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更新日:2016年12月2日
菟田野では、古くは宮中や武将に多く重用された「鹿皮」を時の都「京都」にこれを調達するために、家内仕事として生まれ、その製法が秘伝として現在に伝承されました。宇陀市は原皮の鞣し、加工、縫製、販売までの一貫したシステムをもつ全国唯一の毛皮革産地であり、レザー・鹿皮・鳥獣の剥製など毛皮革製品全般を取り扱っています。特に鹿皮の製造取扱量は、今も全国シェアの90%を占めています。
奈良県の地場産業にも指定され「品質はどこにも負けない」という自信と、「伝統の灯りは消さない」という強い信念をもとに、世界の菟田野ブランドの確立を目指して今日も頑張っています。
約400年前、兵部為定が吉野南朝に奉仕し、葛粉の製造を始め「吉野葛」の名称が世に知られるようになりました。元和2年(1616年)、与右衛門(貞康)が、葛晒しに絶対欠かすこの出来ない良質の水を求めて当地に移り、良質の葛粉の本格的な製造を始めました。これが、我が国における葛粉製造の元祖となっています。
今も、昔と変わることなく製法は一貫して「自然製法」を厳守しています。
昭和25年、「夏の涼しい自然条件を利用して、花の栽培をしよう」と、故津田重三氏が、地元10数名とともにダリア栽培を始めました。品質改良にも情熱的に取り組み、「榛原の華」や「美榛」などの新品種を独自に生み出し、昭和32年の最盛期には、組合員数50人、15万球のアメリカへの輸出実績があります。
現在は、高井・比布・赤瀬を中心に40数戸の組合員で約12ha、200~300種類を栽培、切り花は7月頃と9~10月に出荷、球根は晩秋に収穫し、冬の貯蔵を経て春先から国内市場に出荷、年間約70万球を生産しています。
唐にわたっていた空海が帰朝する際に、茶臼と茶の種を持ち帰り、堅恵が宇陀市榛原の佛隆寺(嘉祥3年、850年創建)で栽培し、全国に広まったと伝えられ、本市は大和茶の発祥地です。
市の気候は、茶の栽培に適しており、今も室生で大和茶が栽培され、愛好家たちに支持されています。
近年、外材の需用拡大に伴い国内林業を取り巻く状況は非常に厳しいものですが、とりわけ、床柱などに使われる磨き丸太の品質は高く、今も変わらぬ伝統の技術をもって生産されています。
山間の昼夜の温度差と粘質な土壌で育ち、肉質がやわらかく香りが良いものが収穫できます。また、雲母を多く含んだ土壌で栽培されるため、キラキラと光ることから「金ごぼう」と呼ばれ、縁起物とされています。
県の「大和の伝統野菜」にも認定された地域固有の産物です。
宇陀市では、肥沃な土壌と昼夜の激しい気温差が好条件となり古くから黒大豆が栽培されていました。
宇陀黒大豆は高品質で、大粒で皮は破れにくく、ふっくらしていて見た目もよく、良質のタンパク質を豊富に含んでいます。又、枝豆としても評判の黒大豆で、消費者との交流イベント「ふる里宇陀黒大豆・枝豆まつり」も大好評です。
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