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更新日:2015年6月12日

平成27年度宇陀市学校教育の指導方針

平成27年度(2015年度)

宇陀市学校教育の指導方針

基礎学力を大切に「生きる力」と「夢」を育む教育の実現

toukou

学校教育の基本指導方針

宇陀市学校教育の目標

「奈良県学校教育の指導方針」を踏まえ、日本国憲法、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、人権を尊重する民主的な社会の形成者として、豊かな人間性と創造性をそなえた幼児、児童生徒の育成を推進する。

具体的な目標

  • 基礎的・基本的な知識や技能を習得させ、自ら考え、判断し、表現する力を育てるとともに、主体的に学ぶ態度を養う。
  • 真理を求め、生命を尊び、自然を愛し、美しいものなどに感動する心を育てる。
  • 規範意識を高めるとともに、公共の精神を醸成し、規律ある生活態度を養う。
  • 勤労観や職業観を養い、主体的に進路を選択する能力や将来を展望する態度を育てる。
  • 自他を敬愛し、感謝の気持ちや、支え合い助け合う心を育て、社会の形成に参画する態度を養う。
  • 我が国や郷土への理解と愛情を培い、国際理解を深めるとともに、互いに尊重し合う態度を育てる。
  • 基本的な生活習慣や運動に親しむ態度を養い、健康でたくましい心身を育てる。

指導の柱

確かな学力を育む教育活動の推進

  • 科学的体験や言語活動の充実を図り、授業創造の工夫を凝らして基礎学力の定着とそれらを活用する力を育むことが大切である。
  • 個性を伸ばす指導の充実とともに、学習環境を工夫し、学び合う集団づくりをすることが大切である。

豊かな人間性を育む教育活動の推進

  • 人間尊重の精神を基調とし、生命を重んじ、思いやりの心を育てることが大切である。。
  • 自然や社会と関わる体験活動などを通して、豊かな心と社会生活上のルールやマナーを身に付けることが大切である。

健やかな心身を育む教育活動の推進

  • 外遊びや運動する場や機会を充実し、進んで体力づくりを行うとともに自己の健康管理の能力を高めることが大切である。
  • 交通安全や防災意識を高め、身を守るとともに、災害時には助け合える資質を養うことが大切である。

 

学校教育の重点項目

『生きる力』と『夢』をもち続けるこども

確かな学力の育成

  • 基礎学力を習得するとともに、すべての教科等において言語活動を充実させ、自らを表現する能力の育成を目指した授業づくりを行う。
  • 物事を科学的に認識する力を高め、それらを活用して様々な問題に自信をもって対応し、解決する力を育む。
  • 家庭学習を定着させ、自主的主体的に学習に取り組む姿勢を養う。

今年度の主な取組

「学びの広場UDAプラン」を実施し、子どもたちの学力向上、教職員の指導力向上を目指し、保育・授業の充実と基本的生活習慣・基本的学習習慣の確立に向けて取り組む。

グローバル教育を推進し、ALTによる幼保小中の外国語教育の充実を図るとともに、子どもたちの学習意欲の向上に向けて、英語スピーチコンテストやサイエンスラボ、夢先生事業等に取り組む。

読書活動推進計画の実施

教科の指導法研修(教育センター研修)の実施

豊かな人間性の育成

  • 全教育活動を通じた道徳教育の充実と、一人一人を大切にする人権教育を推進する。
  • 社会生活上のルールやマナーを身に付け、正しく判断し、行動する力を育む。
  • 生徒指導の充実を図り、生涯にわたって社会的に自己実現を図れる力を養う。
  • 思いやりと協調性に富み、いじめや差別を許さない集団の育成を図る。
  • 豊かな心を育むための体験活動を推進する。
  • 生きることの素晴らしさや喜び、生命の大切さを実感できる学校・園づくりを進める。

今年度の主な取組

親子で学ぶ講演会を実施し、禁煙、薬物、交通安全等について子どもたちと保護者が一緒に学ぶ講演会を実施し、子どもたちの規範意識を醸成するとともに家庭教育の充実を図る。

県事業「元気なならっ子約束運動」を活用し、「おはよう・おやすみ・おてつだい」「早寝・早起き・朝ごはん」などの基本的な生活習慣、規範意識、社会性等を育む。

保幼小中校種間の連携

うだ・アニマルパークとの連携による「いのちの教育」の推進

人権教育・生徒指導等の研修(教育センター研修)の実施

健やかなからだの育成

  • 進んで外遊びや運動を行いやすくするための適切な環境づくりに努める。
  • 進んで運動に取り組む力を育む。
  • 食育、健康安全教育を充実させる。
  • かけがえのない生命を守ることを基盤にすえた、実践的な防災教育を含めた安全教育の充実を図る。

 

今年度の主な取組

体力向上実技講習を実施し、子どもたちの体力向上に向けて、専門家による実技指導を実施する。

食育を推進し、子どもたちの食に対する意識向上のために、栄養教諭による巡回指導や「お弁当の日」を実施する。

安全教育を充実し、避難訓練・防災教育の徹底及び危機管理マニュアルの見直し、メール配信システムの活用等を充実する。

幼児、児童生徒の体力テスト調査活用

幼児の宇陀市オリジナル体操「うだ子ども元気ダンス」の実施

信頼される学校・園

特色を活かした教育活動の展開

  • 教育目標の実現に向け、地域の実態や子どもたちの特性等を踏まえ、創意工夫を活かした教育課程の編成と実施状況等の点検・評価を行い、保育・教育内容の充実を図る。
  • 保幼小中の校種間連携を積極的に展開するとともに、小中一貫教育を研究推進する。
  • 一人一人の子どもを乳幼児期から福祉・医療・教育面で総合的にその発達をとらえ、生涯にわたる学びの基礎の確立を図り、家庭教育の支援を行い、健やかな子どもの成長を図る。
  • 同年齢児の成長と学びを確保するため、幼稚園と保育所(園)との連携を図り、保育内容と幼稚園教育内容との融合を目指した幼児教育を推進する。

教職員の指導力の向上

  • 校園長のリーダーシップにより、学校・園のグランドデザインの作成・発信を行い、組織マネジメント構想に基づいた学校・園経営の工夫改善を図る。
  • 教職員としての使命を自覚し、その職責を果たすとともに、資質向上に努める。
  • 学校・園内研修の充実及び各種研修への積極的な参加により、指導力の向上に努める。
  • 学校・園目標や学校評価による成果と課題を共有し、学校・園の運営に参画する意識を持ち、組織体制の強化に努める。

家庭・地域との連携・協働

  • 保護者や地域の声に耳を傾けるとともに、子どもたちの様子や学校・園の取組について積極的に情報発信するなど、家庭や地域の信頼を得るための工夫改善を図る。
  • 生命の尊重を基盤として、学校・園内外の安全環境の確保と子どもたちが安心して学べる学習環境づくりに努める。
  • やさしさやぬくもりのある地域社会の担い手となる子どもを育てるために、保護者や地域、学校・園が互いの立場を生かしながら連携し、県の学校・地域パートナーシップ事業を活用した「地域と共にある学校・園づくり」を進める。
  • 宇陀市に勤務する教職員として宇陀の自然や伝統、文化に関する教育・保育の充実を図る。

教育長メッセージ

宇陀市教育委員会では、『基礎学力を大切に「生きる力」と「夢」を育む教育の実現』をスローガンとして施策を進めています。

子どもたちの「夢」を実現するためには「生きる力」を育むことが重要です。宇陀市の大きな教育課題の一つである子どもの学力向上につきましては、昨年度から「学びの広場UDAプラン」に取り組んでいます。ここでは、子どもたちに自己肯定感を育み、一人一人が自信を持って生涯にわたって幸せに生きていくための力をつけることを目指しています。そのために、保育・授業改善、教職員の指導力向上を図り、学校・園の教育の充実につなげていくことが重要です。また、学校・園の様々な教育課題に対応するための教育相談体制や支援体制の整備、外国語教育の充実を図るとともに、学校施設の耐震化を進めていきます。

また、「生きる力」を育むためには、学校・家庭・地域の参画・協働が不可欠です。地域ぐるみで子どもの教育に取り組む環境づくりを進めることにより、宇陀市の未来の担い手となる子どもの育成につながると考えます。

この指導方針の内容を十分に理解され、教職員一人一人が専門性と使命感、豊かな人間性そして何より熱い情熱をもって教育にあたってほしいと思います。そして、子どもたちが将来に夢や目標をもち、それに向かって努力し、確かな成長を実感できる教育・保育内容の創造と学校・園づくりが進められることを期待いたします。

平成27年(2015年)4月1日

宇陀市教育委員会教育長福田裕光

お問い合わせ

教育委員会事務局教育総務課 

宇陀市榛原下井足17番地の3

電話番号:0745-82-3973/IP電話:0745-88-9259

ファックス:0745-82-3900

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