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更新日:2021年7月16日

令和3年度宇陀市学校教育の指導方針

基礎学力を大切に「生きる力」と「夢」を育む教育の実現

~子どもたちの学ぶ意欲と教職員の資質を高め、魅力ある学校・園にするために~

学校教育の基本方針

日本国憲法、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、「奈良県学校教育の指導方針」を踏まえ、誰一人取り残すことなく、人権を尊重する民主的な社会の形成者として豊かな人間性と創造性をそなえた幼児、児童生徒の育成を推進する。

具体的な目標

  • 基礎的・基本的な知識や技能を習得させ、学んだことを活用する力を育成するとともに、主体的に学ぶ態度を養う。
  • 真理を求め、生命を尊び、自然を愛し、崇高なものに感動する心を育てる。
  • 正しい判断力と強い意志を養い、規範意識を高め、自律的な生活態度を育てる。
  • 勤労観や職業観を養い、主体的に進路を選択する能力や将来を展望する態度を育てる。
  • 自他敬愛に基づく人間関係を深め、社会連帯の精神と、社会に貢献する態度を養う。
  • 我が国や郷土への理解と愛情を培い、国際理解を深めるとともに、互いに尊重し合う態度を育てる。
  • 基本的な生活習慣や運動に親しむ態度を養い、健康でたくましい心身を育てる。

指導の柱

確かな学力を育む教育活動の推進

  • 基礎的な知識・技能を定着させるとともに、これらを活用し課題解決できる思考力、判断力、表現力を育み、主体的に学ぶ態度を養う。
  • 個に応じた指導の充実を図るとともに、確かな学力を育むための学習過程の改善を図る。

豊かな人間性を育む教育活動の推進

  • 人間尊重の精神を基調とし、生命を重んじ、思いやりのある心を育てる。
  • 宿泊体験活動や自然体験活動、職場体験活動などを通して、基本的な生活習慣や社会生活上のルールやマナーを身につけさせる。

健やかな心身を育む教育活動の推進

  • 外遊びや様々な運動の経験を通して体力向上を図るとともに、生涯にわたって自らの運動習慣や健康の保持増進について積極的に取り組む資質を育てる。
  • 交通安全や防災意識を高め、身を守るとともに、災害時には助け合える資質を養う。

学校教育の重点項目

「生きる力」と「夢」を育む教育(今年度の主な取組)

確かな学力の育成

  • UDAスタンダードを中心として、小中連携をすすめる中で学力向上を推進
  • 一人一台タブレット端末の有効な活用
  • 宇陀市学力調査の実施・活用
  • 「宇陀市生活行動・学習活動調査」の実施・活用
  • 中学校デジタル教科書の活用
  • 宇陀市教育センター研修の実施
  • オンラインスピーキングトレーニングの実施
  • 学力向上放課後支援事業の実施
  • 読書活動推進計画の継続
  • 図書館を使った調べる学習コンクールの実施
  • プログラミング教育(小学校)の充実
  • ICT支援員の有効な活用
  • 「ハローイングリッシュ」の実施(就学前)
  • 新学習指導要領へのスムーズな移行(中学校)

豊かな人間性の育成

  • 道徳科の指導内容の充実
  • 子どもの夢を育む事業の実施(就学前)
  • 特別支援教育指導員の派遣
  • 生徒指導巡回指導員の派遣
  • 教育相談の充実
  • 適応指導教室や通級指導教室の充実
  • 宇陀市スクールソーシャルワーカーの派遣
  • 宇陀市スクールカウンセラーの派遣
  • 中学生と乳幼児のふれあい体験、いのちの教育プログラムの推進
  • 職業体験活動等のキャリア教育の推進
  • 「元気なならっ子約束運動」の活用(就学前)

健やかな心身の育成

  • 体力向上のための指導力向上研修等の実施
  • うだ子ども元気ダンス「うきうきダンス」の推進(就学前)
  • 「外遊び、みんなでチャレンジ!」の活用
  • 幼児・児童・生徒の体力テストの活用
  • 学校給食地産地消促進事業
  • 学校安全安心メール配信システムの活用
  • 避難訓練・防災訓練の実施

信頼される学校・園づくり

教職員の指導力の向上

  • 宇陀市の教職員としての使命を自覚し、その職責を果たすとともに資質向上に努める。
  • 学校・園内研修の充実及び各種研修への積極的な参加を推進する。
  • 全職員が学校・園の学校評価による成果と課題を共有し、学校・園運営の改善や発展を目指す取り組みを推進する

組織的な教育活動の展開

  • 教育目標の実現に向け、地域や子どもの実態等を踏まえ、特色のある教育課程を編成する。
  • 教育課程の実施状況等の点検・評価を行い、保育・教育内容の充実を図る。(学校・園におけるPDCAサイクルの確立)
  • 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を踏まえた指導方法の工夫をし、幼児教育と小学校教育との円滑な接続を図る。
  • 学校間の円滑な接続を図るとともに、義務教育9年間を通して、「生きる力」を着実に育む観点から小中連携を推進する。

家庭や地域との連携・協働

  • 保護者や地域の声に耳を傾けるとともに、子どもの様子や学校・園の取組について積極的に情報発信するなど、家庭や地域の信頼を得るための工夫改善を図る。
  • 一人一人の子どもの発達を乳幼児期から福祉・医療・教育面で総合的にとらえ、生涯にわたる学びの基礎を確立するとともに、「三つ子の魂百までプロジェクト」に基づき健やかな子どもの育成を図る。
  • 生命の尊重を基盤として、学校・園内外の安全環境の確保と子どもが安心して学べる学習環境づくりに努める。
  • やさしさやぬくもりのある地域社会の担い手となる子どもを育てるために、保護者や地域、学校・園が互いの立場を生かしながら連携し、県の学校・地域パートナーシップ事業を活用しつつ「地域に開かれた学校・園づくり」を進める。
  • 宇陀の自然や伝統、文化に関する教育・保育の充実を図る。

諸課題への対応

人権教育の充実

子どもの自尊感情を醸成し、自他の人権を大切にしようとする意識や意欲、実践的な行動力を養うため、「人権教育の推進について」に基づいた教育の充実を図る。

GIGAスクール構想の推進

ICT環境を十分に活用し、個別最適化された学びの実現と、子どもの資質、能力を伸ばすために教職員のICT活用能力研修に努める。

新しい学習指導要領を踏まえて

主体的・対話的で深い学びの視点での授業改善を行うとともに、様々な教育機会を通じて、子どもが未来を切り拓くために人間関係力や情報を活用する力、自ら発信する力等の必要な資質を育成する。

特別支援教育体制の充実

特別な支援を必要とする子ども一人一人の教育的ニーズを把握し、自立や社会参画に向けて、その能力を伸ばすための適切な指導、必要な支援を行う。また、そのための教育環境を整備する。

いじめ・不登校等生徒指導上の諸課題への取組

複雑・多様化した生徒指導上の諸課題に対応するため、教員の指導力と専門性の向上に努めるとともに、学校のマネジメントを強化し、専門スタッフや諸機関と連携する教育相談体制を整備し、チーム学校として機能強化を図る。

学校教育の基本構想

基本構造

 

教育長メッセージ

国内初の新型コロナウィルス感染者が確認されてから1年以上経過しましたが、未だ終息には至っていません。令和2年度、教育現場は大きな影響を受け、臨時休業からのスタートとなりました。学校再開後は感染防止対策を徹底した上で、可能な限りの工夫を行い、児童生徒の「学びの保障」に努めることが求められました。これに伴い、期せずして国の「GIGAスクール構想」が急ピッチで進められ、すべての児童生徒に一人一台タブレット端末と高速大容量の通信ネットワークが整備されました。Society5.0時代に生きる児童生徒にとって、タブレットは、鉛筆やノートと並ぶ普段の学びに不可欠な学習道具となります。

このように時代が大きく動き、学び方も変化する中で、誰一人として取り残すことのない個別最適化された学びや、創造性を育む学びに向かっていく準備が整いつつあります。

魅力ある先生との出会いをきっかけに、宇陀市の子どもたちにとって学校が安心感と充実感が得られる場となり、基礎学力を大切に「生きる力」と「夢」を育む教育の実現に向けた取組を推進してまいりたいと考えています。

令和3年(2021年)4月1日

宇陀市教育委員会教育長田淵泰央

令和3年度宇陀市学校教育の指導方針(PDF:5,216KB)

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宇陀市榛原下井足17番地の3

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