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新成人へのメッセージ(2022年1月10日)

新成人の皆さま、おめでとうございます。
名実ともに大人の仲間入りですね。

そこで、皆さまにお願いがあります。
新型コロナウイルス感染症が再び猛威をふるっています。私どもは本日の成人式にあたり、できうる感染対策を行っていますが、みなさまには感染対策は誰かにしてもらうのではなく、自分から行うことをお約束いただきたい。
久しぶりに会う友人との楽しい時間をがまんしていただくのは忍びないところですが、マスク、手指消毒、距離をとる、成人式が終われば、密を避け、速やかに帰路についてください。

昨年の成人式が無事に終えられたことで本日の成人式が開催できました。次の年の人たちのために、新成人の皆さまおひとりお一人が主役である本日の式典を無事にやり遂げようではありませんか。

厳しい時代のなかの船出となりました。今までの価値観や生活スタイル、働く環境が大きく変わりつつあります。皆さまは、前例のない新しい世界を二十歳という若さを力に切り開いていかれることになります。

よく言われる話ですが、「人間には、脳が意識して使う顕在能力と、無意識で使う潜在能力があります。これは氷山に例えられ、私たちにはまだまだ潜在能力が眠っている」と。

ある方がこうおっしゃっています。だから私の子どもには、「あなたならできる。あなたにはまだ使っていない素晴らしい力がある」といつも暗示の言葉を伝えていました。結果が駄目な時だけでなく、良い時も「あなたにはまだまだ素晴らしい力がある」と常に前向きに「できる」というイメージを持たせました。
これは、水泳の池江璃花子(りかこ)さんのお母さんの言葉です。池江選手が天賦(てんぷ)の才能に磨きをかけて素晴らしい成績をあげたのはご承知の通りです。

でも本当の話はこれからです。
池江選手が病から癒えて、やせ細り、体が元に戻っていなくても、圧倒的にスタミナが足りなくても、それでもなお、「自分はできる」と信じたそうです。その心の力が、東京オリンピック出場という奇跡の泳ぎをさせたのではないか、心と体はつながっているのだ。とお母さんはおっしゃっています。

池江さんのお母さんのように、私も皆さまの心の力を信じたいと思います。同じ若者です。「自分の力を信じる」
私はこの言葉を二十歳の門出にみなさんに贈りたいと思います。

話は変わりますが、皆さまがお生まれになった20年前は世界中で、約1400万人の子どもたちが、戦争や病気、貧困などさまざまな理由で、5歳の誕生日を迎えることができませんでした。
皆さんは、こうして二十歳を迎えることができました。周囲の人の助け、自らの生きる力、そして数多くの幸運が重なった奇跡に感謝してください。

「自分の力を信じて」未来を切り拓いてください。おひとりお一人が奇跡的な存在です。ぜひご自分の力を世のため人のために使ってください。そんな皆さまを信頼して、これからの時代を託します。
周りを見回してください。今も多くの先輩たちが皆さまを応援しています。

皆さまお一人おひとりの未来に幸多からんことを願い、私からのエールといたします。二十歳の門出、誠におめでとうございます。

 

令和4年1月10日

陀市長:金剛

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