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更新日:2012年2月22日

第3回審議会

第3回宇陀市総合計画審議会

日時

平成19年10月10日(水曜日)午後1時30分~午後3時30分

場所

宇陀市役所4階第2委員会室

内容

  1. 開会
  2. 新委員の紹介
  3. 会議案件
    1. 副会長の互選について
    2. 宇陀市総合計画基本構想(修正案)について
    3. 宇陀市総合計画前期基本計画(素案)について

質疑内容

【会長】

では2.宇陀市総合計画基本構想(修正案)について、事務局より説明をしていただきたいと思います。

【事務局】

(2.宇陀市総合計画基本構想(修正案)について説明)

【会長】

何かご意見などございませんでしょうか。

【委員】

合併し21ヵ月経ちましたが、その期間で達成・進行しているものを示していただけないでしょうか。

【事務局】

新市まちづくり計画では、重点項目として「市民病院」「ケーブルTV」「廃棄物等の処理場」「産業支援機構の創設」「基金」など5つ設定していました。特に重点施策として、現在市民病院の整備の実施に向けて進行中です。

ケーブルTVについては、現在工事中です。以上の2点について、特に進んでいる事業となります。また各区において、道路の整備も継続事業というかたちで進めている状況です。

【委員】

自主財源が乏しい中、市民病院の整備に予算を使うことで、一般事業が停滞しないか心配です。市債の発行などを検討してみてはいかがでしょうか。

【委員】

福祉環境の整備については、合併協議会で協議されました事業であります。平成18年度につきましては、市民病院の基本構想が完成し、そして基本設計に入り、具体的なかたちで進んでおります。そして、平成20年度から実施設計に入る段取りとなっています。

一般事業に支障はないかというご質問ですが、しわ寄せがないよう対応するように考えております。また市債の発行については、なるべく発行できるようなかたちで、検討しております。

【委員】

市債を発行するというのは、病院の設備などは、相当な費用がかかると思います。相当な市民に負担がかかるので、これからしっかりと事業を進めてほしいと思います。

【委員】

市民参加型の病院という考え方になっています。また、市債発行というのも検討してまいります。

【委員】

立派な機械を入れるのはいいのですが、医師不足など、中途半端なことはしないでほしいと思う。

【会長】

ご意見ありがとうございました。

【委員】

11ページ、「学校教育の充実」とありますが、学校教育とは、小・中・高のイメージがあるため、「教育環境の整備・充実」と文言は変更できないでしょうか。

【事務局】

この中では、幼・小・中学校を中心としての内容となっています。生涯学習などは、次の項目にしておりますが、全体的なくくりでよろしいでしょうか。

【委員】

具体的になればなるほど、細部に分かれてくると思うのですが、基本として、学校教育としてしまうと就学前の内容が含まれないイメージが感じられました。

【事務局】

この件につきましては、基本計画の方でもご説明をさせていただきますので、皆さまにも見ていただいて、判断してよろしいでしょうか。

【委員】

学校教育は大学も入るのですか。

【事務局】

学校教育法では幼稚園から大学まで入ります。保育所は入りません。内容としては、幼稚園から中学校までとなっています。

【委員】

市街地エリアとして、大宇陀区・菟田野区は指定されていますが、室生区は駅があるにも関わらず、指定されていないのはなぜですか。

【事務局】

都市計画法でいう市街化調整区域として大宇陀区と菟田野区は指定されています。それを明記させていただいたのみであります。今後、用途地域の見直しなど、さらに範囲を広げていくことなどは、個別の都市計画のマスタープランとなります。

現段階では、室生区域まで市街化調整区域を広げるということは聞いておりません。

【委員】

室生区では駅も2つあるなど、土地的な条件を活かし、宇陀市において、プロジェクトチームを結成するなど、企業誘致に取り組んでいただきたいと思います。地域事務所の跡地利用も検討していかなければなりません。

【事務局】

個別の計画の対応ができるように、活力・創造連携ゾーンを拡大し、計画の中にもうたっております。

【会長】

これらの内容は次の基本計画にもうたわれておりますので、また議論を進めることができればと思っています。他に何かございますか。5分ほど休憩を入れさせていただきます。

 

(休憩)

【会長】

では3.前期基本計画(素案)について、事務局より説明をしていただきたいと思います。

【事務局】

(3.宇陀市総合計画基本計画(素案)について説明)

【会長】

この件につきまして、皆さん何かご意見などございませんでしょうか。

【委員】

若者の定住施策や企業の活性化を図るためには、働く場がなければなりません。榛原区については、マンション建設などが進んでいますが、これを施工しているのは市外業者であり、地元には何の恩恵もございません。行政側も積極的に地元業者の支援をしていただければ、活性化につながると思います。

【委員】

若者の定住、工業団地の誘致も活性化につながると思うのですが、県にも圧力をかけないと、市の発展につながらないと思います。行政が何度も県に足を運んでいただき、若者が定着するように進めていただきたい。今後は箱物行政ではなく、充実したまちづくりをしっかりと行っていただきたいと思います。

【委員】

議会の議員についても将来の問題について、もっと積極的に進めてほしいと思います。合併し21ヵ月経ち、庁舎には教育委員会と社協が菟田野区でお世話になっていますが、本来ならば、榛原に本庁舎があるのだから、本庁を拠点にするのがよいと思います。また農林会館はアスベストの問題で閉館していますが、市はすぐに「お金がない」となります。もっと、打てば響く市政をしてもらいたいと思います。

【事務局】

農林会館につきましては、現在閉館しております。アスベストを使用されていましたので、市民の健康を考え閉館している状況です。この問題につきましては、国の補助制度を利用し、12月中には何らかの対応は出来ると思います。

また消防学校の問題は、県議員に相談しています。市の財政難の件については、もともと財政がない町村が合併し、借金と人件費の問題があります。人件費の問題につきましては、現在は600名程度ですが、毎年退職者にて削減していけるので、5~10年後には職員の数も大幅に削減できると思っております。

【委員】

それは計算を間違えているのではないでしょか。早く手を打つ必要があると思います。また菟田野区の小学校について、木造の小学校校舎については、何の手入れもせず放置し、危険ですので、何らかの対策が必要ではないでしょか。

【委員】

草も生えっぱなしで、草を刈る費用がないのなら地域で管理するしかないと思います。侵入者や火災の問題もあり危険が伴うので、緊急に対処していただきたいと思います。

【事務局】

管理を合理的にするように対応したいと思いますが、なかなか細部まで手が回らないのが現状です。また菟田野の小学校は地域事務所が管理となっていますが、出来る限り、前向きに進めたいと思います。

【会長】

市民と行政の協働のまちづくりですので、行政の整備も必要かと思いますが、地域との協力も必要かと思います。

【委員】

基本構想の基本理念の地域力に教育の問題がふれられていますが、ここに教育を入れるのはどうかと思う。何もかも一緒にしてしまうと、異質なものが入っているような気がします。教育について、もう少し光をあてないといけないと思います。

【委員】

基本構想の6ページですが、まちづくり人口について、定住人口が3万人は10年後には切るかと思われます。今後は、まちから出ていかない施策が必要となってくるのではないでしょうか。

住宅開発は難しいと思います。やはり、魅力あるまちづくりのためには何らかのアクションが必要であり、地域再生という文言を入れてほしいと思います。また26ページの3章の県営工業団地の誘致について、もう少し強く表現していただいたほうがよい。

【委員】

総合計画の14ページにある「大宇陀温泉あきののゆ」について、運営としてありますが、内容はどうなっているのでしょうか。

【事務局】

指定管理というかたちになっています。よって、運営とありますが、実際に運営しているのは民間の指定管理業者です。建物は市の持ち物です。

【事務局】

「大宇陀温泉あきののゆ」は旧大宇陀町から指定管理としています。指定管理は、民間のノウハウを活用し、運営するという趣旨であります。運営経費、赤字は民間業者対応で、5年間の契約になっております。

【委員】

運営と記載されていると誤解を招くと思いますので、表現をかえたほうがよいと思います。

【委員】

公園の適正維持管理についてですが、この表現からいうと、場合よっては管理をやめるということもあるのですか。

【事務局】

多数の既存施設の維持管理は、財政にとって大きなネックになっているので、よりコスト削減を図り、適正な管理運営をできるようにという意味です。個別の施設を統廃合するかどうかの結論は、まだ出ておりませんし、現状では地域協議会にも意見を諮らねばなりません。

【委員】

財政が厳しい中で、財政が無いから次のことに打って出られないのが現実だと思います。しかし過去のものもしっかり見直す必要はあります。合併協議会でも、充分の審議もできないまま走ってしまった状態で、現状にいたっています。

合併協議会ではあとに議会・市で審議を重ねるということで、意見も控えた経緯があり、そのことを今見直されているのかが疑問です。必要の無い公園の縮小や経費の見直しも必要だと思います。この総合計画に盛り込まれている内容をすべて行うと予算がかなりかかります。市民も多少の不便は辛抱しないといけません。理想論もいいですが、中身が伴うようにしなければならないといけません。

【委員】

中身の濃い合併協議会を目指し立ち上げたものの、離脱もあり途中停滞してしまいました。その後新たに立ち上げたのが6月です。12月の議会に間に合わすため、急いで協定書を結んだのが現状です。まだまだ調整しなければいけない部分はたくさんあります。新規事業だけでなく、旧町村からの持越し事業も含め、しっかりと見直して行かなければならないと思います。

【委員】

財政難の中、これだけ盛りだくさんの事業をできるのか疑問を持ちます。何が一番重要課題であるか整備し、優先順位をつける必要があると思います。

【事務局】

この総合計画については、基本構想・基本計画以外に、実施計画を策定するように考えています。実施計画については3年間の計画とし、具体的な事業名を明記したものになります。将来の財政的なことも考慮し、現在進めています。

【会長】

本日の皆さまの意見を踏まえ、次回へとつなげたいと思います。

(閉会)

 

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政策推進部企画課 

宇陀市榛原下井足17-3

電話番号:0745-82-1362/IP電話:0745-88-9074

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