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更新日:2014年6月30日
平成25年9月6日午前10時開議
議員番号 |
氏名 |
議員番号 |
氏名 |
---|---|---|---|
1番 |
勝井太郎 |
2番 |
高見省次 |
3番 |
堀田米造 |
4番 |
井谷憲司 |
5番 |
上田德 |
6番 |
山本良治 |
7番 |
峠谷安寛 |
8番 |
大澤正昭 |
9番 |
井戸本進 |
10番 |
中山一夫 |
11番 |
多田與四朗 |
12番 |
山本繁博 |
14番 |
山本新悟 |
15番 |
髙橋重明 |
16番 |
小林一三 |
欠員(1名)
13番
役職 |
氏名 |
役職 |
氏名 |
---|---|---|---|
市長 |
竹内幹郎 |
副市長 |
井上裕博 |
教育長 |
石増次郎 |
||
総務部長 |
内田一哉 |
危機管理監 |
亀井一憲 |
企画財政部長 |
栗野肇 |
企画財政部次長 |
森本彰一 |
市民環境部長 |
堂芝一成 |
健康福祉部長 |
森本彦司 |
農林商工部長 |
山本喜次 |
建設部長 |
吉岡博文 |
教育委員会事務局長 |
欅啓典 |
教育委員会事務局参事 |
出口裕弘 |
水道局長 |
堤正明 |
市立病院事務局長 |
吉岡義雄 |
会計管理者心得 |
中西靖記 |
介護老人保健施設さんとぴあ榛原事務長 |
笹次悟郎 |
大宇陀地域事務所長 |
谷口康夫 |
菟田野地域事務所長 | 西角政美 |
室生地域事務所長 | 松岡保彦 | 市監査委員 | 三浦桂太郎 |
午前10時00分
○議長(中山一夫君)
おはようございます。
議員並びに理事者の皆様には、御多忙のところ御参集いただきましてありがとうございます。
午前10時00分開会
○議長(中山一夫君)
ただいまの出席議員は14名であります。
12番、山本繁博議員が午前10時から午後2時までの欠席届を提出されております。これを受理いたしております。
定足数に達しておりますので、ただいまから平成25年第3回宇陀市議会定例会を再開いたします。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
これより議事に入ります。
○議長(中山一夫君)
初めに、日程第1、委員長報告を議題といたします。
本日、9月6日に議会運営委員会が開催されておりますので、議会運営委員長から報告をお受けいたします。
議会運営委員会、峠谷安寛委員長。
○7番(峠谷安寛君)
皆さん、おはようございます。議長に指名をいただきましたので、議会運営委員会の委員長報告をさせていただきます。
本日午前9時より開催いたしました議会運営委員会は、正副議長及び委員の出席のもと、竹内市長、井上副市長、石増教育長、内田総務部長、栗野企画財政部長の出席を求め、市議会第1委員会室で開催いたしました。
委員会報告につきましては、概要をまとめさせていただき、報告させていただきます。
9月4日に提出されました陳情第15号、宇陀市国民健康保険税に関する陳情書については、会議規則第14条の規定により、提出議員1名、賛成議員3名が議案の提出がありましたので、本案は福祉厚生常任委員会に付託いたします。
審議方法につきましては、本会議2日目に提案、質疑、委員会付託を行い、委員会での審議を経て本会議最終日に委員長報告、報告に対する質疑、討論の後、採決を行います。
以上協議し、午前9時55分に閉会いたしました。
以上で議会運営委員会の報告を終わります。
○議長(中山一夫君)
委員長の報告は以上であります。
これより質疑に入ります。
議会運営委員会委員長の報告に対する質疑を受け付けます。
11番、多田與四朗議員。
○11番(多田與四朗君)
ただいま議長の発言許可を得ましたので、一言議会運営委員会委員長に申し上げます。
私も委員ではございますけれども、1時間びっしりといろいろな意見が交換されたわけでございますけれども、結論に至ったあらましの意見をおおむねかいつまんでお申し述べいただければ、視聴者の皆さんもよくおわかりになるだろうと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(中山一夫君)
峠谷安寛委員長。
○7番(峠谷安寛君)
宇陀市国民健康保険税に関する陳情書については、去年の12月に福祉厚生常任委員会のほうに健康保険税に関する内容がございましたのを委員会のほうでは否決ということでございましたのですが、またこういう陳情のほうで今回またございましたということでありますけれども、いろいろきょうも委員会のほうで協議もございまして、確かにこの宇陀市国民健康保険税に関する内容としましては、かなり難しい問題であるということで、福祉厚生常任委員会の委員長のほうからもこういう取り扱いが難しいということで、いろいろ審議はきょうもございましたけれども、一応今度の9日の日に福祉厚生常任委員会のほうの委員長に無理を言ってお願いをいたしまして、いろいろとその中で内容の審議をしていただき、また最終日の日に報告を委員長のほうからしていただきますけれども、内容としてかなり……(発言する者あり)
いろいろちょっとそれはございましたけれども、そういうようなものを話の中にちょっとよう入れさせてはもらえないところですけれども、激論がございましたけれども、できるだけ無理も言いながらも福祉厚生常任委員会のほうに付託という形になりました。(「中身を言わないと一般の視聴者にはわかりませんね。委員長が答えられなければ副委員長、答えられたらどうですか」と呼ぶ者あり)
○議長(中山一夫君)
小林一三副委員長。
○16番(小林一三君)
御指名でございますので、私、副委員長でございますけれども、先ほど行われました議会運営委員会の内容、いわゆるいろんな意見について御質問がございました。御質問されました多田議員も議運の委員でございますので、重々承知をしておられることかと思いますので、主な意見を申し上げます。
まず、1点につきまして、取り扱いについて審議をいたしました。
陳情書として出ておりますけれども、高見議員のほうから提出者という形のほうで今回出てまいりました、この件につきましての審議でございます。まずは、取り扱いにつきましては、先ほど委員長が申されましたとおりでございます。
そして意見といたしましては、さまざまという表現をなされておりますが、本当にいろいろと意見がございました。
一つは、今期その件については本会議場で審議をし、そして本会議場で採決をとっていただく、こういう意見が1点ございました。
また一方では、陳情は請願と同等の扱いという市町村会議規則にのっとり、やはりこういう12月に行われました定例会の中でもいろいろと賛否両論があった中で、やはり再度担当常任委員会に付託をして、そして審議をいただきながら、最終日に採決と、そういう意見あるいはまた、この問題はやはりしっかりと捉えていかなければならない、また、きょうは9時から議運を開催いたしました関係上、時間的にも1時間の時間しかございません。10時になりますと本会議が再開をされまして、そしてその時間に合わさないといかんということで、保留にしてはどうかと、本会議が終わってから再度審議をしてはどうかと、こういう意見も出ました。そしてまた、やはりこの部分については委員長の思いの中で決定をしていただきたい、こんな意見も出ておりました結果、峠谷委員長が付託ということに賛否を問われた中で採決が行われ、そして付託という結果に陥ったことを御報告をさせていただきます。
○議長(中山一夫君)
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
ないようでしたら、以上で委員長報告を終結いたします。
○議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第2、承認第4号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市通勤等対策駐車場条例の一部改正について)を議題といたします。
この承認案件は、過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして質疑を終結いたします。
それでは、日程第2、承認第4号、専決処分の承認を求めることについては、これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
討論なしと認めます。
お諮りいたします。
本案につきましては、採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、直ちに採決を行います。
本案について報告のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(中山一夫君)
起立全員と認めます。
よって、承認第4号、専決処分の承認を求めることについて(宇陀市通勤等対策駐車場条例の一部改正について)は、報告のとおり承認することに決しました。
○議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第3、議案第43号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、多田議員、勝井議員、峠谷議員、井戸本議員、山本新悟議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
2番、高見省次議員。
○2番(高見省次君)
議案第43号について質問させていただきます。
提案理由説明を本会議初日にいただきました。6月の市立病院経営検討委員会だったと思いますが、市長のほうから市立病院の医師の招聘につきまして、これはやはり一定の方針転換だと思いますが、非常勤のお医者様については県立医大以外からも広くお招きしていきたいというそういう方針が示されたと思います。そのことに基づく今回の条例提案だと理解しておりますが、この非常勤の医師ですね、どのような業務をしていただくというお考えなのか、そしてその業務と報酬との関連性について少し詳しく教えていただければありがたいと思います。
○議長(中山一夫君)
吉岡市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(吉岡義雄君)
失礼いたします。病院事務局の吉岡でございます。
ただいま高見議員さんのほうからいただきました御質問の1点目でございますが、今回年俸制という形の雇用形態のほうを御提案させていただいておるところでございます。現在、市立病院におきましては、奈良県立医大の関連病院ということで、常勤医師に関しましては医大から100%医師のほうを派遣していただいております。それが現在医大のほうの医師派遣機能に関しましては、御承知のとおり機能のほうが低下しておって、なかなか医師の派遣がいただけないという現状が、特に地方の病院においては、その影響が顕著に出ておるということでございます。その医師の派遣機能をひたすら待つだけでは、やはり市民の医療に対する期待に応えていけないということで、今回多様な雇用形態ということで、医大以外からも医師の招聘ができるという形の手段を今回つくらせていただくという、こういう条例の趣旨でございます。
それで、今回この制度によりまして確保する医師には、外来の診療、それから病棟の管理、それから当直、救急も含めた当直業務、この業務、現在は当院の常勤医師が病棟管理も含めて業務のほうを行っておりますが、内容的にはほぼ現在の常勤医師と同じ内容の業務をその勤務の中に入れていくという形で考えております。
それから年俸制、今回は上限が2000万円ということで提案のほうをさせていただいておりますが、現在おっていただきます常勤医師の給与水準に、こちらが考えておりますのは、その先生のスキル、能力部分の評価を加味いたしまして、それから世間の民間病院も含めた医師の給与水準、その辺のレベルを今回の一つの年俸の相手との交渉の基準としたいと考えておりますので、おおよそでございますけれども、現在の先生方の年齢ごとのその先生方の年俸、年収におおよそ200万円ぐらいの上乗せ幅で医師のほうを探していくというような形で考えております。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
○2番(高見省次君)
今御答弁いただきましたように、やはり現在そして今後も県立医大との関係というのは非常に重要であるということは変わりないと思います。そういう意味で、病院の運営に当たって、医大との先生との協力関係ですね、新しい先生が医大系以外の先生がいらっしゃって、医大の先生も当然いらっしゃるわけですから、その協力関係をいかにつくっていただけるかということも大事なことかなと思います。
そういう意味で、これは今報酬の面でも御答弁いただきましたけれども、治療の面あるいは医大の医局への説明など、そして雇用期間などそうした面で、どのような調整といいますか、配慮を事務局として考えておられるのか、お伺いしたいと思います。
○議長(中山一夫君)
吉岡市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(吉岡義雄君)
ありがとうございます。
本件に関しましては、市長、院長も含めまして、医大のほうへ医大の学長及びその各医局の教授の先生方に対しまして、医師の招聘の要望のほうはこれまでも重ねてまいりました。その中で、なかなか先ほども申しましたが、医師の派遣機能が低下しておる現状におきまして、医大といたしましても、地域医療を守るために市立病院としても最大限の努力をしていただきたいと、その中には、医大以外からの医師の招聘も含めて何とか地域医療を守っていっていただきたいという話ではございます。
ただ、1点は、医大以外から医師を招聘するというのを過去やったことがございませんので、慎重に、実際にその対象者の方と話ができるようになった段階で、各医局の教授の先生方とも調整を図りながら、医大とのやはりパイプは壊すことはできないということですので、慎重に運ぶ必要があると考えております。
それからもう1点は、年俸を決める段階に当たりまして、現在の常勤医の先生方と余りな乖離ということになりますと、やはり院内での調和そのものが崩れてまいるということになりますので、そういう設定に当たりましても院内での協議調整を経て、せっかく外から医師を招聘しても中での調和が図れないと、こういうことでは、やはり適切な医療の提供ができないと考えておりますので、あくまでも慎重に進めさせていただきたいと考えております。
○議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
○2番(高見省次君)
ありがとうございます。
この課題といいますか、議題につきましては、やはり一番今市民の住民の皆様の関心が高いそういうテーマだと思っております。
医師不足の対応策として、今回一つの方針が条例という形で出されておるわけですけれども、では報酬以外に、関連になりますけれども、お医者様に来ていただくための手だてを現時点で考えておりますでしょうか。
やはり、ドクターのキャリアといいますか、先生方も人生があるわけですので、その中でこうしたところに来ていただいて、そしてキャリアをどう伸ばしていただけるのか、そういうことをしっかりと考えていく必要があるわけです。ですから、住宅であったりですね、もし住んでいただけるのだったら住宅をどうするかとか、あるいは以前から申し上げておりますが、女性の医師であれば、いわゆる両立支援ですね、そうしたことも必要だと私は思います。
そしてもう1点、具体的にどういうルートで探していかれるのか、少し検討している状況がございましたら、例えば情報誌でやっていくのか、あるいは住民の方の御子息の中にも全国各地で活躍されている先生方もたくさんいらっしゃると聞いております。なかなか難しいこともございますが、どういう方向性でお願いしていくのか、現時点でのお考えをお伺いしたいと思います。
○議長(中山一夫君)
吉岡市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(吉岡義雄君)
ありがとうございます。
まず1点は、確かに医師の報酬だけで民間病院と競合していくには、相当なやはり金額的に病院によりますけれども、それこそ2000万、3000万というような話も聞いております。
当院のほうでは、先ほども申し上げましたけれども、現在いらっしゃる先生方とのそれほどの大きな乖離というのは、やはり病院経営上よろしくないということで、特に当直も含めた業務をこなしていただける比較的若い先生を探したいと考えております。
それから、金額だけではなく、それ以外の付加価値をいかにつけて、宇陀市立病院だったらと選んでもらえるかというその一つが、先ほどおっしゃっていただいたような住居に関してのこちらからのあっせんである、それから医師のキャリアアップという意味では、既に市立病院のほうでは勤めながら医大の大学院に通っていただける、そのための入学金も含めた支援制度というのを持っておりますので、仕事をしながらキャリアアップも図れますよと、そういう環境がありますよというそういう付加価値も含めて募集のほうをしてまいりたいと思います。
それから募集の方法でございますけれども、議員のほうからおっしゃっていただきましたように、医師にはダイレクトメールで医師の求人雑誌が直接送られるというそういう現実がございます。そこへ費用的には若干かかりますけれども、そこへの掲載、やっとそこへ掲載して民間との競合が、肩を並べられるという条件が整いましたら、そういうところへの掲載、それから医師の派遣ではなくあっせんをする業者というのが世間には数多くございます。そういうところの利用、そこに登録されている医師に対しまして、こちらの条件と合う医師に関して紹介いただくと。これも有効な手だてだと思いますので、基本この2本立てで当面進んでいきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
5番、上田德議員。
○5番(上田德君)
二、三お尋ねしたいなというように思います。
今回、特別職の職員で非常勤の医師を雇い入れるという方針が定められようとしておるわけですけれども、先ほど高見議員のほうからも質問がございましたけれども、具体的な標榜診療科目の中でどういった医師を求めていこうとされておるのか、もう少し業務ということでいろいろな仕事の中身があるわけですけれども、診療科目の中でどういった医師を求められようとされているのかというのが1点。
それともう1個、過去に私も聞いた話の中でしかわかりませんけれども、美榛苑のときに就業規則がなかったがために、いろいろな後の求人関係を整理されるときにほごが生じておったというようなことも聞いております。
したがいまして、この特別職の職員の非常勤の方々を雇い入れる際の具体的な契約になるのか、それとも条例で定めたところの求人内容になるのか、あるいはまた一般企業で言われるいわゆる就業規則的なものをきちっと作成されて、そういった形の中での雇い入れになるのか、その点をちょっとお尋ねしておきたいなと思います。
それと最後にですけれども、現在いろいろな形で市立病院の医師の先生方が退職をされていかれる、または転院されて後の補充が来ないといった病院の抱える根幹的な課題があるわけですけれども、そういったことが、この特別職の職員を非常勤で雇い入れる、そういう診療に当たっていただけるということで、どの程度解消の見込みが立つのか、そういった部分について、もし御検討をされている資料等がございましたらお示しをいただければと思いますので、この3点についてお尋ねをしておきたいと思います。
○議長(中山一夫君)
吉岡市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(吉岡義雄君)
ありがとうございます。
まず1点目でございます。
まず、今回の年俸制により、どの分野の医者をまず招聘にかかるかと、募集にかかるかということでございますが、既に御承知のことと存じますが、当院9月末をもちまして、一応消化器の先生が開業によりましていらっしゃらなくなるという現状がございます。地域的にやはり高齢者が非常に多い、患者さんのおよそ8割ほどを高齢者の方が占めるというこの地域性を考えますと、やはり生活習慣病と言われる循環器内科系、それから胃や腸やそういった分野の消化器系、この辺は避けては、やはり診療としては成り立たないと考えておりますので、まず第一は、その消化器の内科の先生、それから消化器内科が有効に治療まで進めようとしますと、やはり消化器外科のバックアップがないとなかなか積極的な治療ができないという現実がありますので、消化器外科の先生を現在1名いらっしゃいますけれども、もう1名は増員したいと考えております。まずその分野の手当てを今回の年俸制で行っていくと考えております。
それから2点目の就業規則という件でございますけれども、今回非常勤の特別職ということで条例制定をいたしますが、その結局雇用契約を結びます先生との勤務条件に関しましては、現在作業を進めておりますが、宇陀市立病院嘱託医師の勤務条件等に関する規定という規定を設けまして、その中で任用期間であったり週の勤務時間であったり当直、休日、有給休暇に関しまして、勤務条件について決めていくというように考え、作業のほうを進めさせていただいております。
それから、退職、開業、それに伴う医師の補充が医大からなかなかいただけないということで、現状の医師の体制、この9月末で15名、10月1日からは小児科の常勤の先生が新たに派遣されますので16名という体制でございますが、まだまだ6月の病院経営特別委員会の中でもお示しいたしました病院の将来ビジョン、具体的な医師数は26名という形で一つの目標を掲げておりますが、それにはまだまだ至らないということでございます。まず、損益分岐点と捉えております常勤医師20名というのを一日でも早く実現するように取り組んでいきたいと考えております。
○議長(中山一夫君)
5番、上田德議員。
○5番(上田德君)
最後に1点だけ、今回特別職の非常勤の医師ということになるわけですけれども、市立病院のそういった処遇というのか、資格というのか、雇用形態がどのような形の方で構成されておるのか。今言われているように、15名から16名の常勤医師に合わせまして、あとパートとかアルバイトとかそういうような部分があるのではないかなと思うわけですけれども、現在総医師数の中で常勤が幾ら、そしてパートといいますか、そういった区分ですね、全てにおいて奈良医大からの派遣かなというように理解をしているわけですけれども、そういった部分の内訳をお願いしたいのと、それに新たにこの条例制定後、25年度中に雇い入れをされようとしている特別職の職員の非常勤のそういった対象者ですね、どういう内訳になるのか、もし資料でもって検討されているのであれば、お答えをいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
吉岡市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(吉岡義雄君)
ありがとうございます。
現在の医師数でございますけれども、10月1日現在で申し上げますと16名、小児科の常勤医の先生来ていただいて16名という体制になります。
それに対しまして、パートで来ていただいております先生は34名という数字になります。パートの先生に関しましても、一応それぞれこちらが必要としております診療科の医大の医局にお願いをいたしまして、医局所属の先生が直接週1回来られる場合もありますし、医大から関連の病院に派遣されておられる先生がそこから週1回だけ来ていただくというようなそういう形態になりますが、いずれにしても医大の医局に所属されている先生というのが現実でございます。
それから、特別職ということでございます。これは先ほども若干申し上げましたが、現在の常勤医師につきましては100%医大から来ていただいているということで、医大の関連病院として医大との関連がございます。そういう関係がございますので、同じ公務員としての医師を医大以外から呼んでくるというのは、これまでの医大との関係上、ルールを逸脱したような考えになりますので、今回、仕事をしていただく内容は現在仕事をしていただいております常勤の先生方と同じことをこちらは要求するわけでございますけれども、位置づけとしては、医大から来ていただいておる公務員としての常勤医師と違う形ということで今回考え提案させていただきましたのが、非常勤の特別職という形でございます。
それで、公務員としての医師でありますと、当然ながら、こちらのほうからは勤務成績云々で後の契約がどうのこうのという話は一切ないわけでございますけれども、今回考えております年俸制の医師に関しましては、こちらから一定水準の医療を要望するかわりに、その達成度評価を行いながら1年更新で雇用のほうを継続していくという形を考えております。
それから、25年度の医師の年俸制によります計画でございますけれども、先ほども申しましたように、特に当院が今力を入れなければならないと考えております消化器の内科の先生を1名ではやはりなかなかできることが限度がありますので、2名というように考えております。それと消化器の外科、これに関しても1名、現在1名おられますが、なかなかこれも1名ではできることが限られてまいりますので、もう1名ということで、計画としては3名を早く雇用に結びつけたいと考えております。
以上です。
○議長(中山一夫君)
5番、上田德議員。
○5番(上田德君)
契約期間が1年ということと、それからスキルの状況によって、評価できるスキルであれば、その部分また年俸の中で今後昇給等の部分があるかなと思うわけですけれども、この特別職で年俸2000万円以内というように限られておるわけですけれども、1年更新で継続的といいますか、例えば5年、10年とそういった形で勤めていただけた場合、この2000万円の部分が頭打ちになってしまわないかどうかということが1点と、それから当然医大との関係が非常に重要ですので、そういった処遇の部分につきましても、部長とかあるいは医局長、課長さんとかそういった長とかそういった分野まで処遇が上がっていくということはないんでしょうか。
その辺は、先般私、北海道の根室市立病院のほうへお伺いしたとき、あそこもやはり医師不足で大変御苦労をなさっておるようで、全国規模で医師を集めておられるというようなお話をされておりまして、そして医師確保という特別な課を持っておられまして、その医師確保の担当課長が全国至るところに情報をいただければ行かれて、そして契約を結んでこられると。その結果、数年なりなんなり、それ相応のスキルとそれからキャリアを持っておられる方につきましては、その病院の重要なポストについていただいて、そして病院の中からもそういった、あそこはたしか札幌医大と旭川医大というようにおっしゃっていましたか、メインの派遣、自治体派遣になるわけですけれども、そういった方々も含めて優秀なキャリアのある医師につきましては、そういう処遇もさせてもらっておりますというようなことをおっしゃっておられましたので、そういった部分までも踏み込んで、今後この年俸の上限が来たときには条例改正等によりまして上げていく予定があるのか。
そうやって長い間、宇陀市立病院に対して愛着を持っていただけるような、そういう処遇というものがやっぱり一番大切ではないかなと私は感じますので、1年契約の部分が先ではそのキャリアにおいては3年なり5年なりの長期契約の道もとっていけるのかどうか、そこら辺は今後の成果の出どころかなとは思うわけですけれども、そういった展望も含めて、ひとつこの処遇の奈良医大から来られている医者以外の先生を確保されたときの気苦労というものは今まで以上の苦労もまた湧くわけですけれども、市民の方々は、やはり安心していつでも同じ先生に診ていただけるということが安心ではないかなと思いますので、そこら辺の考え方があれば、ひとつお尋ねをして最後の質問とさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(中山一夫君)
吉岡市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(吉岡義雄君)
ありがとうございます。
当院でも今までは、ひたすら医大からの医師の派遣を待つという形で、医大の関連病院として、その辺に関しては、余り医師の確保に関しては余り考えなくてもやってこれた時代もあったわけでございますけれども、今はそういうことを言っておる状況じゃないということで今回の提案になったわけですけれども、議員のほうから御紹介いただいたようなそういう事例も参考にさせていただきながら、あくまでも我々の最終目標は地域医療をしっかり守っていくんだ、そのために今何ができるという考え方で、できることから取り組んでまいりたいと思います。参考にさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようでしたら、これをもちまして質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第43号、宇陀市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
○議長(中山一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第4、議案第44号、宇陀市税条例の一部改正についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は総務文教常任委員会に付託いたしますので、上田議員、堀田議員、高見議員、井谷議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第44号、宇陀市税条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
○議長(中山一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第5、議案第45号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、当該委員の質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第45号、宇陀市国民健康保険税条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
○議長(中山一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第6、議案第46号、宇陀市督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部改正についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は総務文教常任委員会に付託いたしますので、当該委員の質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
11番、多田與四朗議員。
○11番(多田與四朗君)
議案第46号、宇陀市督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部改正についてでありますけれども、さきの地方税の改正もそうですけれども、国の見直しということなんですけれども、全体的に改正そのものは上位法が改正するから地方も変えざるを得ないというような格好だろうと思うんですけれども、この国のバックボーンと見直しの背景にどういうものがあるのか、そういうのを御説明をいただきたいというのと、それとこの延滞金、滞納金あるいはもう一つ還付加算金の変更、改正なんですけれども、これによる市内における効果的なものをどのように見られておるのか、そういったところをちょっと概要で結構です、もちろん、それをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(中山一夫君)
栗野企画財政部長。
○企画財政部長(栗野肇君)
まず、この法律の改正によりますバックボーンということでございます。
これは地方税法の改正によりまして、さきの議会におきまして市税条例の改正を行わせていただきました。今回それに関連しますいろんな法令に基づきます条例の改正を一括同条件で行うということでございます。
これのバックボーンということですけれども、一応今まで従来からの非常に率の高い状況で推移をしてきたわけですけれども、昨今の時代背景によりまして低率になってきておるという状況に全体として合わせていこうということで、今回こういう改正になったということでございます。
それから、還付の加算の効果ですけど、一応特に法人市民税、これについて決算を行いますと、そういう意味で還付が発生するわけでございますけれども、これにつきましても、今まで高い率で還付をしておったわけですが、ですからこれが非常に預金するよりも高い利率で還付が行われていたということに、やはり社会情勢としてのギャップがありましたので、これにつきましても、徴収につきましても還付につきましても現行の状況の率に合わせていくという改定が行われたということでございます。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
11番、多田與四朗議員。
○11番(多田與四朗君)
今ざっとした御説明いただいたんですけれども、これから13日から三、四日間になろうかと思うんですけれども、予算・決算審査特別委員会というのが行われるわけなんですけれども、いつもやはり歳入のところで、どうしても不納欠損であるとかあるいは収入未済額が非常に大きいと、滞納がふえてるということがいつも冒頭に挙がってくるわけなんです。もちろんこれは監査のほうの意見書の中にも加わるものでございますけれども、これらは国も政権交代がございまして、アベノミクス、アベノミクスと言われておるわけなんですけれども、それの余波、影響だろうと思うんですけれども、実際問題地方自治体にとりましては非常に歳入が歳入不足というのがなかなか補えないというような状況でございます。
そうした状況の中で、この見直しというのが地方に波及して、それぞれの地方自治体が改正をやっていくわけなんですけれども、どの程度の効果が見られるのだろうかなというのを回答は言えないだろうと思うんですけれども、どんな感じかなというのをお聞かせ願えれば、個人としてお聞かせ願えればどうかなと思いまして。どうしても答えられないということでしたら、また予算委員会、決算委員会等々がございますので、またそのときに質問をさせていただきたいと思います。
○議長(中山一夫君)
栗野企画財政部長。
○企画財政部長(栗野肇君)
なかなかその効果につきまして定量的な評価ができないところでございますけれども、今後徴収につきまして、不納欠損の分あるいは収入未済の分につきまして、現在も延滞金につきましては一部非常に悪質な滞納等につきましては適用しておるわけでございますけれども、こういう率とは関係なく適正な徴収、それから延滞金がありますときには適正に徴収するということは進めていきたいと思いますし、できるだけ不納欠損、これは期限もございますけれども、その期限に至るまでに対策をとっていくということは今回の法定による率とは別に、またそういう対策を努力していきたいと思っております。
ちょっと回答になるかどうかわかりませんが、そういうことでよろしくお願い申し上げたいと思います。
○議長(中山一夫君)
11番、多田與四朗議員。
○11番(多田與四朗君)
立場上言いにくい部分があっただろうと思うんですけれども、一方では、やはりそういう徴収にかけて職員の皆様も日を徹していろいろと頑張っていただいておる。そういう中での国の見直しということでございます。担当としては、言いにくいところ、最大限誠意のある姿勢を見せていただきましたことに感謝を申し上げまして、質問を終わります。
ありがとうございました。
○議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第46号、宇陀市督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部改正については、会議規則第37条の規定により、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
○議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第7、議案第47号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
本案は過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、当該委員の質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
2番、高見省次議員。
○2番(高見省次君)
先ほどの議案に引き続き市立病院の関係の議案ということで質問をさせていただきます。
今回の条例案ですが、精神科を追加するという内容でございますが、診療科目をふやすということは、市立病院の機能の変更ということを意味していると私は考えるわけですけれども、まず病院建てかえが終わりまして、建物そして医療機器が導入されたわけですが、設備とか医療機器、それからスタッフ、そういうことについて、精神科の先生を派遣いただけるということで追加ということを聞いておるわけですけれども、そうした来ていただける先生の望む医療環境というのがどのように整えられて備わっているのか、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(中山一夫君)
吉岡市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(吉岡義雄君)
ありがとうございます。
当院では現在神経内科を標榜しております。この神経内科では、脳神経、脳関係から来るそういった俗に言われる認知症と言われるものを御相談に応じておるのが現状でございます。
しかしながら、特に老人の認知症に当たりましては、そういう脳血管に原因がない、要するに老人性の鬱から来る認知症の分野もございまして、これまでやはり高齢者対応の医療を考えるときに、やはり神経内科で診ておる認知症だけでは不十分だということで、特に老人の認知症に力を入れるということで、現在の院長体制になりましてから医大のほうにそういう御相談をしておった結果、この10月から当面月2回ということでございますが、派遣という道筋がついたということでございます。
そこで、当院のほうも新病院建設段階でそういうところまで計画をしておったわけではございませんが、医大の精神科の先生と調整しておりますところ、やはり精神科の診療に当たりましては、その大半がやはりカウンセリングというのがメインになってまいりますので、特に必要とする高度な医療機器を含めまして、そういった設備は要らないということで、現在診療開始に向けて調整のほうを進めておると、そういう状況でございます。
○議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
○2番(高見省次君)
月2回ということで、非常勤で来ていただくということだと思いますが、具体的に先ほどの質問と同じことになりますけれども、今、目的としては老人性の鬱ということに由来するような認知症へのケアということでお話をされたわけですけれども、具体的にどういう患者さんを診ていただけるのか、お伺いしたいと思います。
それから、全般的なことですけれども、やはり市立病院のそういう機能をどうしていくのか、これは6月の特別委員会でも一定の方針が示されておりますけれども、これまでの救急対応の二次医療機関ということを堅持していくのか、それとも変えていかれるのか、そういう中で精神科というものがどういう意味を持っているのか、そのあたりをもう少し御説明いただいたらありがたいと思います。
○議長(中山一夫君)
吉岡市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(吉岡義雄君)
ありがとうございます。
当面、先ほど申し上げましたように月2回のパート医師としての派遣をいただく形になります。一応第1金曜日と第3金曜日の午前中お越しいただくという形で現在のほうは進めております。医大の精神科とも調整のほうしておったんですが、やはり月2回では、なかなか一般の外来として診療する頻度としては、そのレベルではなかなかないということでございますので、現在のところ考えておりますのは、入院患者さんにつきまして、いろいろ手術であったり自分の病態の先々の御心配とかで、やはり入院患者さんには非常に不穏な、夜寝れないであったり、なかなか食事がとれないであったりそういう症状の方がやはり多くいらっしゃるのも事実でございます。そういう患者さん方に対しまして、本来入院されている本科、例えば整形であれば整形の先生、そういう先生と精神科の先生、それから日常的に看護を携わっております看護師、この辺が一つのチームという形をとって、不安定な状態の患者さんに対応していこうというのが1点でございます。
それから同様に、例えば整形であったり内科であったり、それを主病名ということで外来受診されておられる患者さんの中にも、例えば痛みを訴えられますが、その痛みに関してどう検査しても根拠がない、こういった症状も実際にございます。そういう場合は院内紹介ということで、各外来の医師から来ていただく精神科の医師に連絡調整をして、本科の整形なり内科の病気とあわせてそういう精神的なケアをしていこうと、そういう形で当面診療のほうを行ってまいりたいと考えております。
また、週1回、済生会中和病院ですと週1回、精神科の外来をされておられますが、当院も週1回の派遣に移行してくれば、もう少し診療の範囲も拡大していくと考えております。
それから、救急の問題も今先生のほうから御指摘いただきましたが、今特に内科分野におきまして、ちょっと常勤医のほうが不足しておるということは御承知のとおりでございます。パート医師がなかなか平日の当直のパート医師というのがなかなか見つけられない状況が現にございます。当直に関しましては、病院では1名当直の医師を置いておかなければならないとなっておりますので、内科それから外科系合わせまして1名は、入院患者の急変対応のために1名の確保は今後もしてまいりますが、これまでの救急体制をいち早く取り戻すために、医師の確保も含めまして取り組んでまいりたいと考えております。
それからもう1点ですが、先ほど申し上げましたように、市立病院の将来ビジョン、お示ししております将来ビジョンにおきましては、常勤医師26名という体制を目指していくんだと、それぞれの診療科ごとに常勤医師の人数をこちらとしても目標値として持っております。それを何が1番とかいうことではございませんが、医大との調整の中でできることから取り組んでいくという形で臨んでおります。
特に今回精神科も含めまして、特に高齢者の認知症対策に今回いち早く取り組んだということでございますが、精神科の医師の招聘だけではなく、9月の広報のほうに掲載のほうさせていただきましたが、従前の神経内科に関しましては午前中の診察だけでございましたが、9月より午後に関しましても一応もの忘れ外来という名称でもって予約外来のほうを開始させていただきました。できるだけ早い段階で病院に御相談いただくことが重症化防止と考えておりますので、さらに力のほうを入れてまいりたいと考えております。ありがとうございます。
○議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
○2番(高見省次君)
私は委員会の委員でございませんので、最後の質問になりますので市長にお伺いしたいと思いますが、やはり先ほども申し上げましたが、市民の関心が一番大きいこの市立病院のこれからの運営ということで、お医者様の招聘につきましては、事務局を中心にかなりしっかりとやっていただいているのかなとは思いますが、それでもなかなか厳しいことが予想されるわけで、そうした中で診療科目もこうやって変わっていく、そして救急体制も非常に厳しい状況の中で、市長として、私は以前から、やはり在宅医療やそのための病診連携、そういったことを市長に先頭に立ってやっていただきたいということを申し上げてきましたが、そうしたことがやはり待ったなしになっているのではないかと思いまして、現時点での市長の医療をどう体制づくりをしていくのか、お伺いしたいと思います。
○議長(中山一夫君)
竹内市長。
○市長(竹内幹郎君)
宇陀市立病院についての質問でございますし、本当に社会的な環境も含めて厳しい環境にあるのではないかなと思っております。
しかし、公的な病院として、やはり宇陀市にはなくてはならない施設と捉まえておりますし、今おっしゃったような今後の高齢者医療も含めて、さらに充実していかなければならないと考えております。そしてまた、一長一短にできるものではないかと思っておりますので、やはり宇陀市立病院全体を底上げするというような形の中でしていかなければならないのかなと理解しております。
そのような面からも、周辺環境も含めて駐車場の整備も含めて病院を取り巻く環境を行政として整備をしていく、そして院長に対しましては、就労関係も含めて、本当に奈良県自身も新たな就労環境の整備ということもおっしゃっておられますので、本当に32時間連続した勤務環境が果たしていいのかどうかも含めて、やはりお医者さん自身の要望というのは、向上心のあるお医者さんもおられますし、また高齢なお医者さんもおられますので、細かな対応をしながら、宇陀市立病院を愛する病院として勤務していただけるような方をぜひとも招聘させていただきたいと思っておりますし、それを行政としても支援しながら、また議会の皆様方の御理解をいただきながら、今置かれている環境をしっかり正面から見据えながら、市民の方々に理解を求めながらしっかり運営していきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
5番、上田德議員。
○5番(上田德君)
ただいまの答弁の中で、今度の派遣される医師は月2回ということでございまして、主に入院の患者さんを対象に診療科目をふやすということでございます。
入院患者の治療に当たりましては、どれほどこの一つの診療科をふやして医師を確保して進めていくことにおいて、病院経営として増収をどの程度考えておられるのか。要は、診療科目を当然ふやすわけですから増収増益ということを考えておられると思いますので、医師の派遣料を含めて、どの程度のこの診療科目において増収が図られようとされておるのか、もしわかっておれば、試算ができておればお願いしたいと思います。
○議長(中山一夫君)
吉岡市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(吉岡義雄君)
ありがとうございます。
病院としての将来ビジョンということで、先ほども申し上げましたが、やはりこの地域にとって必要な医療分野に関しては、利益が上がる上がらないにかかわらず取り組むべきだろうとは思いますが、今議員のほうから御質問のありました実際のところの損得はどうなのかということでございます。
精神科の場合は1人当たりの診察時間がやはり最低でも30分、初診の方ですと、やはり1時間ぐらい見てほしいという先生の話でございますが、半日お越しになられて、4時間でございますが、それで8名ほど、月2回で十五、六名見ていただくとしまして、その先生にお支払いする報酬を差し引きしますと、若干の収益は出ます。ただし、若干でございます。1人当たりで言いますと、大体6000円ぐらいが一般的な外来診療、精神科の金額になります。ですから、月々9万円ぐらいというそういう金額であります。医師の場合、大体月1時間1万円ぐらいの報酬になりますので、御計算いただきますと、若干の収益に関しては増というような試算を持っております。
以上です。
○議長(中山一夫君)
上田議員、よろしいですか。
4番、井谷憲司議員。
○4番(井谷憲司君)
4番、井谷でございます。
精神科ということで、やはりよく聞くのは、精神科ということで、どうしても目に見えない部分での診察になりますので、今認知症というお話もございましたが、明らかにという状況もあれば、非常に微妙なところに関しては、どうしても先生によって判断が若干のずれが生じるということがあるということはよくお聞きいたします。
そこで、これは別に精神科に限らずの話で、ほかの科でもそうなんですが、御存じのようにセカンドオピニオンということもあります。ですので、やっぱりその行った先生に気を使うという患者さんも中には多くいらっしゃると思いますので、やはり特に精神科、ほかももちろんそうなのでありますが、精神科という部分で微妙な診断の状況もあるかと思いますので、そういったところで患者さんがやっぱり言いやすい、また御相談があったときには、その辺のデリケートな部分ですので配慮しながら、そういう対応もきっちりとお願いしていただきたいと思うんですが、その点いかがですか。
○議長(中山一夫君)
吉岡市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(吉岡義雄君)
ありがとうございます。
今回お越しいただく先生も医大からお越しいただくということで、バックボーンには医大の精神科のほうがついておりますので、やはりその症例的にもう少し集中的な治療なりが必要ということであれば、当然医大との連携ということになります。
しかしながら、今おっしゃっていただいたとおり、やはり患者さんも不安な状態でお越しになられますので、お越しいただく精神科の先生とよく調整しながら進めてまいります。ありがとうございます。
○議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第47号、宇陀市病院事業の設置等に関する条例の一部改正については、会議規則第37条の規定により、福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
ここで、午前11時半まで休憩いたします。
午前11時14分休憩
午前11時30分再開
○議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
○議長(中山一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第8、議案第48号、平成25年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)についてから日程第11、議案第51号、平成25年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの補正予算4議案を一括して議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております補正予算関係の4議案につきましては、予算審査特別委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、補正予算関係の4議案につきましては、予算審査特別委員会に付託の上、審査することに決しました。
これらの議案は過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この補正予算関係の4議案は予算審査特別委員会に付託いたしますので、堀田議員、勝井議員、高見議員、上田議員、峠谷議員、大澤議員、多田議員、髙橋議員、小林議員は当該委員でありますので、質疑は御遠慮願います。
質疑の際には、各会計補正予算書のページ数もあわせて申し述べていただきたいと思います。
一般会計につきましては、補正予算書に沿って歳入歳出とも款別に進めます。
これより質疑に入りますが、各議案ごとに行います。
初めに、日程第8、議案第48号、平成25年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)についての質疑を受け付けます。
2ページから5ページ、第1表「歳入歳出予算補正」及び8ページから9ページ、事項別明細書は款ごとの質疑がございますので、省略します。
6ページ、第2表「債務負担行為補正」及び26ページ、支出予定額等に関する調書及び7ページ、第3表「地方債補正」については、歳出に関する質疑が終了した後に質疑を受け付けます。
初めに、歳入の10ページ、13款使用料及び手数料。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
10ページから11ページ、13款国庫支出金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
11ページ、15款県支出金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
12ページ、17款寄附金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
12ページ、18款繰入金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
12ページ、19款繰越金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
12ページから13ページ、20款諸収入。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
13ページ、21款市債。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
歳入に関する質疑が終わりましたが、ここで歳入全般に関する質疑がございましたら受け付けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
次に、歳出に移ります。
14ページ、1款議会費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
14ページから17ページ、2款総務費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
17ページから18ページ、3款民生費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
18ページから19ページ、4款衛生費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
20ページ、5款農林水産業費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
21ページ、6款商工費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
21ページから22ページ、7款土木費。
質疑はございませんか。
14番、山本新悟議員。
○14番(山本新悟君)
土木費の駅前まちづくり活性化事業、このまちづくりの会社はできてるのか、またはこれからつくるのか、どっちですか。
○議長(中山一夫君)
吉岡建設部長。
○建設部長(吉岡博文君)
お答えさせていただきます。
まちづくり会社というものは任意で活性化団体ということで、駅前の商店街の方、それと駅前周辺の市民の方でできておりまして、この事業につきましては、ここへ何とか行政支援ができないかということで活性化に向けた支援を行いたいということで提案させていただいております。
○議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
○14番(山本新悟君)
予算495万円、これは毎年出るのか。そしてまた、人件費が453万6000円となっているけれども、これは4名を雇い入れるための453万6000円、この経費はどうなっているのか。ほかから雇い入れるのか、入れないのか。
○議長(中山一夫君)
吉岡建設部長。
○建設部長(吉岡博文君)
こういうまちづくりに関しまして、そういう専門的な方々を募集させていただきまして、緊急雇用という形で半年ずつ雇用させていただくということでございます。
それと、先ほどの業務内容でございましたか、業務内容につきましては、宇陀市または大和高原の特産物の発掘、それと個々の事業に係る出資者などの募集、それから特産品それらの販路の開拓等の人件費、それとまちづくり総合施設整備としまして、再開発的な事業の展開を図るために、そういう専門知識を持った方、それからあとは事務という形で4名を雇用の計画を持っております。以上です。
○議長(中山一夫君)
14番、山本新悟議員。
○14番(山本新悟君)
これは毎年出るのか出ないのかなと思って。この金額は毎年出ますの、これ、委託料というのは。
○議長(中山一夫君)
吉岡建設部長。
○建設部長(吉岡博文君)
ことしの一応25年度の予定という形で、次年度につきましては再度検討していかなくてはならないということで、今回は25年度ということでよろしくお願いします。
○議長(中山一夫君)
山本議員、3回になっておりますが、ただいまの質問は先に質問でお答えしてなかったということで、1回だけ質問を認めます。
14番、山本新悟議員。
○14番(山本新悟君)
今のでわかりました。もうよろしいですわ。
○議長(中山一夫君)
わかりました。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
それでは、23ページ、8款消防費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
23ページから25ページ、9款教育費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
それでは、6ページ、第2表「債務負担行為補正」及び26ページ、支出予定額等に関する調書の質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
次に、7ページ、第3表「地方債補正」についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
以上で歳出に関する質疑が終わりましたが、ここで歳出全般に関する質疑がございましたら、お受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
一般会計補正予算に対する質疑は以上です。
これをもちまして、議案第48号、平成25年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)についての質疑を終結いたします。
次に、日程第9、議案第49号、平成25年度宇陀市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑を受け付けます。
この会計予算については、全般について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第49号の質疑を終結いたします。
次に、日程第10、議案第50号、平成25年度宇陀市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑を受け付けます。
この会計予算については、全般について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第50号の質疑を終結いたします。
次に、日程第11、議案第51号、平成25年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑を受け付けます。
この会計予算については、全般について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして、議案第51号の質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第48号、平成25年度宇陀市一般会計補正予算(第2号)についてから議案第51号、平成25年度宇陀市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての補正予算4議案につきましては、会議規則第37条の規定により、予算審査特別委員会に審査を付託いたします。
○議長(中山一夫君)
次に、日程第12、認定第1号、平成24年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第25、認定第14号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計利益の処分及び歳入歳出決算認定についてまでの平成24年度決算関係14議案を一括して議題といたします。
本議案の平成24年度決算関係14議案は過日の本会議において提案者の説明及び監査委員から決算審査の報告が終わっておりますので、本日は質疑を受け付けます。
初めに、決算審査意見書に対する質問をお受けいたします。
質問はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質問なしと認めます。
これをもちまして、監査委員の審査意見書の質問を終結いたします。
続いて、日程に従いまして、それぞれの決算書に基づき、会計別に質疑を受け付けます。
認定第1号から認定第14号までの14議案は、質疑の後、委員9名で構成する決算審査特別委員会を設置し、付託の予定でございますので、選任内定委員を申し上げます。1番、勝井議員、2番、高見議員、3番、堀田議員、5番、上田議員、6番、山本良治議員、7番、峠谷議員、8番、大澤議員、11番、多田議員、16番、小林議員の質疑は御遠慮願います。
一般会計につきましては、決算書に従って13ページからの歳入歳出の事項別明細書の款別に行い、歳入の終わりに歳入全般に関する質疑、歳出の終わりに歳出全般に関する質疑を受け付けます。
各特別会計につきましては、歳入、歳出に分けさせていただきたいと思います。
企業会計につきましては、各会計ごと全般についての質疑を行います。
316ページから324ページの各会計実質収支に関する調書及び附属書類に関する質疑は、後期高齢者医療事業特別会計の後に行います。
なお、水道事業会計に対する質疑終了後、平成24年度の宇陀市における全ての決算を通じまして総括的な質疑をお受けいたしたいと思います。
それでは、決算認定関連議案に対する質疑に入ります。
日程第12、認定第1号、平成24年度宇陀市一般会計歳入歳出決算認定についての質疑を受け付けます。
質疑は決算書のページ数を述べられてからお願いいたします。
初めに、歳入、13ページから14ページ、1款市税。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
15ページ、2款地方譲与税。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
16ページ、3款利子割交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
16ページ、4款配当割交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
16ページから17ページ、5款株式等譲渡所得割交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
17ページ、6款地方消費税交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
17ページ、7款ゴルフ場利用税交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
18ページ、8款自動車取得税交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
18ページ、9款地方特例交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
18ページから19ページ、10款地方交付税。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
19ページ、11款交通安全対策特別交付金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
19ページから21ページ、12款分担金及び負担金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
21ページから25ページ、13款使用料及び手数料。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
25ページから30ページ、14款国庫支出金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
30ページから38ページ、15款県支出金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
38ページから40ページ、16款財産収入。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
40ページから41ページ、17款寄附金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
41ページから42ページ、18款繰入金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
42ページから43ページ、19款繰越金。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
43ページから49ページ、20款諸収入。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
49ページから51ページ、21款市債。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
歳入に関する質疑が終わりましたが、ここで歳入全般に関する質疑がございましたらお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
ここで、午後1時15分まで休憩いたします。
午前11時49分休憩
午後1時15分再開
○議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に歳出に移ります。
52ページから53ページ、1款議会費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
53ページから77ページ、2款総務費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
78ページから100ページ、3款民生費。
質疑はございませんか。
4番、井谷憲司議員。
○4番(井谷憲司君)
それでは質問させていただきます。
決算書の82ページになります。目は障害者福祉費で、それの節20扶助費になります。ページが82ページになりますが、上の段から備考の4段目になります。生活介護給付費が決算の数字で約2億3000万円の決算となっております。24年度の当初予算で見ますと1億1760万円ということで、決算においては約倍になっているというのがございます。
平成21年までちょっとさかのぼって予算、決算ということでちょっと調べさせていただきました。これの利用者というのが平成21年では、ちょうど決算のときにいただく主要成果説明書ですね、政策の、その数字に基づいてますが、平成21年で659人、その後725、898と、それで今回の平成24年では1267名ということで、平成21年をベースにすると約倍ですね、23年度の実績からすると約300人ということで、非常に特にこの23年から24年にかけて利用者が特に倍という状況になっております。
この24年度の当初予算の1億1760万円は、恐らくこの平成22年の決算が約1億1700万円ということで、その実績に基づいての当初予算としてあるのかなと思うんですが、質問は、この利用者がふえてきた部分、増加している部分において、大まかな説明そのものは説明書のほうにも載っておりますが、特にどういうサービスまたどういう方が利用されるのがふえたのか、いろんな項目であるようでしたら、主なこういう利用者がふえてますというのがもしわかればお聞かせいただきたいというのが1点と、やはりそれに対しての対策というのは、1点といいますか、まずその状況だけお伺いしたいんですが、済みません、じゃあその状況だけ先お尋ねしたいと思います。
○議長(中山一夫君)
森本健康福祉部長。
○健康福祉部長(森本彦司君)
ただいまの御質問でございますけれども、生活介護給付費が年々伸びてきております。この生活介護給付費と申しますのは、障がい者の方が日中、昼間に施設で生活介護とか創作活動とか、それから生産活動等の場所を提供していくというようなことで、日中のサービスが主になってくると。今までかつては障がい者の方というのは施設の中で入所をして、そこで宿泊も全て一連のサービスの中で国のサービス費を受け取るという形となっておったわけですけれども、平成18年から障害者自立支援法が施行されまして、ここからだんだんお昼の部分と夜の部分のサービスを分割していって、できるだけお昼のサービスがふえていくような形、要するに、地域に出ていっても地域で生活をしていけるような形をつくっていこうという、こういう流れがございます。この流れの中で、こういう日中のサービスの生活介護給付というのがふえてきているという状況でございますので、特にそういう対象者の方がふえたというよりも、今まで一連の流れであったものを分割していったので、ここの給付費がふえているとこういう現状でございますので、この障害者自立支援法、今、総合支援法という形になっておりますけれども、その流れの中の一環ということで、今後もさらに生活介護給付費が伸びていくであろうと、こういうことでございますので、御理解のほうよろしくお願いします。
○議長(中山一夫君)
4番、井谷憲司議員。
○4番(井谷憲司君)
そしたら、そのサービスの分類というか、それの関係でこういう形になっているということですね。わかりました。
○議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
4番、井谷憲司議員。
○4番(井谷憲司君)
ほかにちょっと質問ないようですので、もう一度別の件で続けて行かせていただきます。
決算書の93ページになります。児童措置費の同じく93ページの扶助費になります。これで不用額が約2400万円ということで、その金額の大半が児童手当と子ども手当の分であると認識しております。
そこで2点質問したいんですが、まず1点目は、この金額の不用額が出ているというのは、恐らくこのときは前政権の中で制度が若干変更になっていると思うんですね。その制度変更による不用額ということになるのか、もしくはその対象者、子どもですね、生まれている子どもは大体人数的にはわかりますので、金額というのはある程度わかりますが、生まれてくる子どもとなりますと、ちょっとこれは予測と違う部分が出てきますので、そういう意味での生まれてくる予定人数がやっぱり予定が少なくてこういう形になっているのか、それのどちらかかなと思うんですが、その辺の確認を1点と、もう1点は、実績等でちょっと確認できなかったので、24年及びその前で母子手帳の発行ベースでいいですので、その発行人数といいますか、出産人数、わかる範囲で教えていただければと思います。この2点お願いします。
○議長(中山一夫君)
森本健康福祉部長。
○健康福祉部長(森本彦司君)
先の質問でございますけれども、不用額が出ておりますのは今議員さんがおっしゃられたとおりでございます。子ども手当から児童手当に変わっていくという経緯の中で残ってきたと、こういうことでございます。
それからもう1点の母子手帳の交付数については、ちょっと今度の決算委員会のほうでよろしくお願いしたいと思います。今ちょっと数字のほうを持っておりませんので、済みません。
○議長(中山一夫君)
4番、井谷憲司議員。
○4番(井谷憲司君)
この24年度の当初予算の中では子どものための手当という形で出ているのが決算では分かれていますので、恐らく制度の関係だと思いますので、その確認と、24年の母子手帳発行数というのが137人という、これは出てたんですね。その前がちょっと確認できなかったので、またそれは自分、決算委員とは違いますので、また後日教えていただければ結構ですので、お願いします。
以上です。
○議長(中山一夫君)
答弁よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようでしたら、100ページから113ページ、4款衛生費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
113ページから123ページ、5款農林水産業費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
123ページから128ページ、6款商工費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
128ページから141ページ、7款土木費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
141ページから145ページ、8款消防費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
145ページから173ページ、9款教育費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
173ページから174ページ、10款災害復旧費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
174ページ、11款公債費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
175ページ、12款予備費。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
歳出に関する質疑が終わりましたが、ここで歳出全般に関する質疑がございましたらお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
事項別明細書による質疑は以上です。
これをもちまして、認定第1号の質疑を終結いたします。
次に、日程第13、認定第2号、平成24年度宇陀市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
次に、歳出について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、認定第2号の質疑を終結いたします。
次に、日程第14、認定第3号、平成24年度宇陀市営霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
次に、歳出について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、認定第3号の質疑を終結いたします。
次に、日程第15、認定第4号、平成24年度宇陀市歯科診療所事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
次に、歳出について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、認定第4号の質疑を終結いたします。
次に、日程第16、認定第5号、平成24年度宇陀市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
次に、歳出について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、認定第5号の質疑を終結いたします。
次に、日程第17、認定第6号、平成24年度宇陀市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
次に、歳出について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、認定第6号の質疑を終結いたします。
次に、日程第18、認定第7号、平成24年度宇陀市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
次に、歳出について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、認定第7号の質疑を終結いたします。
次に、日程第19、認定第8号、平成24年度宇陀市下水道事業特別会計歳入歳出決算
認定についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
次に、歳出について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、認定第8号の質疑を終結いたします。
次に、日程第20、認定第9号、平成24年度宇陀市土地取得事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
次に、歳出について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、認定第9号の質疑を終結いたします。
次に、日程第21、認定第10号、平成24年度宇陀市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
初めに、歳入について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
次に、歳出について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、認定第10号の質疑を終結いたします。
次に、決算書316ページから324ページに各会計実質収支に関する調書及び附属書類となっております財産に関する調書について質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
続いて企業会計に入ります。
日程第22、認定第11号、平成24年度宇陀市保養センター事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、認定第11号の質疑を終結いたします。
次に、日程第23、認定第12号、平成24年度宇陀市立病院事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、認定第12号の質疑を終結いたします。
次に、日程第24、認定第13号、平成24年度宇陀市介護老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、認定第13号の質疑を終結いたします。
次に、日程第25、認定第14号、平成24年度宇陀市水道事業特別会計利益の処分及び歳入歳出決算認定についての質疑を行います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、認定第14号の質疑を終結いたします。
以上で、会計ごとの質疑が終わりました。
最後に、平成24年度の宇陀市における全ての決算を通じて総括的な質疑がございましたらお受けいたします。
ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして、平成24年度宇陀市における各会計決算に関する質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております決算関係14議案につきましては、9名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、平成24年度決算関係の14議案については、9名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。
ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名いたします。
申し上げます。
1番、勝井議員、2番、高見議員、3番、堀田議員、5番、上田議員、6番、山本良治議員、7番、峠谷議員、8番、大澤議員、11番、多田議員、11番、小林議員、以上の9名を指名いたします
ただいま設置されました決算審査特別委員会の正副委員長の互選を行っていただくために決算審査特別委員会を招集いたしますので、議長室に御参集願います。
それでは、暫時休憩いたします。
午後1時38分休憩
午後2時00分再開
○議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
決算審査特別委員会の正副委員長の互選を行っていただきました結果を報告いたします。
委員長に3番、堀田米造議員、副委員長に1番、勝井太郎議員のお二人が互選されましたので、御報告申し上げます。
○議長(中山一夫君)
日程に従いまして、日程第26、議案第52号、工事請負契約の変更について並びに日程第27、議案第53号、工事請負契約の変更についての2議案を一括して議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております2議案につきましては、総務文教常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、2議案につきましては総務文教常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
これらの議案は過日の本会議において提案者の説明が終わっておりますので、質疑を受け付けます。
なお、この2議案は総務文教常任委員会に付託いたしますので、当該委員の質疑は御遠慮願います。
初めに、議案第52号、工事請負契約の変更についての質疑を受け付けます。
質疑はございませんか。
15番、髙橋重明議員。
○15番(髙橋重明君)
当該委員外でございましたので、質問させていただき、なお、この件については総務文教常任委員会で真摯な御討議をお願い申し上げます。
私、二、三ちょっとお伺いしたいのは、議会で一つの枠を議決をし、理事者側におかれて入札によってこの価格も決定したという事案を国の一方的な方策で追加せよというのはいかがなものか、こういうことが今後許されることがあるならば、公正な入札制度自体がおかしくなると私は考えております。まして今、入札制度はお聞きしますと予定価格を公表しておりまして、それに基づいて業者間の入札というのは行われているわけですから、その中に材料費と適切な労務費とそれに加えて当該業者の利潤を加味して、この入札というのは行われているにもかかわらず、後から国が労務費を上げなさいというような今回のやり方については私はおかしい。かつて先月議会でも、人事院勧告によらず一般職員の給与については国が一方的に削減をせよと、しないところは交付金を削減するというような方策をとっておりまして、これも同じ今の制度の中ではやっぱりおかしいのではないかと、かえって地方の経済を混乱させているのは国ではないかと私は考えております。
それでお聞きするんですが、これは一定の労務費の上乗せということになっておりますが、予算措置はどのようになるのか、その点まずお聞きしたいと思います。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
入札のほうでございますけれども、4月1日に公募を行いまして、それで5月29日に入札して6月3日に前回の第2回の定例会の初日に契約議決の承認をいただいたという事案でございます。
これらの設計の中身でございますけれども、平成24年度の労務費を計算しているということで、25年度の改定がございましたので出させていただいたということでございます。
予算のほうは当初予算の範囲内で入札のほう行っておりますので、入札差金が発生しておりますので、その範囲の中で執行できると考えております。
○議長(中山一夫君)
15番、髙橋重明議員。
○15番(髙橋重明君)
確かに議会としては予算の範囲内にとどまっているということで、そういう答弁で私は了解いたしますが、今後また同じようなことが起こらぬ可能性はないと私は考えるんです、今のやり方であれば。ましてこの公共工事、入札については、当然入札をした業者が直接全てを請け負っているわけではなくて、そこから1次、2次、3次と下請に持っていきますから、その労務費が本当に労働者、労務に当たった人に渡るのかどうか、その点が私はちょっと疑問に思うんですが、その点はいかがでしょうか。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
ただいまの下請の方々の労務費ということで御質問がございました。
我々市といたしましては、元請の業者さんと契約を行いますので、労務費がきっちりと払われているかという御質問だと思いますので、そちらのほうは、この場合でございましたら、この案件でございましたら元請のJVと誓約書という形できっちりとお支払いするという形をとっていきますということで決定しております。
○議長(中山一夫君)
15番、髙橋重明議員。
○15番(髙橋重明君)
私、3問目でございますので、私の不足については他の議員の質問に委ねたいと思うんですが、それは担保しているということは、確実にそういう明細が出て初めて決済が終わるというように理解していいんでしょうか。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
元請業者と私どもとの信頼関係の中において、きっちりと支払っていただけるものと確信しております。
○議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
1番、勝井太郎議員。
○1番(勝井太郎君)
ただいまの髙橋議員の質疑に関連をして質問いたします。
国の方針によって契約変更するということでございますが、国の方針によるのでございましたら、その分、市として負担がふえます。一般財源の持ち出しがふえる分については何らか国のほうから救済措置や何かというのはあるのかということを確認したい。というのは、6月議会でも出てまいりましたけれども、公務員の給与を削減いたしましたが、それについては交付税の一方的な削減という強行的な手段によって、国はその政策を実現しようとしました。同じように市に対して負担を求めるのであれば、これは財源的な裏づけを国が持つべきだと考えられますけれども、何かそういうこの契約変更に当たって国のほうから財源の措置というものは何か明示されているのか。
これはもちろん契約の議決をしている範囲内の執行ということですけれども、これはたまたま宇陀市の場合はそうですけれども、そうではない場合も当然これあるわけでございまして、例えば上限ぎりぎりでもし契約をしている場合は、当然契約変更と一緒に補正予算についても考える必要が出てくる事案も出てくると思いますけれども、財源的にはどうなるのか、もうちょっと詳しい説明をよろしくお願いいたします。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
ただいま契約の変更ということで、増額の契約の変更ということでございますけれども、国のほうが労務単価が平均約15%上がっていると、24年度に比べて25年度が15%上がったと、平均普通作業員でありますとか鉄筋工、いろいろ職種はございますけれども、そちらのほうの労務単価が上がったということで、当然こちらのほうの持ち出しが多いということで、それは国に対するこの場合は耐震補強工事でございますので、その2分の1ということは補助していただくということで考えております。担保されるということを考えております。
○議長(中山一夫君)
1番、勝井太郎議員。
○1番(勝井太郎君)
要するに、耐震補強はこれは国の方針で行われるものでして、2分の1の補助というのは、もうもともとから決まっているものでございます。したがいまして、今回の契約変更、労務費や原材料費が15%上がっているので、その分市としての当然出すお金もふやしてくださいと国や県から要請を受けて、それを受けて行うということですね。特に何か財源の措置があるわけでもなく、国のほうからお願いをされてやるということでよろしいですか。
これが成り立つのでしたら、ありとあらゆることが実はできてしまうんです。例えばガソリン代、最近高騰していまして、1年前と比べると15%以上恐らく上がっていると思うんですね。でしたら、ほとんどの業種に対して同じような措置を十分することだってできるはずでして、このことを認める上で、国の指示ということは一定理解できるんですけど、どうするかは宇陀市が決めることでして、人件費の削減のときも同じですけれども、なぜ契約にだけを増額を認めるのか、それ以外についての契約をたくさん宇陀市市役所はやっていますから、それ以外の整合性はどうとるのか、これしっかり説明し切る必要があると思うんです。だってそこがもし説明がし切れなかったら、国が言っているという以外の根拠はないわけです。しっかり根拠を持って、なぜ増額する必要があるのか、そしてそれ以外の業種についてはなぜ優遇する必要がないのか、そこの説明は行政としてもする責任がありますし、これは委員会の審議の中でも、なぜなのかというところは突き詰めて議論する必要があります。その上で住民が納めた税金を使って行う事業ですから、増額する理由についても納得をした上で議決をするべきだと思いますので、そのあたりのところをしっかり精査していただいて、文教委員会のほうでぜひ結論を出していただきたいと思いますし、何かもし追加で説明等ございましたらよろしくお願いいたします。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
例えばほかの職種でもというような御質問がございましたけれども、今回の建設業にかかわりましては、建設投資が国全体といたしまして大幅に減少したということで、工事のダンピングが行われている件数が目立ってきたということと、それと熟練工といいますか、特殊な技術を持った職人さんというか、技術者の方々が高齢になっていって、若い方に技術の承継というのができていないということも一つの理由でございます。それとあと、全産業の平均給与を見ても、建設業にかかわっている方の給料が著しく低い、平均ですけれども、低いという統計もございまして、そちらのほうでやっぱり労務者の賃金を上げていくというような指示というか指定が国のほうから来ていまして、それに地域経済もデフレ経済からの脱却を目指していこうということに、小さいですけれども、その中にかかわっていくというような考えでございます。
○議長(中山一夫君)
1番、勝井太郎議員。
○1番(勝井太郎君)
ぜひ細かい議論だったりとか詳しい議論は委員会のほうに委ねたいと思います。
これ、教育委員会事務局の見解ではなくて、市としてどういう見解なのかというのが恐らく問われるところだと思いますので、そのあたりのところ、まだ委員会まで時間ありますのでまとめていただくなりしていただいて、より真摯な議論ができるように準備していただければと思います。
特に私、総務文教委員ではありませんので、資料の要求したりとかというのはどうするかというのは総務文教委員会のほうにお任せをしたいと思いますけれども、もし何かそういうことだったり客観的に説明し切るものが必要だということがあったときには、ぜひ御対応よろしくお願いしたいと思います。
○議長(中山一夫君)
回答はよろしいですか。
ほかにございませんか。
14番、山本新悟議員。
○14番(山本新悟君)
もうこれ、国のことやから、決まってると違いますの。現にもう県が出してしまってるのに、県と同様に市もそうせなしようがないの違うのか。県がもう出してるねんもん。市は今これ問題になってるけど、もう県は現に出してるもん、変わってしまってる。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
私どものほうへ県のほうからも、ことしの5月30日付で労務単価についてと、運用に係る特例措置についてという国と同様の文書が届いております。そして25年度4月1日以降の工事の積算の設計には25年度の労務単価が採用されているということでございますので。
○議長(中山一夫君)
山本新悟議員、もう質問は。
12番、山本繁博議員。
○12番(山本繁博君)
耐震の増加ですね、これに伴う変更ということですね。そうしたならば、国の法令に準じてやっているわけです、増額ですね。
しかし、耐震構造しても何年もつというそういう保障はあるんですか。保障があるならば、それはいろいろなことをやってもよろしい。しかし保障はない、そしてあすにも大きい地震が来るかもしれない。そうすると、どういうようになるんですか、教えてください1回、どういうようになるんですか。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
ただいま榛原小学校と大宇陀中学校のほうで耐震補強工事を進めております。前回の議会にもお示しいたしましたように、Is値という耐震の数値があるんですけれども、これが0.7以上になるようにという文部科学省からの通達がございます。0.7になったら絶対倒壊しないのかというような御質問かと思いますけれども、こちらのほうは絶対ということはあり得ないと、絶対という言葉は使えないと思います、どんな災害が起こってきても。例えば地震が起こってきても、児童・生徒の皆さんが揺れた後というか、その間に逃げる時間があると、すぐに倒壊しないようにというような措置で安全を担保するというような耐震の工事でございます。
○議長(中山一夫君)
12番、山本繁博議員。
○12番(山本繁博君)
そうしたならば、この追加フェンスとかトイレとかありますよね。これは初めから耐震構造の設計の中にはついていなかったんですか、どうなんですか。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
こちらのほうは、榛原小学校と大宇陀中学校それぞれ改修工事がございますので、現存している校舎を改修するということでございましたので、こちらの榛原小学校のほうのトイレの間仕切りについては安全性をより安全にするために鉄骨を入れるということで、より安全性が今まではコンクリートブロックでしたけれども、それを鉄骨を入れて、より安全性を確保すると、トイレの中ですけれども。それと大宇陀中学校の場合ですけれども、こちらのほうはフェンスというか、校舎外壁の色ですけれども、こちらのほうが今までの色を計画しておったんですけれども、やっぱり全体を現状というか大宇陀の歴史的な町並みとマッチするようにということで、全面的に塗装というか入れかえるということで、それとフェンスのほうも老朽化がしているところがわかりましたので、あわせてということで現在上げさせていただいております。
以上です。
○議長(中山一夫君)
12番、山本繁博議員。
○12番(山本繁博君)
私はそういうことを聞いてるんじゃないんです。当初の設計には組み込まれていたんですかということを聞いているんです。これは耐震構造を計画し、そして工事をやられていると、そのときついでにしたものでしょう、違うんですか。ついでにしたものと違うんですか、これは。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
これは当初の設計にはありませんでして、工事をしていってわかったということで、さっきも言いましたけれども、ブロックの塀とあとフェンスのほうですけれども、それと後で、当初の設計にはなかったものでございます。
○議長(中山一夫君)
もう3回終わっています。
ほかにございませんか。
6番、山本良治議員。
○6番(山本良治君)
ちょっと整理をしておきたいんやけど、先ほどの労務費の関係、あれについては先ほども言ったように、当初の設計の範囲内で請負率を掛けたから、その請負率の差額で処理ができるからという意味ですね。だからあえて市のほうから出すという意味じゃなしに、まだ最後に精算をしてするということですよね、入札差があるから。だから、むしろ国のほうへ返さんなん部分があるから、精算の結果ね、請負差でやってるから、という受けとめ方でよろしいのやろう。先ほどの質問であると少し誤解を生むかもわからんけど、市のほうは出さなくてもいいんやという解釈ですね、請負差の中で処理ができるということやから。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
ただいまおっしゃいましたように、最後に精算して国の国庫補助金を精算するということで、最終的に工事費が固まったところでということでございます。
○議長(中山一夫君)
6番、山本良治議員。
○6番(山本良治君)
補助申請をしたときに、例えば1000としたときに1000の設計単価においていわゆる補助申請をしていると、それが入札した結果90であったら、あと10残ってるよと。その10の中で処理ができるという意味でよろしいのやろう。そういうことですやろう。入札というのはそういうものやと思うんです。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
入札後の精算ですので、そういう御理解であります。
○議長(中山一夫君)
6番、山本良治議員。
○6番(山本良治君)
いろいろ意見があるわけやけれども、請負率はそのままでいくはず、従来ですと請負率は変わらないから、96でとったら96で精査もするというそんな解釈ですやろう。100%じゃないよと。労務費にしても、例えば1万円であっても96で受けたら96を掛けてやるということが基本やったように思うけれども、そういう解釈でよろしいんやね。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
はい、一般の工事費では、ただいま山本良治議員おっしゃっていただきましたそういう考えで工事のほうは進めます。
○議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
次に、議案第53号、工事請負契約の変更について、質疑はございませんか。
12番、山本繁博議員。
○12番(山本繁博君)
96だったら96を掛けるんですか。恐らく業者は合わなければ入札に入らないと思います、請負ね。
しかし、僕が言うのには、国の定めていることであっても県が定めていることであっても条例と一緒です。県の条例と宇陀市の条例は違います。だから宇陀市は宇陀市のできる範囲の限り業者とも提携を結んでやらなければならない、このように思っております。
そして最前の続きですけれども、トイレ、フェンス云々はなかったと、追加にしたという話ですけれども、それだったら子どもの安全は全然考えていないということです、違いますか。子どももこのトイレへ入るんですね、全然考えておられないということです、そうですやろう。それは校舎のことばっかり考えてトイレのことは全然考えておられないということですやんか。ほかにもありますよ。どういうことですの、違います。議長、聞いてはりますね。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
設計のほうに入っていなかったということで、子どもの安全はどうかということでしたので、今のトイレのブロック塀を解体して、より安全な鉄骨にするということで、子どもたちの安全が担保されるということで変更の契約のほうへ上げさせていただいた次第でございます。当然最初には、工事を進めてみて、見てからわかったということで、最初からはちょっとそこまでわからなかったということでございます。
○議長(中山一夫君)
12番、山本繁博議員。
○12番(山本繁博君)
それならば、工事をやっている途中でわかった、こんなんおかしいん違いますか。そして工事請負もこれも変わった、違います。一体どういうように耐震の調査をし、耐震構造をし、そして子どもの安全性はどのように考えておられるのか。そしてまた、この耐震構造をした後に何年保障できるのか、これを教えてください。
○議長(中山一夫君)
欅教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(欅啓典君)
ただいま工事の進捗状況といたしまして、榛原小学校のほうでは8月末で75%、大宇陀中学校においては55%の進捗状況ということで、耐震補強工事は榛原小学校、大宇陀中学校とも終わりました。あとは大規模な改修ということで、今御指摘いただきましたトイレなりフェンスなり、ほかの部位の改修ということで、それもより安全にするということで上げさせていただいた次第でございます。
○議長(中山一夫君)
12番、山本繁博議員。
○12番(山本繁博君)
今進捗状況が55%と言われましたね。あとの45%はいつやるんですか。しかし、子どもの安全面を考えて工事をやられるんですか、どのようにやられるんですか、教えてください。単純な質問ですけれども。
○議長(中山一夫君)
石増教育長。
○教育長(石増次郎君)
失礼します。
先ほど来のこの工事の契約が当時の議会にお諮りをしてきた額と工事をする段階でふえてきている、おかしいではないかと、こういうことでありますが、まず私ども教育委員会、いろいろ事業、特にこの耐震の問題につきましては、今御指摘ございましたように、必ず子どもの安全ということをまず第一義に考えて工事しているわけでございまして、決して安全面をないがしろにして業者云々の問題でいろいろ契約金を変えたりとかそんなことは毛頭思っていないわけでございます。
そういう中で、当初計画しておりました工事を進めていく中で、ちょっとしたさまざまなこういう問題が出てきまして、それやったらもう少しこうやって安全な面を今入れておかないと耐震として十分機能しないのではないかというようなことが見つかってきたり、また先ほど来ございましたように、労働いただく方々の単価を保障することによって十分安全な工事を施工していただくという方針のもとに、国や県の通達が出ておるわけでございますので、私どももその方針のもとに十分安全な工事をしていただきたいという思いのもとに、こういう新しく契約の変更の件を議会にお諮りを申し上げておりますので、何とぞ安心な工事、安全な工事をしていく上で御理解をいただきたいということを思うわけであります。
以上です。
○議長(中山一夫君)
ほかに。
14番、山本新悟議員。
○14番(山本新悟君)
これ工事契約のことで言ってるのに、どっち向いていってるねん。課題が違う。これやったらこれで、それでよろしいん違うんか。工事契約の変更についてやろう、違いますの。耐震の話してへん。
○議長(中山一夫君)
追加工事もあるというようなことで受け付けております。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
これをもちまして質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第52号、工事請負契約の変更について並びに議案第53号、工事請負契約の変更についての2議案は、会議規則第37条の規定により、総務文教常任委員会に審査を付託いたします。
○議長(中山一夫君)
続きまして、日程に従いまして、日程第28、報告第2号、平成24年度財政健全化判断比率の報告について及び日程第29、報告第3号、平成24年度資金不足比率の報告についての2議案を一括して議題といたします。
報告第2号につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定及び報告第3号につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により監査委員の審査意見が添えられていますので、理事者の報告を受けた後に監査委員から報告をいただきます。
理事者からの報告をお受けいたします。
栗野企画財政部長。
○企画財政部長(栗野肇君)
企画財政部、栗野でございます。よろしくお願い申し上げます。
ただいま議題となっています報告第2号及び報告第3号につきまして一括して御報告申し上げます。
報告第2号、平成24年度財政健全化判断比率の報告について。
平成24年度財政健全化判断比率の報告について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて議会に報告する。
平成25年9月4日報告。宇陀市長、竹内幹郎。
表の左側から順に申し上げます。
実質赤字比率、黒字のため数値記載なし、連結実質赤字比率、黒字のため数値記載なし、実質公債費比率、財政健全化基準25%に対し18.6%、将来負担比率、財政健全化基準350%に対し192.0%でございます。
続きまして、報告第3号、平成24年度資金不足比率の報告について。
平成24年度資金不足比率の報告について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見を付けて議会に報告する。
平成25年9月4日報告。宇陀市長、竹内幹郎。
特別会計の名称と資金不足比率の順に申し上げます。
宇陀市簡易水道事業特別会計、資金不足なし。宇陀市下水道事業特別会計、資金不足なし。宇陀市保養センター事業特別会計、経営健全化基準20%に対し287.2%でございます。宇陀市立病院事業特別会計、資金不足なし。宇陀市介護老人保健施設事業特別会計、資金不足なし。宇陀市水道事業特別会計、資金不足なし。
この報告2件につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の趣旨に基づきまして、監査委員の審査を受けまして議会に報告をさせていただくものでございます。また、市民の皆様への公表も義務づけられておりますので、宇陀市のホームページや広報うだにも掲載してまいる予定をしております。
それでは、報告第2号をごらんください。
報告第2号では、財政健全化判断比率の四つの指標であります。
一つ目の普通会計における実質赤字比率及び二つ目の宇陀市の一般会計と特別会計全てを含む全14会計を通算した連結実質赤字比率につきましては、いずれも黒字でありますので、数値の記載がございません。括弧内の13.04%及び18.04%というそれぞれの数値は、宇陀市の財政規模で、この率以上の赤字を出しますと財政健全化団体に転落するという基準でございます。宇陀市は黒字決算となっておりますので、判断基準に抵触することなく決算することができたことになります。
次に、実質公債費比率につきましては、早期健全化基準、いわゆるイエローカードと言われるものでございますが、この基準が25.0%に対しまして宇陀市は18.6%にとどまっております。4番目の将来負担比率につきましても、イエローカードが350%に対しまして192.0%ですので、いずれも早期健全化基準には抵触しておりません。
この実質公債費比率と将来負担比率につきましては毎年低下をしておりますけれども、イエローカードの基準も下回っているところでございますけれども、今後も引き続き起債残高の削減などに努力いたしまして低減を図っていきたいと考えております。
次に、報告第3号、公営企業に係る資金不足比率の報告についてでございますが、対象となる六つの特別会計のうち、保養センター事業特別会計以外の5会計では資金不足の状態ではありませんので、数値の記載はしておりません。保養センター美榛苑事業特別会計につきましては、毎年度改善はされておりますが、公営企業の経営健全化基準20%に対しまして287.2%と大幅に超過した状況が続いております。
以上、簡単ではございますが、平成24年度財政健全化判断比率及び資金不足比率の報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(中山一夫君)
続きまして、髙橋監査委員から報告をお受けいたします。
15番、髙橋監査委員。
○15番(髙橋重明君)
15番議席、髙橋でございます。ただいま議長からのお許しを得まして、平成24年度宇陀市財政健全化及び経営健全化の審査意見書を申し上げたいと思います。
一昨日の監査報告をいたしました折に皆さん方にお手元でごらんいただきました基金運用状況審査意見書の編綴の一番後ろでございます。ここに記載してございます。と同時に、また議会に資料をいただいておりますのが、A4で宇陀市の財政健全化判断比率の状況、ただいま企画財政部長からの報告をいただきました。また、内容につきましては、A4の3枚ものでございますが、財政課当局から9月4日付で資料をいただいております。ここには詳しく算定の根拠も掲載されておりますので、ぜひごらんいただきたいと思います。
それでは、文書を読み上げて報告にかえさせていただきます。
宇監委第10号。平成25年8月6日。宇陀市長、竹内幹郎様。宇陀市監査委員、三浦桂太郎、同、髙橋重明。
平成24年度宇陀市財政健全化及び経営健全化の審査意見書の提出について。
地方公共団体の財政の健全化に関する法律(平成19年法律第94号)第3条第1項及び第22条第1項の規定により、平成24年度宇陀市財政健全化及び経営健全化について審査しましたので、次のとおりその意見を提出します。
平成24年度宇陀市財政健全化及び経営健全化審査意見。
審査の概要。
この審査では、宇陀市長から提出された健全化判断比率及び資金不足比率並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類が適正に作成されているかどうかを審査いたしました。
審査の期間は、平成25年7月25日から同年8月6日まで。
結果を申し上げます。
審査に付された健全化判断比率及び資金不足比率並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められました。
以上で報告を終わります。
○議長(中山一夫君)
以上で報告が終わりました。
ただいまより報告第2号及び報告第3号に対する質問をお受けいたしますが、決して審査にならないよう御注意をお願いいたします。
初めに、報告第2号、平成24年度財政健全化判断比率の報告について質問はございませんか。
2番、高見省次議員。
○2番(高見省次君)
財政健全化判断比率について質問させていただきます。
3番目の実質公債費比率ですけれども、イエローカードの25%に比べると18.6ということで、その範囲内ということで御説明をいただきました。トレンドで拝見しますと、前年度、23年度単年度で見ますと、23年度は17.3で今年度は18.5ということで、少し今までずっと下げてきていただいてましたけれども、それがまた増加したということで、この指標のベースとなるデータとしては、いろいろと公債費の充当一般財源とか公営企業への繰り出しとか一部事務組合への補助金、債務負担行為等々ありますけれども、どの部分が今回少し比率としては悪化しているその原因だというような分析をされておられますでしょうか。
○議長(中山一夫君)
栗野企画財政部長。
○企画財政部長(栗野肇君)
ただいま質問いただきました実質公債費比率、これについて昨年度単年度で見た場合ですけれども、変動がしておるということでございます。
今回変動いたしました特にこの計算式におきます分母分子でいきますと、大きく前年度から変更がありましたのが、この分母のほうでございます。主には標準財政規模に含まれます普通交付税の金額が昨年度に比べて減額の変動があったということに伴いまして、計算上、実質公債費比率の率としては高目になったということでございます。これは今回微増でございますけれども、今後普通交付税につきましては、平成28年度以降始まります段階的に現在の合併の算定がえが減少してきますと、今後実質公債費比率が変動するということの一つのあらわれとして今回交付税が下がったことということは非常に重要視しなければいけない問題であると思っております。今後十分に実質公債費比率、それから将来負担比率、この率については今後の歳入のあり方というところを考えながら変動を見ていかなければいかんと思っております。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
次に、報告第3号、平成24年度資金不足比率の報告についての御質問はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようでしたら、質問なしと認めます。
以上で、報告第2号、平成24年度財政健全化判断比率の報告について及び報告第3号、平成24年度資金不足比率の報告についてに対する質問を終結いたします。
○議長(中山一夫君)
続きまして、日程第30、報告第4号、平成24年度宇陀市保養センター事業に係る経営健全化計画の実施状況の報告についてを議題とします。
報告第4号につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第24条の規定で準用する同法第6条第1項の規定により、理事者から報告をお受けいたします。
○議長(中山一夫君)
山本農林商工部長。
○農林商工部長(山本喜次君)
農林商工部の山本でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、ただいまより報告第4号、平成24年度宇陀市保養センター事業に係る経営健全化計画の実施状況の報告について申し上げます。
本件につきましては、宇陀市保養センター美榛苑の経営健全化計画につきまして、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づきまして、その実施状況を報告するものでございます。
それでは、議案書の44ページから45ページをごらんをいただきたいと思います。
項目1の計画と具体的な措置の状況につきましては、平成22年10月1日から株式会社休暇村サービスに指定管理を行っているところでございます。また、同日より宇陀市保養センター事業特別会計が商工観光課の主管となりましたので、特別会計並びに経営健全化計画の管理をしているところでございます。
一般会計からの繰り入れにつきましては、当初の予定どおり繰り入れを行ってまいりましたが、指定管理者による営業収益も当初計画より減収となったことによりまして、資金不足額及び資金不足比率は、前年度より減少はしたものの、当初計画どおりにはまいりませんでした。
項目2の資金不足解消の状況につきましては、健全化計画において設定をしております24年度の資金不足解消計画額と実績額の対比でございます。計画に対しまして、8027万2000円の解消を行いまして、資金不足額が10億6729万7000円となりました。
次に、項目3の資金不足比率の状況につきましては、昨年度に比べまして28.9%減少し、287.2%となりました。
以上、非常に簡単ではございますけれども、報告第4号、平成24年度宇陀市保養センター事業に係る経営健全化計画の実施状況報告についての説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(中山一夫君)
以上で報告が終わりました。
ただいまより報告第4号に対する質問を受け付けますが、決して審査にならないよう御注意をお願いいたします。
質問はございませんか。
2番、高見省次議員。
○2番(高見省次君)
美榛苑の件でお伺いします。
御報告いただいておりますが、指定管理者にお願いするようになって2年半ですね、そして今年度からまた延長してやっていただいておるわけですけれども、その収支実績について平成24年度のトータルの実績と25年度以降の直近のデータをちょっと御説明、御報告をお願いしたいと思います。
○議長(中山一夫君)
山本農林商工部長。
○農林商工部長(山本喜次君)
失礼いたします。
平成24年度営業収入につきましては、3億7155万5000円でございます。経常損益としましては、プラスの569万4000円でございます。それと平成25年度直近の営業収入といたしまして1億2288万1000円、経常損益としましてマイナス250万6000円でございます。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
○2番(高見省次君)
ありがとうございました。
この美榛苑につきましては、3月議会で経営健全化計画の変更が議案として提案されましたけれども、継続審議で6月も審議をされているという中で、補正で耐震の診断を800万円つけて診断をして、そして将来ビジョンをつくっていくというそういう方向で進んでいると思います。
この診断の結果というのがいつ報告いただけるのか、その点についてお伺いしたいと思います。
○議長(中山一夫君)
山本農林商工部長。
○農林商工部長(山本喜次君)
失礼いたします。
今現在、耐震の診断につきましては、入札も終わりまして、11月の末から12月の頭ぐらいには報告ができるかなと、このように考えております。
○議長(中山一夫君)
2番、高見省次議員。
○2番(高見省次君)
そういうことを全て踏まえて美榛苑の経営健全化計画を検討していくわけですけれども、この今回の報告に関しまして、やはり資金不足比率が計画値は24年度224.2に対して実績が287.2と計画値に至っていないというそういう評価になるわけですけれども、これは監査意見書のほうにも記載いただいておりますが、結局その事業規模ですね、これが分母に来るものですから、今御説明いただきました3億7000万円の収入という規模ということで計画値が5億3000万円ですね、ですからその差がここの比率となって出てきてしまうというそういう状況があるわけですね。
この点につきまして、では休暇村サービスさんの経営方針があると思うんですね。そこに基づいて、今3.7億円という規模でしてきていただいているわけですけれども、市として美榛苑の活用方針というものが耐震も含めてこれからなんですが、どなたがどのように休暇村さんと指定管理者とその点についてすり合わせをしていかれるのか、今もしされているんだったらどういう協議をされているのか、その点について少し、最後3問目になりますが、ちょっと御説明いただいたらありがたいと思います。
○議長(中山一夫君)
山本農林商工部長。
○農林商工部長(山本喜次君)
失礼します。
やはり担当窓口は私どもの農林商工部でございます。休暇村サービス支配人と直接話をして、これから美榛苑をどうしていくのかというようなことも今現在協議をしているところでございます。
やはり、景気の落ち込みとか東日本大震災からこちら、かなり集客数が減っておるというのは否めない事実でございます。それをどういうようにして回復させていくのかというようなことも大きな課題となっております。これから耐震診断を受けて、美榛苑の姿をどう変えていくのかというような形も今協議しておるところでございますが、その辺の部分につきましては、いろいろとこれから協議を議会とも相談しながら進めなければならないと思いますので、今後またよろしくお願いしたいと思います。
以上です。
○議長(中山一夫君)
よろしいですか。
5番、上田德議員。
○5番(上田德君)
1点お尋ねしたいなと思いますけれども、監査報告の中で、平成24年度の純利益約700万円ほどありますよということでございまして、単年度会計で平成22年の10月以前に直営でやっておったときとの純益の比較というのは、どういうようになっているのかなと。先ほど部長のほうからは、震災以降いろいろな要因で集客が減っているということでございますけれども、単年度ベースで比較して、宇陀市が繰り出しておりますいろいろとした起債返済額の一借の部分等々を差し引きした中での純益ベースの単年度収支の比較を、もしわかるのであれば、合併以降18年、19年、20年、21年と比べてこの23年、24年、この2年度のそういった純益ベースの比較はどういうようになっているか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
○議長(中山一夫君)
山本農林商工部長。
○農林商工部長(山本喜次君)
失礼します。
今の手持ちの資料では平成20年度からしかございませんので、20年度からでもよろしいですか。20年度から申し上げたいと思います。
平成20年度の営業収益が4億6300万円あります。それの収支が経常損益がマイナスの約8000万円、平成21年度が4億2300万円、経常損益がプラスの1400万円、平成22年度が営業収益が1億7200万円、経常損益がプラスの2000万円、平成23年度からは、これは指定管理になっておりますので、営業収益というのはゼロでございます。営業損益が平成23年度が約400万円、平成23年度まででございます。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
5番、上田德議員。
○5番(上田德君)
質問回数に入れられたらつらいんやけど、24年度が先ほどの会計監査の意見書の中に出ておりますように、平成24年度は監査報告書の美榛苑の項の2ページの総括のところの決算概要のところに(1)の下から2行目、この結果、平成24年度は708万7000円の純利益が生じ、平成24年度末の未処理欠損金は1億9590万6000円となっておりということですけれども、このうちで私がお聞きしたいのは、平成24年度の708万7000円に相当する部分が先ほど申し上げました平成18年から21年とそれから22年は半分しかないから23年、24年の比較はどういう純利益の推移をしておりますかということをお尋ねしておるわけで、ちょっと数字の捉まえているところが違うかなと思ったりしますので、要は美榛苑で何ぼもうかって何ぼの話になってるねんというとこら辺をしっかりと押さえたいなということでお聞きしているわけでございます。質問にしっかりと答えてもらえるように、議長、よろしくお願いします。
○議長(中山一夫君)
山本農林商工部長。
○農林商工部長(山本喜次君)
失礼いたします。
宇陀市公営企業決算審査意見書、監査委員さんのほうから出ております8ページをごらんいただきたいと思います。
その中の一番上の表でございます。これが当年度の純損益、今上田議員がおっしゃいました平成24年度につきましては、708万7081円、この数字でございます。23年度が383万5317円、平成22年度が2037万7387円、21年度が1425万1676円、平成20年度がマイナスの7918万7655円、この数字でございます。
○議長(中山一夫君)
5番、上田德議員。
○5番(上田德君)
ということで、直営で高い労務賃金を払っていた平成21年でも1425万1000円の収益が上がっておったわけですよね。それが23年度以降のそういった震災を受けて、昨年度は今年の約2分の1相当の380まで落ち込んでおるよと、24年度につきましても震災の影響があるとはいえ700万円どまりであるということで、平成21年のときに比べて約2分の1の収益しかないというようなことで理解をするわけですけれども、これがいわゆる健全化の中でこういう数字を持っていって、この中で審査報告の中では22年に決めた再建計画を進めていくということになっておりますけれども、耐震計画を今やっていただいておりまして、そして耐震設計を進め、そしてなおかつその結果において施設を拡充、修繕というようなことになってくるわけなんですけれども、この捉まえております24年度の708万7000円ですか、約700万円の収益というものが今後どのように推移するような形のことをお考えになっておるのか、ここら辺ちょっと審査の部分にはならないと思いますけれども、21年度の直営の高い賃金を払っているやないかと、公務員がやってるから、職員がやってるからあかんのやと、公営がやってるからあかんのやといった時代でも1400万円あったわけですけれども、今それから考えると2分の1まで収益が落ちておるという実態をどのように捉まえておられるのか。ただ単に施設が悪いから、施設を直しただけで直っていくんやということだけの問題なのか、わずか4年の間にそのぐらい施設が悪くなってきているのかどうか、そこら辺も含めて、やはりこの21年と24年の比較の値が2分の1になっているという実態を市民の皆さん方にどういうように説明されていくのか。
ただ単に震災が起こって観光客が減っておりますよとか、あるいは施設が古いから拡充してリニューアルをして、そしてやっていきますよというだけで解決できるのか。根本的に、この前、再建計画の中にありましたニーズ調査ですか、そういうようなものも含めて今後二十七、八年度以降あるいは25年度の収益がことしの700万円を大きく超えるような予想になっておるのか、もし手持ちで持っておられるのであれば、ここ4月、5月、6月ですか、上四半期の実績のもとで、いやそうじゃないと、もう既に350万円ほどの実績が上がっておるから、このままでいけば21年度の1400万円ぐらいまでは純利益として担保できるのではないかとかそういった見通しについても、ちょっとお尋ねしておきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(中山一夫君)
山本農林商工部長。
○農林商工部長(山本喜次君)
議員のおっしゃるとおり、今この純損益の推移を見れば、平成21年度と比較すれば約半額になっているということでございます。ただ、今美榛苑のほうから、このほかに定額の納付がございます。3000万円ございますので、これを含めると、ここにあらわれてこない数字が3000万円ございます。それを加味していただきますと、これよりも数字は上がってくると。
かなり美榛苑のほうも経営の努力はしていただいておりますし、建物の老朽化による若者がなかなか美榛苑のほうへ来ていただけないということもございまして、今後はそのような若い方たちが美榛苑を利用していただけるようなものにしていきたいなと、このようにも思っておりますし、今後種々の努力、美榛苑ともどもしていきたいと思っております。
以上です。
○議長(中山一夫君)
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
以上で、報告第4号、平成24年度宇陀市保養センター事業に係る経営健全化計画の実施状況の報告についての質問を終結いたします。
ここで午後3時20分まで休憩いたします。
午後3時07分休憩
午後3時20分再開
○議長(中山一夫君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
○議長(中山一夫君)
次に、日程第31、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。
奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙につきましては、市議会議員から選出する広域連合議会議員について、欠員が1名生じたため、市議会議員から1名を選出することになりますが、2名の立候補者がありましたので、奈良県後期高齢者医療広域連合規約に基づき、全ての市議会において選挙が行われることになったものです。
この選挙は、広域連合規約第8条の規定により、奈良県の全ての市議会の選挙における得票総数により当選人を決定することになっておりますので、会議規則第32条の規定に基づく選挙結果の報告のうち、当選人の報告及び当選人への告知は行えません。
よって、選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、候補者の得票数までを報告することといたします。
これより投票を行います。
議場の閉鎖を命じます。(発言する者あり)
〔議場閉鎖〕
○議長(中山一夫君)
発言を求めるわけですか。選挙にかかわることで。
5番、上田德議員。
○5番(上田德君)
奈良県の後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙というのは、たしか平成20年でしたか、21年でしたか、最初は、20年ですか、初めて選挙が行われたときには市議会議員が6人、そして町村議会から4名ということで、合計20名ですか、選挙をした覚えがあるわけなんですけれども、それ以降は常に連合規約の中での議員の任期はその所属する議会なり市町の本人の任期やということで、失職されたことによって新たに1人を選ぶあるいは2人を選ぶ、一番多いときで統一地方選挙のときに何名かあったように記憶するわけですけれども、県議会的な要素をこの議会は持っておるわけですよね、奈良県一本やから。ですから、この前、一度この選挙のときに、あるいは広域連合議会の規約改定か何かのときにもお願いしておりましたけれども、やはり4年に一遍きちんと全体の選挙をされて、そして今回のように、今回は奈良市の議員の皆さん方が7月の何日か付で失職されて、そして選挙によって新たに当選をされてこられたということで、その方を今度はその1名について奈良県から立候補の受け付けをされるわけですけれども、市議会議長会の推薦ということで、既に市議会議長会の中ではこの人やぞということを決めて、そして推薦をされるわけですよね。そういうことは本当に議会の構成するときの少数意見をどういうように形でくみ上げるんやと。そういったものの機会というものが今のこの広域連合議会の選挙方法では加味することができない体制になっておるということで、ひとつ連合議会の規約を改正をお願いして、そして4年なり、最初の年度から計算して4年、4年で切っていったところで一旦選挙をして、全体20名を選ぶ選挙をしていただいて、そしてそれ以降、任期によって失職された場合は、その方の今度は補欠選挙というような形の中で議員を選んでいく。当議会も6分の1を切った場合は補欠の選挙をするわけですから、1人が既に決まっておった、失職によってその広域連合議会の議員職を失職するわけですから、当然今度来られる方は4年の任期を持った方の残りの任期というような考え方にならなかったら、この議会はそれぞれの一部事務組合とはちょっと違うと思うんですね。奈良県全体を論じる部分ですから、もう少し幅広く市民の皆さん方の声を聞くというそういうスタンスの中から、広くこういった少数意見が反映あるいは聞き取りできるそういう議会運営というものがなされるようなそういう選挙制度に変えていただきたいなということを嘆願ではないですけれども、前回もお願いしておったわけですけれども、そういった部分の中で奈良県の市議会議長会はどういう判断をされておるのか。
また、幸いなことに、市長ブロックの中で竹内市長がこの広域連合議会の議員として議会に出席をされておりますので、そういった部分の考え方も含めて、少しこの議会の運営あるいは立候補のあり方、そして選挙制度そのものの議員の任期そのものの考え方を、やはり市民の皆さん方が見て聞いてなるほどなと思えるような選挙制度に変えていただくというようなことはできないものなのかどうか、その点、議長が答えられないのであれば、市長にかわってお答えいただくなりなんなりで、これ私は民主的な国家の中で民主的議会を構成する上で非常におかしな選挙制度だと私は考えておりますので、その点御答弁いただければ、あるいは見解をいただければと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(中山一夫君)
市長、何か参考意見ございますか。
堂芝市民環境部長。
○市民環境部長(堂芝一成君)
市民環境部長の堂芝です。
ただいま議員のおっしゃった選挙制度の改正というところで、詳しくは市民環境部のほうにも選挙制度のことについては今回の件については文書は届いていないんですが、言われる議会の運営のあり方あるいは少数派の意見を聞くというような御意見については、広域連合のほうに後日伝えさせていただきまして、ここでこの制度について改革がどうのということも返答できないと思いますので、連合のほうに今の御意見を反映させていきたいと、このように思っております。
○議長(中山一夫君)
5番、上田德議員。
○5番(上田德君)
今市民環境部長のほうから事務局を担当する部として、こういった選挙制度についての意見を上申していくということでございます。市民の皆さん方に私の言ってることがどこまで御理解いただいたかわかりませんけれども、要は4年に1回きちんとした全体的な選挙をすべきではないかということで、現行の選挙は発足時に選挙をして20名を選びましたけれども、それ以降は失職された議員の方の補欠選挙を4年の任期としてつないでいっておるという実態から、4年に一度の選挙が行われていないということが私は問題だと提言しているわけでございますので、ひとつこの点につきましては、近隣の市で結ぶ一部事務組合の議員を選出するのとは若干意味合いが違うと思いますのでね。確かに一部事務組合の選挙のやり方というのは、それぞれ構成する市村において何名というような枠組みの中で必ず出られるわけですけれども、それは市村の中できちんと人を選べる機会があるわけですけれども、この場合は奈良県全体を選挙の有権者と、奈良県全体の我々でしたら市議会議員の職にある者が全て有権者という位置づけの中で選挙をされるということで、議長会というような大きな組織が推薦されたところについては、もう必ずそこに決まってくるというような要因もあるわけでございますので、これはやはり4年に1回きちんきちんと選挙をしていただくということの重要性というものをもう一度認識していただきたい。つくられたのが奈良県ですので、奈良県としては事務方の考え方として、非常に議会運営をスムーズにしていくという意味合いも含めて議員の選挙回数というものを1回にされておると。こうしますと、今の選挙制度でしたら、しょっちゅう選挙しているわけですよね。ですから結果的には同じだと思いますので、ひとつそこら辺はしっかりと事務局のほうにお話をしていただいて、また議員に行っていただいております竹内市長につきましても、そこら辺のこと、もし見解がございましたら述べていただければありがたいと思います。いや、わしはこれでええんやと言わはるんでしたら、それは市長の見解としておさめますけれども、私はやはり議員であるべき部分については一旦クリアされた状態の中で20名という議員を選ぶべきではないかなと考えておりますので、ひとつその点よろしくお願いしたいと思います。
○議長(中山一夫君)
竹内市長。
○市長(竹内幹郎君)
上田議員が意見を求められておりますので、意見だけ述べさせていただきたいと思っております。
いつも議会の中で話をさせていただいておるんですけれども、広域行政という形の中でしていくときには、本当に行政事務そのものが地方の基礎的自治体である市町村の事務であるべきものを広域化しようとしたときには、ある一定のそういう弊害というんですか、そういうのが発生するのではないかなと思っております。ですから、私はいつもこういう大きな広域行政については奈良県としての直接事務として切りかえていただきたいということをいつも申し上げておるわけでございます。
ですから、意見として聞かせていただきますし、またこの意見が宇陀市議会の総意ということであれば、また後期高齢者医療広域連合議会の中で意見を述べさせていただきたいと思っております。ですから、全ての方が満足できるということではないと思うんですけれども、そういう広域行政の弊害というものも加味していただいて、責任の所在も含めて考えていきたいなと思っておりますので、これから今後、今広域消防もそういう形になっておりますし、また国民健康保険も平成27年度に向かって奈良県の統一事務という話もあるわけでございますので、法令そのものも考えていかなければならない時代ではないかなと考えておりますので、いろいろこれから調査研究していきたいなと思っているところでございます。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
堂芝市民環境部長におかれましては、今後この広域連合議会のほうへ宇陀市の意見として申し入れていただきたいと思います。
5番、上田德議員。
○5番(上田德君)
今市長の説明の中で、今回発足予定の奈良県の広域消防組合につきましても同じような形の部分というような話がございましたけれども、奈良県の広域消防組合議員の選出については、ある程度地域を決められて、その中から選んでくるということが1点と、それから任期は1年ということでございまして、それぞれの議会の中で選べるというチャンスがあるわけですけれども、後期高齢者の部分につきましては、この人行ってもらいたいと思ってもなかなか行けないという実態がこの制度の中にはあるということをひとつ御理解をいただいて、その旨のことをやはり後期高齢者医療広域連合議会事務局のほうにひとつ伝えていただきまして、早急なやっぱり改正等の手続に入っていただくようなことをお願いしておきたいと、このように思いますので、よろしくお願いします。
○議長(中山一夫君)
先ほどの答弁でよろしいですか。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
ないようでしたら、ただいまの出席議員は15名であります。
次に、立会人を指名いたします。
会議規則第31条第2項の規定により、8番、大澤正昭議員、9番、井戸本進議員の2名を指名いたします。
投票用紙の配付をいたします。
なお、候補者名簿につきましては、お手元に配付しておりますので、参考にしてください。
〔投票用紙配付〕
○議長(中山一夫君)
投票用紙の配付漏れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(中山一夫君)
異状なしと認めます。
これより投票を行います。
念のために申し上げます。投票は単記無記名です。白票は無効といたします。
自席において、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、議席番号1番、勝井太郎議員から順次投票をお願いいたします。
〔投票〕
○議長(中山一夫君)
投票漏れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
投票漏れなしと認めます。
これで投票を終了いたします。
ただいまより、開票を行います。
大澤議員、井戸本議員、開票の立ち会いをお願いいたします。
〔開票〕
○議長(中山一夫君)
それでは、開票の結果を報告いたします。
投票総数15票。これは、先ほどの出席議員数に符合いたします。
そのうち、有効投票14票、無効投票1票。
奈良市議会、土田議員11票、奈良市議会、小川議員3票。
以上のとおりであります。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開場〕
○議長(中山一夫君)
ただいまの選挙の結果につきましては、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙長へ報告いたします。
これをもちまして、奈良県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を終わります。
○議長(中山一夫君)
次に、日程に従いまして、日程第32、陳情第15号、宇陀市国民健康保険税に関する陳情書についてを議題といたします。
事務局長に陳情書を朗読させます。
増田議会事務局長。
○議会事務局長(増田忠昭君)
事務局の増田でございます。私のほうから朗読のほうをさせていただきます。
本日配付のほうさせていただいております第3回市議会定例会2日目議案(議会関係)をごらんいただきたいと思います。
まず、表紙を1枚めくっていただきたいと思います。そこから朗読のほうをさせていただきます。
陳情第15号。
平成25年9月6日。宇陀市議会議長、中山一夫様。提出者、宇陀市議会議員、高見省次。賛成者、宇陀市議会議員、上田德、同じく大澤正昭、同じく山本新悟。
宇陀市国民健康保険税に関する陳情書について。
上記の議案を、別添のとおり宇陀市議会会議規則第14条の規定により提出します。
次に、10ページから陳情書の内容となっておりますので、その次のページをごらんいただきたいと思います。
宇陀市国民健康保険税に関する陳情書。
宇陀市議会議長、中山一夫様。
1、件名。
宇陀市国民健康保険税の引き上げに伴う激変緩和措置の実施について。
2、陳情の趣旨。
宇陀市は、2013年4月から同市国民健康保険税を引き上げました。この引き上げの規模は平均で19%、多い人では年間10万円近くの負担増となり、もともと経済的に余裕がない国保加入世帯に大きなダメージをもたらしています。そこで、1.急激な負担増を緩和するために、国保税の減額、免除などの緩和措置を実施すること。2.国保税滞納に対しては、徴収率向上を原則としながらも、安易な「資格証明証」交付など被保険者の不利益を招く措置は自重すること。
以上の激変緩和措置を講じるように要請します。
3、陳情の理由。
私たちは、今回の国保税引き上げは以下のような問題があると考えます。
第1に、今回の引き上げは余りにも急激かつ大規模であることです。
所得割だけで見ると32%もの大幅な引き上げとなり、負担額が一挙に10万円近くはね上がる世帯もあります。もともと国民健康保険は被用者保険に入れない零細自営業者や無職者、退職者らが被保険者となる比較的低所得者層の健康保険です。今回の引き上げに至る議論の中で、この間、被用者保険の保険料も2割程度上がっているという意見もありましたが、これはごまかしです。被保険者が比較的高齢である国保は医療給付の増嵩が見込まれ、そのため保険料は他の被用者保険などより高目に設定されています。引き上げ率が同じでも実際の負担額は大きく違うし、低所得の世帯ほど家計に与える影響は大きくなります。事実、国保税が引き上げられたことしの4月以降、市民の間では年金の手取りが減り苦しい、滞納したら病院で診てもらえないのではという不安、不満が高まっています。
第2に、行政が幾つかの点で責任を果たさず、負担を被保険者に全てしわ寄せしていることです。
まず、この間、国保会計に一定の赤字が生じていたにもかかわらず、いたずらに基金を取り崩すだけで何の対策もしなかった行政の不作為があります。
次に、国保会計の逼迫や国保税の引き上げについて、市民への説明責任の怠慢が指摘できます。今回の引き上げの経過を見ると、前年度に入ってから市長は宇陀市国民健康保険運営協議会に保険税率の改正について諮問し、同協議会は2回の審議を経て11月26日に引き上げを答申し、12月21日の市議会で可決されました。このように拙速な対応で大幅な引き上げが決められました。これでは赤字の経緯や原因あるいは国保税引き上げの必要性などを事前に市民へ十分説明したとはとても言えません。
さらに、引き上げ決定後も国保税個別相談会が開催されましたが、わずか2日間の日程で広報も弱く、参加者はわずか23人という結果でした。説明責任の点でも市の姿勢が厳しく問われます。
第3に、激変緩和の経過措置などが全く講じられていないことです。
市国保運営協議会の答申では、保険料の急激な負担増を回避するため、一般会計から一定の基準外繰り入れも検討すべきと言われています。19%もの引き上げは、どう見ても急激な負担増となります。
しかし、今回は何の緩和措置もとられませんでした。一般に社会保険のような恒久的な施策は長期的に安定した運営が求められ、制度の改定に当たっては、制度間や世代間の均衡を図るための激変緩和措置が必要です。町村合併時に調整がされた後、一定期間にわたり基金を取り崩したあげく、赤字が膨らんだから安易に保険税を引き上げという、まさに行き当たりばったり的な行政の姿勢を真摯に反省し、急激な引き上げを回避する経過措置がとられるべきでした。
そのほか、今回の国保税引き上げは国保の広域化、一元化を見据えた保険料一律化の地ならしであること、また、生活保護費引き下げとも共通する貧困の悪循環を助長する政策であること、さらには、当初この引き上げ案を審議した12月議会の福祉厚生常任委員会では一旦原案が否決されたにもかかわらず、本会議では修正なしで可決されるという議会軽視の問題も内包するなど、さまざまな問題があります。
私たちは、このような問題が多い国保税引き上げ強行に対して、緊急の激変緩和措置をとられるよう請願します。
2013年8月22日。
なお、陳情者の方々につきましては、ごらんの20名の市民の方々となっております。
以上でございます。
○議長(中山一夫君)
提出者から提案理由の説明を求めます。
2番、高見省次議員。
○2番(高見省次君)
ただいま議長の許可をいただきましたので、去る8月22日付、中山議長宛て宇陀市国民健康保険税に関する陳情書の提出者として提案理由を説明いたします。
賛成者は上田德議員、大澤正昭議員、山本新悟議員です。
本陳情の内容は、今読み上げられましたとおり、本年4月から宇陀市国民健康保険税が引き上げられたことに関し、住民の急激な負担増を緩和するための激変緩和措置を実施することです。
今回の宇陀市国民健康保険税の引き上げには、さまざまな課題がありました。
第1に、保険税引き上げ決定に至る経緯です。
昨年11月に市長の諮問機関である宇陀市国民健康保険運営協議会が開かれ、わずか2回の審議で保険税率の引き上げが承認されました。翌12月には、宇陀市国民健康保険税引き上げ条例案が議会に提案され、可決されました。この間、保険税引き上げについて、宇陀市民に対し行政の説明責任が十分に果たされたとは、とても言えません。平均19%アップという大きな負担増について、住民の多くが理解することなく決定されました。
第2に、国保財政運営の計画性のなさです。
宇陀市が発足した当初、8億円余りの基金がありましたが、国民健康保険事業特別会計は毎年1億円から1億5000万円を超える大きな財源不足に陥っていました。基金を取り崩すことで黒字決算をしてきましたが、いずれ基金が枯渇することを担当者はわかっていたはずです。基金の枯渇後の財源をどうするのか、保険税を上げるなら、どんなスケジュールでどの程度住民負担を求めるのか、激変緩和措置をどうするのかなど、行政としてどのように考えてきたのでしょうか。基金がなくなったので保険税を引き上げますでは、余りに計画性のない国保財政運営と言わざるを得ません。
第3に、実効性のある医療費抑制策が講じられていないことです。
国保財政の財源不足の原因は、被保険者数の減少や所得の減少による保険税収入の減少、急速な高齢化や高額医療費の増加による医療費の急増であると担当者は説明しています。それならば行政としてどのような手を打ってきたのか、そこが見えないため、住民は納得できないのです。
医療保険と医療政策はセットで考えるべきものです。残念ながら、現時点で将来に向けて実効性のある医療費抑制策が示されておりません。市立病院がある、地域包括支援センターがある、ウエルネスシティをやるといった抽象的な話ではなく、きょうもまさに議論しましたが、市立病院の経営建て直しを具体的にどうするのか、在宅医療をどう進めるのか、そのための病院と診療所の連携をどう図っていくのか、独居高齢者の見守りや生活支援、介護サービスをどうするのか、そうした差し迫った住民が今一番不安な超高齢社会への備えを総合的に具体的に実効性のある企画としてまとめ上げ実行していく、そのビジョンと行動が見えません。
なぜできなかったのか、縦割りだからです。国保を管理するのは市民環境部、しかし企画するのは健康福祉部であり、市立病院事務局です。そこがつながっていないから、総合的な企画立案を行う横断的な組織がないからできなかったのです。
つまり、この国保問題は今の宇陀市の行政組織、ガバナンスの課題を象徴していると言えるのではないでしょうか。そうした重大な課題を抱えたまま保険税が引き上げられました。このままで、私たちは住民の代表として責任を果たせるでしょうか。日本が世界に誇る国民皆保険、医療費を世代間で支え合うすばらしい仕組みです。その中でも国民健康保険は住民にとって最後のよりどころであり、基礎自治体が住民に安心を約束する最も重要な制度の一つです。その制度が揺らいでいます。
昨年度の決算を見ますと、被保険者数は1万671人で関係する世帯数は5734世帯にもなります。その多くが高齢者、低所得者であることは御承知のとおりです。80%余りが1人世帯か2人世帯、また年収200万円以下です。ことしに入って食料費や燃料費が上がり、消費税の引き上げも来年予定されております。そうした時期に保険税引き上げが住民生活に与える影響を決して過小評価すべきではないと思います。
また、非正規雇用がふえる中、若い方も国保に入っておられます。自営業をしながら、消防など地域を守ってくれている被保険者も多いのではないでしょうか。そうした若い世代への影響も懸念されます。今もこのまちに残ってくれている若い方が諦めたら、このまちに誰が住んでくれるでしょうか。
国保が世代間の支え合いである以上、保険税を抑えていくことは、他市との比較において相対的に定住促進策になると私は考えております。そうした課題と現状を振り返るとき、残念ながら今回の行政運営にまちの将来への責任を感じることができません。
4月から特別徴収が始まり、7月には普通徴収の納付書が届きました。住民は負担増を実感し始めていると思います。そうした中で、議会に届けられました今回の激変緩和措置の要望は、多くの住民に共通の良識的な願いではないでしょうか。
激変緩和措置には財源が必要です。平成24年度決算では9億7000万円の黒字が報告されております。その一部を財源にできないでしょうか。市長は常々行政改革の成果を住民に還元したいとおっしゃっておられました。その黒字の使い道として十分に価値があると私は考えます。一般財源を使いますが、将来への投資、住民が宇陀市を離れることを食いとめるための投資と考えられないでしょうか。そして将来この投資分を取り戻す。市長が提唱されているウエルネスシティを実効あるものとし、超高齢社会にもびくともしないサービス基盤をつくり上げ、地域医療を守り医療費を抑制する。そうした責任を議会と行政がともに負う決意を住民に示そうではありませんか。それは国保運営協議会の答申にも沿っていると思います。
本件は福祉厚生常任委員会に付託されると伺っております。委員会でぜひ陳情者の思いを直接聞いていただき、忌憚のない議論を通して、困難な時代にあって住民に寄り添う政治の姿勢を示していただきますようお願いします。
本陳情に対する議員各位の御理解と御賛同を心からお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。どうかよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
○議長(中山一夫君)
提案理由の説明が終わりました。
ただいま議題となっております陳情第15号は、福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
異議なしと認めます。
よって、本案につきましては福祉厚生常任委員会に付託の上、審査することに決しました。
それでは、本案の質疑を受け付けます。
なお、この議案は福祉厚生常任委員会に付託いたしますので、当該委員の質疑は御遠慮願います。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中山一夫君)
質疑なしと認めます。
これをもちまして質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております陳情第15号は、会議規則第37条の規定により、福祉厚生常任委員会に審査を付託いたします。
以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。
次の本会議は、19日木曜日午前10時から行います。
19日は一般質問の日程となっておりますので、格段の御協力をお願いいたします。
本日はこれにて散会いたします。
御苦労さまでした。
午後4時00分散会
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