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更新日:2022年10月18日
陽雲寺(宇陀市榛原笠間)の本尊で県指定文化財の「木造菩薩坐像(伝如意輪観音)」がなら歴史芸術文化村にて公開されています。
陽雲寺は後村上天皇の中宮・顕子の笠間山稜に隣接する曹洞宗の寺院で、後亀山天皇の創建とも、顕子が隠棲した寺院とも言われています。
木造菩薩坐像は平安時代前期(9世紀)に造られ、手首以外は一木から彫り出されています。造立当初の尊像名は明らかではありませんが、奈良県内では数少ない平安時代初期の仏像として注目され、平成5年3月に県の指定文化財となりました。
なら歴史芸術文化村で開催される企画展「奈良県指定の文化財」では、奈良県内の美術工芸品を中心とした県指定文化財の名品が並びます。宇陀市からは陽雲寺の「木造菩薩坐像」の他に、室生寺の室町時代の作品である「水晶五輪塔納置黒漆宝篋印塔形舎利殿」が展示されています。
会期は令和4年10月22日の土曜日から12月11日の日曜日まで、休館日は月曜日(祝日の場合は翌平日)、開館時間は9時から17時、観覧料は無料です。ぜひこの機会にご観覧ください。
県指定:木造菩薩坐像(伝如意輪観音)
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