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更新日:2012年2月22日

第1回審議会

第1回宇陀市総合計画審議会

日時

平成19年2月19日(月曜日)午前10時~12時

場所

宇陀市役所4階第2委員会室

内容

  1. 開会
  2. 市長あいさつ
  3. 委員の紹介
  4. 会長・副会長の選任
  5. 会長あいさつ
  6. 会議案件
    1. 総合計画策定の経過について
    2. 総合計画策定方針(案)について
    3. 策定アンケート調査結果(中間報告)について
  7. 質疑応答

質疑内容

【会長】

ただいま事務局より説明がありました1.2.3.につきまして、ご質問・ご意見ございましたらよろしくお願いします。

【委員】

アンケート調査についてお聞きしたいのですが、3,000人配布中1,328人の回答がありますが、1,328人の年齢構成はわかりますが、3,000人の年齢構成はわかりますか。

【事務局】

16歳以上の方より無作為に抽出させていただいております。回答をしていただいた方においては、調査書に年齢を書いていただく項目があり、どの年齢に属するかは表記されるのですが、配布した段階では年齢構成はわかりません。

【委員】

報告書の4ページにある年齢層と宇陀市の年齢層の比率は、ほぼ同じですか。

【事務局】

手元に宇陀市のデータがありませんので、把握できませんが、調査に必要なサンプル数はいただいておりますので、宇陀市の人口比率にリンクする年齢構成になっていると思います。今後、そのあたりも調査させていただきます。

【委員】

「あなたの年齢層は」の回答を見ると、50~59歳の回答者が非常に多く、若年層になるにつれて回答者が少なくなっています。これを見れば、仮に「宇陀市が将来どのようになることを期待しますか」というアンケートでは、若年層が低く、50歳以上の回答者が多いとなると、この世代が回答の基本になっているように思えます。今後のことを決める際、将来というものは若い人たちの意見を聞くべきではないでしょうか。

私たちが合併して宇陀市をつくったのは、やはり将来のことを考えてであり、50歳以上の人がただ住むだけの町であれば合併の必要はなかった。合併は将来に対してであり、回答者に若い世代が少ないのは非常に気になります。

【事務局】

16歳以上ということもあり、若年層のアンケート回収率というものはやはり社会調査上低くなってしまいます。中学生アンケートの回答者は、10年後にちょうど人生の転機になる時期かと思います。

その中で将来や今後の市への思いに対して「わからない」という回答が多いのは、今後どうして行くのかにかかってくると思います。それが隠された命題であると考えます。

【委員】

24ページにある中学生アンケートの質問の中で、「将来、宇陀市に住み続けたいですか」の回答は「わからない」が半数近くあります。しかし、このアンケートでは「住み続けたい」が半数以上あります。

50歳以上になれば選択肢がないのだと思います。だからこそ20代、30代の人達の声がもっと上がってこなければ公平を欠くように思います。

【事務局】

一般的なアンケートの傾向から言いますと、現在の社会は価値観や情報の媒体が多様化しており、どのようなアンケートを実施させていただきましても、回収率は以前に比べて下がる傾向にあります。

また、回答者の内訳を見ますと、やはり若年層よりも働いている方、お子さんをお持ちの方など、関心の高い世代が多くなっています。今後若年層の回収率を上げるのは、調査を行う上で、重要な課題と考えております。若年層については、中学生アンケートを実施しておりますので、今後それぞれの世代からのご意見等を踏まえながらまちづくりの調査をしていければと思っています。

【委員】

今後、若年層の意見を集約する調査等は行わないのですか。

【事務局】

若年層のご意見については、中学生のご意見を施策の中で取り入れていければと思っております。

【委員】

アンケートの質問事項や結果を見ますと、結果的には予算のかかることがあがっているかと思います。現在の財政を考えると、推測できる結果であり、計画策定のためのアンケートであれば、もう一工夫欲しかったように思います。

【委員】

今回の施策に対する回答は特例債を使って行った事業があがっているように思います。また、満足度と必要度とありますが、回答率が低くなっています。

【事務局】

満足度と必要度を実施させていただいた理由としては、これまでの総合計画では、「あれも、これも」という考えがあったかと思いますが、今後は財政状況も逼迫している状態であり、そのような中で、満足度が高い部分については継続していかなければなりません。

今回は、市民の方が何を求めているのか、必要度を把握する狙いがあります。総合計画の中では、地域の特性や強みを今後のまちづくりに活かしていければと考えており、「あれも、これも」ではなく、本当に必要なものを把握するために、このような調査内容とさせていただきました。

【委員】

「医療体制の充実」など、もっと満足度が上がってこないといけないと思います。

【委員】

財政状況の厳しさを盛り込んだような設問はできないのですか。難しいことかと思いますが、少しそのような部分も欲しいと感じました。

【委員】

地域協議会は6月に1回あるだけですが、少ないのではないでしょうか。

【事務局】

地域協議会については、新市まちづくり計画の変更が生じた場合、条例により地域協議会にかけなければならないとなっています。

現在は、新市まちづくり計画を変更するという前提ではないですが、総合計画を策定する際に、新市まちづくり計画をどこまで反映することができるか、そのあたりが今後の課題となってくると思われます。今後、具体的な素案が出てきた段階で、具体的には何回とはいえませんが、ご意見をおうかがいするかと思います。

【会長】

地域協議会では、地域に関わる事業の優先などを決めてもらうのですか。

【事務局】

庁内でも、新市まちづくり計画の事業内容を全部総合計画に載せるというご意見もある一方で、現在の財政状況を鑑みて、事業をいくらか絞って載せるという意見があります。事務局としては、合併に伴い、新市まちづくり計画の中に主要施策がありますが、市民の生活に密着していく事業から、優先的に始めたいと考えているので、どれを掲載するというのは検討段階ではありますが、そのあたりをご協議していただくとともに、事業の優先順位をつけられるようなルールもつくっていきたいと思います。

それと、総合計画は、前期5年・後期5年の見直し、さらに実施計画ということで今回は3年ごとに毎年見直しという計画の中で、これは財政状況も含め関係するところでもあり、予算の編成方針にも関わることでありますので、実施する事業については、素案ができた段階でご協議していただきたいと思います。

【委員】

宇陀市の企画調整課は何人で編成されているのですか。

【事務局】

現在は8名です。

【委員】

地域事務所はどうなっているのですか。

【事務局】

地域事務所は、地域振興課があり、企画だけでなく総務・税務等も行っております。総合計画に関係する担当職員は本庁のみです。課長級につきましては、それぞれの専門部会に入っていただき、7部会で約60名です。

【委員】

地域事務所については、早急に閉鎖しないといけません。

【事務局】

行政改革大綱におきまして、地域事務所について組織改革を行うことも盛り込んでおります。

【委員】

合併時の重点項目の中で、病院の建設・整備が一番に協議会にあがったと思いますが、そのあたりには合併特例債は使わないと聞きました。それがどういうことかわかりませんが、事実であるならば、合併協議会の時点で何故わからなかったのでしょうか。

【委員】

病院建設につきましては、懇話会が設置され、病院建設に関わる色々な声を聞かせていただくなかで、基本構想・実施計画へとつながります。

議会として非常に大きな予算が必要となり、財政計画を立てなければならないということで、総務省へ行きました。病院の建て替えについては、4分の1は特例債を使えるということで、聞いてまいりました。全く使えないというわけではありません。

【委員】

そのあたりを聞いておかないと、これからの審議が変わってくるかと思います。

【会長】

他に何かございませんか。

【事務局】

たくさんご意見いただき、一定整理をさせていただきます。10年間の計画で新市の総合計画を樹立していくということで、皆様にお集まりいただきました。その過程の中で大きな課題として、新市まちづくり計画との整合性をいかに図っていくかがございます。新市まちづくり計画については合併前の4町村で、今後宇陀市としてどういったまちづくりをしていくのかとの内容を整備してきたものであります。それにつきましては、今後の総合計画に新市まちづくり計画の主要たる方針というものは、十分活かしながらつなげていきたいと思っています。

ただ、皆様の中でも一部では、合併特例債でやっていく事業は何があるのかという、「事業」の部分が大きくクローズアップされており、その事業そのものが「新市まちづくり計画」であるという受け止めがあるようです。しかし、新市まちづくり計画というものは、合併後、宇陀市がどういうまちをつくっていくかという基本理念の部分が大きな課題としてあります。

そして、それを今後実行していく計画として、合併特例債の事業があがっているわけであり、新市まちづくり計画そのものが、すべての事業というわけではございません。今後、総合計画につきましても、計画の中で、基本理念等をつくっていくわけですが、実施計画の中では、新市まちづくり計画で盛り込んでいた事業を本当に実現していくのかどうかを整理する必要があることをご理解していただきたいと思います。

新市まちづくり計画でうたわれている理念等は、今回の総合計画にも十分に反映しますが、事業の内容については、今後の総合計画と実施計画を検討しながら「できる、できない」の整理をしていかないといけない、このような方針でご理解願いたいと思います。

【委員】

まちづくりにおいて、都市計画も早く進めていく必要があると思います。若者が定住したくてもできない状況にあります。

【事務局】

先週、都市計画の審議会も構成されました。この総合計画と都市計画は同一にリンクされていくことが条件であります。それらとも十分協議を重ねながら進行されていきます。

しかし、基本的にはそれぞれの計画の中で基本となるのが、この総合計画であるというご理解でお願いします。

【会長】

都市計画と整合性をもってやって行きたいということです。時間に限りもございます。他にご意見等がなければこの議題はこれで終わらせていただきます。

【事務局】

本日はありがとうございました。事務局より2点ご相談がございます。この審議会において、記者等の傍聴希望がある場合の対応はどうしていくべきでしょうか。

【委員】

審議途中の内容であり、決定事項でないので、傍聴により記事にされるとするならば、会長、委員長よりこの審議会後に、会見というかたちをとってはいかがですか。

【事務局】

審議途中ということで、傍聴なしということで対応いたします。2点目のご相談ですが、次回の議会に日程にて、5月中旬で予定させていただきたいと思っております。また、日程を調整させていただき、後日ご連絡させていただきます。

(閉会)

 

お問い合わせ

政策推進部企画課 

宇陀市榛原下井足17-3

電話番号:0745-82-1362/IP電話:0745-88-9074

ファックス:0745-82-3900

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