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更新日:2016年7月6日

平成28年度宇陀市学校教育の指導方針

平成28年度(2016年度)

宇陀市学校教育の指導方針

基礎学力を大切に「生きる力」と「夢」を育む教育の実現

~子どもたちの学ぶ意欲と教職員の資質を高め、魅力ある学校・園にするために~

H28指導方針

 

学校教育の基本指導方針

宇陀市学校教育の目標

「奈良県学校教育の指導方針」を踏まえ、日本国憲法、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、人権を尊重する民主的な社会の形成者として、豊かな人間性と創造性をそなえた幼児、児童生徒の育成を推進する。

具体的な目標

  • 基礎的・基本的な知識や技能を習得させ、自ら考え、判断し、表現する力を育てるとともに、主体的に学ぶ態度を養う。
  • 真理を求め、生命を尊び、自然を愛し、美しいものなどに感動する心を育てる。
  • 規範意識を高めるとともに、公共の精神を醸成し、規律ある生活態度を養う。
  • 勤労観や職業観を養い、主体的に進路を選択する能力や将来を展望する態度を育てる。
  • 自他を敬愛し、感謝の気持ちや、支え合い助け合う心を育て、社会の形成に参画する態度を養う。
  • 我が国や郷土への理解と愛情を培い、国際理解を深めるとともに、互いに尊重し合う態度を育てる。
  • 基本的な生活習慣や運動に親しむ態度を養い、健康でたくましい心身を育てる。

指導の柱

確かな学力を育む教育活動の推進

  • 基礎的・基本的な知識や技能を定着させるための授業創造の工夫を凝らすとともに、科学的体験や言語活動の充実を図り、それらを活用する力を育む。
  • 個に応じた指導の充実を図るとともに、学習環境を工夫し、学び合う集団づくりを推進する。

豊かな人間性を育む教育活動の推進

  • 人間尊重の精神を基調とし、生命を重んじ、思いやりのある心を育てる。
  • 宿泊体験活動や自然体験活動、職場体験活動などを通して、基本的な生活習慣や社会生活上のルールやマナーを身につけさせる。

健やかな心身を育む教育活動の推進

  • 外遊びや様々な運動の経験を通して、体力向上を図るとともに進んで運動を楽しもうとする態度を養う。
  • 交通安全や防災意識を高め、身を守るとともに、災害時には助け合える資質を養うことが大切である。

学校教育の重点項目

「生きる力」と「夢」を育む教育(今年度の主な取組)

確かな学力の育成

  • 宇陀市独自の学力・学習状況調査の実施【新】
  • 中学校デジタル教科書の導入【新】
  • 宇陀市教育センター研修の実施
  • 学びの広場プランの実施
  • ようこそ!サイエンスラボの実施
  • 英語スピーチコンテストの開催
  • 読書活動推進計画の継続
  • ICT支援員の派遣
  • ハローイングリッシュの実施

豊かな人間性の育成

  • 音楽鑑賞会の開催【新】
  • 特別支援指導員の派遣【新】
  • JFAこころのプロジェクト「夢の教室」の開催
  • 教育相談の充実
  • 適応指導教室や通級指導教室の充実
  • 宇陀市スクールカウンセラーの派遣
  • 親子で学ぶ教育講演会の開催
  • 「中学生と乳幼児のふれあい体験」、「いのちの教育プログラム」の推進
  • キャリア教育、森林環境教育等の体験活動の推進
  • 「元気なならっ子約束運動」の活用

健やかな心身の育成

  • 体力向上実技講習の実施
  • うだ子ども元気ダンス「うきうきダンス」の推進
  • 「外遊び、みんなでチャレンジ!」の活用
  • 幼児・児童生徒の体力テスト調査の活用
  • 栄養教諭による巡回指導
  • 「お弁当の日」の実施
  • 学校給食地産地消促進事業【新】
  • 避難訓練・防災訓練の実施
  • 学校安全安心メール配信システムの活用

信頼される学校・園づくり

教職員の指導力の向上

  • 校園長のリーダーシップにより、学校・園のグランドデザインの作成・発信を行い、組織マネジメント構想に基づいた学校・園経営の工夫改善を図る。
  • 教職員としての使命を自覚し、その職責を果たすとともに、資質向上に努める。
  • 学校・園内研修の充実及び各種研修への積極的な参加により、指導力の向上に努める。
  • 学校・園目標や学校評価による成果と課題を共有し、学校・園の運営に参画する意識を持ち、組織体制の強化に努める。

特色を活かした教育活動の展開

  • 教育目標の実現に向け、地域の実態や子どもたちの特性等を踏まえ、創意工夫を活かした教育課程の編成と実施状況等の点検・評価を行い、保育・教育内容の充実を図る。
  • 保幼小中の校種間連携を積極的に展開するとともに、小中一貫教育を研究推進する。
  • 一人一人の子どもを乳幼児期から福祉・医療・教育面で総合的にその発達をとらえ、生涯にわたる学びの基礎の確立を図り、家庭教育の支援を行い、健やかな子どもの成長を図る。
  • 同年齢児の成長と学びを確保するため、幼稚園と保育所(園)との連携を図り、保育内容と幼稚園教育内容との融合を目指した幼児教育を推進する。

家庭・地域との連携・協働

  • 保護者や地域の声に耳を傾けるとともに、子どもたちの様子や学校・園の取組について積極的に情報発信するなど、家庭や地域の信頼を得るための工夫改善を図る。
  • 生命の尊重を基盤として、学校・園内外の安全環境の確保と子どもたちが安心して学べる学習環境づくりに努める。
  • やさしさやぬくもりのある地域社会の担い手となる子どもを育てるために、保護者や地域、学校・園が互いの立場を生かしながら連携し、県の学校・地域パートナーシップ事業を活用した「地域と共にある学校・園づくり」を進める。
  • 宇陀市に勤務する教職員として宇陀の自然や伝統、文化に関する教育・保育の充実を図る。

諸課題への対応

特別支援教育の充実

特別支援教育を必要とする子どもたち一人一人の教育的ニーズを把握し、自立や社会参画に向けて、その能力を伸ばすための適切な指導、必要な支援を行う。

人権教育の充実

子どもたちが自尊感情を醸成し、自他の人権を大切にしようとする意識や意欲、実践的な行動力を養うため、「人権教育の推進について」に基づいた教育の充実を図る。

不登校児童生徒への支援の充実

子どもたち一人一人の状況に応じた組織的・計画的な指導や支援に努めるとともに、全ての子どもたちが楽しく生活できる魅力ある学校づくりを推進する。

いじめの未然防止、早期発見、早期対応への取組

安心して子どもたちが学校生活を送れるよう、いじめの早期発見・早期対応に努めるとともに、全ての教育活動を通じて、社会性や互いの違いを認め合う心を育み、いじめを許さない学校づくりを推進する。

学校安全の充実

子どもたち自らが危険に気付き、的確に危機回避できる力を育成するための安全教育の充実を図る。

食育の充実

子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を獲得できるよう家庭・地域と連携し、具体的・実践的な食育の充実を図る。

学校教育の基本構想

 

H28基本構想図

教育長メッセージ

宇陀市教育委員会では、『基礎学力を大切に「生きる力」と「夢」を育む教育の現実』をスローガンとして施策を進めています。

宇陀市の子どもたちの可能性を大いに引き出し、伸ばすための努力に終わりはありませんが、本市の大きな教育課題である子どもたちの学力向上につきましても【学ぶ意欲の向上をめざして】【授業力の向上をめざして】【家庭学習の充実をめざして】という3つの柱を大切に各校で取り組んでいます。そのためには、まず、子どもたちの「学ぶ意欲」を向上させることが重要であると考えています。意欲はすべての力の源であり、意欲の向上は、学力や体力の向上につながり、目標や志を持つことにもつながります。

また、「生きる力」を育むためには、学校・家庭・地域の参画・協働が不可欠です。地域ぐるみで子どもの教育に取組む環境づくりを進めることにより、宇陀市の未来の担い手となる子どもたちの成長につながると確信します。

新しい教育委員会制度のもと、総合教育会議が設置され「宇陀市教育大綱」を策定し教育行政を推進していく事になりますが、教職員一人一人が、専門性と使命感、そして何より熱い情熱を持って、子どもたちの心に「学びの火」をつける教員であって欲しいと願います。子どもたちが、夢・志をもって「学校が楽しい」と実感できる学校・園づくりが推進されますことを期待いたします。

平成28年(2016年)4月1日

宇陀市教育委員会教育長福田裕光

お問い合わせ

教育委員会事務局教育総務課 

宇陀市榛原下井足17番地の3

電話番号:0745-82-3973/IP電話:0745-88-9259

ファックス:0745-82-3900

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