参加いただきまして、ほぼ例年と同様の訓練がされたと認識をしております。やはり今年は先ほどもお話がありましたが、100年に一度というような災害の年でありましたので、6月議会だったと思いますけれども、今年の訓練は、住民の防災意識向上ということも考えて、減災ということも考えて、頭上訓練も踏まえて充実をさせたいというご答弁があったかと思いますけれども、私はその当たりをはっきりと認識できませんでしたので、やはり自主防災の組織化ということも進めていただいている中で、地域住民の方が参加をして訓練をしていくべきかなあと考えますので、その点についてお伺いしたいと思います。

もう1点は、これも危機管理ということで、以前も少し質問をさせていただきましたが、夏の節電が一定の効果をもたらしたと報告をいただいております。その結果も市民の皆様方に報告、ホームページではいただいておりますけれどもこの場でご報告いただいたらありがたいです。

そして関電が冬の節電要請10%ということでされていることは、新聞等ご承知のことと思います。これに対して冬の節電は市としてどのように対応をされるのか。まず市の施設はどのようにされますか。また、市民の皆様への節電の要望、夏の時は具体的な要望にはなかったのか。PR、広報も含めて具体的な節電の方法をお考えであればこの場で、皆様にご説明をいただきたいと思います。

それからもう1点は、東日本大震災後の自粛で観光客が激変しているということは、宇陀市だけではありませんが、それが一旦回復しかけた時に、奈良県では台風12号で追い討ちがかかっていると認識をしております。美榛苑は宇陀市の観光拠点ということで、市長が常々位置づけられておりますけれども、6月議会では、4月、5月に大量のキャンセルが出た言う報告がございました。その後の推移について、特に台風12号の後の後の影響はどうなのかということをお知らせください。そしてそれに対して観光を進めていきたいという市の方針に従って、どのような対策、危機管理をされているのかお伺いしたいと思います。

それからもう1点、定住促進ということですけれども、最近私の方には、東日本大震災の被災者の方々が半年以上経ちまして、一部やはり移住を考えられていらっしゃる方がたくさん出てきておられます。特に子どもをお持ちの方が福島県などで放射能から子どもさんを守りたいという若いご家庭の方々、そして農業をされていても風評被害でなかなか難しいという展望をお持ちの方々が、遠くでもかまわないから移住されたいという希望を持って、こちらの方で場所を探していらっしゃることを聞いております。宇陀市にもそういう方々が来られていて、空き家を探して農業ができないか探しています。残念ながら空き家バンクということも作っていただいていますが、大家さんが登録しない限り空き家バンクの情報は出て来ません。空き家の中には、持ち主の方が遠くに住んでいらっしゃるとか、それを使って欲しいという具体的に希望を持っておられない方もいらっしって、そういう情報がなかなか出てこない。そのために宇陀市を希望されていても、他の明日香などに行ってしまわれることも聞いています。定住促進を具体的に人口が減ってきて、子どもさんも減ってきている中で、そういう情報を的確につかんで対処する必要があると思いますけれども、この点についてもどういう情報をお持ちなのかお伺いします。

○議長(中山一夫君)

高見議員に申し上げます。

現在議案に対する質問を行っておりますので、議員のお考えの質問については、委員会等で質問をしていただいたらと思います。

○2番(高見省次君)

はい。

○議長(中山一夫君)

高見議員。

○2番(高見省次君)

議案はもちろん台風12号に対する緊急的な措置、そしてそのための予算と思いますけれども、やはりこうしてせっかく宇陀チャンでも放送をしていただくことになりまして、住民の皆様も今、市がどういうふうに取り組んでおられるかということを、聞きたいと思っていらっしゃると思いますので、私は関連をしてそういうことも今、行政の皆様方がどういう形で取り組んでいただいているかということをご報告いただくのは当然ではないかと思いますがいかがですか。

○議長(中山一夫君)

今は災害に対する補正予算の集中審議ということでございますので今、ご質問された質問に対しては、委員会等また一般質問等で質問をしていただいたらと思います。

高見議員。

○2番(高見省次君)

この議会は、関連質問はできませんか。

その点が不明確であれば、議会運営委員会を開いていただきたいと思います。

○議長(中山一夫君)

ここで暫時休憩します。

午前11時09分休憩

午前11時39分再開

○議長(中山一夫君)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。

休憩前に高見議員から質問がありました台風12号による被害を受けて、10月30日に開催の市総合防災訓練にどのように生かされたか及び、今回の台風12号が宇陀市の観光にどのような影響を与えたかについて、理事者側から答弁を求めます。

○議長(中山一夫君)

菊岡総務部長。

○総務部長(菊岡千秋君)

高見議員のご質問にお答えを申し上げます。

10月30日、市内の防災関係の協力をいただきまして、総合防災訓練が盛会に、また、緊張感を持って開催が出来たところでございます。関係の皆様に改めてご協力に対して、御礼を申し上げたいとこう思います。

高見議員からこの防災訓令に台風12号等の取り入れということでございますけれども、今回の防災訓練につきましては、大震災を想定しての訓練ということでございました。

前回の一般質問等があった時に、今年の防災訓練につきましては、展示型のみでなくやはり参加型の防災訓練をしていきたいと答弁をしておったわけでございますけれども、2年に1回の開催ということもございまして、関係のところがやはり展示型も取り入れていただきたいと強い要請もございました。ですので、参加型につきましては、やはり地域の自主防災のレベルで、随時それぞれの自治会の防災組織で取り入れていただくという確認の元に、従来のような形で防災訓練を行ってきたところでございます。但し、災害が身近に起こっているというふうな状況の中では、今回の訓練は非常に緊張感を持った訓練として、取り入れられたとこういうような状況でございますので、想定そのものが違っていたとご判断いただければと思います。

○議長(中山一夫君)

仲尾農林商工部長。

○農林商工部長(仲尾博和君)

農林商工部の仲尾でございます。

ただいまの今回の台風が宇陀市の観光にどのような影響を与えたかというところでございますけれども、この台風が通過した時期の8月30日から9月5日とほぼ9月の始でございました。実は8月の夏休みシーズンが終了いたしますと、9月につきましては、例年観光客が少ないという傾向が多くなるようでございます。但し交通関係につきましては、崩土除去等々で交通の便に不便をきたすことはなかったと思っておりますけれども、シーズン的なこともございますので、それほど影響はなかったというふうには思っておりますけれども、そういうシーズン的なこともございますので、それほどの影響はなかったというように、このように考えております。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

高見議員。

○2番(高見省次君)

台風12号関連の影響ということでご答弁をいただきましたが、防災訓練は大震災、また次に向けて検討をしていただいたらと思います。

たまたま昨日県会議員の報告会がございまして、そこで研修会のようなことも大学の先生を招いてされました。議員の方も何人かいらっしゃったと思いますけれども、やはり想定外を前提に大震災が発生した時、住民の命をどのように守るのかということです。

減災ということは、市長も来年の予算の編成に向けてもしっかりとトップに打ち出されております。そういう意味では、防災意識をどう向上をしていくのか。昨日も内閣府の調査では、半分の方が災害にあっても自分は被災をしないという意識をもっておられる結果が出ているようです。あるいは、災害時に要援護者をどう把握して、具体的にマップにしているところもあるということです。

それから特におっしゃっていましたのは、生存された方のその理由は、自力が3分の1、家族に助けていただいた方が3分の1、残りの3分の1が隣人とか友人とかいうことです。

つまり、今までの経験では公的な救助というものをなかなかあてにはできないという結果が出ているとそういうこともございました。いろいろな震災の検証、分析が専門家などでされております。そういうことを是非活用をしていただいて、避難場、仮設住宅をどうしていくのか。食事管理、衛生管理、健康管理、それぞれの段階でのシミュレーションが非常に重要であるとおっしゃっておりました。私もそうだと思います。今、ご答弁をいただきましたように、自主防災の組織化も含めて、地域で参加型のものも取り入れてとお話しもいただきましたので、是非次回の訓練は、そういう形で検討をしていただきたい。準備をしていただきたいと思います。

観光の方ですが、夏休みが終わったからそれほど影響はなかったのではということでしたが、この奈良新聞の9月29日の記事に県南部に対して、県がいろいろと対策を講じている。11月にプレミアム旅行券を発行されるということで、2000円分、1万円の券を8000円で販売され、2000円を県が負担すると出ています。使える宿泊施設に宇陀市も入っています。こうしたことに対してどういうように市として、県も一生懸命にといいますのは、私もお聞きしますと大阪等の他の地域方々は、十津川で大きな被害があった。十津川は、奈良県南部。宇陀市も奈良県の南部という一緒のイメージです。ですから自粛になってしまいます。そこをどのように払拭するかということを、しっかりとメッセージを考えて発信をしていかないと、宇陀市も奈良県南部だから被災されて、今はそこに遊びに行くのをどうかと思うという方がたくさんいらっしゃいます。ですからそのことをよく考えてメッセージを出していただきたい。県もそういう対策を打とうとしていますので、今、認識はいただいてどうなのかなあ、私は危機感が足りないと感じましたが、県がこれほどやっていただいているわけですから、どういう対策を話し合いながらやっていただくのか、最後にお願いをしたいです。

○議長(中山一夫君)

仲尾農林商工部長。

○農林商工部長(仲尾博和君)

先ほどのプレミアムの件ですが、ただいま県と協議をいたしています。申しますのは、先に発表されまして、後で「宇陀市の宿泊所はどこですか。」という問い合わせもございましたので、そのへんも含めて各宿泊施設に打診をしてきたり、意向を聞いているところでございます。そのへんについては、ただいま手続き中というふうに申し上げるしかないのかなあと思っております。その分で私どもが乗っかられる部分は乗っかっていきたいというふうに思っています。

それと後の1点は、先ほどの答弁の中で南部地域のことについて、配慮が足りなかったこは深くお詫びを申し上げたいと思います。

以上です。

○議長(中山一夫君)

他にございませんか。

山本繁博議員。

○12番(山本繁博君)

高見議員の関連質問ではありませんが、この12号台風で本当に観光の名称に隣接をする道も破損しました。そして家の前の雍壁が崩れよそに出ていった方がよく、このようなところで住む事もいやとおっしゃる方もいました。そしてその雍壁を修理するのであれば、そのお金でよそで住みますと言われる方もおられます。だから高見議員もそのようにおっしゃったと思います。

9月20日に激甚指定をされています。その時になぜ即急に全員協議会、あるいは議長が市長に「専決処分でどうですか。」というお話し、議長が「どういうようにお諮りしましょうか。」と言わなかったのか。私は幾度も議長に専決処分でいいのではないですかと言いました。議長がおっしゃることはよく分かります。3億7000万円の金額は大きい過ぎると私も思います。が、しかし激甚指定を受けたのであれば、国からの優遇措置があります。そして何のために財政健全化基金を積み立てされているのですか。このような緊急の場合に使うのと違いますか。私はそのように思っております。そして我々は議員として話しが出来るのも、市長が市長の座に居られるのも市民の皆様のおかけでございます。市民の会社でございます。行政の見張り役として我々は議会に居ます。市民の見方はどのように見ておられるかと言いますと、「なぜ、早急にしていただかなかったのですか。ここまでどうしてほっておいたのですか。」ということをおっしゃいます。「一度見てください。」。議長、議長聞いておられますか。災害の状況を確認された方は何人居られますか。31日の日から菟田野地域事務所長にも聞いていただいたらよいと思いますが、私は、寝ずに待機をしておりました。議会でも早急に対策を考えなくてはいけないと思いました。しかし、議長からの召集はありませんでした。2ヶ月近く放置をしてありました。そうした中で、部長から専決処分でしたほうが良いのではないかという話しがきました。そして私は市長にも専決処分でした方が良いのではないかという話しもされました。がしかし行政側も緊急体制ということを持っていただかなくてはなりません。そして我々議会も行政にまだ反感を買うと言う中で、「なぜほっておいたのですか。」とお尋ねしなければなりません。臨時議会を緊急時に開かれることを聞いたことはありません。だからこれからはこのような災害があった場合は、早急に対応をしなければなりません。これからはもっと論議をしなくてはいけないと、私は思っています。お金の面ではありません。市民の皆さんの力に今はならしていただく時です。我々は普段本当に市民の皆様方には多大なるご尽力を賜っています。議長聞いてくれていますか。行政の皆様も給料がいただけるのは、市民のお蔭です。我々議員も報酬をいただけるのも市民の皆様のお蔭ですよ。議長。分かってくれていますか。我々はこのような事態を招いた時には、早急に市民のことを考えてやらなくてはいけないと思っています。だから市長。このようなことは10年に1回しかこのような危機は来ないと思われたと思いますが、いつ発生するかわかりません。東南海地震もいつ発生するかわかりません。だから緊急時に備えてどのような対応をするか、日夜対策を考えてください。我々議会といたしましても、早急に対策を考えるべきです。よろしくお願いします。

議長が一言言ってもいいのではありませんか。だから議長は我々を束ねてくださる方だから、もっと考えてください。そうですやろ。今は議長の下で我々は働いています。

市長。行政の長として、これから緊急時のどのような対策をとられるかお教えください。

○市長(竹内幹郎君)

今回、臨時議会の開催をさせていただきました。やはり市民の方々は議員がおっしゃるように第1でございますし、いろいろと協力していただいた方については、スピーディーに対応しなければその価値が半減するのではないかと思っております。ですから今回の臨時議会も早急な議決をいただいて、これからまだまだ県、国との交渉が控えております。基本設計もまだまだしなくてはいけません。そしてまた、既に行った事業につきましても支払いがとどこっているという状況でございますので、この議会でご承認をいただき、また、ご議決いただいて、早急に対応をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

○議長(中山一夫君)

他にございませんか。

勝井議員。

○1番(勝井太郎君)

お昼になりましたが、少しお付き合いをお願いしたいと思います。

今回の補正予算と専決処分をされた予算は、基本的には、道路の復旧であったり、農地の復旧とどちらかといえばハード面のことが多いですが、今度何かソフト面の例えば農地の方に対しての支援が必要と思いますが、その当たりどういうふうな仕組みとして、何か支援をしたり、補助金のようなものを用意していたり、この地域で活動をされている方の支援を検討して行っていくのか。今年度行っている事業の一部の予算を流用したり、今年度行っている事業の枠の中で、支援を行うものもきっとあると思いますが、その当たりはどのようになっていますか。この予算書には工事のこととか書いてありませんが、それ以外の支援のあり方についてご説明をいただきたいと思います。

○議長(中山一夫君)

森井農林課長。

○農林課長(森井清秀君)

農林課の森井でございます。

いま、勝井議員さんからのご質問ですが、昨年度農業支援基金を設立させていただきました。

今回の台風におきまして、災害復旧事業としてのらない部分等につきましても、それと農業用施設、農地災害等につきまして、重機借り上げの助成をさせていただいています。施設に関しましても、原材料支給で地元の方も動力を出していただき、市の方は原材料を支給させていただく支援という形で、今回行わせていただいております。

○議長(中山一夫君)

勝井議員。

○1番(勝井太郎君)

ご説明ありがとうございます。

そういう原材料支給を行っていただいて、地域の方が自主的に林道等を直していくことは良いことだと思いますので、行っていただきたいと思います。それ以外にいま、例えば農地が大きく崩れていて、そこを直さなければいけないけれども、目の前にお金のない方も居られるかもしれません。激甚災害指定を受けているので、9割ぐらいの援助はいただけるかもしれませんが、それが確定をするのがかなりの期間がかかり、明日、明後日ではなく何ヵ月後かと思いますので、激甚災害指定を受けながら、支援、直すことを断念するしかを得なかった方が前回の台風の時に出ていたと聞いていますので、そのような方をどのように助けていくのか、緊急的な貸付であったりとか、何かそういうような資金面の支援というもの考えていく必要があると思います。この宇陀市は農業も大変大きな基幹産業の一つですし、財政的にも補助をしていかなくてはいけないと思いますし、直ぐに決定ができるかどうかわかりませんが、何かものを直すだけではなく資金面であったり、ソフト面の支援をできるだけ検討をしていただいて、12月議会でも出てくると思いますが、専決処分や流用で出来るものがあれば行っていただきたいと思います。

○議長(中山一夫君)

他にございませんか。

これをもちまして、質疑を終結いたします。

これより議案ごとに採決を行います。

はじめに、「日程第5、承認第4号、専決処分の承認を求めることについて(平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について)」につきましては、討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

「日程第5、承認第4号」につきまして、報告のとおり承認することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、「承認第4号、専決処分の承認を求めることについて(平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第4号)について」は、原案のとおり承認されました。

次に、「日程第6、議案第61号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について」につきましては、討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決をおこないます。

「日程第6、議案第61号」につきまして、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、「議案第61号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第5号)について」は、原案のとおり可決されました。

次に、「日程第7、議案第62号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について」は、討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決をおこないます。

「日程第7、議案第62号」につきまして、原案のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、「議案第62号、平成23年度宇陀市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について」は、原案のとおり可決されました。

次に、議会運営委員会並びに各委員会における「閉会中の継続審査」については、先の定例議会において議決いただいており、その議決を継続いたしますので、ご承知おき願います。

以上をもちまして、本臨時会に付された事件は、すべて終了いたしました。

それでは、閉会にあたり、竹内市長のごあいさつをお願いいたします。

○議長(中山一夫君)

竹内市長。

○市長(竹内幹郎君)

臨時会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

今期議会に提案をいたしました各議案につきましては、熱心にご審議の上、いずれも原案どおり議決、または承認をいただきました。誠にありがとうございました。

今臨時会は台風12号による災害に対する復旧予算にかかるものであり、市民生活に直接の影響がでるということで、臨時議会を開催させていただきました。今回の議決を持って早急に対応をしたいと考えております。皆様方のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。

晩秋の宇陀市でございます。まだまだきれいな所、イベントなどにご参加いただき、高原の文化都市、初冬の風香る宇陀市を楽しみたいと思います。

議員各位におかれましては、今後とも市政発展のために一層のご支援、ご協力をいただきますようにお願い申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきたいと思います。ご苦労さまでした。ありがとうございました。

○議長(中山一夫君)

閉会にあたり、一言、ごあいさつ申し上げます。

本日、理事者から提案のありました専決処分による一般会計補正予算、及び一般会計補正予算、簡易水道事業特別会計補正予算議案につきまして、議員各位には、極めて熱心にご審議賜り、適切・妥当な結論を得ましたことに対し、重ねて敬意と感謝を申し上げる次第であります。

間近に、12月定例会が迫ってきておりますが、今後、くれぐれも健康にご留意され、ご活躍されますことをご祈念申し上げ、閉会のごあいさつといたします。

これをもちまして、平成23年第2回宇陀市議会臨時会を閉会いたします。

大変ご苦労さまでした。

午後0時08分閉会

お問い合わせ

議会事務局総務課 

宇陀市榛原下井足17番地の3

電話番号:0745-82-5771/IP電話:0745-88-9082

ファックス:0745-82-0139

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