(目的)

第1条　この告示は、新型コロナウイルス感染症の影響により子育てに対する負担の増加や収入の減少など特に大きな困難が心身等に生じているひとり親世帯を支援するために実施する宇陀市ひとり親世帯特別給付金支給事業に関し、必要な事項を定める。

(支給要件)

第2条　宇陀市(以下「市」という。)は、前条の目的を達成するため、次の各号に定める者(宇陀市ひとり親世帯特別給付金のうち支給しようとしている給付に相当するものの支給を既に他の都道府県、市(特別区を含む。)又は福祉事務所を管理する町村から受けている者を除く。ただし、出生等による追加支給はこの限りではない。以下「支給対象者」という。)に対し、宇陀市ひとり親世帯特別給付金を支給する。

(宇陀市ひとり親世帯特別給付金の支給等)

第3条　市は、支給対象者に対し、この告示の定めるところにより、宇陀市ひとり親世帯特別給付金を支給する。

(児童扶養手当受給者に対する支給の申込み等)

第4条　市は、児童扶養手当受給者に対し、支給の申込みを行う。

(児童扶養手当受給者に対する支給の方式)

第5条　児童扶養手当受給者に対する市による支給は、児童扶養手当振込における指定口座に振り込む。

(公的年金給付等受給者及び家計急変者に対する申請受付開始日及び申請期限)

第6条　公的年金給付等受給者及び家計急変者に対して支給する市の申請受付開始日は市長が別に定める日とする。

(公的年金給付等受給者及び家計急変者に対する申請及び支給の方式)

第7条　公的年金給付等受給者及び家計急変者に対する支給を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、別紙様式第3号の申請書(以下「申請書」という。)により申請を行う。

(代理による申請)

第8条　代理により第7条第1項及び前条第1項の申請を行うことができる者は、当該申請者の指定した者であると認められる者その他市長が別に定める方法により適当と認める者とする。

(申請者に対する支給の決定)

第9条　市長は、第7条第1項の規定により提出された申請書を受理したときは、速やかに内容を確認の上、支給を決定し、当該申請者に対し、第7条第2項各号に掲げる方式により宇陀市ひとり親世帯特別給付金を支給する。

(宇陀市ひとり親世帯特別給付金の支給等に関する周知)

第10条　市長は、宇陀市ひとり親世帯特別給付金支給事業の実施に当たり、支給対象者及び監護等児童の要件、申請の方法、申請受付開始日等の事業の概要について、広報その他の方法による住民への周知を行う。

(申請が行われなかった場合等の取扱い)

第11条　市長が前条の規定による周知を行ったにもかかわらず、申請者から第6条第2項の申請期限までに第7条第1項の申請が行われなかった場合、当該申請者が宇陀市ひとり親世帯特別給付金の支給を受けることを辞退したものとみなす。

(不当利得の返還)

第12条　市長は、宇陀市ひとり親世帯特別給付金の支給を受けた後に支給対象者の要件に該当しなくなった者又は偽りその他不正の手段により宇陀市ひとり親世帯特別給付金の支給を受けた者に対し、支給を行った宇陀市ひとり親世帯特別給付金の返還を求める。

(受給権の譲渡又は担保の禁止)

第13条　宇陀市ひとり親世帯特別給付金の支給を受ける権利は、譲り渡し、又は担保に供してはならない。

(その他)

第14条　この告示の実施のために必要な事項は、市長が別に定める。