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林業のお仕事

林業では、木を伐採・加工し、実際に建物などになるまでの過程を一般的に川上、川中、川下と表現します。

川上では

木を育て整備し、伐採を行う

川上

川上では、植林した木を長い年月をかけて育て伐採します。

また、森林整備も川上で大切な作業の一つです。
特に重要な作業として間伐(かんばつ)があります。
間伐とは、混み茂った林の一部を、間引くように伐採することです。
木々の間から、地面にまで太陽の光が差し込むようになり、草や低木、動植物が育ち、共存できるようになります。

森林は、降雨を蓄え、ゆっくりと川に流したり、温室効果ガスである二酸化炭素を吸収するなど、自然の循環のなかで、大きな役割を果たしてくれています。
育成林(人工林)において、森林を豊かに成長させ、自然の循環や森林生態系を守るためには、計画的な間伐が大切な工程となります。

川上に関わる人たち

  • 森林組合
  • 森林所有者
  • 林業経営者

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川中では

木材を加工する

育成された木が収穫され、さまざまな形となって日常生活に届けられるように、加工・製材を行います。

木の皮をむき、丸太を磨き上げます。磨き丸太は、床柱などに利用されます。

また、宇陀では表層圧密3連式熱圧ロールを用いた熱圧加工(圧密加工)も行います。
表面だけ硬く丈夫にし、杉・檜の柔らかさ・温かさを残しながら、なめらかで光沢のある丈夫な製品に仕上げています。

川中に関わる人たち

  • プレスカット工場
  • 製材工場

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川下では

木材を使用・活用する

製材工場やプレスカット工場で加工された木材製品は、工務店・建設会社や家具製造業者が仕入れ、加工し、様々な製品へと形を変え、人々の生活に馴染んでいきます。

川下に関わる人たち

  • 製品市場
  • 建築会社
  • 工務店
  • 住宅メーカー
  • 家具製造業者
  • バイオマス事業者

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