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更新日:2012年2月22日

平成23年9月定例会(第5日目)議事録

本日の会議に付した事件

日程

内容

日程第1

委員長報告 議会運営委員会

日程第2

議案第50号

宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関す

る条例の制定について

日程第3

議案第51号

宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について

日程第4

議案第52号

宇陀市立病院の使用料及び手数料条例の一部改正について

(福祉厚生常任委員会委員長報告)

日程第5

議案第53号

平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)について

日程第6

議案第54号

平成23年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算

(第1号)について

日程第7

議案第55号

平成23年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1

号)について

(予算審査特別委員会委員長報告)

日程第8 認定第1号

平成22年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定について

日程第9 認定第2号 平成22年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入

歳出決算認定について

日程第10 認定第3号 平成22年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定

について

日程第11 認定第4号 平成22年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算

認定について

日程第12 認定第5号 平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決

算認定について

日程第13 認定第6号 平成22年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認

定について

日程第14 認定第7号

平成22年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認

定について

日程第15 認定第8号 平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認

定について

日程第16 認定第9号 平成22年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定

について

日程第17 認定第10号 平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認

定について

日程第18 認定第11号 平成22年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出

決算認定について

日程第19 認定第12号 平成22年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決

算認定について

日程第20 認定第13号 平成22年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定

について

日程第21 認定第14号 平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳

出決算認定について

日程第22 認定第15号 平成22年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定に

ついて

(決算審査特別委員会委員長報告)

日程第23 議案第59号 工事請負契約の締結について
追加日程第1 議案第60号 宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関す

る条例の一部改正について

追加日程第2   特別委員会の設置について
追加日程第3   閉会中の継続調査について(議会改革特別委員会)
日程第24  

閉会中の継続調査について(議会運営委員会)

日程第25

 

閉会中の継続調査について(総務文教常任委員会)

日程第26

 

閉会中の継続調査について(福祉厚生常任委員会)

日程第27

 

閉会中の継続調査について(産業建設常任委員会)

日程第28

 

閉会中の継続調査について(市立病院建設・運営特別委員会)

日程第29

 

閉会中の継続調査について(行財政改革特別委員会)

日程第30

 

閉会中の継続調査について(美榛苑経営特別委員会)

日程第31   議員の派遣について

出席議員(13名)

議員番号 氏名 議員番号 氏名
1番 勝井太郎 2番 高見省次
3番 堀田米造 4番 井谷憲司
5番 上田德 7番 峠谷安寛
8番 大澤正昭 9番 井戸本進
10番 中山一夫 11番 多田與四朗
12番 山本繁博 15番 髙橋重明
16番 小林一三    

欠席議員(2名)

8番、山本良治、14番山本新悟

欠員(1名)13番

説明のため出席した者の職氏名

役職 氏名 役職 氏名
市長

竹内幹郎

副市長 前野孝久
教育長 喜多俊幸    
総務部長 菊岡千秋 企画財政部長 井上裕博
市民環境部長 大西茂 健康福祉部長 覚地秀和
農林商工部長 仲尾博和 建設部長 吉岡博文
教育委員会事務局長 出口裕弘 水道局長 藤本隆志
市立病院事務局長 竹内均 会計管理者心得 栗野肇
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 笹次悟郎 文化スポーツ振興団事務局長心得 中西靖記
大宇陀地域事務所長 南勉 菟田野地域事務所長 徳田準一
室生地域事務所長 松岡保彦 市民環境部環境対策課長 堂芝一成
農林商工部農林課長 森井清秀  

午前10時01分

○議長(中山一夫君)

おはようございます。

議員並びに理事者の皆様方には、御多忙のところ御参集いただきまして、ありがとうございます。

午前10時01分開会

○議長(中山一夫君)

ただいまの出席議員は13名であります。

6番、山本良治議員より病気療養のため、14番、山本新悟議員より一身上の都合のため欠席届が届いております。これを受理いたしております。

定足数に達しております。

ただいまから、平成23年第3回宇陀市議会定例会を再開いたします。

これより日程に入ります。

本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。

 日程第1委員長報告

○議長(中山一夫君)

初めに、日程第1、委員長報告を議題といたします。

9月22日に議会運営委員会が開催され、所管事項について審査いただいておりますので、委員長から報告を受けます。

なお、委員長報告に対する質疑は委員長報告終了後に受け付けます。

議会運営委員会、上田德委員長。

○5番(上田德君)

おはようございます。5番、上田德でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。

9月5日に開会されました第3回定例会も、いよいよあすの予備日を残すのみとなりました。これより、平成23年9月22日本会議散会後、議会第1委員会室において議会運営委員会を委員長、委員全員と議長、理事者側からは竹内市長、前野副市長、喜多教育長、菊岡総務部長、井上企画財政部長、大西市民環境部長、出口教育委員会事務局長の出席により開催をいたしました協議の結果につきまして報告をさせていただきます。

本定例会における追加提出議案について協議を行いました。市長提出予定案件につきましては、その他の議案1件は本日提案され、条例の一部改正1件及び議会提出議案1件については、全員協議会で協議の後に追加提案の予定でございます。

議案第59号、工事請負契約の締結については、本日に提案、質疑、採決をいたします。

次に、宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例の一部改正につきましては、議案第60号として扱い、提案前に本会議を暫時休憩し、全員協議会を行い、本会議再開後、追加提案、質疑、採決を行います。

次に、議長提出予定案件につきましては、特別委員会の設置について、本会議暫時休憩中の全員協議会で議長説明により特別委員会の設置時期、名称及び委員構成等を協議の上、委員各位の同意が得られれば、本会議再会後、追加提案、質疑、採決を行います。

以上協議し、午後6時43分に閉会をいたしました。

簡単でございますけれども、以上で議会運営委員会の報告とさせていただきます。

○議長(中山一夫君)

委員長の報告は以上であります。

これより質疑に入ります。

議会運営委員長の報告に対する質疑を受け付けます。

質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

質疑なしと認めます。

 日程第2議案第50号から日程第4議案第52号

○議長(中山一夫君)

次に、日程に従いまして、日程第2、議案第50号、宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例の制定についてから日程第4、議案第52号、宇陀市立病院の使用料及び手数料条例の一部改正についてまでの条例の制定及び一部改正の3議案を一括して議題といたします。

ただいま議題といたしました3議案につきましては、福祉厚生常任委員会に審査を付託しておりましたので、福祉厚生常任委員長の審査報告をお受けいたします。

7番、峠谷安寛福祉厚生常任委員長。

7番(峠谷安寛君)

議席番号7番、峠谷安寛です。ただいま議長の許可をいただきましたので、福祉厚生常任委員会の報告をいたします。

当委員会は、9月7日の今期定例会第2日目に付託された議案を審査するため、去る9月9日午前10時から第1委員会室にて、全委員と議長並びに市長、関係職員の出席により福祉厚生常任委員会を開催しましたので、その報告をいたします。

まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書により報告いたします。

平成23年9月26日。宇陀市議会議長、中山一夫様。福祉厚生常任委員会委員長、峠谷安寛。

委員会審査報告書。

本委員会に平成23年9月7日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。

議案第50号、宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例の制定について、原案可決。議案第51号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について、原案可決。議案第52号、宇陀市立病院の使用料及び手数料条例の一部改正について、原案可決。

審査の経過については、私と市長のあいさつの後、資料に基づき、各担当部長、課長からの説明後、付託された議案の審議に入りました。

委員各位から多くの質疑がありましたが、主な意見や質問、要望の内容については次のとおりでした。

議案第50号、宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例の制定については、今回問題とされている事象に関しては、県の許可がおりるまでに宇陀市として何らかの手だてはなかったのか。また、なぜ今になって反対住民の声が強くなるまでこの問題をほっておいたのか。

今回問題とされている事象も含め、今後同じような事象が生じた場合は、県の許可がおりるまでに宇陀市担当部署の職員で厳重な監視をしていただきたい。

今回問題とされている事象に関しては緊急対応が必要ということで、本条例の制定について、議案提出という形で9月議会に間に合わせていただいたことに対しては評価する。

宇陀市に許可権限がない状況で、本条例制定後即座に、事前協議書を義務づける云々の件で30万円の罰金を科すという条例改正も計画されている中で、この条例が今後問題とされている事象に対してどれだけの効力を持っているのか。

事前協議等をしなかった場合、罰則となると、逆に言えば事前協議上宇陀市として承諾できない状況になれば、罰則以前の問題として事業できないという認識でよいのか、また、そういう形に持っていくのが理想ではないか。

事業実施の届け出を県へした後に、本条例とは別に実施しようとしている事業に対して土砂法、水道法、道路法等々の付随してくる法令が出てくると思うが、これらについては宇陀市と県との間で調整がとれているのか。

廃棄物の一時保管の定義とはどういうものか、その期間や廃棄物の中身の種類等からどうなっているのか教えていただきたい。

今後条例改正で罰則規定を設けるのであれば、罰則後の措置等について県とも協議をして、しっかりした指導ができるような規則を定めていただきたい。

議案第51号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正については、宇陀市立病院に現在産婦人科がないので、市民からは子どもを安心して産めないところには住めないという声が上がっているが、このことについて市としてはどう考えているのか。

宇陀市立病院が地域の中核病院として機能を果たしていく以上、お産を控えた適齢期の特に若い御夫婦が安心して宇陀市に定住していただける施策を真剣に考えていかねばならない。

宇陀市が若者定住のまちを目指していこうとしている一方、新病院建設後は産婦人科の標榜すら外していこうとしているので、市の方針、施策に大きな矛盾が生じているのではないか。

宇陀市立病院としては、少子化に対する施策が全くないのではないか。

新病院では婦人科という標榜になると思うが、将来産科を設置したいという思いで産婦人科という標榜を残していただきたいのが本音である。

新病院建設と並行して、医師、看護師、事務職員等の入院・外来患者に対する正しい接遇について再度徹底していただきたい。

議案第52号、宇陀市立病院の使用料及び手数料条例の一部改正については、個室の料金について、5250円、7350円に一気に上がった算出根拠は何なのか。

以上3議案について、多くの質問、要望、意見などがありましたが、理事者側の答弁、説明で委員各位おおむね御理解いただきました。

その後、3議案の議決の可否について採決が行われ、それぞれ可決すべきものと決定しました。その後、副委員長のあいさつの後、午後0時44分に終了いたしました。

以上、平成23年9月9日に開催いたしました福祉厚生常任委員会の報告を終わらせていただきます。

○議長(中山一夫君)

以上をもちまして、福祉厚生常任委員長の審査報告を終わります。

ただいまの委員長審査報告に対する質疑を受け付けます。

質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

質疑なしと認めます。

これをもちまして、質疑を終結いたします。

これより、各議案ごとに採決を行います。

初めに、日程第2、議案第50号、宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例の制定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、議案第50号は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。

次に、日程第3、議案第51号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、議案第51号は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。

次に、日程第4、議案第52号、宇陀市立病院の使用料及び手数料条例の一部改正については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する福祉厚生常任委員長の審査報告は原案可決であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、議案第52号は、福祉厚生常任委員長の審査報告のとおり可決されました。

 日程第5議案第53号から日程第7議案第55号

○議長(中山一夫君)

続きまして、日程に従いまして、日程第5、議案第53号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)についてから日程第7、議案第55号、平成23年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの補正予算3議案を一括して議題といたします。

ただいま議題といたしました3議案につきましては、予算審査特別委員会に審査を付託しておりましたので、予算審査特別委員長の審査報告をお受けいたします。

4番、井谷憲司予算審査特別委員長。

○4番(井谷憲司君)

失礼いたします。議席番号4番、井谷憲司でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、予算審査特別委員会の報告をさせていただきます。

当委員会は、9月7日の今期定例会2日目で付託された議案を審査するため、去る9月20日午前10時から市庁舎大会議室において、全委員と議長及び市長、副市長、教育長並びに関係職員の出席により予算審査特別委員会を開催いたしましたので、その御報告をさせていただきます。

まず、審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査報告書に基づき、御報告をさせていただきます。

平成23年9月26日。宇陀市議会議長、中山一夫様。予算審査特別委員会委員長、井谷憲司。

委員会審査報告書。

本委員会に平成23年9月7日に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告します。

議案第53号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)については、原案可決。議案第54号、平成23年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、原案可決。議案第55号、平成23年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、原案可決。

審査の経過につきましては、私と市長のあいさつの後、付託された各議案の質疑に入りました。委員各位から多くの意見がございましたが、主な質問や意見の内容について御報告させていただきます。

議案第53号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)については、歳入について雑入で、自治総合センターコミュニティ助成金の内容について、市債で、今回補正の交付税と臨時財政対策債と繰越金との関連についての質問。また歳入に関連して、今後の交付税が減っていく中での財政運営についての質問がございました。

歳出については、議会費では議員1名減の補正時期についての意見、総務費では自主放送システムのテロップシステムの内容について、また、それに関する市民に向けた情報伝達に関する考え方についての質疑がございました。

その他、コミュニティ助成事業の詳細について、人件費の増減に関する質問、基金積み立てに関する質問がございました。

民生費では、介護保険事業への繰出金の内容について。旧大宇陀人権交流センター測量業務委託に関連して、宇陀市の公有地の有効活用全般に関する質問、意見。

農林水産業費では、農業経営体育成交付金事業について。

消防費では、消防団員公務災害共済掛金の改定について。

そして一般会計の歳出全般では、補正予算としての理事者の政策に関する考え方や今後の提案の仕方について御意見がございました。

議案第54号、平成23年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、歳出で、特定健診等健康管理システム構築事業についての質疑。

議案第55号、平成23年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、歳入で、基金の運営や役割についての質疑等々ございました。

委員会の中では、これら多くの質問、要望、意見などがございましたが、理事者側の答弁、説明におきまして、委員各位おおむね御理解いただいたものと考えております。

その後、議案ごとに採決を行い、それぞれ可決すべきものと決定し、午後1時57分に散会いたしました。

以上で、予算審査特別委員会委員長報告を終了させていただきます。

○議長(中山一夫君)

以上をもちまして、予算審査特別委員長の審査報告を終わります。

ただいまの予算審査特別委員長の審査報告に対する質疑を受け付けます。

質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

質疑なしと認めます。

これをもって、質疑を終結いたします。

これより議案ごとに採決を行います。

初めに、日程第5、議案第53号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。(「議長」と呼ぶ者あり)

8番、大澤正昭議員。

○8番(大澤正昭君)

直ちに採決ということなんですけれども、私1点だけ皆さんにお聞きをいただきたいと思います。といいますのも、この宇陀市内、榛原の中で先日、きょうが26日ですから、きのうおととい24日、この日にもう既に皆様方は御承知かと思いますが、ある年配の女性の方が行方がわからなくなったということで、地域の自治会を含めました消防団、またこの市役所の中でも、きのうおとといということは土曜日の閉庁の時期であったと思うんですけれども、総務を中心に、いろいろ市内の皆さん方に情報を提供しながら捜索ということに当たっていただきました。先ほど申し上げましたように、役所の皆さん方、また議会の皆さん方は既に御承知のことかと思います。

幸いにも昨日御無事で、皆さん方の労が功を奏し発見をされたということで、体にも身体的なけがとかそういったこともなく、無事保護されたという報告を私もいただいたわけなんですけれども、そこで1点なんですけれども、この危機管理ということに関して、当日申し上げましたように、消防団を含めていろんな方が捜索に参加をいただきました。そして宇陀市の防災行政無線も市内の方々に何といいますか、こういった方がいなくなったんですよ、捜索しておりますということの報告をされたということなんですが、それとうだチャン11でもテロップが流されたと、これは私も承知をしておるわけなんですけれども。

そんな中で防災行政無線、これは私が総務部長、また危機管理の皆さん方、市長に対しても、早く取り組むべきであるという提案をしてきたわけなんですけれども、その早く取り組むべき提案と申し上げますのは、既に御承知のとおりであります。この捜索のときに関しましても、防災行政無線から流れます声がわからない、何を言っているのかわからない。例えて申し上げますと、体育館、いろんなこの宇陀市内には体育館があるわけですけれども、そこでマイクを使って体育館の中におられる皆さん方に案内をかけたときに、何といいますか、山びこのような声がぼよんぼよんぼよんと反響といいますか、響いて、何を言うてるのかわからへんな、これもうちょっとマイクがあかんのやろうか、スピーカーがあかんのやろうか、もうちょっと聞こえるようにちゃんとしたらいいのになというような声がよく体育館の中で催しをされたりしたときに聞かされる言葉であります。一向に改善しませんけれども、これも何とかお願いをしたいなと思うところでありますけれども、この防災行政無線に関しましては、非常に市民の皆さん方、心配をされております。非常に重大な、皆さん方が捜索に、また、だれだれAさんという名前を申し上げて、テロップに名前も出ておりました。そういった重大なときに何を伝えたいのかがわからない。一生懸命手を耳に当てて聞いておっても、反響が先ほど申し上げましたようなわんわんわんわんと響いてしまって、何を言っているのかわからない。

それが私は申し上げていますように、この平成23年度、今回の補正予算にしましても書かれておりますように、災害発生時に市民に対し迅速に情報を伝達するためというふうに書かれておるんですが、これは私、失礼な話ですが、総務部長にいつも、言葉で市民を操ってはいけない。情報を伝達する。流していることが、私らは行政として市民の皆さん方に情報を伝達してますがなと。そうではなくて、的確に聞いていただける施策をとっていただかないと、これは私も市長も総務部長も、また危機管理課としても同じ思いだと思います。ここに予算を使わないで、いつ使うんですか。

危機管理というのは、今非常によろしくないんですが、注目をされております。災害であったり、地震であったり、台風であったりと、国民の日本国というこの国を揺るがしております。皆さん神経がびりびりしております。そのときに皆さんが既に御承知のこれは何とかせないかんぞというものを考えていただけなかったら、市民の皆さん方にお与えをする安全・安心というのはどこにあるんでしょう。

私は決して批判をしておるわけでも、おしかりをしておるわけでもございません。今しっかりと、きょうの日になって少し遅いかもわかりませんが、遅くてもやらないよりはまし。しっかりときょうから取り組んでいただきたい。そういったことを皆さん方に再度お気持ちを促して、私の提案ということにさせていただきます。よろしくお願いします。

○議長(中山一夫君)

ただいま大澤議員には、きのうおとといとできた事件について御意見をいただいたわけでございますが、現在予算の採決をしている中でございますので、議員は総務文教常任委員長でありますので、その中において十分協議していただけたらと思います。

それでは、これより議案ごとに採決を行います。

初めに、日程第5、議案第53号、平成23年度宇陀市一般会計補正予算(第3号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、議案第53号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。

次に、日程第6、議案第54号、平成23年度宇陀市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、議案第54号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。

次に、日程第7、議案第55号、平成23年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する予算審査特別委員長の審査報告は原案可決であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、議案第55号は、予算審査特別委員長の審査報告のとおり可決されました。

ここで、次の日程の都合上、10分間休憩いたします。

再開は45分といたします。

午前10時35分休憩

午前10時46分再開

○議長(中山一夫君)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 日程第8認定第1号から日程第22認定第15号

○議長(中山一夫君)

続いて、日程に従いまして、日程第8、認定第1号、平成22年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第22、認定第15号、平成22年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの平成22年度各会計決算認定15議案を一括して議題といたします。

ただいま議題といたしました15議案につきましては、決算審査特別委員会に審査を付託しておりますので、決算審査特別委員長の審査報告をお受けいたします。

15番、髙橋重明決算審査特別委員長。

○15番(髙橋重明君)

おはようございます。議席番号15番、髙橋重明です。ただいま議長の許可をいただきましたので、決算審査特別委員会の報告をさせていただきます。

当委員会は、9月7日の今期定例会第2日目で付託されました議案について審査をするため、去る9月15日、16日の2日間にわたり、午前10時から市庁舎大会議室において、全委員の出席と議長、監査委員及び理事者側より市長、副市長、教育長を初め関係職員の出席により決算審査特別委員会を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。

審査結果につきましては、お手元に配付の審査報告書をごらんいただきたいと思います。

平成23年9月26日。宇陀市議会議長、中山一夫様。決算審査特別委員会委員長、髙橋重明。

委員会審査報告書。

本委員会は、平成23年9月7日に付託された議案を審査した結果、下記のとおり決定したので、会議規則第102条の規定により報告いたします。

記。

事件番号、件名、審査の結果の順序で御報告させていただきます。

認定第1号、平成22年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第2号、平成22年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第3号、平成22年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第4号、平成22年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第5号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第6号、平成22年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第7号、平成22年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第8号、平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第9号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第10号、平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第11号、平成22年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第12号、平成22年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第13号、平成22年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。認定第14号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。最後でございます。認定第15号、平成22年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定。

審査の経過につきましては、私と市長のあいさつの後、付託された各議案それぞれの質疑に入りました。

2日間にわたり、各委員からの質問や意見の内容について主なものを報告させていただきます。

平成22年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定についての歳入では、農耕車両の軽自動車の課税状況について。

市税収入の県平均値と当市の収納率との整合性について。

市税に関する欠損に関する市の考え方や姿勢について。

市税の未納に関する原因や徴収対策について。

市税以外の給食費、保育料や市の使用料に関する未納について。

今後の交付税の動向と財政運営について。

住宅使用料に関する未納の状況について。

ふるさと応援基金の積立状況について。

宇陀市の延滞金の考え方について。

市内公共施設に設置してある自動販売機の設置費用収入に関する管理と考え方について、また、市役所太陽光パネルでの電気料金の考え方についての御意見が出されました。

歳出では、款ごとに申し上げます。

総務費について。

職員研修の実績と今後の職員資質向上と研修強化について。

公共施設における浄化槽の管理と点検手数料の考え方について。

宇陀メディアネットに対する番組制作委託料について。

市庁舎の電気事業者の入札による費用削減について。

自治会に対する連合自治会補助金について。

宇陀市全体のバス事業に関する委託料の関係について。

選挙事務の執行経費に関することについての質疑がなされました。

民生費では、隣保館デイサービス事業と類似する福祉サービスとの整合性について。

宇陀市生活支援ハウスの運営委託料に関することについて。

住宅新築資金特別会計への繰出金の不納欠損に関することについて。

生活保護費の不用額の内容について。

国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計への繰出金に関することについての質疑がなされました。

衛生費については、保健衛生総務費の病院からの流用で94万円の不用額はなぜか。

成果説明書の収集量と収集・運搬費の違いは。

負担金、補助及び交付金の宇陀地区医師会協力金の趣旨は。

斎場管理・火葬業務委託状況の改善について。

各項の委託料はどこへ委託をしているのか、入札は行っているのか。

平成21年10月ごろからプラスチックを一緒に焼却しているが、どれほどの効果が出ているのか。

環境についてのビジョンを持つべきではないか。

生ごみ処理機についてPRをもっとするべきである。

バイオマスタウン構想をすべて連動して行うべきである。

病院費の28節繰出金、運営のための繰出金か、建設のための繰出金か。

健康づくり費、13節委託料の不用額が多いが、本来の目的が達成できているのか等の意見が出されました。

農林水産業費では、大和高原農用地利用増進協議会負担金の内容について。

有害鳥獣防除補助金はどこへ補助するのか、補助した効果はあったのか。

林業土木費、工事請負費の繰越分についての意見が出されました。

商工費では、観光費、委託料、観光案内システム構築事業委託料の具体的な内容は。

商工振興費、委託料の内容は。

阿騎野宿管理費、大宇陀の道の駅にも観光案内所を設置してはどうか。

観光費、委託料の緊急雇用創出事業委託料について。

電動アシスト自転車の購入後の成果と今後の利用促進内容について。

サイクリングロードについて。

観光パンフレットとの更新はどのようにしているのか。

交流人口について。

いろいろな観光施策を行っていく上で、他の部署との連携について質問がされました。

土木費については、高井室生線立木補償について。

まちづくり推進事業全般について。

榛原駅前広場の整備状況について質問をされました。

消防費については、自主防災組織育成事業補助金の基準、手続、仕組みについて。

自主防災組織育成事業補助金の申請件数は。

非常備消防費の団員の条例定数と実動員との整合性について。

防災無線局再免許申請手続委託金の根拠について。

県防災行政無線運営協議会の負担金についての質疑がなされました。

教育費につきましては、菟田野地区東部市民広場整備事業の内容について。

学校建設費、設計監理委託料の不用額について。

市女性の会補助金は、どこに何人ほど入っているのかの質疑がなされました。

災害復旧費、公債費、予備費については特に質問はございませんでした。

歳出全般については、不用額総額の分析はしていますか。

効果的な行政運営によって得られる不用額は評価するが、予算編成時に査定をしていただきたいという質疑がなされました。

次に、平成22年度宇陀市10特別会計についての質疑について御報告申し上げます。

平成22年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計についての質疑はございません。

平成22年度宇陀市営霊苑事業特別会計については、霊苑地の未販売区画数に対する質疑がありました。

平成22年度宇陀市歯科診療所事業特別会計については、歯科診療所医師の処遇に関すること。

診療所の存廃や今後の考え方について。

平成22年度宇陀市国民健康保険事業について、平成22年度宇陀市老人保健事業について、平成22年度宇陀市介護保険事業について、この3件についての質疑はございませんでした。

平成22年度宇陀市簡易水道事業については、簡易水道の未収金の最終的な扱いについて。

簡易水道事業の今後の工事計画や給水区の統合等についての質疑がなされました。

平成22年度宇陀市下水道事業特別会計については、井戸水併用による下水道料金の算定に関することについての質疑がなされました。

平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計については、土地取得事業特別会計の保有する土地資産の有効な活用に関する意見がなされました。

平成22年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計については、特別徴収以外の普通徴収の未納に関することについて。

今後高齢化率が高騰する当市に関しての今後の対応計画についての質疑がなされました。

最後に、企業会計4会計の内容についてでございます。

平成22年度宇陀市保養センター事業特別会計については、美榛苑施設の改修の検討や、今後の施設に関する計画について。

指定管理者の運営状況と今後の運営方針に対する市の考え方について。

指定管理者からの市に対する納付金の考え方についての質疑がなされました。

平成22年度宇陀市立病院事業特別会計については、病院の入院に関する費用等の請求に関する事務の内容について。

入院・外来患者の推移及び病院運営に関する推移の内容についての質疑がなされました。

平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計、それから水道事業特別会計については、特に質問はございませんでした。

以上、多くの質問、要望、意見がありましたが、理事者側の答弁、説明で各委員おおむね御理解をいただきました。

最後に、各会計の決算認定の可否については、先ほどの報告書のとおり採決が行われ、すべての会計の決算認定について、認定されるものと決定いたしました。その後、副委員長のあいさつの後、9月16日午後4時26分に閉会をいたしました。

以上で、決算審査特別委員会の報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○議長(中山一夫君)

以上をもちまして、決算審査特別委員長の審査報告を終わります。

ただいまの決算審査特別委員長の審査報告に対する質疑を受け付けます。

質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

これをもちまして、質疑を終結いたします。

これより議案ごとに討論、採決を行います。

初めに、日程第8、認定第1号、平成22年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定についての討論を行います。

反対討論ございますか。

賛成討論。

1番、勝井太郎議員。

なお、勝井議員からは賛成の立場で討論を行いたいという発言通告書が参っておりますので、許可いたします。

1番(勝井太郎君)

おはようございます。1番、勝井太郎でございます。ただいま議長より許可をいただきましたので、平成22年度一般会計当初決算案に対する賛成の立場で討論をさせていただきたいと思います。

私、勝井太郎は、平成22年度一般会計決算案につきまして認定すべきとし、賛成いたします。

平成22年度の事業は、新規事業を中心に一定の成果を上げたというように評価をしております。

一方で、改善すべき課題も見えてきたというのが素直な印象でございます。よりよい市政運営をしていただくために、改善点については何点か指摘をさせていただきたいと考えております。

市長は宇陀市を取り巻く環境が大変厳しいということを御理解の上で市長へと立候補され、当選をされました。選択と集中を掲げ、市政の運営を進めてこられたと考えております。市民との協働を掲げた上で、まちづくり支援課を設置し、明確に市役所と市民の協働でまちづくりを行うという方針を出されたことについては大変評価をしたいと思っております。協働でまちづくりを進めていくためには、徹底的な情報公開と発信を常に欠かすことができません。市民に参加を促す側である市役所が何をしているのか、市民がわからなければ、協働は立ち行かない。しっかりとした情報発信というものは大変必要でございます。徹底した情報発信というものを意識をしていただきたいと考えます。

また、選択と集中は、かけ声だけになってはいけません。職員300人体制、経常経費の10%カットを当初から掲げておられます。それだけでなく、事業ごとのさらなる見直しについても抜本的に進めていかなければいけません。市役所の現状、いろいろと判断を行う指標がまだ完全に整備がされていない、今まさに取り組んでいるというのが現状でございます。

ただ、無駄のない、効率のよい行政運営を行っていくためには、解決をしていくべき課題はたくさんございます。決算委員会でも指摘をさせていただきましたが、縦割り行政のためにコストがしっかりと把握をされていない事例がございますし、その上で公共投資が行われていたり、複数の部局で同一の事業が行われるというような事例についても幾つか見受けられます。部局を越えた連携や部局を越えた事業の統合についても検討をし、さらに進めていく必要がある、そういうように考えております。

宇陀市役所は今いる職員で改革に取り組まなければいけません。現有戦力で戦い、全員野球で改革を行っていく必要がございます。コンパクトな行政運営を標榜する以上、今まで以上に部局間の協力関係を深めていく必要がございます。市長におかれましては、そして理事者におかれましては、その思いをどうかさらに深めていっていただきたいと思います。

これはもうわかっていることですが、あと5年ほどしますと、合併特例でございます交付税の加算措置がだんだんとなくなってまいります。この対策については後追いになることは絶対に許されません。公有施設の適正化や、施設をつくることから今ある施設を生かすことへ、そして、批判があるかもしれませんが、今行っている事業を総点検をした上で選択と集中をさらに進めていかなければいけません。このタイミングで市長になった竹内市長にしか、これはできないことでございます。どうかその覚悟を持って、市長、そして市長を支える理事者の皆様には、ぜひ覚悟を持ってこの改革に取り組んでいただきたいと思います。そして、このことができるというように私は信じております。そのために、しっかりとした判断をする基準を、そして仕組みをつくった上で、客観的なデータに基づく経営判断を行う体制を築いていっていただきたいと思います。特に市長には、その仕組みをつくった上で後世にもその仕組みを残していく、そのような姿勢をぜひ持っていただきたいと思います。

今、市役所が抱えている問題の多くは職員の資質によるものではなく、市役所内のルールが整備をされていないことや想定していない事態に対応できていないことが原因ではないかと思われます。職員を信じた上で現場の声にしっかりと耳を傾けて、職員が動きやすい、働きやすい体制をつくることは、理事者、そして市長にとっては大変大きな役割であると考えています。部局の現場では、行財政改革を進めるために事務事業の評価の導入や公有施設の適正化といった今後の改革をしっかり検討していく必要がございますし、その改善の流れがだんだんとですが、平成22年度から始まってきていると考えています。しっかりと市民と向き合い、そして時には厳しいことを市民の皆さんに対して伝えなければならない現場に立っている職員のことも、どうか思いやっていただきたいと思います。

そして、市民への説明責任を徹底的に果たしていただきたいと思います。客観的な情報がない中で決定事項だけが伝えられていては、市民は市役所を信頼できるでしょうか。そして、本当にいいのだろうかと思いながら伝えていく職員。これではしっかりとした信頼関係を築くことは難しい。協働をしっかりと行っていくためには、このところをしっかりと改善をしていかなければいけません。市長の明確な経営方針、そして方針を実行するための的確なデータの整備が今後必要になってまいります。繰り返しになりますが、なお一層の市民への情報発信を進めていただきたいと要望いたします。どうか市長、腹をくくってリーダーシップを発揮していただきたいと思います。市長のリーダーシップをもって、この難局を乗り越えていただきたいと思います。

平成23年度も残すところ半期となりました。今後の業務、軌道に乗り、予算編成がそろそろ本格的に始まるころであると思います。もし何か部局の中で課題に気づいているのであれば、それを素直に行政評価に生かしていただきたいと思いますし、予算編成についても決算での意見を参考にした上で生かしていっていただきたいと思います。一層の職員の皆様の奮起を御期待をしたいと思います。

現場を知っているという意味では、皆さんに対して素直に敬意を払いたいと思っています。外へと情報発信をして地域へ飛び出していく。そんな職員さんがさらにふえていっていただきたいと思っております。市役所はチームで事業を進めていくものでございます。しかしながら、個人の力が高まっていけば、一層新しい取り組みや戦術を導入することもできるかもしれません。今後市役所、この市役所のチームのあり方が変わろうとしていることをどうか認識をした上で、地域に飛び出していったり、ほかの自治体や中央省庁の方々と直接つながりを持つような動き、ぜひ職員の皆さんの中で行っていただきたいと思います。そして、そのことは必ずこの宇陀市にとって大きな利益になる、そのように信じております。そして市長を初め、理事者の皆様には、職員の自己研さんについてどうか積極的に奨励をしていただいて、応援をしていただきたいと思います。

最後に、年度末に発生をいたしました東日本大震災の対応について意見を少し述べたいと思います。

宇陀市は、気仙沼を中心として大変厚い支援を行ってきたと思っております。しかし、変わらずにこれからも支援をいただきたいということ、そして、新たに支援に行ったことによって、他の自治体とのつながりもできてきたと聞いております。防災協定の締結なども検討した上で、どうか結んでいっていただきたいと思います。

そして、新エネルギーの取り組みなど、脱原発の流れが出始めておりますので、そのこともしっかりと情勢を見た上で対応を始めていかなければいけません。

最後になりますが、今回の台風、これは昨年のことではありませんが、12号、15号で受けた吉野地域、そしてこの宇陀市内への支援についても万全の体制をしいていただきたいと考えております。

竹内市政も2年目を迎え、3年目へと、これから先さらに発展をさせていかなければなりません。今までよりも一層の部局を越えた市役所全員野球での改善をどうか行っていくことを通して市民の信託にこたえられる市役所になっていくことを祈念をいたしまして、私の決算認定に関する改善点と要望を述べた上で、賛成討論といたします。どうもありがとうございました。

○議長(中山一夫君)

これをもちまして、討論を終結いたします。

これより採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、認定第1号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第9、認定第2号、平成22年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、認定第2号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第10、認定第3号、平成22年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、認定第3号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第11、認定第4号、平成22年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、認定第4号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第12、認定第5号、平成22年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、認定第5号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第13、認定第6号、平成22年度宇陀市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、認定第6号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第14、認定第7号、平成22年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、認定第7号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第15、認定第8号、平成22年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、認定第8号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第16、認定第9号、平成22年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立多数と認めます。

よって、認定第9号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第17、認定第10号、平成22年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立多数と認めます。

よって、認定第10号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第18、認定第11号、平成22年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、認定第11号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第19、認定第12号、平成22年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立多数と認めます。

よって、認定第12号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第20、認定第13号、平成22年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、認定第13号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第21、認定第14号、平成22年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、認定第14号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

次に、日程第22、認定第15号、平成22年度宇陀市水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、討論を省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本案に対する決算審査特別委員長の審査報告は認定であります。

本案を審査報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、認定第15号は、決算審査特別委員長の審査報告のとおり認定されました。

 

日程第23議案第59号

○議長(中山一夫君)

次に、日程に従いまして、日程第23、議案第59号、工事請負契約の締結についてを議題といたします。

事務局長に議案を朗読させます。

増田議会事務局長。

○議会事務局長(増田忠昭君)

失礼いたします。本日お配りしております定例会議案5日目の表紙をめくっていただいたところをごらんいただきたいと思います。

議案第59号、工事請負契約の締結について。

工事請負契約を次のとおり締結したいので、宇陀市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例(平成18年宇陀市条例第53号)第2条の規定により、議会の議決を求める。

平成23年9月26日提出。宇陀市長、竹内幹郎。

1、工事名、大宇陀小学校建設工事1期。工事場所、宇陀市大宇陀西山地内。工事期間、契約締結の日から平成24年12月28日まで。4、契約金額、12億6092万9250円。5、契約の相手方、松塚・ハクリュウ・小松原特定建設工事共同企業体代表者、宇陀市榛原福地610番地の1、松塚建設株式会社代表取締役、松塚幾善。6、契約締結の方法、総合評価一般競争入札。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

理事者から提案理由の説明を求めます。

前野副市長。

○副市長(前野孝久君)

失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第59号、工事請負契約の締結について提案理由の説明を申し上げます。

本件は、宇陀市大宇陀西山地内の大宇陀小学校建設工事1期に係る工事請負契約の締結について、議会の議決を求めるものであります。

大宇陀地域における小学校につきましては、平成20年に大宇陀区小学校再編検討懇話会から出されました答申を踏まえ、教育委員会は宇陀市大宇陀区小学校再編計画を定め、再編事業を進めております。

この計画により、まず大宇陀小学校、守道小学校及び田原小学校の3校を平成22年度から大宇陀小学校に再編統合を行いました。残る野依小学校は、平成25年度から大宇陀小学校に再編統合をすることとなります。

各小学校の再編統合に当たって、現在の大宇陀小学校の校舎は、昭和35年から順次鉄筋校舎に改築してから一番古い校舎で既に50年が経過しており、老朽化が著しいこと、また、現在の校舎では、特別教室や特別支援教室の不足を生じることになります。

このたびの大宇陀小学校の建設は、通学の便宜や地域性、建設費用などを踏まえ、現在と同じ敷地内に新築することとし、児童が安心・安全に勉学やスポーツに励むことができるよう教育環境の整備を図るとともに、地域の防災拠点としての活用を図るものであります。

この工事の施工に当たり、9月13日に総合評価落札方式による一般競争入札を執行いたしました。その結果、施工計画や業者の施工能力など技術提案が宇陀市にとって最も有利であった相手方、松塚・ハクリュウ・小松原特定建設工事共同企業体と、工事期間、契約締結の日から平成24年12月28日まで、契約金額12億6092万9250円で工事請負契約の締結をしようとするものであります。

以上、御審議をよろしくお願いいたします。

○議長(中山一夫君)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑を受け付けます。

質疑はございませんか。

15番、髙橋重明議員。

○15番(髙橋重明君)

ただいまの議案第59号について2点ばかり質問させていただきます。

まず、4番の契約金額でございますが、12億何ぼ、これは本体価格と消費税価格はどうなっておるのか、その区分けはないのか、お伺いいたします。

それから、6番の総合評価一般競争入札ということですが、一般競争入札には何社が参加されたのか、その点について2点だけお伺いいたします。

○議長(中山一夫君)

出口教育委員会事務局長。

○教育委員会事務局長(出口裕弘君)

失礼します。

ただいまの4番の契約金額は消費税を含んでいるかということですけれども、これに関しては含んでおります。

そして、6番の契約締結の方法の中の一般競争入札、ほかにありましたかという質問ですけれども、3業者が名乗りを上げておりまして、ほかに二つの共同企業体が参加しております。

以上です。

○議長(中山一夫君)

15番、髙橋重明議員。

○15番(髙橋重明君)

せっかくですから、消費税価格を含んでおるということで答弁をいただきましたが、では本体価格と消費税価格をちょっと数字をお願いいたします。

○議長(中山一夫君)

出口教育委員会事務局長。

○教育委員会事務局長(出口裕弘君)

申しわけございません、ちょっと今資料を持っておりませんので、恐れ入ります。申しわけございません。

○議長(中山一夫君)

欅建設部監理課長。

○建設部監理課長(欅啓典君)

失礼します。監理課の欅でございます。

ただいま髙橋議員さんの御質問でございますけれども、消費税抜きの価格でございますけれども、12億88万5000円が落札価格でございます。これに消費税を加算した金額が12億6092万9250円、これが契約金額となります。

以上でございます。(「もう1回」と呼ぶ者あり)

消費税抜きの価格が12億88万5000円、これに消費税を加算した金額が12億6092万9250円でございます。

○議長(中山一夫君)

髙橋議員、よろしいですか。

○15番(髙橋重明君)

はい。

○議長(中山一夫君)

ほかにございませんか。

3番、堀田米造議員。

○3番(堀田米造君)

前の委員会のときに、この屋根の件でちょっと質問させていただきましたけれども、複雑な屋根は雨漏りが多いと、簡単な屋根にすれば工事も安く上がります。複雑ならば、雨漏り、工事も手間もかかります。数年前に美榛苑を増築されたとき、玄関周りを増築されたときでも、やはりああいう工事も雨漏りがしております。本体と後からの増築部分も分離しております。そんなことで、この美榛苑は置いておきまして、あのときに要望を出しましたけれども、その後の改善はあったんでしょうか、どうかお願いします。

○議長(中山一夫君)

出口教育委員会事務局長。

○教育委員会事務局長(出口裕弘君)

失礼します。

ただいまの屋根の変更ということですけれども、以前に総務文教委員会の中でお話しさせていただきましたが、屋根の変更というのはできない状況まで来ております。そして建設関係の設計書類も、すべて認可の関係がありますので、出しておる都合で、変更なしということで御了解をいただいたところでございます。

それと、屋根が複雑にあるということでございますけれども、そうではなく、三角屋根を基本とさせていただいております。そして体育館におきましては、真ん中の明かり取りをとっております関係上、段差をつけた屋根になっております。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

3番、堀田米造議員。

○3番(堀田米造君)

一つも改善されてないですやん。先になって雨漏りになったらどうするんですか。その設計変更って、ではそれは向こうの設計書の言いなりですか、これは、図面。講堂とかは一応プラモデルで向こうは持ってくると思うんですけれども、一目瞭然、見たらわかりますやん、その複雑というのは。複雑ということは、やはり込み入ってますねん。込み入ってるということは雨漏りの原因です。

○議長(中山一夫君)

出口教育委員会事務局長。

○教育委員会事務局長(出口裕弘君)

今言われますとおり複雑ではなしに、単純に三角屋根ということと、景観を考えた少し段差をつくった屋根ということで組み合わせをさせてもらっております。防水に関しましては、その辺は考慮した設計となっておりますので、御安心いただけたらと思います。

以上です。

○議長(中山一夫君)

堀田議員、よろしいですか。

○3番(堀田米造君)

はい。

○議長(中山一夫君)

12番、山本繁博議員。

○12番(山本繁博君)

今、堀田議員に関連する質疑ですけれども、菟田野小学校を見ていただきましたね。あそこの施工というのは、設計は東京の中村勉設計事務所でございます。

そんな中で、本当にこれ、屋根がよく似ておるんですよ。堀田議員が言われるとおり、たくさん屋根があります。空間も屋根と窓の空間がありますね。そうしたならば、菟田野小学校は小鳥が入ったり雪が入ったりするんです、廊下にね。こういうような状態でございます。

だから、菟田野小学校というのをよく観察していただいて、把握していただいて、それで考えはったやつですか。今堀田議員が言われるように、確かに雨も小鳥も入ります、雪も。だからそういうようなことを周知して設計されたものでございますか、それをちょっとお答えください。

○議長(中山一夫君)

出口教育委員会事務局長。

○教育委員会事務局長(出口裕弘君)

ただいまの菟田野小学校の内容も含んで考えたかということですけれども、学校の建設に当たりましては、全国多くの学校を手がけている設計業者が考えております。当然その今言われる菟田野小学校だけではなしに、いろんな例を考えながらやっておるところでございますので、特に菟田野小学校ということはなしに、防水に関しても特定の内容にして考えておるものと私は思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

○議長(中山一夫君)

12番、山本繁博議員。

○12番(山本繁博君)

局長、御丁寧に答弁していただきました。

しかし私が言っているのは、本当に重ね妻とかいろいろあります。これは町場の設計なんですよ。言えばね、私は余り建築というのはわからないですけれども、町場の設計とこのように思っております。そして窓がたくさんある、これも水はけも余りない、これはまるきり菟田野小学校と一緒です。

そうした中で、中山間地域なんです、ここは、宇陀市はね。町場ではないんです。だから、そういう町場とやっぱり山間地と同じような考えで設計されたのかどうか、それも聞いていただきましたか。空間がよく、そして景色がいい。それだけでこういう設計をされたのか、それとも今現在の子どもの教育ということでいろいろなことを考えられたのか、そういうようなことを局長、教えていただきたいんです。というのは、今の子どもたちは我々の子どものときと違って本当に本もノートも大きいんです。そうすれば、机も大きい。そしてまた、今2年と3年ですか、一緒に共存をして習うというようなことで、そういうような教室の組み合わせもされています。だから、そういうようなことも考えられてやられたんですか。複式学級というんですか、何か今言われていますよね。そのようなことも考えられてやられたんですか、教えていただきたいです。

○議長(中山一夫君)

出口教育委員会事務局長。

○教育委員会事務局長(出口裕弘君)

失礼します。

まず、この宇陀市の郷土ということで、気候の事柄ですけれども、ちょうど山間部ということ、そして気温は寒からず暑からずというようなところの設計になっております。それと、部屋とかそういうつくりに関する子どもたちの現在に合ったようなつくりになっているのかということですけれども、特にはオープンスペースをたくさん取り入れまして、普通教室が外の廊下と仕切りをとれば開放できて一体となる広いスペースができるというようなことで、グループ学習や発表会など、いろんな学習形態ができるというようなことを特に取り入れさせていただいております。

そして、勉強にもなりますが、太陽光パネルを屋根に取りつけておって、環境学習にも役立ててもらおうと考えております。

少し工夫をしておりますのが地中の熱の利用ということで、地中にパイプをはめ込みまして、その温度差で、冬でありますと熱風になり、夏ですと冷たい風を送ってくるということで、省エネ型を考えております。北側はペアガラスをはめさせていただいております。あと、地場産業の木材を使用して腰板のほうを廊下、教室の腰板を地場産業の板でするということで考えております。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

12番、山本繁博議員。

○12番(山本繁博君)

教育長は、この設計段階からよく知られていると、このように思っております。私はこれをじっと設計段階からを見ておると、ただ部屋の空間だけを重視した建物と、このように思っております。そして、職員室からは運動場が一望できるんですか。運動場を一望できないと、反対に生徒たちが病気になったり倒れたりしても全然わからないんです。そして暴力事件があってもわからないんです。だから、それもちゃんと考えられてやられているんですか、それを教えていただきたいんです。教育長に言っています。

○議長(中山一夫君)

喜多教育長。

○教育長(喜多俊幸君)

まずは大宇陀小学校の建設にかかわりまして、いろいろと御意見をちょうだいし、また御心配をおかけし、ここまでこぎつけられたことに、地域の皆様方を初め、関係者の皆様方にお礼を申し上げて提案をさせていただきたいと、このように思います。

先ほどからの堀田議員、山本議員の御心配をいただいていることにつきまして、まずこの建設にかかわりました場合、初期の段階から行政で独自で進めたものではありませんで、地元の建設検討委員会を立ち上げていただきまして、そこには地元の方あるいは教育関係者、学校関係者、また学識経験者等にお入りをいただきまして、コンセプトを立ち上げて、まいりました。

つまり、何度か説明をしておりますように、大宇陀小学校の建設に当たりまして、基本的なコンセプト、考え方としまして、子どもたちの学習の場、生活の場、これを保障していくというこういうこと、二つ目には地域に開かれた地域と連携する学校を建設をしていくということ、それから三つ目には環境に優しい学校、こういうことをコンセプトとして関係者と十分協議をしてまいりました。それらのことを基本的に据えまして業者に依頼をしまして、今提案をしているようなものでございます。

特に山間部ということで御心配もいただいておりますが、この学校につきましては、通風とか、あるいは採光とかこういうことを十分考えながら、安全で、これからの教育に耐えられるそういう構造、あるいはオープンスペース等を取り入れて、これからの教育課程に耐えられていくこういう設計にしているものでございます。

また、グラウンドとそれから校舎の一体化ということにつきまして、グラウンドやあるいは体育館につきましては、危機管理、避難場所等あるいは地域に開かれたものとして、この建物を利用していただきますし、子どもの安全というものは最優先してまいりますので、職員室からグラウンドを一望できるというこういうことにも重点を持ってきたところでございます。

きょうこれらのことを議員の皆様方にお諮りをして御承認いただけましたら、さらに学校関係者やあるいは地域の皆さん方に説明をさせていただくという予定でございます。

○議長(中山一夫君)

ほかにございませんか。

堀田議員はもう終わっています。

ほかに。

2番、高見省次議員。

○2番(高見省次君)

デザインについては以前から委員会でも御説明があったと思いますので、今また教育長からも概要についてお話を伺いました。私がお伺いしたいのは、契約に至った入札についてでございます。

総合評価一般競争入札ということで、先ほど副市長の提案理由説明では、最終的に宇陀市に最も有利であったというそういう説明だったと思いますけれども、先ほどの御答弁で3社が入札されて今回の会社に決まったということで、宇陀市に最も有利だという点について、もう少し詳しい説明をお願いしたいと思います。

それからもう1点、これは以前も少し説明をいただいていたと思いますが、この財源についてもう1度確認を含めて、財源についてどういう財源をどれだけ使って将来負担がどうなっていくかということをちょっと簡潔にお願いしたいと思います。

○議長(中山一夫君)

井上企画財政部長。

○企画財政部長(井上裕博君)

まずちょっと先に財源のほうを御説明させていただきます。今年度、平成23年度当初予算の数字でざくっと説明させていただきます。

まず国費ですね、大宇陀小学校を建てることに当たっての国費が約20%当たっております。ですから、例えば1億円といたしますと、2000万円が国費ですと。それから残った分に合併特例債を充当いたします。合併特例債は充当率が95%でございます。ですから、残りました8000万円に対しての95%で、これが交付税措置70%ございますので、実質的には私のほうの試算といたしますと、建築費に対しての約、概算ですけれども、72.4%が国費の補助であり交付税措置であるということで、自己負担といいますか、市の一般財源としては28%程度になるのではないかなと、こういうように分析いたしております。

以上です。

○議長(中山一夫君)

吉岡建設部長。

○建設部長(吉岡博文君)

高見議員さんの御質問の宇陀市が最も有利だという御質問なのですけれども、ちょっと総合評価の目的というのを少し説明させていただきます。

総合評価といいますのは、価格だけで今まで評価していた従来の入札方法と違いまして、とにかく工事そのもの自体の品質を高めるということで、新しい技術とかノウハウといったことを価格以外の要素も含めまして評価するということで、総合評価方式ということが全国的に変わってきた入札方法でございまして、3点ございまして、メリットですけれども、品質面で競争させることで公共工事自体の品質を向上させると、それから工事周辺の住民や利用者にできるだけ迷惑をかけない、それから3点目ですけれども、建設業者の育成と技術力の向上ということが総合評価方式を導入した経緯でございます。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

2番、高見省次議員。

○2番(高見省次君)

メリットということは今お伺いしたんですけれども、今回の決定に至った理由というものをちょっとお伺いしたいわけでございます。

それから、財源については市の負担は28%程度ということで、これは合併特例債の7割が交付税措置がされるということですが、これについて将来負担というのは、もう1度確認ですけれども、据え置きが何年で償還が何年ということも、ちょっともう1度確認でお願いしたいと思います。

○議長(中山一夫君)

吉岡建設部長。

○建設部長(吉岡博文君)

先に決定に至った経緯ですけれども、奈良県の建設工事におきましても、5000万円以上が総合評価方式を使いなさいということでございますので、宇陀市におきましても、これを採用させていただきました。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

井上企画財政部長。

○企画財政部長(井上裕博君)

ちょっと私の手元の資料では、今年度の当初予算の事業別シートで試算した数字だということだけ、ちょっと御了解いただきたいと思います。

それと合併特例債ですけれども、合併特例債といいますのは、建物に係る場合は、義務教育の施設ということですので、20年、3年据え置きの20年で償還と、こういうことになります。

将来負担の件ですけれども、今申し上げましたように、今年度の当初予算の分析によりますと、義務教育の施設ということで、国の文部科学省のほうからの補助金が約2割、それから残った金額については、これは新市まちづくり計画に掲げてあります学校の耐震化ということの援用から、大宇陀小学校の建てかえについては合併特例債を適用してあげようと、こういう了解をいただきました。ですので、残った分については合併特例債を充てますと、8割の95%ということになります。それで8割の95%ということでいきますと、その95%の70%が交付税充当ということになりまして、先ほどから申し上げておりますように、トータルしますと国の補助金と交付税の措置で72%、市の単費が28%程度ということで、起債のほうをあと20年償還していくということになります。

以上です。

○議長(中山一夫君)

2番、高見省次議員。

○2番(高見省次君)

将来負担のほうは了解しました。

この総合評価方式の制度は今説明していただいて、奈良県でも国でもやっているという御説明、それは結構なんですけれども、今回の比較を、3社があったということですので比較のいろんな基準があるはずですよね、その総合評価入札のですね。それについて、これは当然今回この入札の結果についての議決ということで、委員会で今まで説明はなかったと思いますので、初めてだと思いますので、やはり資料も含めてこの3社の中での比較、それぞれの基準についてどういう比較で最終的に決定されたかというそういう説明が私は判断するには必要だと考えておりますので、その点についてお伺いしているつもりですので、よろしくお願いします。

○議長(中山一夫君)

欅建設部監理課長。

○建設部監理課長(欅啓典君)

失礼します。

ただいまの御質問でございますけれども、大宇陀小学校の建設事業にかかわりましては、総合評価方式で一般競争入札を挙行いたしました。その中で、技術提案ということで、各業者から提案書をいただいております。その中で大きく分けまして三つあります。品質管理、安全管理、施工管理それぞれにつきまして各会社から、うちの会社はこういうように工夫をして安全管理をする、施工管理をするというようなお題に従いまして各会社から提案をいただいたということでございます。それを総合評価委員会、これは庁内の総合評価委員会の中で採点をし、そして最後に学識経験者の意見を聞きまして、これは県の技術職員さんでございますけれども、その中で判断というか、点数化をしていって、それで最もすぐれたものがただいまの出ております松塚・ハクリュウ・小松原工務店が一番点数が高かったということでございます。

その中の技術提案書の中には企業の施工能力というのもありまして、例えば国のほうからの表彰があるかとか、ISOを持っているかとか、地元に本社があるかとかそういうものがありまして、それぞれ公告の中では出しております。また、結果についてもホームページのほう、また入札掲示板のほうで公表しておりますので、そちらのほうで御確認いただけたらと思います。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

ほかにございませんか。

5番、上田德議員。

○5番(上田德君)

上田でございます。二、三、確認だけさせていただきたいと思います。

既に22年度に総務文教常任委員会のほうでもかなり情報をいただいておりまして、審議をしてきたところでございます。今回12億6000万円余りで、12億6100万円ぐらいで落札されたということでございますけれども、私たちは委員会の中では建てかえ工事の総予算という格好でお示しをいただいておりましたので、本体の建設価格という部分の予算といいますか、そこら辺がわかっておりませんので、もしわかっておれば、今回この工事予定額を幾らにしておられたのか、その結果12億6000万円、税抜きで12億880万円になった、そこら辺の部分をひとつお聞きしたいと思います。

それともう1点、25年度になりましたら、野依小学校も含めましてスクールバスのサービスといいますか、徒歩で学校まで歩いてこられる児童の方ということにはならんと思いますので、そうなりますと、今回建設されました敷地の中でスクールバスをどういった形で運行されるのか。前回の一般質問のときに、スクールバスをある程度のところにとめて、そこから徒歩で小学校まで通学をさせるというようなことのお話もございましたけれども、今回こういった形でスクールバスの導入路につきましては、市長のほうでもいろいろと施策を講じていただいているところでございますけれども、ひとつその点について、どういった形で今後子どもたちが安全にスクールバスの乗降ができ、また通学ができるのか、そこら辺の部分が今回の建設工事の中でどのように生かされたのか、お尋ねをしておきたいと、このように思います。

もう1点、建設予定価格とそれから今回の入札価格、落札価格との間に生じた差額の分についてはどうなるのかなと。まだいろいろと備品購入なり、あるいは周辺整備等々で工事あるいは購入が予定されているのかなというようには思っておりますけれども、建設の総予算の部分で先ほどお尋ねしましたように、工事に係る部分の予定額等々そこら辺の部分、どのように考えておられるのかもお尋ねをしておきたいと思いますので、ひとつ3点についてよろしくお願いします。

○議長(中山一夫君)

出口教育委員会事務局長。

○教育委員会事務局長(出口裕弘君)

予定価格のほうは建設のほうで答えてもらうとします。そして、スクールバスのほうを私のほうで答えさせていただきます。

野依小学校が合併に当たりまして、野依小学校の生徒さんはすべてスクールバス利用ということになります。学校の中の敷地をどのようにされたかということですけれども、ちょうど北側を整備しまして、駐車場を1300平米、約44台とまる駐車場があるんですけれども、ちょうど玄関の前が駐車場で1300平米の駐車場になっております。そこへバスが横着けしまして、生徒をおろしたり乗車したりということで、安全を考えた工夫をしております。

そしてもう一つ、総予算は幾らであるかということですけれども、この小学校建設に当たりまして、総予算を一応18億5000万円ほど組んでおります。今この差額はどうなるかということですけれども、まだまだそれにかかりますので、後のスケジュールがあります。例えば旧校舎の使わなくなった部分、それの取り壊しあるいは運動場の整備、外のフェンス等の外溝整備、それのほうに回す予定をしております。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

吉岡建設部長。

○建設部長(吉岡博文君)

今の上田議員の御質問の今回の建設工事の予定価格でございますけれども、消費税抜きで13億7000万円、消費税込みで14億3850万円でございます。

以上です。

○議長(中山一夫君)

5番、上田德議員。

○5番(上田德君)

今、予定価格とそれから総予算18億5000万円というのをお聞きしたわけです。私たちも18億5000万円やったかどうかは、ちょっと記憶が薄れておりますけれども、こういう全体予算というものについては審議の中でお聞かせをいただいております。今回この予定価格13億7000万円が消費税抜きで、我々審議しておるときは常に消費税抜きの話ということで理解していてよろしいですね。審議の最中に提案される金額というのは、常に消費税が抜けているという感覚でよろしいですね。これはもう常識論ですよ、一般論ですよ。こういう契約になったときは消費税がどうのこうのになりますけれども、予算書に出てくる金額というのは常に消費税抜きの予定金額、それとも消費税が含まれた金額なんですか、その点をもう1度確認しておきます。

その上で、この18億5000万円という当初予算の中で、今建設のほうから予定価格13億7000万円と出ましたけれども、本来この18億5000万円の中に含まれておった建設工事費は幾らなのかということをもう1度設計所管課所のほうで、設計というか、工事立案課所のほうで必ずおさめておられるはずですから、その金額については我々委員会の中では、入札の関係がありますから、そういった細かい部分までは教えられないけれども、総予算の18億5000万円というものの中での建設工事費がどうなっているというような、病院にしましても、65億円という金額しか我々は最後までわかりませんでしたし、その中で建設のための金額というものは、建設費というものは、予算の中でどうであったかということだけをもう1度確認をさせていただきたいと思います。

以上2点お願いします。

○議長(中山一夫君)

井上企画財政部長。

○企画財政部長(井上裕博君)

予算審議の中でということで、今上田議員からお話がありました。予算書、一般会計のほうの、特別会計もそうですけれども、予算書に計上しております数字というのは、すべて消費税込みで計上いたしております。せんだっての決算委員会で、美榛苑の歳入について消費税抜きで計算し直しましたけれども、あれは公営企業としての収入の特殊なケースでございまして、その他一般的な件につきましては、歳出につきましては当然のことながら消費税込みで計上いたしております。

○議長(中山一夫君)

出口教育委員会事務局長。

○教育委員会事務局長(出口裕弘君)

今言われました質問内容は、建設費とその他という分け方でしょうか。設計と建設を外してという意味なんでしょうか。

今18億5000万円の総額を言わせていただきました。その中には、当然工事費がほとんど入っております。その他に例えば解体費用、これも工事のうちに入れさせてもらっています。ただ、言われるように設計料、給食センターの解体あるいは農作物加工場の解体、設計、それと旧校舎の解体、設計、それまでに本日の建設予定の設計料という形があります。その他をきっちりは言えませんけれども、約1億円強ぐらいかかっております。

以上です。

○議長(中山一夫君)

5番、上田德議員。

○5番(上田德君)

お尋ねしておるのは、要は今回12億6092万9250円という金額で落札したわけですけれども、これは当初設計段階で積算されましたときに考えておられた18億5000万円という総事業費の中で積算されている今回の建設工事費との比較をされたときに、どれだけの入札効果があって、先ほど建設部長のほうから消費税込みとなしの金額を教えてもらいましたけれども、その金額が決して当初の18億5000万円の金額ではないと思うわけですね。そのようなものがしっかりと、我々は総工費18億5000万円、先ほど議会事務局長のほうからお示しいただいたように、中身の細部について細かくはそのときは受けられないと、大まかに事業費としてこれだけで、あと工事費はこれだけぐらいで、あとの周辺整備及び備品購入費とかで大体これだけというざくっとしたものが18億5000万円になっておるのではないかと思うわけで、もうわからなければわからないで結構ですけれども、やはり総予算18億5000万円に到達したときの積算金額がやっぱりあるわけですから、そこに戻して今と比べたらどうですかということを私尋ねているわけで、そんなに難しいこともないと思うんですけれども、もしわからなければわからんで結構ですけれども、わからんのであれば、今後やはり皆さん方が出されるいろんな予算書の中身はもっともっと精査せなあかんという話になってきますので、そこら辺のことも含めてちょっと総括的な考え方をお答えいただけますか。

○議長(中山一夫君)

出口教育委員会事務局長。

○教育委員会事務局長(出口裕弘君)

失礼します。先ほどの内容は少し違いましたので、申しわけございません。

現在の工事の予算との差額の部分、どのように全体で影響したかということでございます。言われるとおり、約1億円以上の差額という、余りということになってきております。それは全体の18億円の中で減ったという形になるんですけれども、全体の予定として修正を加えて、本年度、23年度で修正を加えて18億5000万円ということでございます。今回これをさせてもらって、言われるとおり1億円余りが予算が残額ということになってきますので、この18億円の分、さらに17億円になると思うんですけれども、その辺はできるだけ使わない、費用がかさまないように、結果的にはそうさせていただくように調整をしていきたいと思っておりますので、御理解ください。

○議長(中山一夫君)

ほかにございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

これをもちまして、質疑を終結いたします。

お諮りいたします。

本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本件について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、議案第59号、工事請負契約の締結については、原案のとおり可決することに決しました。

ここで午後1時30分まで休憩いたします。

午後0時14分休憩

午後1時30分再開

○議長(中山一夫君)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 日程第24から日程第30まで

○議長(中山一夫君)

続きまして、日程に従いまして、日程第24、閉会中の継続審査について(議会運営委員会)。日程第25、閉会中の継続審査について(総務文教常任委員会)。日程第26、閉会中の継続審査について(福祉厚生常任委員会)。日程第27、閉会中の継続審査について(産業建設常任委員会)。日程第28、閉会中の継続審査について(市立病院建設・運営特別委員会)。日程第29、閉会中の継続審査について(行財政改革特別委員会)。日程第30、閉会中の継続審査について(美榛苑経営特別委員会)。以上7件を一括して上程いたします。

議会運営委員長から会議規則第97条第2項の規定により、次に予定される議会の会期、日程等を審査事件として、また、各委員長からはそれぞれ所管する審査事項について、それぞれ閉会中の継続審査の申し出がありました。

お諮りいたします。

ただいま議題となっております7件について、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、以上7件について、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。

 

 日程第31議員の派遣について

○議長(中山一夫君)

次に、日程第31、議員の派遣についてを議題といたします。

この件につきましては、総務文教常任委員会及び福祉厚生常任委員会並びに産業建設常任委員会の3常任委員会合同で、来る11月10日木曜日から11月11日金曜日の2日間を予定しております。

1日目は熊本県八代市において農林業振興施策について、2日目、熊本県熊本市において防災施策について及び高齢者施策について、以上三つの課題を設定して調査、研究を行うため、議員の派遣の申し出がございました。

この総務文教常任委員会及び福祉厚生常任委員会並びに産業建設常任委員会各委員長より、合同で議員派遣の申し出がありました件について、会議規則第159条の規定により派遣いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、3常任委員長の申し出のとおり、議員派遣することに決定いたします。

追加議案の日程等を審議するため、暫時休憩いたしたいと思います。

議員の皆さん方は全員協議会室に御集合願います。

午後1時33分休憩

午後2時16分再開

○議長(中山一夫君)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。

議事日程についてお諮りいたします。

ただいまお手元に配付いたしております追加の議事日程のとおり、本日の日程に追加し、議題といたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、議事日程を追加することに決定いたしました。

 追加日程(第5号の追加1)第1議案第60号

○議長(中山一夫君)

追加日程第5号の追加1第1、議案第60号、宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例の一部改正についてを議題といたします。

事務局長に議案を朗読させます。

増田議会事務局長。

○議会事務局長(増田忠昭君)

失礼いたします。

ただいま配付のほうさせていただきました議案書の1ページをごらんいただきたいと思います。

議案第60号、宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例の一部改正について。

宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例(平成23年宇陀市条例第15号)の一部改正について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項の規定により、議会の議決を求める。

平成23年9月26日提出。宇陀市長、竹内幹郎。

次に、2ページでございます。

宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例の一部を改正する条例。

宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例(平成23年宇陀市条例第15号)の一部を次のように改正する。

第19条の次に次の1条を加える。

罰則。

第20条、市長が第18条第1項の規定による勧告をした場合において、設置事業者が正当な理由がなく当該勧告に従わないときは、30万円以下の罰金に処する。

附則第1項に次のただし書きを加える。

ただし、第20条の規定は平成24年1月1日から施行する。

附則に次の1項を加える。

3項、第20条の規定の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。

附則、この条例は公布の日から施行する。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

理事者から提案理由の説明を求めます。

前野副市長。

○副市長(前野孝久君)

失礼いたします。ただいま上程いただきました議案第60号、宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例の一部改正について提案理由の説明を申し上げます。

本日議決いただき、公布いたしました宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例は、この条例で定める産廃処理施設の設置に関して、生活環境保全の観点から、紛争の予防を目的として、施設設置に当たっての手続などを定め、関係住民と事業者の円滑な合意形成を図ることを基本としたものであります。

本件は、この条例に罰則を設けるための一部改正について提案させていただくものであります。罰則を設けるに当たっては、その罰則の適用を実効あるものとするため、事務手続として、あらかじめ奈良地方検察庁等と協議することとしております。協議には約一月要し、この定例会の会期中にこの協議を終えたことから、本日提案させていただくものであります。

この条例では、設置事業者が計画書を市長に提出しない場合など、条例で定める手続を行わない場合には、市長は必要な措置を講ずるよう勧告をし、勧告に従わない場合は、その事実を公表することを規定しております。

紛争の予防を図るには、事業者が施設設置の計画段階から関係住民との合意を図りながら進めることが重要であり、そのためには、その手続を担保する必要があることから、事業者がこの勧告に従わない場合は30万円以下の罰金を設けるものであります。

罰金の額につきましては、他の市町村において制定されている条例や廃棄物処理法における罰則の内容を踏まえて規定するものであります。

この条例は公布の日から施行するもので、罰則については周知期間を設けて、平成24年1月1日以後の行為について適用するものであります。

以上、御審議をよろしくお願いいたします。

○議長(中山一夫君)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑を受け付けます。

質疑はございませんか。

15番、髙橋重明議員。

○15番(髙橋重明君)

ただいまの議案第60号について提案理由の説明をいただきました。大変御苦労をなさった結果、罰則規定まで至ったということについては、その努力については私も敬意を表します。

50号の提案についても、そのときに、これではざる法ではないかという指摘が市民からも寄せられておりましたし、私も考えておりましたが、ようやく罰則が設けられたということで、法律の構成要件はこれで整っているとは感じておりますが、ただ、考えますのに、20条の規定の施行前にした行為に対する罰則の適用については適用されないと、従前によるということになりますと、現実に業者は着々ともう工事を進めておりまして、8.5メートルの煙突がもうできております。焼却も始まっています。この行為について行政として指をくわえておるのか。

私は、この50号の提案のときにも、道路法の現行で言う24条の問題、それから水道水源保護条例、いわゆる保護地域であるということの通告を業者に対して、それを業者にどのようにしているのかという質問をさせていただいたと思うんですが、その問題についても再度御答弁をお願いしたいと思います。

○議長(中山一夫君)

大西市民環境部長。

○市民環境部長(大西茂君)

あらゆる宇陀市の法律等をかんがみまして、道路法24条の申請に対する指導あるいはまた宇陀市水道水源保護条例に基づき、このほうも業者に対して計画書を提出するよう通知をしておりますけれども、今まだ現在提出されていないという現状にございます。期限が30日までとなっておりますので、もう少し時間を要すると思います。

以上でございます。

それとあわせまして、道路法24条関係で、この月末には閉鎖してまいりたいと考えております。

○議長(中山一夫君)

藤本水道局長。

○水道局長(藤本隆志君)

ただいまの髙橋議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。

以前お答えもさせていただいたとおりでございますが、この水道水源保護条例にかかわる物件であるので協議をしなさいという通知をさせていただいております。今現在まだ通知に伴いますところの届け出なり協議には至っておらないんですけれども、また再度、先週の9月の20日の日に対象になる旨の通知を事業者側には通知をさせていただいておるところでございますけれども、先ほども申し上げましたとおり、現在のところ協議には至っていないというような状況でございます。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

菊岡総務部長。

○総務部長(菊岡千秋君)

既存の地域の手前に、これまで道路敷として管理していた市の財産がございます。これにつきましては、今現在速やかに普通財産に用途がえをいたしまして、総務部で現在管理をしています。これらについては、地域の方々に有効に使っていただくというようなことを考えています。

それとあわせて業者からは、これまでは道路法の24条の規定によって占有させてくれと、こういう許可の願いが出ていますけれども、これが普通財産となりましたので、当該の業者からは貸してくださいというようなことで申請といいますか、申し入れが来ています。ただ、これらについては要件的にやはり市民のいろんな形で環境やそういった部分で利益を損なうという判断でございますので、市としては、それらの業者には一切その物件については貸さないと、こういうようなきつい対応でいきたいと考えています。

以上です。

○議長(中山一夫君)

15番、髙橋重明議員。

○15番(髙橋重明君)

現行法で可能な限りの努力はされているということを私も理解いたしました。しかし、そこに住む地域住民は本当に迷惑なんですね。私もその直下に住んでおる一市民でございます。

現実に、緑と風薫る宇陀市のまちに私も35年前に引っ越してまいりました。定年後ゆっくり緑豊かな環境で、週休2日制の中で当時生活を送ってきたわけですが、それ以後に農免道路ができて、それから今言う、かつては8年前に山辺三の土地にも建設資材の置き場を設置するというような動きがありました。今回また寝耳に水のようなこういう問題が起こっております。既に煙突では、この中にちょっと行政にも調べていただきたいんですが、県のほうは6月30日に文書を受けておりますね。特定施設設置届出書ということで、M組という形で出ております。所有者は個人の不動産ですが、貸し付けて3社になっております。いわゆる特定施設は1社ですが、あとは産業廃棄物をそこに捨てるという、置くということになっておりますが、この図面、県に出された図面を見ても、現在市が封鎖しようとされております入り口がきちっと書かれておるんですよ。この入り口でやりますといって申請してるんです。それに基づいて県は受け付けているわけです。しかし、事実では市は貸さないと言っていますけど、業者はもう前提で届け出を済ませております。県もそれを受理しておるわけです。

それから、焼却灰はドラム缶に入れ、雨のかからないところに保管しますと。建物はあそこは建てられないんですから、野ざらしで放置されるわけです。そういうことがすぐ直下の風向きによっては市民の、この前の市民の説明会でも、市民は洗濯物なんて汚れるじゃないかという苦情が出ておりましたが、まさに市民が被害を受けるわけです。

特定の何を燃やすのかということでは、木くず85%、紙くず10%、繊維くず5%、この繊維くずというのは、これが一番厄介なことだと思うんですけれども、ダイオキシンが発生するいわゆるものだと私は考えております。

そういう意味では、今もう既に煙突を立てて稼働しておりますので、今やってもらわないと困るわけですけれども、あらゆる方策を使ってでもやってくれというのが市民の願いでございますので、その点、最高責任者である市長さん、どのように考えているのか、もう1度答弁をお願いしたいと思います。

○議長(中山一夫君)

竹内市長。

○市長(竹内幹郎君)

この問題に関しましては、市民の皆様方、また議員の皆様方に大変な御心配をおかけしております。しかし、産業廃棄物の法令の中で、設置も含めて法定の枠内で届け出だけという形の中でされております。ですから、産業廃棄物の法令の中で宇陀市として最適な最大限できる条例を提案させていただいたところでございます。

しかしながら、先ほど話がありましたように、今回の額井の1件につきましては経過中のものでございますので、それ以外の法令の中で対応させていただきたいと思っております。ですから、その問題につきましては、宇陀市の財産が宇陀市の利益を損なうような事業に使っていただいたら困るという基本的な考え方の中で対応させていただきたいと思っております。それは道路法24条でございますし、普通財産にさせていただいて、市民の皆様方とともに利用させていただきたいということでございますし、もう1点は水道水源の保護条例でございます。その3点について今回話をさせていただきたいと思っております。

ところが、今議員の話がありましたように、出入り口そのものは今使っておられますので、先週それに対して閉鎖という形の中で行動をさせていただきました。ところが相手のM業者さんは応じてもらえなかったということで、再度文書による通告と、そしてまた9月30日で閉鎖するということを申し込みまして、9月30日の日に閉鎖に向けて行動を起こしたいと考えております。

しかし、相手のMさんもやはり既設という既得権益を含めて話をされると思いますので、話が流動的になろうかと存じます。ところが、先ほど話がありましたように、宇陀市民の安心・安全を求めるために宇陀市の財産であります公有地を最大限活用させていただきながら、持てる条例も含めて検討させていただきながら対応していきたいと考えております。ですから、市民の皆様方も御協力願いたいと思っておりますし、議員の皆様方に対しましても御理解いただきたいと思っておりますし、一致してこの問題については対応させていただきたいと思っております。

議員おっしゃるように、今、炉自身は届け出だけで今運転中でございます。非常に歯がゆい思いをしておりますけれども、それに対してもしっかり対応するような方向で、入り口を閉鎖するという形の中で阻止していきたいと考えております。ですから、そんなことも含めながら宇陀市として最大限の努力を払いたいと思っておりますので、御理解いただきますようにお願い申し上げたいと思います。

以上でございます。

○議長(中山一夫君)

15番、髙橋重明議員。

○15番(髙橋重明君)

3回目ですので、私もどのようにまとめたらいいか、苦労するわけですが、まさにもう最高責任者である市長が今住民の安全のためにあらゆる手だてを打つということで、私は心強く思っておりますが、業者は30万円の罰金を払ってでも稼働したほうが得だという損得勘定で動きますので、これはそれがまた今の世の中の常識でございます。

今回のいわゆる原発の放射能汚染で、我々も市民も皆、国民一同神経質になっております。例えばそのあたりの放射能のまざった土砂とか建築物をこちらに持ってくるん違うかと、そういう動きもやっぱりちらほら聞くわけでございます。

この中でちょっともう1点お伺いしたいのは、行政は県に対していろんな資料を入手されておられるんでしょうか。私がいただいたのは、市民が1カ月前に情報公開で県庁まで赴いて資料を取り寄せたものを私がまたいただいたものです。その中で、この施設の利用時間は9時から17時まで、月25日、いわゆる日曜しか休まないというこういう計画書を出しているわけです、きちっとね。やはりそこまで綿密に業者は法の盲点といいますか、許す範囲内で最高限度のぎりぎりの稼働で、いわゆる利益を上げようというように考えているわけですから、設備を投資するわけですから、行政が今のような対応では、なかなか従わないのも当然であると私は考えます。

したがいまして、一層の各課が協調して宇陀市の全神経を集中して住民の安心・安全のまちづくりにひとつ邁進していただくことを最後に切にお願いいたしまして、私の3回目の質問を終わります。

○議長(中山一夫君)

ほかにございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

質疑なしと認めます。

これをもちまして、質疑を終結いたします。

お諮りいたします。

本件については討論を省略して、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、直ちに採決を行います。

本件について原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

○議長(中山一夫君)

起立全員と認めます。

よって、議案第60号、宇陀市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決することに決しました。

 

 追加日程(第5号の追加1)第2特別委員会の設置について

○議長(中山一夫君)

続きまして、日程に従いまして、日程第2、特別委員会の設置についてを議題といたします。

特別委員会の設置につきましては、昨年より全員協議会にて協議をいただき、また議会運営委員会で審査をしていただきました議会改革特別委員会の設置について、議長提案とさせていただきたいと存じますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

議会改革特別委員会については、市民の代表機関としての議会の役割を見直し、その責務を明確にしながら議会活動の活性化を図り、議会改革の調査、研究を推進するため、地方自治法第110条及び委員会条例第6条の規定に基づき、議会改革特別委員会を設置するものです。

長期の審査を要しますので、審査が終了するまで設置いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、議会改革特別委員会を設置することに決定いたしました。

委員の選任に当たり、お諮りいたします。

この議会改革特別委員会の構成は9人といたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、議会改革特別委員会の委員構成は9人とすることに決定いたしました。

ここで、9名の委員を選任するため暫時休憩いたします。

それでは、全員全協室へ御参集願います。

午後2時38分休憩

午後2時48分再開

○議長(中山一夫君)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。

委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名いたします。

1番、勝井太郎議員、2番、高見省次議員、3番、堀田米造議員、4番、井谷憲司議員、7番、峠谷安寛議員、9番、井戸本進議員、10番、中山一夫、15番、髙橋重明議員、16番、小林一三議員、以上、指名いたしました方々を選任いたします。

ただいま委員を選任いたしました議会改革特別委員会の正副委員長の互選を行っていただくために、議会改革特別委員会を招集いたしますので、委員は正副議長室に御参集願います。

それでは暫時休憩いたします。

午後2時49分休憩

午後3時10分再開

○議長(中山一夫君)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。

議会改革特別委員会の正副委員長が互選されましたので、御報告申し上げます。

議会改革特別委員会の委員長に井谷憲司議員、同じく副委員長に勝井太郎議員、以上で報告を終わります。

議事日程についてお諮りいたします。

ただいまお手元に配付いたしております追加の議事日程のとおり、本日の日程に追加し、議題といたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、議事日程を追加することに決定いたしました。

 追加日程(第5号の追加2)第1閉会中の継続審査について(議会改革特別委員会)

○議長(中山一夫君)

追加日程第5号の追加2第1、閉会中の継続審査について(議会改革特別委員会)を議題といたします。

ただいま設置されました議会改革特別委員長から会議規則第97条第2項の規定により、所管する審査事項について、それぞれ閉会中の継続審査の申し出がありました。

お諮りいたします。

ただいま議題となっております委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、閉会中の継続審査といたすことに決定いたしました。

以上をもちまして、本定例会に付された事件はすべて終了いたしました。

お諮りいたします。

本定例会の会期は9月27日まででございますが、会議規則第7条の規定により、本日で閉会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(中山一夫君)

異議なしと認めます。

よって、これをもちまして、平成23年第3回宇陀市議会定例会を閉会いたします。

それでは閉会に当たり、竹内市長にごあいさつをお願いいたします。

竹内市長。

○市長(竹内幹郎君)

宇陀市議会の第3回定例会の閉会に当たりまして、一言皆様方にごあいさつを申し上げたいと思います。

今定例会に際しましては、議員皆様の熱心な議論に対し深くお礼申し上げるところでございます。今議会では、補正予算、条例の制定、平成22年度決算認定など多くの議事を提案させていただきました。いずれも御議決または御承認いただき、本当にありがとうございます。

今回提案させていただきました主なものは、産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例を今定例議会で採択をいただきました。この条例は、産業廃棄物処理施設の設置に関して関係住民の参加手続に関するものがないため、今回宇陀市条例として産業廃棄物処理施設の設置計画の事前公開、関係住民の意向反映、紛争の予防に関して必要な事項を定めることにより、いい生活環境を守ることを目的として制定したものでございます。

また、平成23年度補正予算を承認いただきました。近年災害が多く発生し、その情報を的確に知らせることのできるテロップをうだチャンに流せるシステムでございます。早急に事業実施していきたいと考えております。

また、基金も積ませていただき、少しでも宇陀市の財務体質がよくなるよう基金造成をさせていただきました。

また、平成22年度決算は、その県下12市の中で下位グループの財務数値でありましたが、市民の方々、職員の方々の御努力により改善はいたしました。しかし、財政力指数は低下しております。人口の減少に伴う交付税の減額、合併の経過措置などの解消など、宇陀市を取り巻く環境は厳しいものがございます。しっかりとマネジメントしながら対応していきたいと考えるところでございます。

大宇陀小学校の請負契約の承認をいただきました。希望に満ちた学校の建設でございます。平成25年の完成と大宇陀地域の小学校の統合という大きな事業をしっかり管理し、マネジメントしていかなければと思うところでございます。

さて、宇陀市内も豊穣のときを迎え、稲が刈り取られ、悠久の営みがなされております。これから各地で秋祭りも始まります。参加し、ともに楽しみながら、宇陀市のよいところを再発見していただきたいと思うところでございます。

議員皆様に今定例会でいただきました御意見、御要望等を今後の政策に生かせるよう努めてまいりたいと考えております。

よい季節でございます。高原の文化都市、四季の風薫る宇陀市を楽しみながら、また参加しながら、市民の方々とともに、いいまちになるよう頑張っていきたいと考えております。ありがとうございました。

○議長(中山一夫君)

ありがとうございました。

閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

今期定例会は9月5日に招集され、本日まで22日間にわたり、過密な日程の中にもかかわらず、提案されました平成22年度一般会計及び特別会計の決算認定、平成23年度補正予算案のほか、条例の一部改正等数多くの重要案件について、議員各位には終始極めて熱心に御審議賜り、適切、妥当な結論を得ましたことに対し、重ねて敬意と感謝を申し上げる次第でございます。

また、市長を初め執行部の皆様には、審議の間、常に真摯な態度で御協力をいただきましたことに対し、深く敬意をあらわしますとともに、本会議並びに委員会において、議員各位から出されました意見、要望等については、今後十分御配慮の上、執行に当たられますよう強く要望する次第でございます。

最後になりましたが、これから秋も深まり、議員並びに理事者各位には何かと御多忙のこととは存じますが、くれぐれも健康に留意されまして、今後ますます御活躍されますことを御祈念申し上げまして、平成23年第3回定例会を閉会いたします。

ありがとうございました。

午後3時12分閉会

お問い合わせ

議会事務局総務課 

宇陀市榛原下井足17番地の3

電話番号:0745-82-5771/IP電話:0745-88-9082

ファックス:0745-82-0139

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