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室生村森林組合

かたぎりなおや片桐直哉

“都会の便利さ、煩わしさ、両方を経験したからこそ、
この自然の良さを実感している。”

大阪で13年ほど勤めた後、地元へ戻って林業の世界へ飛び込んだ。
室生の森林を中心に日々作業を行っている。
先輩林業家の元で、今は測量の勉強をしている。毎日山に入って思うこと。
都会の便利さ、煩わしさ、両方を経験したからこそ、この自然の良さを実感している。

森林測量とは、森林の境界確定や面積の測定などを行う測量のこと。そして森林測量の直接的な目的は“境界明確化”。間伐するために対象となる森林の位置や面積を把握しないと、お隣さんの木を切ってしまった、となれば大変なことですから(笑)

測量は二人一組で行動し、前を行く人が赤白に塗り分けたポールを持って測点に立つ。もうひとりが手前の測点でレーザー距離計を覗いて測量開始。方位角、傾斜角、水平距離などがボタンひとつで瞬時に計算される仕組み。GPSを併用するのでほぼ正確に測定できる。1ヘクタール当たり20~30地点くらい。
手順はシンプルだが、実際の作業はかなり大変。測量しながら山登りをするので、かなりハード。道なき森の中を登ったり下ったりと足元滑らしたりハチやヘビなどに遭遇したりと危険も伴う。

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