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更新日:2012年2月22日

第4回審議会

第4回宇陀市総合計画審議会

日時

平成19年11月7日(水曜日)午後2時~午後4時

場所

宇陀市役所4階第2委員会室

内容

  1. 開会
  2. 会議案件
    1. 宇陀市総合計画基本構想・前期基本計画(修正案)について
    2. 宇陀市総合計画答申(案)について
  3. その他

質疑内容

【事務局】

(1.宇陀市総合計画基本構想・前期基本計画(修正案)について説明)

【会長】

ただいまご説明いただきました件につきまして、何かご意見等ございませんでしょうか。

【委員】

人口指標について、定住人口が減少する原因を掘り起こし、ここに提示すべきだと思います。原因を明確にした上で定住人口の確保につなげるべきではないでしょうか。また交流人口は10,000人と予定されていますが、その根拠とされる理由も書き添えておくべきかと思います。

【事務局】

定住人口において、何もしなければ10年後は30,000人という推計の中で、複合的な施策を考慮した上で、3,000人増を目指すというかたちで提示させていただきました。交流人口におきましては、今後定住人口にもつなげていけるよう、宇陀市の持つ自然・歴史・文化などの地域資源を活かしながらまちづくりを進めていく上で設定をさせていただいております。

【委員】

目標を達成するためには、具体的な施策を立て、進めてほしいと思います。

【委員】

体験型農園などを実施して、定住人口の増加につなげていくことが可能ではないでしょうか。今後のスローライフなどの定着などを考えると、体験農業などは人の引っ張りどころであり、都会の人たちもそれを望んでいると思います。

【事務局】

昼間人口ですが、大きくは大阪方面に流れている現状があります。今後、雇用の場の問題や、企業立地条件も加味し、定住人口対策の努力が必要だと考えております。

【委員】

定住人口の増加を考える上では、企業誘致などについても真剣に取組まなければいけないと思います。

【委員】

企業訪問・誘致、学校跡地利用などの庁内に担当プロジェクトチームなどをつくり、もう少し積極的に取組んでいただきたいと思います。

【委員】

企業誘致に関して、庁内で組織的に取り組んでいくことは貴重なご意見だと思います。ただ単に誘致を行うのではなく、誘致に向けて具体的に計画に盛り込み、計画的に実行していく必要があると思います。

【事務局】

現在、県の方で工業団地の計画はありますが、具体的な動きがない状態です。本市としても前向きにとの要望はしておりますが、県の工業団地計画地になっている以上は、本計画に盛り込んでいきたいと思います。その意味で、概要表現になっている状況です。

【委員】

一度だけでなく、何度も県に足を運ぶ必要があると思います。

【会長】

工業団地の話は申し入れ、跡地利用については、庁舎内でも意識共有が必要ということですね。

【委員】

最近、自治会から抜けていく人も増えてきています。人と人とのつながりも薄くなっており、組織的な運営も難しくなっているのが現状です。行政からも積極的な働きかけを行っていただきたいと思います。

【委員】

定住人口3万3千人プラス1万人は、決して多い数字でない。例えば、かつての湯布院や現在の小布施では、住民よりも100倍以上の観光客が訪れています。商業・産業・観光業を活性化し目標に向かうのならば、そのための人材養成も必要。基盤の整備や、もてなしの心が不可欠であり、そのための教育がなされれば、目標達成は可能であると思います。

【事務局】

ご指摘のとおり、基盤整備においての人材教育は、表現の仕方も考えながら、もう少し盛り込んでいこうと思います。自治会の未加入者の問題については、行政側も課題であり、仕事の見直しも必要であると感じており、アピール出来るようにして行きたいです。雇用対策などの組織体制の構築につきましては、検討させていただきます。

【委員】

自治会の問題は、積極的に活動してくれる人なので、一概には言えない。また、もてなしの心等は、心の奥底から出てくるものであり、行政側から押し付けることではないと思います。

【委員】

住民全体で共助の心のレベルが上がれば、次につながる。そのためには、キーマンとなるリーダーを養成し、教育を徹底していただきたいと思います。

【会長】

何事においても、キーマンは必要であると思います。どこか文章に入れていただきたいと思います。

【事務局】

文章にも盛り込んでいく方向でさせていただきます。もてなしの心についても、表現方法を踏まえながら、入れていきたいと思います。

【委員】

病院建設ですが、ハイレベルな内容を目指しているように受け取れます。宇陀市では、運営上厳しいのではないでしょうか。どのようなスタンスで考えているのか教えていただきたい。

【事務局】

地域医療を担う市民病院という位置づけであり、方向性は現状に見合う地域医療です。市民病院につきましては、二次救急であり、それ以上の高度においては、奈良医大にお願いするスタンスで考えております。

【委員】

基本計画の中には市民病院について、「高度専門医療の充実を図る」との文言がありますが。

【事務局】

今の宇陀市の市場(マーケット)も考慮し、そこまでの需要はないと考えております。高度医療については、県下の北部・中部・南部という拠点も考え、機能分担という方向性です。表現も少し考えていただきたいと思います。

【事務局】

この表現が適切であるかは、再度検討いたします。過大な表現でありましたら、修正させていただきます。これまで出たご意見を踏まえ、検討・修正し、最終の修正案を認めていただきたく存じます。

【委員】

榛原駅周辺の南北に通じる道が機能していないように思います。財政難であることもわかりますが、大事な問題であるので、この計画書にも是非盛り込んでいただきたいと思います。

【事務局】

基本計画には、榛原駅周辺を南北でつなぐ道路の重要性も記載しています。立地条件も踏まえて考えると、駅の北側から整備していくことになると思いますのでご理解をいただきたく存じます。しかし、インフラ整備はまちづくりにおいて非常に重要なことでありますので、ただ今のご意見は、基本構想・基本計画・実施計画で参考にさせていただきたいと思います。

【会長】

審議案件の1つ目、「1.宇陀市総合計画基本構想・前期基本計画(修正案)について」他にご意見はございませんでしょうか。無いようであれば、次の審議に進みたいと思います。

【事務局】

(2.宇陀市総合計画答申(案)について説明)

【会長】

ただいまご説明いただきました件につきまして、何かご意見等ございませんでしょうか。

【事務局】

本日ご欠席の委員より、答申案についてご意見をいただいておりますので、発表させていただきたいと思います。「概ね妥当なものと考えます」を「策定しました」。4行目の「本審議会」を「本答申」に変えてはどうかというご意見です。

また、「答申といたします」を「答申します」に変えてはどうか。下記以降について、「新しく市町村合併」を「新しく町村合併」に変えてはどうか。また、「市民の一体感の醸成と地域の均衡ある」を「地域の特性を活かした」に変えてはどうか。「基本構想の将来像である」を「総合計画の将来像である」に変えてはどうか。「地域経済の低迷によって」を「経済環境の低迷が続く結果」に変えてはどうか。「地域力の再生が急務である」を「地域の活性化が急務である」に変えてはどうか。「工業団地誘致を始め」について、工業団地を具体的に書くのかどうかというご意見がございました。

さらに、「主要事業など見直すべきものは見直しを行われたい」を「主要事業の見直しについても検討する必要がある」に、「実施計画の策定を行うとともに、事業の優先性や緊急性、社会情勢の変化に素早く対応し」を「実施計画の策定にあたっては、財政の裏づけと実効性、緊急性を考慮し、また社会情勢等の変化にも素早く対応し」に変えてはどうか。大きくはそのようなご指摘でございます。

【委員】

「少子高齢化社会の進展」について、「進展」でなく「進行」のほうがよいのではないでしょうか。

【会長】

先程のご意見を踏まえ、他にご意見ございませんでしょうか。では、はじめから確認します。「概ね妥当なものと考えます」を「策定しました」についてのご意見についてはいかがでしょうか。

【委員】

たたき台を審議するのであり、策定したということでないと思います。

【事務局】

では原案のままにさせていただきます。

【会長】

「本審議会を充分尊重され」を「本答申を充分尊重され」、また、「答申といたします」を「答申します」についてはいかがでしょうか。

【会長】

皆さまのご意見をまとめ、「本審議会の答申を尊重され、特に下記の事項に留意されるよう意見を付して答申します」でよろしいですか。

【委員】

異議なし。

【会長】

「新しく市町村合併」については、「新しく町村合併」でというご意見です。

【事務局】

「市」は合併していないので、削除いたします。

【会長】

「市民の一体感の醸成と地域の均衡ある」を「地域の特性を活かした」についてはいかがでしょうか。このままの表現でよろしいでしょうか。また次に、「基本構想の将来像である」を「総合計画の将来像である」についてはいかがでしょうか。

【事務局】

大きくいえば「総合計画」と捉えていただければと思っています。

【委員】

「総合計画」でよいのではないでしょうか。

【会長】

2つ目の項目について、「少子高齢化社会の進展」を「進行」に変え、「地域経済の低迷によって」を「経済環境の低迷が続く結果」に変えることについてはいかがでしょうか。

【委員】

同じ意味なので、「地域経済」でよいと思います。

【会長】

「地域力の再生が急務である」を「地域の活性化が急務である」についてはいかがでしょうか。

【委員】

「宇陀力」にもあるように、「地域力の再生」の方が力があるように思います。現行のままでよいと思います。

【会長】

皆さん、「地域力の再生が急務である」のままでよろしいでしょうか。

【委員】

異議なし。

【委員】

「少子高齢化社会」については「化」をとって、「少子高齢社会」にしたほうがよいのではないでしょうか。

【会長】

この一文については、「少子高齢社会の進行や地域経済の低迷によって、本市においては定住・交流人口の増加と地域力の再生が急務である」とさせていただきます。

【会長】

「工業団地誘致をはじめ」を、「ここに工業団地の誘致」と表現してよいのかの意見はいかがでしょうか。

【委員】

2番の後段、文章的には無理があると思う。「定住・交流」でひとつのことを言っているのに、「協働・参画」でまた別のことを言っている気がします。何もかもを一緒にしている感じを受けます。

【会長】

「工業団地及び企業の誘致をはじめさまざまな定住・交流施策の促進を図り、」で一度文章を区切り、「市民との協働・参画を積極的に進め、市民主体のまちづくりを推進されたい」でいかがでしょうか。

【委員】

一度切るほうがよいと思います。

【会長】

皆さん、そういうことでよろしいでしょうか。

【委員】

異議なし。

【会長】

3つ目については、このままでよろしいでしょうか。

【委員】

「策定を行うともに」に「と」がぬけています。「策定を行うとともに」ではないでしょうか。

【会長】

3つ目の3行目については、「策定を行うとともに」でよろしいでしょうか。

【委員】

異議なし。

【会長】

4つ目、5つ目についてはこのままでよろしいでしょうか。

【委員】

戻りますが、2つ目の工業団地・誘致の部分ですが、交流人口の増加を図るのであれば、もう一つ大きな項目である観光振興も入れないといけないと思います。

【会長】

「工業団地の誘致を始め、観光振興やさまざまな定住・交流施策の促進を図り」ということでしょうか。

【委員】

「工業団地の誘致を始め」ではなく、「企業誘致を始め」でもいいかと思います。

【委員】

「工業団地誘致」は「企業誘致」と同じ意味だと思います。

【会長】

それではこの一文については、「企業誘致を始め、さまざまな定住・交流施策の促進を図り、市民との協働・参画を積極的に進め、市民全体のまちづくりを推進されたい」ということでよろしいでしょうか。

【委員】

その中に、「観光振興」はどうしますか。

【委員】

観光振興を言い出すと、「地場産業」も出てきます。

【委員】

大事なことでありますが、特記するのではなく、「さまざま」に含める方が良いと思います。

【会長】

「観光振興」も「地場産業」も全て「さまざま」に入れさせていただきます。これでよろしいでしょうか。では、この後は事務局よろしくお願いいたします。

【事務局】

再度答申案については修正を行い、第5回目までに送らせていただき、ご確認をいただいた後に訂正等があればその場で修正を行わせていただきます。

【会長】

答申案については以上のような段取りで進めてまいります。これで全ての案件の審議が終了いたしました。第5回目に総合計画の修正案ならびに答申案の修正分についてご確認していただき、市長に答申を行いたいと思います。本日はありがとうございました。

(閉会)

 

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政策推進部企画課 

宇陀市榛原下井足17-3

電話番号:0745-82-1362/IP電話:0745-88-9074

ファックス:0745-82-3900

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