ホーム > 訪問・観光されるみなさんへ > 観光・体験 > エリア案内 > 榛原エリア > 山
ここから本文です。
更新日:2020年4月20日
円錐形の主峰は、その形から「大和富士」ともよばれています。標高812.3mの山頂には小祠(龍王社)があり、旱魃(かんばつ)の時には、降雨を祈る行事(岳のぼり)が行われました。麓の十八(いそは)神社には、「額井」という地名の起源となった井戸があります。
桜井市と宇陀市の境界ともなっている標高734.4mの山で、『古事記』、『日本書紀』、『万葉集』にも登場します。
『万葉集』では、「窺(うか)狙(ねら)ふ跡見山(とみやま)雪のいちしろく恋ひば妹(いも)が名(な)人知らむかも」(『万葉集』巻10・2346)と詠まれています。
『日本書紀』神武天皇4年条には、「乃(すなは)ち霊畤(まつりのには)を鳥見山(とみのやま)の中に立てて、其地(そこ)を号(なず)けて、上小野(かみつおの)の榛原(はりはら)、下小野(しもつおの)の榛原(はりはら)と曰ふ。用(も)て皇祖天神(みおやのあまつかみ)を祭りたまふ」とあります。神武天皇は「敵に勝利し、国を平定、天皇に即位できたのは、皇祖の助けがあってこそ。」と感謝し、鳥見山(とみやま)で皇祖天神を祀る行事を行いました。これに因んで、「鳥見山中霊畤趾(とみのやまなかまつりのにわあと)」と刻まれた顕彰碑が建てられています。
中腹の鳥見山公園は、ツツジやヤマザクラ、秋には紅葉と色とりどりの景色を楽しむことができます。「勾玉池(まがたまいけ)」ではジュンサイやスイレンも見ることができます。また、展望台からは、眼下に宇陀市を一望でき、遠く奈良盆地も眼下に望むことができます。
<アクセス>近鉄榛原駅より「針インター」行バス乗車。「宇陀警察署前」下車、徒歩30分
標高810mの山で、赤埴(あかばね)山ともよばれています。
南東には、伊勢本街道の石割峠があり、東方には三郎ヶ岳(標高878.8m)が聳(そび)えています。
高城岳からの眺め
三郎岳からの眺め
山路(やまじ)岳ともよばれる標高636.9mの山で、山頂には式内社の都賀那岐(つがなぎ)神社が鎮座しています。旱魃(かんばつ)の時には、降雨を祈る行事(岳のぼり)が行われました。
『日本書紀』神武天皇即位前紀では、「楯(たた)並(な)めて伊那瑳(いなさ)の山の木(こ)の間(ま)ゆもい行き目守(まも)らひ戦へば我はや飢(え)ぬ嶋つ鳥鵜飼(うかい)が徒(とも)今(いま)助(す)け来(こ)ね」と謡われ、ここにある「伊那瑳の山」とは、伊那佐山と考えられています。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください